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青い森クラウドベース株式会社（本社：青森県弘前市、代表取締役社長 長内 睦郎、以下「当社」）は、青森県六ケ所村に青い森クラウドベースのデータセンターの着工式を4月21日（火）に実施し、2015年11月に竣工する事となりましたので、お知らせいたします。

昨今、首都圏を含む日本の多くのデータセンターが直面している3つの大きな課題を解決するために、青い森クラウドベースは「寒冷地型エクストリームデータセンター」を提唱し、実現いたします。

1つ目の課題は、電力供給力の不足です。全国のデータセンターの74%は低密度型であり、1ラック当たり2kVAまでしか供給できないため、最新のIT機器をラックにフル搭載で収納することが困難になっています。加えて、電力料金の上昇は、データセンターのユーザーと事業者双方にとって大きな負担となっています。

2つ目の課題は、空調能力の不足です。消費電力の高い最新機器は排熱も大きいため、設計の古い、空調能力の低いデータセンターでは最新機器の設置や増設が困難になっています。

最後の課題は、災害リスクの問題です。全国のデータセンターの72%は関東に集中しており、関西を含めると90%を超えます。どちらの地域も直下型地震や大型地震のリスクが高く、これは日本の経済産業全体にとって大きなカントリーリスクとなっています。

当社は、自然災害リスクの低い青森県において、冷涼な自然の気候を利用した外気冷房と雪氷冷房を併用することによって上記の課題を解決し、世界最高レベルの省エネルギー型データセンターを構築します。青森県は東京よりも5度以上平均気温が低く、年間の約85％はその冷涼な外気を利用した最新の間接外気冷房システムにより、サーバ室を冷却します。真夏期は、冬の間に作り断熱保温された雪山からの融解水の冷熱を利用した雪氷冷房システムを活用します。これらにより、圧縮機を使った消費電力の多いエアコンを一切しない、超省エネルギーで高効率なデータセンターを実現します。
この外気冷房と雪氷冷房の併用は商用データセンターとしては画期的な試みであり、経済産業省の平成26年度「中小企業等省エネルギー型クラウド利用実証支援事業（省エネ型データセンター構築実証）・データセンターの地方分散化に資する省エネ性向上の実証」の事業に採択されております。

また、データセンターの電源供給能力は、最新のIT機器に対応した、１ラック当たり定格6kVAから20kVAという超高密度の仕様になっているため、少ないスペースと費用で多くのコンピューティング処理を行うことが可能となります。

【ご参考】

【青い森クラウドベース　データセンター概要】
● 敷地面積：　12,000m2
● 鉄骨造１階建　サーバ棟は80ラックごとのモジュラー設計
　（2015年11月　2棟160ラック完成予定；2期工事で4棟320ラックまで増設予定）
● 新耐震基準準拠　+　サーバ棟は床免震システムを採用
● データセンター諸仕様はJDCC （日本データセンター協会）Tier3以上準拠
● 間接外気冷房　+　雪氷冷房のハイブリッド空調方式でPUE1.2未満を実現予定
● ラックハウジング仕様：　定格6kVA　〜 20kVA/ラック、耐荷重　2トン/ラック
● 提供予定サービス：　ハウジングサービス、ホスティングサービス、クラウドサービス

【青い森クラウドベース株式会社概要 :　http://aoimoricb.co.jp/】
● 本社：〒036-8051青森県弘前市大字宮川3-5-2　　0172-55-7009
● 設立：　平成26年5月1日
● 資本金：　40,000,000円
● 株主：
テクニカルブレイン株式会社
マルマンコンピュータサービス株式会社
株式会社サン・コンピュータ

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【ニュースリリース,データセンター、サービスに関するお問い合わせ】
青い森クラウドベース株式会社　マーケティング担当　浅野
Tel：03-6435-5830（受付時間 10:00-18:00 ※土日祝日を除く）
※4月21日（火）の受付時間は、11:00-17:00とさせていただきます。
E-mail:otoiawase@aoimoricb.co.jp