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機械・摺動部材へのDLCコーティング技術・部材、特許総合力トップ3は日産自動車、神戸製鋼、NTN

株式会社パテント・リザルトは2015年10月19日、日本に出願された機械・摺動部材へのDLCコーティング技術・部材について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。

様々な機械部品で構成される製品、装置等において、部品間の接触部分に生じる摩擦力によりエネルギーロスが生じ、さらには摩耗によるロスも発生します。こうした摩擦力や摩耗を低減するため、主に潤滑油が用いられていますが、さらなる摩擦力、摩耗を低減させるため、硬質皮膜、特にダイヤモンドライクカーボン(DLC)被膜を用いる技術が注目されています。本調査では機械・摺動部材へのDLCコーティング技術及びDLCコーティングされた部材に関する特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。

その結果、「総合力ランキング」では、1位日産自動車、2位神戸製鋼、3位NTNとなりました。

総合力1位の日産自動車は、DLCの水素含有量や金属含有量を規定した特許が高い注目度となっています。特に評価が高い特許は日本工業大学・三宅正二郎教授との共同保有となっており、三宅教授は日産自動車との共同研究において価値を創出した研究を表彰するカルロス・ゴーン賞を受賞しています。総合力2位の神戸製鋼は密着性を高めるために設けるDLCと基材との間の中間層に関する技術、3位NTNは、DLCをコーティングしたラッシュアジャスターに関する特許の注目度がそれぞれ高くなっています。

分析対象特許を代表的なコーティング方法である物理蒸着(PVD)と化学蒸着(CVD)の二つに分け、これらの出願割合を総合力上位5社について調査しました。

総合力上位企業はDLCコーティング方法としてPVDを用いることが多い中で、ジェイテクトはPVDよりもCVDの割合が非常に高くなっています。また、DLCコーティング部材に関する特許を含めて割合を見ると、NTN、ジェイテクトはDLCコーティング方法に関する特許の割合が他社に比べ少なく、DLCコーティング部材に関する特許が中心であることが分かります。著名なベアリングメーカーであるジェイテクト、NTNの2社の特許はこれらの結果から最終製品に近い技術に関するものが中心であると言えます。

本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「機械・摺動部材へのDLCコーティング技術・部材」にてご覧いただけます。

■価格:100,000円〜(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2015/10/dlc.html


<<特許・技術調査レポートについて>>
http://www.patentresult.co.jp/report/index.html


<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/


<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/


<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など
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