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ホロコースト犠牲者を想起する国際デーを記念して啓発イベントを開催します

ドイツの精神医学会がその歴史に向き合い、2010年に犠牲者を追悼する集会を開き、その過去を公式に謝罪したことを受け、日本でも今年6月に大阪市で「ナチ時代の患者と障害者たち」というテーマでその実態を紹介する移動展覧会が開催され大きな反響を及ぼしました。このたび国連によって定められた、ホロコーストの犠牲者を想起する国際デー(国際ホロコースト記念日)を記念して、1月31日(日)に、新宿にて、特定非営利活動法人イマジンは市民の人権擁護の会と提携して、ホロコーストの実像に迫る映像の紹介や展示パネルの紹介を行います。

 

2010年のドイツ精神医学会の記念すべき追悼談話から4年半後の、今年6月に、大阪にてシュナイダー教授が第111回日本精神神経学会に招かれました。招待講演をされるシュナイダー教授は、その間にドイツ国内に限らず世界各地で開催されはじめた移動展覧会を日本でも開きたいと強く希望し、それが日本でも実現しました。


そこでは、ユダヤ人や、精神障害者の殺戮に加わった精神科の医師や、1933年に成立した遺伝病子孫予防法によって、身体に障害があるという理由だけで、強制断種手術を受けた40万人以上の犠牲者のことが紹介されています。

 

 日本の精神医療では、断種、強制不妊、優生思想、障害者の隔離収容というホロコースト政策の影響が輸入され、1950年代、60年代の精神科病院の乱立へとつながり、その結果日本は収容列島と言われる精神病院大国となりました。精神障害者に対する優生手術などを促進してきた精神医学会や精神病院関連団体は謝罪・反省することなく、日本独特の悪習である多剤大量処方も改まっていないのが現状です。


そこで、改めて障害者に対する人権、そして精神科治療の実態や、専門家につなげる前にできることについて市民に啓発し、メンタルヘルスの在り方を考えることを目的にイベントを開催します。イベントでは、まず、アメリカの人道主義者L. ロンハバード氏が指摘している「ドイツやロシアにおける死の収容所の実験」といった精神医療の歴史的背景について紹介し、また1階のパネル情報センターでは、ホロコーストの実態に迫る各種映像をご案内いたします。



●市民の人権擁護の会について


市民の人権擁護の会は「人間の尊厳の回復」を目指す中、その最も大きな障害となっている「精神医療」の治療による悪化や死亡事例または自死(自殺)や社会不安を煽る互い行為の助長などの人権侵害や、不正診療報酬請求、無資格診療、無診察投薬などの不正行為、不当な隔離高速などの事例を調査し、精神医療の実態を公表するなどの活動を行っている市民団体。1969年、精神医療の人権侵害を調査・摘発するために、サイエントロジー教会と米シラキュース大学名誉教授のトーマス・サズ博士(故人)によってアメリカ・ロサンゼルスに創設された。


●イベント日時:2016年1月31日(日)

時間:2時〜4時半

場所: 〒169−0073新宿区百人町1−25−1

サイエントロジー東京8階 イベント・ホール 

1階情報パネル 「精神科治療の歴史と実態」



市民の人権擁護の会日本支部

担当 山田

Tel03-4578-7581 Fax03-4330-1644

E-mail : info@cchrjapan.org

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