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パイプドビッツの地域密着型SNS「I LOVE 下北沢」、経済産業省「平成27年度地域商業自立促進事業」採択の訪日観光客調査報告書を公開 〜政治・選挙情報サイト「政治山」にてサマリーと最終報告書を掲載


 株式会社パイプドビッツ(東京都港区、代表取締役社長CEO 林哲也、東証1部パイプドHDグループ<証券コード3919>、以下「パイプドビッツ」)が運営する地域密着型Webサイト「I LOVE 下北沢」が、下北沢東会(あずま通り商店街、会長 金子健太郎)と共同で実施した、経済産業省の「平成27年度地域商業自立促進事業」採択の『外国人来街者に向けた街の魅力発信事業及び「おもてなし」提供等事業』について、「下北沢の魅力度を向上させるための調査事業 〜外国人リピーターが何度も訪れたくなる街、下北沢を目指して〜(以下、「本調査」)」の最終報告書をとりまとめ、本日2016年4月6日に、パイプドビッツが運営する政治・選挙情報サイト「政治山(せいじやま)」にて公表しましたので、お知らせいたします。

 「I LOVE 下北沢」は、増え続けている下北沢の訪日観光客へのITを活用した本調査の分析をもとに、今後も他の近隣商店街や世田谷区などの自治体と情報の共有を図りながら、下北沢全体の持続的な地域商業発展のための具体的事業へとつなげてまいります。

 ▼外国人リピーターが何度も訪れたくなる街、下北沢を目指して〜調査報告書を公表(政治山)
 http://seijiyama.jp/article/news/nws20160406.html

 ▼(ご参考:2015年9月29日発表プレスリリース)パイプドビッツの地域密着型SNS「I LOVE 下北沢」と下北沢東会(あずま通り商店街)、経済産業省「地域商業自立促進事業」に選定 〜下北沢カレーフェスティバル期間中に、訪日観光客への調査分析事業を展開〜
 http://www.pi-pe.co.jp/news/press/2015/20150929_01.html


■1.調査結果ハイライト

(1)外国人来街者について
・他の都内インバウンド着地点と比較すると、欧米(イギリス・フランス・北米・豪州)からの来訪者の割合が高い。
・国籍問わず、一定以上の英語でのコミュニケーションがとれる。
・どの国や地域からも、30代の来訪者が最も多い。
・おおむね3週間程度の日本滞在期間の来訪者と、1〜3年程度の来訪者とに分かれる。

▼写真「下北沢のイベントを楽しむ外国人リピーター」
 http://www.pi-pe.co.jp/news/images/img_20160406_002.png

(2)街の周遊行為について
・同伴者については、短期滞在者は、配偶者・友人・恋人と一緒に巡る割合が高い。
・1回あたり滞在期間が長くなると、「一人」か「同僚」と一緒に来る比率が高くなる。
・来日回数が増えると、配偶者・親・家族など、より親族と近い人と来訪する傾向が高くなる。
・日中は街を回遊する比率が高いが、夕方以降は決まった目的地に直行する傾向がある。
・北口はカフェ・雑貨・古着系の周遊、南口は雑貨・居酒屋・バー系の周遊が多い。

(3)購買行為について
・1人あたり来訪一回あたりの利用額は、51%が4,999円以下。
・飲食・カフェ・雑貨・古着・衣料購入が主体。
・現金決済が主流。
・来訪回数が増えるにつれ購買単価も高まる傾向がある。

(4)「下北沢」を知ったきっかけについて
・友人知人、留学生寮の職員などの紹介で知った。教えてもらわなければ知らなかった。
・実際に来てみて、いい街だと思った。
・タイからの来訪者はブログサイト、中国からの来訪者ではSNS(微博)経由で知ったという声もあり。

(5)「下北沢」の街について
・渋谷や新宿に比べて街が小さく迷わない。
・なつかしさを感じる、落ち着く。

(6)街の案内・ガイドについて
・駅前に外国人向けの情報・案内がない。
・公共のトイレやベンチなどがない。
・個店ごとに案内や表示レベルがまちまち。

(7)下北沢に関するSNSのインフルエンサー(拡散者)について
・レコードショップ、ライブハウス、アーティストなど媒体(ブログ等)保有者が、強固な支援者を背景にして情報をやり取りしている傾向がある。
・飲食店やバー、カフェの個店においても、強力な媒体については個別に直接情報を発信しているものの、弱い媒体、もしくは媒体すら持っていない店舗については訴求力が弱い。
・行政のWebサイトは、発信力はあるものの、民間媒体のフォロワー数と変わらない。
・他の地域情報媒体は、メディアとしての発信力、訴求力はあるものの、膨大な個別コンテンツがある中でワンオブゼムになっている。しかしながら、「カレーフェスティバル」など訴求力ある単体イベントは上位に食い込む。
・どのWebサイトも総合的にみると、街全体の視点で外国人に発信することが目的ではない。
・下北沢に関する訴求力あるブログサイトで最も拡散しているのは、タイの日本旅行ブロガーが発信するブログサイト。それ以外は基本的に音楽・カルチャーの個人発信ものが多い。


■2.下北沢駅周辺の商店街が取りうる対策案

 調査結果を読み解くと、以下のとおりです。

・東京の交通事情に明るい人でないと来ることが難しい場所にあるが、一度街の魅力を発見すると、その人はその魅力にひかれるようになる。
・他地域のインバウンド対策とは異なる対策が求められる。
・エリア全体が「個店の集合体」であり、来街者からみると一致した受入れ態勢になっていない。

 上記を踏まえると、今後下北沢駅周辺の商店街として取りうる対策案としては、

(1) 外国人の「シモキタファン」のネットワーク化
・下北沢に何度も来ている外国人留学生などが「シモキタアンバサダー」となり、それぞれの言語で自分自身の声で下北沢の情報発信を発信してもらう。
・「シモキタアンバサダー」と店主や商店街関係者との関係を密にしてゆく。

(2)外国人観光客が個人で街歩きできるような街の整備
・道路標示、案内所、公共の休憩所、公衆トイレの整備。
・ハラール対応、ベジタリアン対応など、個店対応が可能かどうかを検討、実施し、統一様式による掲示を実施。
・個店におけるディスプレイの整備、店員の教育。
・外国人観光客に向けた「商店街ツアー」の定期的な実施。
・少額決済が中心のため、ATMやICカード決済手段(交通系ICカード)などの整備。


■3.最終報告書のご案内

 政治山会員ページから、本調査の詳細な最終報告書をダウンロードできます。限定で、本調査の詳細版を提供しています。最終報告書には、グラフや図表、自由記述、分析、考察など76ページにわたって細やかに報告していますので、政治山会員未登録の方は、ぜひこの機会にご登録のうえご覧ください。

▼会員ページログイン
https://seijiyama.jp/Login/


■4.調査概要

[調査名称]
平成27年度地域商業自立促進事業「下北沢の魅力度を向上させるための調査事業」
「下北沢の魅力度を向上させるための調査事業」
〜外国人リピーターが何度も訪れたくなる街、下北沢を目指して〜

[調査の流れ]
(1)外国人来街者に対するアンケート
(2)外国人来街者に対する深堀アンケート
(3)個店経営者に対する、外国人来店客に関するアンケート
(4)SNS調査

[対象者]
(1)外国人来街者に対するアンケート
 下北沢に来街した外国人旅行者(観光客・非定住滞在者)
(2)外国人来街者に対する深堀アンケート
 前述の(1)アンケート調査を踏まえ、一般募集した外国人旅行者に集まっていただき、実際に下北沢駅周辺を歩き、これまでの下北沢駅周辺の商店街における取組について実践者の話を伺い、実際に街を歩いてみて感じたこと、気付いたことを、対話形式のワークショップを通じて理解を深めたうえで、アンケートに回答。
(3)個店経営者に対する、外国人来店客に関するアンケート
 下北沢の店舗
(4)SNS調査
 当初は(1)アンケート協力者にSNS(Facebook, Twitter等)へハッシュタグをつけた投稿を呼びかけ拡散度合についての調査を企図したが、投稿件数が限定的だったこともあり、SNSに加えて、広く下北沢に関する媒体(Webサイト、ブログサイト等)を対象として各媒体のコンテンツ拡散度合について調査した

[回答者数]
(1)外国人来街者に対するアンケート
 期間中に約700名の外国人に声をかけ、うち合計425名から回答を得た。
(2)外国人来街者に対する深堀アンケート
 37名参加、有効回答数33件
(3)個店経営者に対する、外国人来店客に関するアンケート
 下北沢の店舗600店舗に調査依頼し、うち52店舗から回答を得た。

[調査期間]
(1)外国人来街者に対するアンケート
 2015年10月9日〜12月31日
(2)外国人来街者に対する深堀アンケート
 2015年11月13日〜12月19日
(3)個店経営者に対する、外国人来店客に関するアンケート
 2015年11月20日〜2016年1月
(4)SNS調査
 2015年12月〜2016年1月

[実施機関]
株式会社パイプドビッツ(I LOVE 下北沢)、下北沢東会(あずま通り商店街)


■5.「I LOVE 下北沢」とは

 「I LOVE 下北沢」は、下北沢を愛している!盛り上げたい!好きだ!と言う人達を繋ぐ、地域密着型Webサイトです。下北沢の店舗情報や、街コンやカレーフェスティバル等イベント情報が満載です。

http://love-shimokitazawa.jp/


■6.政治・選挙情報サイト「政治山」とは

 政治山は、国と地方に山積する諸課題の解決に向けた取り組みに焦点を当て、行政の施策や動向から地域社会の活動まで幅広く情報を発信することで、市民と政治の距離を縮め、街づくりや地方自治に主体的に関わるきっかけとなることを目指しています。

http://seijiyama.jp/



■ 「I LOVE 下北沢」に関するお問合せ先
株式会社パイプドビッツ
I LOVE 下北沢カンパニー 担当:西山、阿部
受付時間:平日10:00〜18:00(12/28〜1/3を除く)
TEL:03-5575-6601 FAX:03-5575-6677
E-mail :info@love-shimokitazawa.jp


■ 「政治山」に関するお問合せ先
株式会社パイプドビッツ 
政治山カンパニー 担当:市ノ澤、緑川
受付時間:平日10:00〜18:00(12/28〜1/3を除く)
TEL:03-5549-1740
E-mail :seijiyama@pi-pe.co.jp


■ 報道関係者様お問合せ先
パイプドHD株式会社 https://www.pipedohd.com/
広報部:久保、立花
TEL:03-6744-8039 FAX:03-3585-0620
E-mail :pr@pipedohd.com
※記載された社名や製品名は各社の登録商標または標章です。
※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


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