デビットカードの新機能が追加されるかも→買い物と同時に現金出金!「キャッシュアウト」の課題と展望
[16/06/01]
提供元:DreamNews
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■ページURL:
http://www.syufeel.com/lp/column_07.html
■統計概要
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統計資料 ・データ出典:
・株式会社ジェーシービー ブランドマーケティング部
クレジットカードに関する総合調査
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【レジをATMに!デビットカードのキャッシュアウトとは?】
デビットカードとは、クレジットカードと同様に決済利用できるが決済と同時に即座に口座から引き落とされる。
そのため、利用可能額は預金口座残高による。
デビットカードに加盟しているお店で利用することができる。
2016年2月、金融審査会総会でデビットカードのキャッシュアウトについて提言がされた。
海外ではすでにあるこのキャッシュアウト、日本でもデビットカードにキャッシュアウト機能を追加する可能性について言及している。
キャッシュアウトとは、店頭の決済時に口座からお金を引き出し、レジから出金してもらう仕組みをいう。
■デビットカードの普及率
日本ではまだデビットカードの利用は多くない。
2012年から2014年までのカード保有率を同様の決済ができるクレジットカードと電子マネーと比較すると、圧倒的にデビットカードは少ない。
クレジットカードがほぼ横ばいの80%以上の保有率、電子マネーも70%を超える保有率であるのに対し、デビットカードの保有率は半数に程遠い20%程度である。
■現在はまだ、しかしキャッシュアウトでの期待も
現在はまだキャッシュアウトの機能がなく、ショッピングなどの代金支払のみの利用にとどまっている。
キャッシュアウトが可能になると、ATMを探したり長蛇の列に並ぶといった手間がなくなるなど、デビットカードを持っていればキャッシュアウトを利用して現金出金が可能になるという利便性はあっても困ることはない機能といえる。
また、デビットカード独自の機能が追加になるという面も。
金融業界でも注目されており、みずほ銀行はキャッシュアウトのサービスの参入を見込んでいる。
■海外のキャッシュアウト事情
デビットカードのキャッシュアウトは海外では既に導入済みである。
アメリカでは買い物の際にキャッシュアウトの利用についてきかれることも。
キャッシュアウトを利用してもらえると加盟店側は商品代金以外にキャッシュアウトの手数料が入るしくみになっているため、積極的に利用して欲しいと考えている。
一方でポーランドでは、キャッシュアウトの手数料を加盟店が負担することになっているため、キャッシュアウトの利用に消極的。
すでに導入されている国でも仕組みや運用状況には違いが見られる。
【キャッシュアウト〜日本で導入の課題】
■手数料や業務の負担
キャッシュアウト導入の際に、手数料の負担がどこになるのかという問題がある。
加盟店はデビットカードの買い物の収益はあるが、キャッシュアウトの利用は収益にはならない。
そのうえキャッシュアウト手数料の負担を強いられては導入どころか加盟を嫌がるようになるケースも考えられる。
また、キャッシュアウト実施の際は店頭業務が増えることになり、レジ操作の複雑化や作業スピードの低下も考えられる。
■現金識別の問題
現在はキャッシュアウト機能がないため、現状のシステムでは買い物代金とキャッシュアウトを区別する方法がない。
そのため、利用者への利用状況の詳細開示や、問い合わせにも答えられない。
識別ができるようにする必要があるが、対応が可能なシステムの改修やレジ端末対応などの大きな負担も問題になっている。
■利用者増加に対する懸念
加盟店に手数料の負担を求められない場合、利用者に手数料負担させることが考えられる。
手数料を支払ってまでキャッシュアウトを利用したいかどうかは疑問だ。
デビットカード入会理由では、ATM利用の手間を省くために入会したと回答する人は全体の10%にとどまっており、手数料負担があればなおさらデビットカードの普及や利用増加につながるとは思えない。
いくつかの課題の克服がキャッシュアウト導入の要である。
課題もある一方で、導入準備や開始後の管理運営に関しての業務受託など新しいビジネスが見込める部分もある。
事実、手数料の負担の問題はあるにしても買い物時に同時に出金できる機能は便利だといえる。
金融機関の少ない地方や、訪日の外国人の両替なしでの利用など、有用な面も多くある。
今後もsyufeelではこの様な特集ページを掲載していく予定です。
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