【A.T. カーニー プレスリリース】「グローバル化から島国化へ」ますます混迷する国際社会を見据え、日独の英知を香港から世界へ発信
[16/11/16]
提供元:DreamNews
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さる11月4日(金)〜5日(土)に香港で開催された国際会議APK2016 (The Asia-Pacific Conference / Asien-Pazifik Konferenz) の、パネルディスカッション 「National Economic Policies - Boon or Bane?」 にA.T. カーニーのパートナー小林 暢子が登壇しました。
今回で15回目の開催となったAPKとはドイツ産業界による、 アジア太平洋会議で、欧州最大の経済大国ドイツと世界で最も急速な経済成長を遂げているアジア太平洋地域から、企業経営者、ビジネスリーダー、政府関係者など900人以上が参加。 経済、社会、政治など20以上のテーマについて、ドイツとアジアの知見の共有や議論が交わされました。
A.T. カーニー パートナー 小林 暢子のコメント:
EUのリーダーとして存在感を増すドイツですが、アジアに焦点を当てた国際会議が既に15周年を迎えることに息の長いグローバル姿勢を感じました。IoT、イノベーション、AI・製造業の将来はドイツにとって競争優位に関わるテーマ。さらに、自由貿易やグローバリゼーションにまつわるトピックが多く、私のパネルでもシーメンスCEO Kaeser氏が 「3つ憂慮することがあるとすれば、まずポピュリズム、グローバルな移民問題そしてIoT」と語っていたのが印象的でした。
中国に対して通商相手・パートナーとしての関心は高いものの ”level playing field(公正な競争環境)” が無いことを危ぶむ声が高いようです。逆に欧州勢の日本に対する興味が再び高まっていることを感じました。例えば、技術に強みを持つ成熟国同士ドイツと日本のパートナーシップは新しい時代に入るのではないでしょうか。今回のAPKは米国大統領選直前の会議でしたが、合衆国が米国第一主義に傾く恐れが高い現在、ポピュリズムのリスクが低い日本が、積極的にドイツに代表される欧州と手を組んでグローバリゼーションの機運を進めることが求められています。
写真: 左から、Terry Gou氏(Foxconn Technology Group創業者・CEO)、Joe Kaeser氏(Siemens AG 社長兼CEO)、小林 暢子(A.T. カーニー パートナー) 【写真提供:APK Hong Kong】
小林 暢子(こばやし・のぶこ) 略歴
A.T. カーニー株式会社 パートナー
東京大学理学部卒業。東京大学大学院相関基礎科学修士課程(物理学専攻)修了。ハーバード大学経営大学院(MBA)修了。 MBA取得後、ニューヨークの大手総合商社米国支社にて事業投資を担当。帰国後、米系投資ファンドのアナリストを経てA.T. カーニー入社。消費財メーカー、総合商社、外資系企業を中心にコンサルティングに従事。
在日ドイツ商工会議所(AHK)での講演のほか、マーク・モーガンら著「戦略実行」(東洋経済新報社、2012年)の翻訳、日本経済新聞やFinancial Times(英字経済紙)に寄稿するなどの提言も積極的に行っています。
A.T. カーニーとは
A.T.カーニーは、40ヶ国以上に拠点を有する世界有数のグローバルな経営コンサルティングファームです。1926年の創業以来、世界の有力企業・組織の信頼されるアドバイザーであり続けています。A.T. カーニーはパートナーシップ制度を採っており、顧客の最重要課題に対して短期的な成果をもたらすと共に持続的な成長を支援することをお約束します。 詳しくはWebサイトをご覧下さいwww.atkearney.com
APKとは
1986年以降、アジア太平洋地域の様々な場所で隔年開催されてきた本会議は、ドイツ連邦共和国経済エネルギー相とドイツ財界アジア太平洋委員会(Asien-Pazifik-Ausschuss der Deutschen Wirtschaft / APA)会長の主宰で実施され、ドイツ及びアジア太平洋地域を代表する何百もの産業・政界のリーダーが一同に会し、話題のトピックスを議論し、互いに学び、そして人的及び経済的な交流を深める主要なプラットフォームです。詳しくはWebサイトをご覧下さい www.asiapacificconference.com
【この件に関するお問合せ先】
A.T. カーニー株式会社 JP.inquiry@atkearney.com
今回で15回目の開催となったAPKとはドイツ産業界による、 アジア太平洋会議で、欧州最大の経済大国ドイツと世界で最も急速な経済成長を遂げているアジア太平洋地域から、企業経営者、ビジネスリーダー、政府関係者など900人以上が参加。 経済、社会、政治など20以上のテーマについて、ドイツとアジアの知見の共有や議論が交わされました。
A.T. カーニー パートナー 小林 暢子のコメント:
EUのリーダーとして存在感を増すドイツですが、アジアに焦点を当てた国際会議が既に15周年を迎えることに息の長いグローバル姿勢を感じました。IoT、イノベーション、AI・製造業の将来はドイツにとって競争優位に関わるテーマ。さらに、自由貿易やグローバリゼーションにまつわるトピックが多く、私のパネルでもシーメンスCEO Kaeser氏が 「3つ憂慮することがあるとすれば、まずポピュリズム、グローバルな移民問題そしてIoT」と語っていたのが印象的でした。
中国に対して通商相手・パートナーとしての関心は高いものの ”level playing field(公正な競争環境)” が無いことを危ぶむ声が高いようです。逆に欧州勢の日本に対する興味が再び高まっていることを感じました。例えば、技術に強みを持つ成熟国同士ドイツと日本のパートナーシップは新しい時代に入るのではないでしょうか。今回のAPKは米国大統領選直前の会議でしたが、合衆国が米国第一主義に傾く恐れが高い現在、ポピュリズムのリスクが低い日本が、積極的にドイツに代表される欧州と手を組んでグローバリゼーションの機運を進めることが求められています。
写真: 左から、Terry Gou氏(Foxconn Technology Group創業者・CEO)、Joe Kaeser氏(Siemens AG 社長兼CEO)、小林 暢子(A.T. カーニー パートナー) 【写真提供:APK Hong Kong】
小林 暢子(こばやし・のぶこ) 略歴
A.T. カーニー株式会社 パートナー
東京大学理学部卒業。東京大学大学院相関基礎科学修士課程(物理学専攻)修了。ハーバード大学経営大学院(MBA)修了。 MBA取得後、ニューヨークの大手総合商社米国支社にて事業投資を担当。帰国後、米系投資ファンドのアナリストを経てA.T. カーニー入社。消費財メーカー、総合商社、外資系企業を中心にコンサルティングに従事。
在日ドイツ商工会議所(AHK)での講演のほか、マーク・モーガンら著「戦略実行」(東洋経済新報社、2012年)の翻訳、日本経済新聞やFinancial Times(英字経済紙)に寄稿するなどの提言も積極的に行っています。
A.T. カーニーとは
A.T.カーニーは、40ヶ国以上に拠点を有する世界有数のグローバルな経営コンサルティングファームです。1926年の創業以来、世界の有力企業・組織の信頼されるアドバイザーであり続けています。A.T. カーニーはパートナーシップ制度を採っており、顧客の最重要課題に対して短期的な成果をもたらすと共に持続的な成長を支援することをお約束します。 詳しくはWebサイトをご覧下さいwww.atkearney.com
APKとは
1986年以降、アジア太平洋地域の様々な場所で隔年開催されてきた本会議は、ドイツ連邦共和国経済エネルギー相とドイツ財界アジア太平洋委員会(Asien-Pazifik-Ausschuss der Deutschen Wirtschaft / APA)会長の主宰で実施され、ドイツ及びアジア太平洋地域を代表する何百もの産業・政界のリーダーが一同に会し、話題のトピックスを議論し、互いに学び、そして人的及び経済的な交流を深める主要なプラットフォームです。詳しくはWebサイトをご覧下さい www.asiapacificconference.com
【この件に関するお問合せ先】
A.T. カーニー株式会社 JP.inquiry@atkearney.com