新生活 セクシャルマイノリティが直面する現実 履歴書・服装・カミングアウト…嘘をつく苦しさも LGBTの就活を支援 企業とのマッチングイベント『Nijiリク就活LIVE』4月13日追加開催決定
[17/03/17]
提供元:DreamNews
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LGBTダイバーシティ推進支援を行う、株式会社Niji(にじ)リクルーティング(本社:東京都港区、代表取締役:齋藤敦)は、LGBTを含めた性的マイノリティ当事者の就職活動を支援しています。
今年も3月から開催しているLGBT当事者の学生と企業のマッチングイベント『Nijiリク就活LIVE』の反響も大きく、4月13日の追加開催を決定しました。
就職活動をする学生からは、面接前の悩みから面接時の不安まで多くの相談を受けており、相談には履歴書の性別欄の書き方や就職活動時の服装、カミングアウトのタイミングまで、さまざまな内容があります。
就職活動中の学生の声
田代悠(たしろゆう) 20歳(大学3年) トランスジェンダー(戸籍上は女性) 現在ホルモン療法開始から9カ月経過。今年、性別適合手術を行い、戸籍を男性へ変更予定。家族、友人、アルバイト先等へカミングアウト済み。
「就職活動は不安もあり早めにスタートしました。応募先はまず、インターネットで検索しました。一般的な就職サイトも閲覧しますが“LGBT就活”や“FTM就活”でも調べました。就職活動で履歴書の性別欄では、男女のどちらに印をつけても嘘になります。その嘘から会社に壁を作ってしまうと感じています。
面接は、受入れてもらえるかが一番不安です。面接は自分を出せなければ意味がないと思っていますが、一次面接が集団面接の場合は他の学生がいるのでカミングアウトしづらく、自分らしい話はできません。2次面接の段階でカミングアウトをしても、1次面接で言えなかった後ろめたい気持ちがあります。カミングアウトしてインターンとして働いた企業は気持ちも楽で仕事にも集中できました。LGBTフレンドリー企業と明文化しているだけで話しやすいと思います」
※FTM:生物学的性別は女性で、自己認識の性別が男性のトランスジェンダー。
全国に4万人と予測されるLGBT就職活動生
就職活動をする学生は約50万人と言われており、人口の8%(※)と言われている性的マイノリティの率で考えると4万人の学生が当事者となります。
株式会社LGBT総合研究所が2017年2月8日に発表した調査では、LGBTの職場でのカミングアウト率は4.3%、友人は13.0%、家族は10.4%と発表されています。一方でカミングアウトをしたいという当事者の意向は41.5%という結果も出ています。今後、社会において多様化が進んでいく中、新卒採用時のカミングアウトが増加傾向にあると予測しています。
今後は面接を行う担当者の知識や理解が一層求められる時代になると考えています。
当社は2016年6月の会社設立から現在まで1,300名以上の当事者から相談を受けています。「会社に受け入れてもらえないのではないか」と考える学生に、性的マイノリティが理由で就職をあきらめたりしないよう支援をしています。
今年からは、ナリス化粧品と協同しメイクセミナーを開催しています。MTFトランスジェンダー(生物学的性別は男性で、自己認識の性別が女性)を対象にした就職活動向けのメイクアップ方法がわかるセミナーです。また、2017年3月23日(木)には、多様性を求める企業とLGBT当事者のマッチングイベント『Nijiリク就活LIVE』も開催します。
※2016年5月 株式会社LGBT総合研究所調べ
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取った総称です。
性的マイノリティによって異なる悩み
LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの総称であり、それぞれが異なる性的マイノリティです。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルは元々の性で生活することに違和感はなく、カミングアウトをしないで就職をする人が多い現状です。しかし、同性パートナーと生活をしていくためには、転勤時や休暇等で福利厚生が受けられるかと考え不安を感じていることがあります。
トランスジェンダーは性別変更、改名、手術、ホルモン注射など、自分が望む性で生きるためにカミングアウトをしなければ実現できません。就職後はトイレやロッカー、制服などの問題があります。
【就職活動中のLGBT当事者である学生からの相談】
「カミングアウトはするつもりだが、どのタイミングで言えば良いかは悩み」
「カミングアウトした瞬間の表情でショックを受けることがある」
「人事担当者は理解していても、配属先の同僚がどう思うか心配」
「受け入れる方針を持つフレンドリー企業を探しているが、どの企業がフレンドリー企業かわからない」
■就職活動を支援するイベント
【Nijiリク就活LIVE】
積極的にLGBTの学生を採用したいと考える企業と当事者のマッチングイベント。
参加企業からの企業紹介や、企業担当者とのディスカッションなどを行います。
3月開催の反響が大きく、4月に開催することを決定しました。
<開催日>2017年4月13日(木)13:00〜16:00
<会場>株式会社Nijiリクルーティング セミナールーム(東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階)
<参加費>無料
<服装>自由
<持参物>筆記用具
参加申込・問い合わせの受付専用フォーム http://nijipi.lgbt/eventpickup/2946
■開催している主なセミナー
【LGBT就活メイクセミナー】
株式会社ナリス化粧品と協同で開催しているMTFトランスジェンダー向けの就職活動用メイクセミナー。2017年2月に開催し、今後も定期的に開催します。
会場:Nijiリクルーティングセミナールーム(東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階)
【LGBT就活セミナー】
学生を対象にLGBTを積極採用している企業の紹介や、就職活動時に困りやすい点などを解説。
テーマは時期に合わせて関心が高い内容にし、定期的に開催。
<就職活動時にセミナーに参加した当事者の声(企業への就職が内定しているFTMトランスジェンダーの学生)>
いつも自分のセクシャリティが受け入れられるのか、周りにどう思われているのかビクビクしながら企業説明会や選考を受けていました。その中、LGBTフレンドリーである企業であることがあらかじめ知ることができたので、安心して就職活動をすることができました。LGBTフレンドリー企業は、通称名や手術のことなど、今後についても相談しやすいので、将来のことに対しても安心でした。また、セミナーに参加することで「在りたい性で働いても良い」という勇気をもらいました。
セミナー等で様々な生き方をしている人や自分の生き方に誇りを持っている人を見て「自分の人生は自分で選択していくものだ」という実感と勇気をもらいました。
<お問い合わせ先>
株式会社Nijiリクルーティング
TEL:03-6452-8822
FAX:03-5777-0360
E-mail:mail@niji-recruiting.com
担当:小林・富岡
<報道関係者お問い合わせ先>
Nijiリクルーティング 広報事務局
TEL:03-5411-0066
FAX:03-3401-7788
E-mail:pr@real-ize.com
担当: 柴山(携帯:070-1389-0172)
【会社概要】
社名:株式会社Nijiリクルーティング
代表:代表取締役 齋藤敦
本社所在地:東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階
ホームページ:http://niji-recruiting.com/
設立:2016年6月
資本金:1億円
社員数:8名
【株式会社Nijiリクルーティングについて】
LGBTに特化した人材紹介で唯一、厚生労働省の認可を受けている会社であり、「LGBTダイバーシティを推進することで、すべての人が仕事で活躍できる社会を創る」というビジョンを掲げてダイバーシティ推進支援を行っています。
ダイバーシティの推進は、企業内の“同質性”だけでは実現が難しい労働力の確保や、従業員の働きがいの向上、また新たな発想や価値の創造を通じて、変化に対応できる強靭な組織づくりに役立ち、企業の収益力を高めることにつながると考えています。また、LGBT当事者に対しては就活や転職の支援と、職場環境を整備することで本来の能力を発揮できるサポートをしています。
LGBT関連業界では、当事者が会社や団体の代表者であるケースが多く見られますが、当社の代表は当事者ではなく“ストレート”であり「LGBTの問題は世の中の90%と予測される“ストレート”の問題である」と考えています。個人単位ではなく、企業が“アライ”となり、すべての人が活躍できる職場環境を作れるよう企業を支援します。
今年も3月から開催しているLGBT当事者の学生と企業のマッチングイベント『Nijiリク就活LIVE』の反響も大きく、4月13日の追加開催を決定しました。
就職活動をする学生からは、面接前の悩みから面接時の不安まで多くの相談を受けており、相談には履歴書の性別欄の書き方や就職活動時の服装、カミングアウトのタイミングまで、さまざまな内容があります。
就職活動中の学生の声
田代悠(たしろゆう) 20歳(大学3年) トランスジェンダー(戸籍上は女性) 現在ホルモン療法開始から9カ月経過。今年、性別適合手術を行い、戸籍を男性へ変更予定。家族、友人、アルバイト先等へカミングアウト済み。
「就職活動は不安もあり早めにスタートしました。応募先はまず、インターネットで検索しました。一般的な就職サイトも閲覧しますが“LGBT就活”や“FTM就活”でも調べました。就職活動で履歴書の性別欄では、男女のどちらに印をつけても嘘になります。その嘘から会社に壁を作ってしまうと感じています。
面接は、受入れてもらえるかが一番不安です。面接は自分を出せなければ意味がないと思っていますが、一次面接が集団面接の場合は他の学生がいるのでカミングアウトしづらく、自分らしい話はできません。2次面接の段階でカミングアウトをしても、1次面接で言えなかった後ろめたい気持ちがあります。カミングアウトしてインターンとして働いた企業は気持ちも楽で仕事にも集中できました。LGBTフレンドリー企業と明文化しているだけで話しやすいと思います」
※FTM:生物学的性別は女性で、自己認識の性別が男性のトランスジェンダー。
全国に4万人と予測されるLGBT就職活動生
就職活動をする学生は約50万人と言われており、人口の8%(※)と言われている性的マイノリティの率で考えると4万人の学生が当事者となります。
株式会社LGBT総合研究所が2017年2月8日に発表した調査では、LGBTの職場でのカミングアウト率は4.3%、友人は13.0%、家族は10.4%と発表されています。一方でカミングアウトをしたいという当事者の意向は41.5%という結果も出ています。今後、社会において多様化が進んでいく中、新卒採用時のカミングアウトが増加傾向にあると予測しています。
今後は面接を行う担当者の知識や理解が一層求められる時代になると考えています。
当社は2016年6月の会社設立から現在まで1,300名以上の当事者から相談を受けています。「会社に受け入れてもらえないのではないか」と考える学生に、性的マイノリティが理由で就職をあきらめたりしないよう支援をしています。
今年からは、ナリス化粧品と協同しメイクセミナーを開催しています。MTFトランスジェンダー(生物学的性別は男性で、自己認識の性別が女性)を対象にした就職活動向けのメイクアップ方法がわかるセミナーです。また、2017年3月23日(木)には、多様性を求める企業とLGBT当事者のマッチングイベント『Nijiリク就活LIVE』も開催します。
※2016年5月 株式会社LGBT総合研究所調べ
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取った総称です。
性的マイノリティによって異なる悩み
LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの総称であり、それぞれが異なる性的マイノリティです。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルは元々の性で生活することに違和感はなく、カミングアウトをしないで就職をする人が多い現状です。しかし、同性パートナーと生活をしていくためには、転勤時や休暇等で福利厚生が受けられるかと考え不安を感じていることがあります。
トランスジェンダーは性別変更、改名、手術、ホルモン注射など、自分が望む性で生きるためにカミングアウトをしなければ実現できません。就職後はトイレやロッカー、制服などの問題があります。
【就職活動中のLGBT当事者である学生からの相談】
「カミングアウトはするつもりだが、どのタイミングで言えば良いかは悩み」
「カミングアウトした瞬間の表情でショックを受けることがある」
「人事担当者は理解していても、配属先の同僚がどう思うか心配」
「受け入れる方針を持つフレンドリー企業を探しているが、どの企業がフレンドリー企業かわからない」
■就職活動を支援するイベント
【Nijiリク就活LIVE】
積極的にLGBTの学生を採用したいと考える企業と当事者のマッチングイベント。
参加企業からの企業紹介や、企業担当者とのディスカッションなどを行います。
3月開催の反響が大きく、4月に開催することを決定しました。
<開催日>2017年4月13日(木)13:00〜16:00
<会場>株式会社Nijiリクルーティング セミナールーム(東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階)
<参加費>無料
<服装>自由
<持参物>筆記用具
参加申込・問い合わせの受付専用フォーム http://nijipi.lgbt/eventpickup/2946
■開催している主なセミナー
【LGBT就活メイクセミナー】
株式会社ナリス化粧品と協同で開催しているMTFトランスジェンダー向けの就職活動用メイクセミナー。2017年2月に開催し、今後も定期的に開催します。
会場:Nijiリクルーティングセミナールーム(東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階)
【LGBT就活セミナー】
学生を対象にLGBTを積極採用している企業の紹介や、就職活動時に困りやすい点などを解説。
テーマは時期に合わせて関心が高い内容にし、定期的に開催。
<就職活動時にセミナーに参加した当事者の声(企業への就職が内定しているFTMトランスジェンダーの学生)>
いつも自分のセクシャリティが受け入れられるのか、周りにどう思われているのかビクビクしながら企業説明会や選考を受けていました。その中、LGBTフレンドリーである企業であることがあらかじめ知ることができたので、安心して就職活動をすることができました。LGBTフレンドリー企業は、通称名や手術のことなど、今後についても相談しやすいので、将来のことに対しても安心でした。また、セミナーに参加することで「在りたい性で働いても良い」という勇気をもらいました。
セミナー等で様々な生き方をしている人や自分の生き方に誇りを持っている人を見て「自分の人生は自分で選択していくものだ」という実感と勇気をもらいました。
<お問い合わせ先>
株式会社Nijiリクルーティング
TEL:03-6452-8822
FAX:03-5777-0360
E-mail:mail@niji-recruiting.com
担当:小林・富岡
<報道関係者お問い合わせ先>
Nijiリクルーティング 広報事務局
TEL:03-5411-0066
FAX:03-3401-7788
E-mail:pr@real-ize.com
担当: 柴山(携帯:070-1389-0172)
【会社概要】
社名:株式会社Nijiリクルーティング
代表:代表取締役 齋藤敦
本社所在地:東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階
ホームページ:http://niji-recruiting.com/
設立:2016年6月
資本金:1億円
社員数:8名
【株式会社Nijiリクルーティングについて】
LGBTに特化した人材紹介で唯一、厚生労働省の認可を受けている会社であり、「LGBTダイバーシティを推進することで、すべての人が仕事で活躍できる社会を創る」というビジョンを掲げてダイバーシティ推進支援を行っています。
ダイバーシティの推進は、企業内の“同質性”だけでは実現が難しい労働力の確保や、従業員の働きがいの向上、また新たな発想や価値の創造を通じて、変化に対応できる強靭な組織づくりに役立ち、企業の収益力を高めることにつながると考えています。また、LGBT当事者に対しては就活や転職の支援と、職場環境を整備することで本来の能力を発揮できるサポートをしています。
LGBT関連業界では、当事者が会社や団体の代表者であるケースが多く見られますが、当社の代表は当事者ではなく“ストレート”であり「LGBTの問題は世の中の90%と予測される“ストレート”の問題である」と考えています。個人単位ではなく、企業が“アライ”となり、すべての人が活躍できる職場環境を作れるよう企業を支援します。