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2歳以上の未就学児の7割が日常的にスマホを利用! 株式会社コズレ、未就学児のスマホ・タブレットの利用に関する アンケート実施

≪調査結果のポイント≫
● 2歳以上の未就学児の7割がスマホ・タブレットを日常的に利用
●一方、7割の保護者が子どもの利用に否定的
記事はこちら→http://feature.cozre.jp/75641


≪調査結果の詳細≫

●2歳以上の未就学児の7割がスマホ・タブレットを日常的に利用

未就学児にスマホ・タブレットを利用させる頻度を調査したところ、週1回以上利用する割合は「0歳」で11%、「1歳」で41%、2歳以降は約7割であることがわかりました。このことから、多くの子どもが2歳になるまでにスマホ・タブレットを利用するようになることが読み取ることができます。

【※以下、スマホ・タブレットを利用させている回答者に絞って集計】

●保護者と子どもの利用習慣に明確な関係性は読み取れない
保護者の利用時間と、子どもの利用頻度・時間との関連性を調査してみたところ、親の一日の利用時間の多寡に伴う目立った差異は見られませんでした。親の利用習慣が子どもの利用習慣に与える影響はそれほど大きくないようです。

●利用用途は動画観賞が最多。続いて写真撮影・観賞がランクイン

利用用途について聞いてみたところ、「動画観賞」(62%)が圧倒的。次いで「写真撮影・観賞」(29%)が入り、以下「知覚アプリ(お絵かきなど)」(27%)、「電話・テレビ電話」(15%)と続きました。

後述するおすすめのアプリに関する調査結果からも読み取れるように、「Youtube」は未就学児にも日常的に利用されているようです。


●利用のきっかけは、「外出先でおとなしくさせるため」が最多

子どもに日常的にスマホ・タブレットを利用させるようになったきっかけを聞いたところ、「外出先でおとなしくしてもらえるように」渡したことが、40%で最も多く票を集めました。電車内のような公共の場では、何かに集中して騒がないようにしていてほしいというのがパパママの正直な気持ち。そういった場面でスマホ・タブレットを渡し、以来外出時の習慣になった、というところかもしれません。

●「許可なく勝手に利用しない」という約束をしている家庭が4割強

子どもに利用させる際にどのようなルールを親子の約束として決めているのか聞いてみたところ、「許可なく利用しない」が44%で最も多いことがわかりました。
どんな情報にでもアクセスできてしまう、適切な利用が難しい機器だけに、子どもに利用させるときはやはり自分の目が届くところで管理しておきたいというパパママの気持ちを伺い知ることができます。


●9割弱の子どもが約束を守って利用できている

親子で決めた約束をどの程度守っているか聞いてみたところ、「しっかり守っている」が41%、「おおむね守っている」が44%と、9割弱の子どもがその約束をある程度守れていることがわかりました。
スマホ・タブレットとのより良い関係性を築いていく上で、利用にあたってのルールをあらかじめ約束として決めることは十分効果的な手段であると言えます。


●約束によって多少の差はあるが、大多数の家庭で約束は守られている

約束の内容によって守られる割合、いうなれば約束の有効度に差があるかを検証してみたところ、「利用を止めるよう言ったらすぐ止める」は、他の約束と比較して「しっかり守っている」子どもが34%と若干少ないことがわかりました。スマホ・タブレットに熱中するあまり、言うことを聞いてくれないといった経験をしたパパママも少なくないようです。
一方で「就寝前は利用しない」「一人では利用しない」は、「しっかり守っている」子どもがそれぞれ65%、61%と高水準でした。これは保護者のスマホ・タブレットを使うため、利用をきちんと管理できるからだと考えられます。

どんな情報にでもアクセスできてしまう、適切な利用が難しい機器だけに、子どもに利用させるときはやはり自分の目が届くところで管理しておきたいというパパママの気持ちを伺い知ることができます。

●良かったと思う点は、「家事がスムーズにできるようになった」こと

スマホ・タブレットを利用するようになって良かったこと、または助かったことがあるかを自由回答で答えてもらったところ、「家事がスムーズにできるようになった」「外出先、特に電車やバスなどの公共の場で大人しくしてもらえるようになった」といった、子守りのサポート器具としての役割を評価する声が多く聞かれました。
また、「遠方の家族と普段(からテレビ電話等を)通して顔を合わせることができ、たまに会った時にもほぼ人見知りしない」「ダンスを踊ったり、歯磨きをしたり、スマホで見た動画から色々なことを学んで実際に自ら行動するようになった」、など、スマホ・タブレットが子育てに好影響を与えた事例も少なからずあるようです。

●おすすめアプリは「それいけ!アンパンマン」シリーズ
おすすめの小さな子ども向けアプリを聞いてみたところ、「それいけ!アンパンマン」や「アンパンマンとこれ なあに」といったアンパンマンの知育アプリシリーズを挙げる回答が目立ちました。

●ただ、利用を肯定的にとらえている保護者はたった3割

子どもがスマホ・タブレットを「利用している」と回答した保護者にその現状について満足しているか聞いてみたところ、「どちらとも言えない」が38%で最も多く回答が集まり、次いで「あまり満足していない」(28%)、「おおむね満足している」(15%)と続きました。

「大いに満足している」「おおむね満足している」を合わせて「子どものスマホ・タブレットの利用に肯定的な層」と捉えると、その割合はたったの3割。この結果から、多くの保護者が、子どもがスマホ・タブレットに触れることに対して複雑な心境であることがうかがえます。

【※スマホ・タブレットを利用させていない回答者に絞って集計】

●視力の低下に強い不安・懸念を覚える保護者

子どもにスマホ・タブレットを「利用させていない」と回答した方にその理由を聞いてみたところ、「視力が低下する恐れがあるから」が37%で最も多く票を集め、次いで「教育上良くないから」と「親子間のコミュニケーション」が32%でした。

スマホ・タブレットの液晶画面を同じ距離間で見続けることは、まばたきの回数の減少や目のピント合わせの調整力の低下を招き、視力低下につながるおそれがあります。この時期の子どもの視機能は急速な成長段階にあるだけに、保護者が心配するのももっともでしょう。また、旺盛な好奇心の対象がこういった情報機器にばかり偏ってしまうのも、子どもの健やかな成長にという観点からはあまり好ましくないと考えていらっしゃる方が多いのかもしれません。

「その他」の中には、「まだ早い」「まだ理解できない」といった年齢を理由に挙げるものや、「夢中になってしまうから」といったスマホ・タブレットの使いすぎを危惧する回答が目立ちました。また液晶画面から発せられるブルーライトや電磁波による潜在的な悪影響を不安視する声も数多く聞かれました。



今回のアンケート結果から、スマホ・タブレット利用の低年齢化が進行していると言われる昨今でも、子どもにスマホ・タブレットを利用させることに否定的な考えを持っている保護者が多数派であることがわかりました。

とはいえ、遅かれ早かれ、子どもがスマホ・タブレットに触れる機会は訪れます。視力低下や親子間のコミュニケーションの不足といった保護者の危惧は、その多くが使い過ぎに起因すると考えられます。そのため、スマホ・タブレットと上手に付き合うために、利用に際してご家庭内でのルール作りとその徹底を行うことが重要になるでしょう。


【当リリースに関する報道関係者お問い合わせ先】
■コズレ 早川
TEL:03-6265-6877  メール:pr@cozre.co.jp
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