ツナグ働き方研究所、多様な働き方を支える 人材マーケットを新定義!その実体経済は約10兆円と推定 〜『多様な働き方マーケット』を5つの領域に分けて構成〜
[17/04/28]
提供元:DreamNews
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多様な働き方を調査研究する「ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)」は、人材サービスマーケットの新定義を4月27日に発表致しました。働き方改革元年ともいえる2017年、これからの多様な働き方を支えていく人材サービスマーケットを『多様な働き方マーケット』と定義し、全体像を構造的に俯瞰。そのスケールは約10兆円規模であると推定致しました。
■働き方改革元年、多様な働き方の実現に向けて
2017年3月28日、首相自らが指揮を振るった働き方改革実行計画が示されました。長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入といった労働者保護に力点が置かれつつも、テレワーク・副業などの柔軟な働き方、女性・若者・高齢者・外国人というダイバーシティワーカーの活躍に関しても網羅的に言及されています。この実行計画は、21世紀の日本において「多様な働き方の実現」を推進していく画期的な宣言書だといえます。
ツナグ働き方研究所は、この「働き方改革実行計画」の発表に応じて、多様な働き方を支えていく人材サービス業界の実態経済を『多様な働き方マーケット』と新しく定義し、その全体スケールの推測を試みました。この『多様な働き方マーケット』の動向を読み解くことで、人手不足に悩む、また有効な人事戦略を描けないでいる企業に対して、あらゆる示唆を提示していきたいと考えています。
■『多様な働き方マーケット』の市場規模は約10兆円
女性・高齢者・外国人などのダイバーシティワーカーが活躍する「多様な働き方」がスタンダードになるということは、「正規」「非正規」といった既成の雇用形態をベースにした枠組み自体が瓦解するということを意味しています。よって我々は『多様な働き方マーケット』を、キャリアマーケットやアルバイトマーケットといった区分で捉えるのではなく、すべての雇用形態を包含したすべての人材サービス業の総和として定義しました。
横軸に「採用から定着までの人事プロセス」をプロット、縦軸には「人材を調達する手段」を網羅的にプロットすることで、マーケット全体像を俯瞰的に捉えています。そして、あらゆるサービスを大まかに「Media」「HR-tech」「HR-OS」「Welfare」「Real」といった5つの領域にくくりながら、マーケット構造を把握しています。
今回の試算では、『多様な働き方マーケット』の総額は9兆7,982億円。約10兆円のマーケットと推定できます。これはコンビニエンスストアマーケット(10兆5,722億円 ※注)と肩を並べる規模感です。世界情勢の混乱など不安要素もないわけではありませんが、この景況感を追い風に人材サービス業への需要は確実に増大すると予測されます。『多様な働き方マーケット』は、今後も成長トレンドをキープしそのスケールはさらに大きくなりそうです。
※注 2016年コンビニエンスストア統計調査年間集計 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会調べ
■『多様な働き方マーケット』を「働き手」「企業」「人材業」から読み解く
『多様な働き方マーケット』を構成する5つの領域について、また予見されるいくつかの事象について簡単に触れておきます。(詳細は追って個別領域のレポートを順次公開予定)
<5つの領域の定義>
(1) Media領域:「有料求人広告」を掲載する求人サイトや紙メディアを中心としたサービスの領域。採用ホームページ、ウェブマーケティング、一般広告を求人募集に利用した場合も含む。
(2) HR-tech領域:応募受付・採用管理、勤怠・シフト管理などに代表される人事・総務系システムサービスの領域。
(3) HR-OS領域:給与計算の代行、応募受付代行など、採用・人事プロセスにおけるアウトソーシングサービスの領域。
(4) Welfare領域:福利厚生、健康管理、メンタルヘルスケア、モチベーション管理による定着化・活性化を支援するサービスの領域。戦略的人事領域として今回のマーケットに包含。
(5) Real領域:派遣・業務請負・人材紹介・クラウドソーシングなどによる人材調達サービスの領域。リアルマッチングといわれることもあることから命名。
<今後の兆しと見立て>
(1) 「IT」という黒船へのリテラシーが鍵
人材サービス業全体でIT化を加速させる動きが見えます。新サービス開発競争と事業効率化がその主要因ですが、このIT化に対して、働き手・企業の人事担当者双方がどこまで対応できるのかが今後の鍵になります。主婦や高齢者などの求職者は依然として紙メディアに親近感があります。管理システムを使いこなすべき人事担当者の高齢化でITツールも導入が進んでいないという話も聞きます。使いこなせれば非常に便利なこのツールの浸透度により、マーケットの地図は大きく変わりそうです。また、このIT化は、「Media」や「HR-tech」といった領域の侵犯も容易にするため、便利なボーダレスサービスの開発が進むことが予想されます。その勝者がマーケットの覇権を確立し、その地図を大きく書き換えることになりそうです。
(2) 「定着」という人材のストック化が大きなキーワード
労働力人口の減少、景況感による人手不足は、企業に“辞めさせない”という意識を植え付けはじめています。例えば「HR-tech」では離職を抑止するための社内コミュニケーションツールが、また「HR-OS」ではモチベーション活性や戦力化を目的とした研修代行サービスが伸長してきています。そしてさらなる定着促進策の一手として注目されているのが、福利厚生や健康診断のサービス。ともすれば総務の業務でもあるようなこの「Welfare」領域を、『多様な働き方マーケット』の一領域として位置づけたこと自体が、この兆しを物語っています。「定着」という人材のストック化は、今後の大きなキーワードです。
(3) 「AI・ロボット・外国人」で人手の代替は進むのか
“世の中の半分の仕事がなくなる”という衝撃的なニュースに懐疑的だったものの、「最新の倉庫では、200人必要だったスタッフが5人ですむ」「コンビニエンスストアのICタグによる無人レジ化」などの報道を目にすると、テクノロジーの進化による人材の代替についてリアリティを感じざるをえません。人材をダイレクトに送り込む「Real」領域のサービスは、『多様な働き方マーケット』の中で非常に大きな存在感を有していますが、人材の需給に大きく左右される領域でもあります。確かにPCの進化により「事務派遣」のニーズが激減したことは歴史が語っています。一方、親日の外国人を現地で採用育成し日本に送り込むグローバル派遣サービスは伸長しています。テクノロジーの進化、外国人雇用とその先にある移民政策。人不足か人余りか。これらの未知数な因子は、『多様な働き方マーケット』すべてに大きく影響しますが、この「Real」領域には、とりわけ大きく影響することになります。
ツナグ働き方研究所では、今回定義した『多様な働き方マーケット』の実態を今後も継続的に観測しつつ順次レポートする予定です。働き方改革を支援する『多様な働き方マーケット』から感じる兆しを読み解き、いろいろな示唆を提言していきます。
■ツナグ働き方研究所とは
アルバイト・パート専門の人材コンサルティング会社、株式会社ツナグ・ソリューションズを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。少子高齢化による労働力人口の構造変化やIT技術の進化、グローバル化による産業構造変化が加速する中、ますます広がりを見せるアルバイト・パートを中心とした多様な労働市場において、「個人の価値観が尊重される働き方」「現場の人材が最も輝く働き方」「21世紀をリードする多様な働き方」をテーマに、調査・研究・開発に取り組む。
■所長・平賀充記(ひらがあつのり)とは
株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役。ツナグ働き方研究所所長。リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)にて、FromA、タウンワーク、はたらいくなど、リクルートの主要求人メディア編集長を歴任。2014年からツナグ社の経営陣の一人として着任。「多様な働き方の専門家」として活動している。
■2016年度のリリースは以下に公開しております。
【アルバイト&パート職場コミュニケーション調査2016】
・応募者が【ブラックバイト判定する】3つの鬼門とは!?
- 採用担当者が知るべき応募者の行動心理 -
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016060301433.html
・『"ゆとり"から"団塊"まで...世代入り乱れるカオスな職場で上司・店長が身を守るための3つの「境界線」!』
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016062901436.html
【アルバイト&パート入社時コミュニケーション調査】
・「ぶっつけ本番」の名ばかりOJTが早期離職の原因!?
"入社後すぐの働きかけを失敗しないこと"が採用成功の秘訣
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2017021401453.html
【アルバイト人気ブランドランキング2016】
・- 2016の総決算!アルバイト人気ランキング -
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016122601446.html
【アルバイト労働時間実態調査】
・アルバイトの現場は意外とブラックじゃない!
全体的には働き足りないくらい ただし局地的にはブラックも実在
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2017011301450.html
■会社概要
企業名 :株式会社ツナグ・ソリューションズ( http://www.tsunagu.co.jp )
所在地 :〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル7F
事業内容:1. 採用代行業
2. 人事活動全般における各種コンサルティング業
3. 働き方に関する情報収集、調査研究
4. 働き方に関する出版、ウェブ配信ならびに講演の企画、
立案および実施 他
【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ)
担当: 牧戸(まきと)
MAIL: mp_info@tsunagu.co.jp
Tel : 050-3816-5568
■働き方改革元年、多様な働き方の実現に向けて
2017年3月28日、首相自らが指揮を振るった働き方改革実行計画が示されました。長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入といった労働者保護に力点が置かれつつも、テレワーク・副業などの柔軟な働き方、女性・若者・高齢者・外国人というダイバーシティワーカーの活躍に関しても網羅的に言及されています。この実行計画は、21世紀の日本において「多様な働き方の実現」を推進していく画期的な宣言書だといえます。
ツナグ働き方研究所は、この「働き方改革実行計画」の発表に応じて、多様な働き方を支えていく人材サービス業界の実態経済を『多様な働き方マーケット』と新しく定義し、その全体スケールの推測を試みました。この『多様な働き方マーケット』の動向を読み解くことで、人手不足に悩む、また有効な人事戦略を描けないでいる企業に対して、あらゆる示唆を提示していきたいと考えています。
■『多様な働き方マーケット』の市場規模は約10兆円
女性・高齢者・外国人などのダイバーシティワーカーが活躍する「多様な働き方」がスタンダードになるということは、「正規」「非正規」といった既成の雇用形態をベースにした枠組み自体が瓦解するということを意味しています。よって我々は『多様な働き方マーケット』を、キャリアマーケットやアルバイトマーケットといった区分で捉えるのではなく、すべての雇用形態を包含したすべての人材サービス業の総和として定義しました。
横軸に「採用から定着までの人事プロセス」をプロット、縦軸には「人材を調達する手段」を網羅的にプロットすることで、マーケット全体像を俯瞰的に捉えています。そして、あらゆるサービスを大まかに「Media」「HR-tech」「HR-OS」「Welfare」「Real」といった5つの領域にくくりながら、マーケット構造を把握しています。
今回の試算では、『多様な働き方マーケット』の総額は9兆7,982億円。約10兆円のマーケットと推定できます。これはコンビニエンスストアマーケット(10兆5,722億円 ※注)と肩を並べる規模感です。世界情勢の混乱など不安要素もないわけではありませんが、この景況感を追い風に人材サービス業への需要は確実に増大すると予測されます。『多様な働き方マーケット』は、今後も成長トレンドをキープしそのスケールはさらに大きくなりそうです。
※注 2016年コンビニエンスストア統計調査年間集計 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会調べ
■『多様な働き方マーケット』を「働き手」「企業」「人材業」から読み解く
『多様な働き方マーケット』を構成する5つの領域について、また予見されるいくつかの事象について簡単に触れておきます。(詳細は追って個別領域のレポートを順次公開予定)
<5つの領域の定義>
(1) Media領域:「有料求人広告」を掲載する求人サイトや紙メディアを中心としたサービスの領域。採用ホームページ、ウェブマーケティング、一般広告を求人募集に利用した場合も含む。
(2) HR-tech領域:応募受付・採用管理、勤怠・シフト管理などに代表される人事・総務系システムサービスの領域。
(3) HR-OS領域:給与計算の代行、応募受付代行など、採用・人事プロセスにおけるアウトソーシングサービスの領域。
(4) Welfare領域:福利厚生、健康管理、メンタルヘルスケア、モチベーション管理による定着化・活性化を支援するサービスの領域。戦略的人事領域として今回のマーケットに包含。
(5) Real領域:派遣・業務請負・人材紹介・クラウドソーシングなどによる人材調達サービスの領域。リアルマッチングといわれることもあることから命名。
<今後の兆しと見立て>
(1) 「IT」という黒船へのリテラシーが鍵
人材サービス業全体でIT化を加速させる動きが見えます。新サービス開発競争と事業効率化がその主要因ですが、このIT化に対して、働き手・企業の人事担当者双方がどこまで対応できるのかが今後の鍵になります。主婦や高齢者などの求職者は依然として紙メディアに親近感があります。管理システムを使いこなすべき人事担当者の高齢化でITツールも導入が進んでいないという話も聞きます。使いこなせれば非常に便利なこのツールの浸透度により、マーケットの地図は大きく変わりそうです。また、このIT化は、「Media」や「HR-tech」といった領域の侵犯も容易にするため、便利なボーダレスサービスの開発が進むことが予想されます。その勝者がマーケットの覇権を確立し、その地図を大きく書き換えることになりそうです。
(2) 「定着」という人材のストック化が大きなキーワード
労働力人口の減少、景況感による人手不足は、企業に“辞めさせない”という意識を植え付けはじめています。例えば「HR-tech」では離職を抑止するための社内コミュニケーションツールが、また「HR-OS」ではモチベーション活性や戦力化を目的とした研修代行サービスが伸長してきています。そしてさらなる定着促進策の一手として注目されているのが、福利厚生や健康診断のサービス。ともすれば総務の業務でもあるようなこの「Welfare」領域を、『多様な働き方マーケット』の一領域として位置づけたこと自体が、この兆しを物語っています。「定着」という人材のストック化は、今後の大きなキーワードです。
(3) 「AI・ロボット・外国人」で人手の代替は進むのか
“世の中の半分の仕事がなくなる”という衝撃的なニュースに懐疑的だったものの、「最新の倉庫では、200人必要だったスタッフが5人ですむ」「コンビニエンスストアのICタグによる無人レジ化」などの報道を目にすると、テクノロジーの進化による人材の代替についてリアリティを感じざるをえません。人材をダイレクトに送り込む「Real」領域のサービスは、『多様な働き方マーケット』の中で非常に大きな存在感を有していますが、人材の需給に大きく左右される領域でもあります。確かにPCの進化により「事務派遣」のニーズが激減したことは歴史が語っています。一方、親日の外国人を現地で採用育成し日本に送り込むグローバル派遣サービスは伸長しています。テクノロジーの進化、外国人雇用とその先にある移民政策。人不足か人余りか。これらの未知数な因子は、『多様な働き方マーケット』すべてに大きく影響しますが、この「Real」領域には、とりわけ大きく影響することになります。
ツナグ働き方研究所では、今回定義した『多様な働き方マーケット』の実態を今後も継続的に観測しつつ順次レポートする予定です。働き方改革を支援する『多様な働き方マーケット』から感じる兆しを読み解き、いろいろな示唆を提言していきます。
■ツナグ働き方研究所とは
アルバイト・パート専門の人材コンサルティング会社、株式会社ツナグ・ソリューションズを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。少子高齢化による労働力人口の構造変化やIT技術の進化、グローバル化による産業構造変化が加速する中、ますます広がりを見せるアルバイト・パートを中心とした多様な労働市場において、「個人の価値観が尊重される働き方」「現場の人材が最も輝く働き方」「21世紀をリードする多様な働き方」をテーマに、調査・研究・開発に取り組む。
■所長・平賀充記(ひらがあつのり)とは
株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役。ツナグ働き方研究所所長。リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)にて、FromA、タウンワーク、はたらいくなど、リクルートの主要求人メディア編集長を歴任。2014年からツナグ社の経営陣の一人として着任。「多様な働き方の専門家」として活動している。
■2016年度のリリースは以下に公開しております。
【アルバイト&パート職場コミュニケーション調査2016】
・応募者が【ブラックバイト判定する】3つの鬼門とは!?
- 採用担当者が知るべき応募者の行動心理 -
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016060301433.html
・『"ゆとり"から"団塊"まで...世代入り乱れるカオスな職場で上司・店長が身を守るための3つの「境界線」!』
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016062901436.html
【アルバイト&パート入社時コミュニケーション調査】
・「ぶっつけ本番」の名ばかりOJTが早期離職の原因!?
"入社後すぐの働きかけを失敗しないこと"が採用成功の秘訣
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2017021401453.html
【アルバイト人気ブランドランキング2016】
・- 2016の総決算!アルバイト人気ランキング -
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016122601446.html
【アルバイト労働時間実態調査】
・アルバイトの現場は意外とブラックじゃない!
全体的には働き足りないくらい ただし局地的にはブラックも実在
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2017011301450.html
■会社概要
企業名 :株式会社ツナグ・ソリューションズ( http://www.tsunagu.co.jp )
所在地 :〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル7F
事業内容:1. 採用代行業
2. 人事活動全般における各種コンサルティング業
3. 働き方に関する情報収集、調査研究
4. 働き方に関する出版、ウェブ配信ならびに講演の企画、
立案および実施 他
【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ)
担当: 牧戸(まきと)
MAIL: mp_info@tsunagu.co.jp
Tel : 050-3816-5568