再生可能エネルギー投資プラットフォームVortex、365メガワット(MW)の太陽光発電ポートフォリオのうち、45%の持分をマレーシアの年金基金KWAPに6,750万英ポンドで売却
[17/12/18]
提供元:DreamNews
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2017年12月17日 英国ロンドン発プレスリリース抄訳
2017年12月17日
EFGエルメス
クンプラン・ワン・ペルサラーン
Vortex、365メガワット(MW)の太陽光発電ポートフォリオのうち、45%の持分をマレーシアの年金基金KWAPに6,750万英ポンドで売却
EFG Hermesが所有するVortex Solar Investments S.a.r.l.プラットフォームのアジアでの資金調達拡大に合わせ、マレーシア第2位の規模を持つ年金基金であるKWAPがその45%を取得
エジプトの大手投資銀行EFGエルメス(EFG Hermes)により運用されるVortexは、2017年1月に英国の365メガワット(MW)の太陽光発電施設をテラフォーム・パワー(TerraForm Power)から取得していましたが、今後も引き続きVortex Solarのうち5%を長期的に維持する計画です。今回の持分売却は、パートナー多様化のため世界中から主要な投資家を募るVortexの戦略に沿ったものになります。
EFGエルメスのプライベートエクイティおよびアセットマネジメント責任者であるカリム・ムーサ(Karim Moussa)は、次のように述べています。「KWAPはVortexとEFGエルメスの長期的な戦略パートナーです。同基金は機関投資家として高い評価を得ており、約300億米ドルの預かり資産を世界中の複数の資産クラスとして保有しています。世界に名だたる投資家から関心が寄せられ高い倍率の結果、45%の持分をそれにふさわしいパートナーに売却できたことを非常に喜ばしく思っています。」
EFG Hermes GroupのCEOであるカリム・アワド(Karim Awad)は、次のように述べています。「今回の持分売却は、マーチャント・バンキング戦略に基づき流動性の高いバランスシートを有効に活用することにより、事業のコアである投資ターゲットの達成、預かり資産の成長、および足元と長期双方のリターンを株主にもたらすことのできる当グループの能力を示したものです。今回のKWAPへの売却により、Vortex Solarの引き受けサイクルは12か月以内に成功裏に完了することとなります。欧州の複数の市場での大規模な再生可能エネルギー・ポートフォリオへの優れた投資と運用実績を持つVortexは、特に中東とアジアを中心とする世界中のパートナーの同資産クラスへの有益な玄関口となっています。」
この投資に関してKWAPのCEOであるダトワン・カマルザマン・ビン・ワン・アーマド(Dato’ Wan Kamaruzaman bin Wan Ahmad)氏は、次のように述べています。「Vortexとのパートナーシップ締結は、KWAPがその投資において環境面での持続可能性(サステナビリティ)に取り組んでいることの表れです。これはKWAPが再生可能エネルギー分野に行う初の直接投資であり、この産業が拡大する中で優れた共同投資家としての位置付けをKWAPに与える戦略的なものでもあります。また、KWAPは投資家として実物資産へのエクスポージャー拡大を意図しており、再生可能エネルギーは世界的な取引の流れにおいてインフラストラクチャー資産クラスの中で最も活発な分野ともなっています。これはKWAPに魅力的な投資収入をもたらすと共に、ESG投資(Environment、Social、Governance)への取り組みも支えることになります。」
この度の売却完了後のVortex Solarの株主構成は、マレーシア電力のテナガ・ナショナル(Tenaga Nasional Berhad:TNB)が50%、KWAPが45%、Vortexが5%となります。
英国の太陽光発電施設を合わせ、Vortexは欧州に正味822 MWの運用中の太陽光と風力発電施設を持ち、英国、フランス、スペイン、ポルトガル、およびベルギーの35万世帯を超える家庭に電力を供給しています。この再生可能エネルギー投資プラットフォームは運用開始から3年間の間に、約13億ユーロを再生可能エネルギー分野に投資しました。
前出のEFGエルメス、ムーサは次のように続けています。「Vortexは5月の買収完了後直ちに従来の発電装置を欧州有数の太陽光発電デベロッパーであるLightsource社のものに入れ換え、このポートフォリオの運用とコスト構造を合理化するための専任の管理チームを社内に設置するなど幅広い再建計画を行い、またこのポートフォリオの従来の負債を3億3,700万英ポンドの低コストの負債パッケージによって借り換えましたが、これは欧州の8の銀行から構成されたクラブにより2倍の申し込みを受けるという成功を収めました。今日、所有権のレベルで優れたパートナーを得たことにより、今後Vortex Solarが迎える新たな時代と確かな実績を楽しみにしています。」
この買収は今後数週間のうちに完了の見込みです。
以上
<ボルテックス(Vortex)について>
Vortexは2014年、主に欧州の優れた再生可能エネルギー資産を対象とし、EFG エルメスからの資金に基づいて設立されました。Vortexは世界中のインフラストラクチャーと再生可能エネルギーへの投資に経験を持つ、インフラストラクチャーとプライベートエクイティの専門家10名による専任チームから構成されています。Vortexは2014年に風力エネルギー企業であるEDPR Franceの株式のうち49%を2億800万米ドルのレバレッジド・バイアウト(LBO)を通じて取得し、また2016年にはスペイン、ポルトガル、ベルギー、およびフランスにまたがる664 MWのポートフォリオを6億2,000万米ドルにて取得することにより、陸上風力発電の正味発電能力を457 MWまで拡大しました。英国の太陽光発電施設と合わせると、Vortexが運用する正味発電能力は822MWに達しています。
<クンプラン・ワン・ペルサラーン(Kumpulan Wang Persaraan)について>
クンプラン・ワン・ペルサラーン(KWAP)はRetirement Fund (退職基金)とも呼ばれ、廃止されたPensions Trust Fund Act 1991(Act 454)に代わるRetirement Fund Act 2007(Act 662)の下で2007年3月1日に設立されました。
KWAPは連邦政府と関連機関からの拠出金を運用し、堅実な運用と株式、確定利付証券、短期金融市場商品、およびRetirement Fund Act 2007(Act 662)に認められたその他の形態による投資を通じ、投資からの最大のリターンを実現しています。この基金は連邦政府の年金支払義務を補助するため使用されることになっています。2015年にはKWAPが、Consolidated Fundからの制定法に基づき給付され、連邦政府とKWAPとの間で合意された年金、退職金、およびその他の給付金支払の代理店として連邦政府から公式に指名されました。
詳細についてはwww.kwap.gov.myをご覧ください。
<テナガ・ナショナル(Tenaga Nasional Berhad:TNB)について>
TNBはマレーシア最大の公益事業会社のひとつとして主に発電、送電、および配電を行い、2015会計年度の設置済み容量は約12 GWに達しています。TNBは多様な発電方法(石炭、ガス、および水力を含む)に加え、電力のバリューチェーン(価値連鎖)全体にわたる強力な総合的ビジネスモデルを有しています。TNBはマレーシアに設置された発電容量の約50%を担い、また半島部マレーシアの送電と配電網に関しては唯一の所有者兼運用事業者です。
マレーシア証券取引所に上場しているTNBの2016年12月現在の市場総額は200億米ドルに達し、300億米ドルを超える強固な資産を持つと共に、再生可能エネルギーへの投資を中心とした地理的拡大を含む、自らの事業に変化をもたらす投資機会を求めています。
将来予測に基づく表明について
このプレスリリースにおいて、EFG エルメスはたとえば経営陣による予想、戦略的目標、成長機会、および事業の見通しを含む、将来予測に基づく表明を行っている可能性があります。このような将来予測に基づく表明は歴史的事実ではなく、金融市場のボラティリティ、現在および将来の競合他社による行動とイニシアティブ、全体的な経済状況、および既存、審議中、および将来の法制をはじめとする項目を含みますが、その多くはその性質上不確実であり、かつ経営陣による統制の範囲外にある、将来のできごとに関するEFGエルメスの予想を示したものに過ぎません。将来予測に基づく表明はそれが行われた時点においてのみ有効であり、それに過大な信頼を寄せないようご注意ください。
2017年12月17日
EFGエルメス
クンプラン・ワン・ペルサラーン
Vortex、365メガワット(MW)の太陽光発電ポートフォリオのうち、45%の持分をマレーシアの年金基金KWAPに6,750万英ポンドで売却
EFG Hermesが所有するVortex Solar Investments S.a.r.l.プラットフォームのアジアでの資金調達拡大に合わせ、マレーシア第2位の規模を持つ年金基金であるKWAPがその45%を取得
エジプトの大手投資銀行EFGエルメス(EFG Hermes)により運用されるVortexは、2017年1月に英国の365メガワット(MW)の太陽光発電施設をテラフォーム・パワー(TerraForm Power)から取得していましたが、今後も引き続きVortex Solarのうち5%を長期的に維持する計画です。今回の持分売却は、パートナー多様化のため世界中から主要な投資家を募るVortexの戦略に沿ったものになります。
EFGエルメスのプライベートエクイティおよびアセットマネジメント責任者であるカリム・ムーサ(Karim Moussa)は、次のように述べています。「KWAPはVortexとEFGエルメスの長期的な戦略パートナーです。同基金は機関投資家として高い評価を得ており、約300億米ドルの預かり資産を世界中の複数の資産クラスとして保有しています。世界に名だたる投資家から関心が寄せられ高い倍率の結果、45%の持分をそれにふさわしいパートナーに売却できたことを非常に喜ばしく思っています。」
EFG Hermes GroupのCEOであるカリム・アワド(Karim Awad)は、次のように述べています。「今回の持分売却は、マーチャント・バンキング戦略に基づき流動性の高いバランスシートを有効に活用することにより、事業のコアである投資ターゲットの達成、預かり資産の成長、および足元と長期双方のリターンを株主にもたらすことのできる当グループの能力を示したものです。今回のKWAPへの売却により、Vortex Solarの引き受けサイクルは12か月以内に成功裏に完了することとなります。欧州の複数の市場での大規模な再生可能エネルギー・ポートフォリオへの優れた投資と運用実績を持つVortexは、特に中東とアジアを中心とする世界中のパートナーの同資産クラスへの有益な玄関口となっています。」
この投資に関してKWAPのCEOであるダトワン・カマルザマン・ビン・ワン・アーマド(Dato’ Wan Kamaruzaman bin Wan Ahmad)氏は、次のように述べています。「Vortexとのパートナーシップ締結は、KWAPがその投資において環境面での持続可能性(サステナビリティ)に取り組んでいることの表れです。これはKWAPが再生可能エネルギー分野に行う初の直接投資であり、この産業が拡大する中で優れた共同投資家としての位置付けをKWAPに与える戦略的なものでもあります。また、KWAPは投資家として実物資産へのエクスポージャー拡大を意図しており、再生可能エネルギーは世界的な取引の流れにおいてインフラストラクチャー資産クラスの中で最も活発な分野ともなっています。これはKWAPに魅力的な投資収入をもたらすと共に、ESG投資(Environment、Social、Governance)への取り組みも支えることになります。」
この度の売却完了後のVortex Solarの株主構成は、マレーシア電力のテナガ・ナショナル(Tenaga Nasional Berhad:TNB)が50%、KWAPが45%、Vortexが5%となります。
英国の太陽光発電施設を合わせ、Vortexは欧州に正味822 MWの運用中の太陽光と風力発電施設を持ち、英国、フランス、スペイン、ポルトガル、およびベルギーの35万世帯を超える家庭に電力を供給しています。この再生可能エネルギー投資プラットフォームは運用開始から3年間の間に、約13億ユーロを再生可能エネルギー分野に投資しました。
前出のEFGエルメス、ムーサは次のように続けています。「Vortexは5月の買収完了後直ちに従来の発電装置を欧州有数の太陽光発電デベロッパーであるLightsource社のものに入れ換え、このポートフォリオの運用とコスト構造を合理化するための専任の管理チームを社内に設置するなど幅広い再建計画を行い、またこのポートフォリオの従来の負債を3億3,700万英ポンドの低コストの負債パッケージによって借り換えましたが、これは欧州の8の銀行から構成されたクラブにより2倍の申し込みを受けるという成功を収めました。今日、所有権のレベルで優れたパートナーを得たことにより、今後Vortex Solarが迎える新たな時代と確かな実績を楽しみにしています。」
この買収は今後数週間のうちに完了の見込みです。
以上
<ボルテックス(Vortex)について>
Vortexは2014年、主に欧州の優れた再生可能エネルギー資産を対象とし、EFG エルメスからの資金に基づいて設立されました。Vortexは世界中のインフラストラクチャーと再生可能エネルギーへの投資に経験を持つ、インフラストラクチャーとプライベートエクイティの専門家10名による専任チームから構成されています。Vortexは2014年に風力エネルギー企業であるEDPR Franceの株式のうち49%を2億800万米ドルのレバレッジド・バイアウト(LBO)を通じて取得し、また2016年にはスペイン、ポルトガル、ベルギー、およびフランスにまたがる664 MWのポートフォリオを6億2,000万米ドルにて取得することにより、陸上風力発電の正味発電能力を457 MWまで拡大しました。英国の太陽光発電施設と合わせると、Vortexが運用する正味発電能力は822MWに達しています。
<クンプラン・ワン・ペルサラーン(Kumpulan Wang Persaraan)について>
クンプラン・ワン・ペルサラーン(KWAP)はRetirement Fund (退職基金)とも呼ばれ、廃止されたPensions Trust Fund Act 1991(Act 454)に代わるRetirement Fund Act 2007(Act 662)の下で2007年3月1日に設立されました。
KWAPは連邦政府と関連機関からの拠出金を運用し、堅実な運用と株式、確定利付証券、短期金融市場商品、およびRetirement Fund Act 2007(Act 662)に認められたその他の形態による投資を通じ、投資からの最大のリターンを実現しています。この基金は連邦政府の年金支払義務を補助するため使用されることになっています。2015年にはKWAPが、Consolidated Fundからの制定法に基づき給付され、連邦政府とKWAPとの間で合意された年金、退職金、およびその他の給付金支払の代理店として連邦政府から公式に指名されました。
詳細についてはwww.kwap.gov.myをご覧ください。
<テナガ・ナショナル(Tenaga Nasional Berhad:TNB)について>
TNBはマレーシア最大の公益事業会社のひとつとして主に発電、送電、および配電を行い、2015会計年度の設置済み容量は約12 GWに達しています。TNBは多様な発電方法(石炭、ガス、および水力を含む)に加え、電力のバリューチェーン(価値連鎖)全体にわたる強力な総合的ビジネスモデルを有しています。TNBはマレーシアに設置された発電容量の約50%を担い、また半島部マレーシアの送電と配電網に関しては唯一の所有者兼運用事業者です。
マレーシア証券取引所に上場しているTNBの2016年12月現在の市場総額は200億米ドルに達し、300億米ドルを超える強固な資産を持つと共に、再生可能エネルギーへの投資を中心とした地理的拡大を含む、自らの事業に変化をもたらす投資機会を求めています。
将来予測に基づく表明について
このプレスリリースにおいて、EFG エルメスはたとえば経営陣による予想、戦略的目標、成長機会、および事業の見通しを含む、将来予測に基づく表明を行っている可能性があります。このような将来予測に基づく表明は歴史的事実ではなく、金融市場のボラティリティ、現在および将来の競合他社による行動とイニシアティブ、全体的な経済状況、および既存、審議中、および将来の法制をはじめとする項目を含みますが、その多くはその性質上不確実であり、かつ経営陣による統制の範囲外にある、将来のできごとに関するEFGエルメスの予想を示したものに過ぎません。将来予測に基づく表明はそれが行われた時点においてのみ有効であり、それに過大な信頼を寄せないようご注意ください。