なぜ、人はミルクシェイクを「雇う」のか?──クリステンセンの『ジョブ理論』早分かり実践セミナー
[18/04/20]
提供元:DreamNews
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デジタルマーケティングを支援する、株式会社アイ・エム・ジェイ(以下、IMJ)は、樽本徹也氏を講師にお招きし、セミナー「なぜ、人はミルクシェイクを「雇う」のか?──クリステンセンの『ジョブ理論』早分かり実践セミナー」を、2018年5月18日(金)に開催いたします。
クレイトン・クリステンセンが提唱した「イノベーション理論」は、企業の「盛者必衰の理」を鮮やかに描きました。しかし、この理論は滅亡を回避するための「新たな成長機会の見つけ方」については何も教えてくれませんでした。それを補完するのが『ジョブ理論(JTBD: Jobs To Be Done)』です。ジョブ理論では「人は何らかの『ジョブ』を 処理するために製品や サービスを『雇う』」と考えます。例えば、人は「穴を開ける」ために「ドリル」を、「A地点からB地点に移動する」ために「車」を、「思い出を残す」ために「カメラ」を雇う──のです。
『ジョブ理論』で、最も有名なのは「ミルクシェイク」の逸話でしょう。売上を上げる秘訣は「粘度」を上げることでした。人々は「通勤の暇つぶし」のためにミルクシェイクを雇っていたので、粘度を上げた方が長持ちするからです。
もしかすると、「また新たなバズワーズが登場しただけではないのか?」と感じる人がいるかもしれません。
しかし、ジョブ理論には既存の製品カテゴリを「破壊」する力があります。ジョブのレンズを通して見るとマーガリンはオリーブ油と、ホテルは友人宅のリビングルームと、会計ソフトは鉛筆と「競合」するのです。一般にデザイン思考は「0 to 1」の製品開発を指向していますが、ジョブ理論は既存製品に「新たな成長機会(同時に脅威でもある)」を提供してくれます。
実はイノベーションの初期において、組織(特にスタートアップ)は「ジョブ指向」です。クリステンセンも本書の中で「成功しているスタートアップ企業の多くは、初めから四分の一インチの穴を売っている」と書いています。ところが、その後、様々なニーズを満たそうとして製品を肥大化、複雑化させてしまいます。そんな時にジョブは「イノベーションの北極星」となってくれます。「顧客は何を片付けたくて我々を雇ったんだ?」と問いかけることで、製品をシンプルに保つことができるからです。
ミルクシェイクから数えると、構築に20年かかったというジョブ理論。提唱者がクリステンセンであるということも相まって、今後、日本でも「ジョブ」はビジネスの共通言語になるかもしれません。
当セミナーでは、このジョブ理論を扱っている書籍『UXリサーチの道具箱』を用いて、座学とワークショップを行い、理解を深めます。エンジニア、デザイナ、プロダクトマネージャーなど幅広い業種で役立つ内容です。
お土産に、『UXリサーチの道具箱 - 第7章 ジョブ理論』の抜き刷り付き!ぜひ帰り道でお読みください。 『ジョブ理論』『UXリサーチの道具箱』については読んでいてもいなくとも構いません。概要を知りたい方は以下のスライドを一読ください。
ジョブ理論 - XP祭り2017 from Tarumoto Tetsuya
https://www.slideshare.net/barrelbook/x2017
前回のセミナーの様子。今回は30分時間を追加した「特別編」となります。
開催概要
日時 2018年5月18日(金)14:00-16:30(13:00開場)
会場 株式会社DMM.com
〒106-6224 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー
DMMグループ総合受付24階
https://dmm-corp.com/company/com/
定員 30名
主催 株式会社アイ・エム・ジェイ Service Design lab.(https://servicedesign.imjp.co.jp/)
会場協力 株式会社DMM.com
対象 「ジョブ理論」について知りたい・興味のある方
費用 参加チケット(1人分):7,000円
参加ペアチケット(2人分):10,000円
レポーターチケット※:無料
※自社・個人ブログにて参加レポートを書いてくださることが参加条件となります。お申込後、詳細についてお知らせするために事前にご連絡させていただく可能性がございます。
講師紹介
樽本 徹也(たるもと てつや)
利用品質ラボ代表。UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザー調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はプロのコンサルタントとして、ウェブサイトからスマホアプリまで幅広い製品/サービスの企画開発に携わっている。寄稿や講演も多数。著書は『アジャイル・ユーザビリティ』 、 『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)』、『UXリサーチの道具箱』(いずれもオーム社刊)など。公式サイトは『人机交互論』
『UXリサーチの道具箱 ―イノベーションのための質的調査・分析』
人間中心設計、デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発、etc...。イノベーション創出のためのアプローチは様々ですが、すべては「ユーザニーズ」を把握することから始まります。表面的なユーザの「声」ではなく、「真」のユーザニーズを探り、それを分析して可視化する──それが『ユーザ調査』の役割です。ユーザ調査とは「何が欲しいか」をヒアリングすることではありません。また、アンケート調査やグループインタビューを実施して「購入意向」を推定することでもありません。人類学に由来するユニークなテクニックを用いて私たち自身の「物事の見方」を変えることです。本書は、日本ではまだ馴染みの薄い、このユーザ調査の基本テクニックを紹介する入門書です。ユーザインタビュー、データ分析、ペルソナ、シナリオ、ジャーニーマップ、ジョブ理論、キャンバスというUXリサーチャ必携の「7つ道具」を著者の豊富な実務経験に基づいて解説します。エンジニア、デザイナ、プロダクトマネージャ、起業家など、革新的な製品やサービスの企画・開発に携わる幅広い職種で役立つ内容です。
お申込みについて
以下のサイトよりお申し込みください。
https://peatix.com/event/373671/view
受付でご本人様確認が必要となるため、下記の<個人情報の取扱いについて>にご同意頂ける場合は、申し込み時のアンケートで同意するにチェックをお願いいたします。
<個人情報の取扱いについて>
・本アンケートで取得した個人情報は、株式会社アイ・エム・ジェイ(以下、「当社」という)の個人情報保護方針に基づき適正に管理いたします。
・ご記入頂きました情報(個人情報含む)は、ご本人へのご連絡、参加費用の受け取り確認を目的に利用いたします。
・詳細は下記プライバシーポリシーをご参照ください。
株式会社アイ・エム・ジェイ
個人情報管理責任者 経営戦略本部管掌役員
プライバシーポリシー (https://www.imjp.co.jp/privacypolicy/)
株式会社アイ・エム・ジェイについて(https://www.imjp.co.jp/)
デジタルマーケティング領域において、戦略策定、集客・分析(データ解析・効果検証等)からウェブインテグレーション事業における豊富な知見・実績を強みに「ストラテジープランニング」「アナリティクス」「クリエイティブ」「エグゼキューション」という様々なソリューションをワンストップで提供し「デジタルの力で生活者の体験を豊かにする」という企業ミッションの実現に取り組んでいます。
2016年にはアクセンチュア インタラクティブのグループに加わり、共同で掲げたスローガン「REINVENTING THE EXPERIENCE」のもと、生活者・企業・社会における体験価値を再定義・再創造・再発明し、それぞれの“体験”を次のステージへとアップグレードしていくことを目指します。
セミナーに関するお問い合わせ先
株式会社アイ・エム・ジェイ
Service Design lab.
TEL:03-6436-5534 E-mail:info-ux@imjp.co.jp
報道機関からのお問い合わせ先
株式会社アイ・エム・ジェイ
コーポレートサービス本部 広報Unit 加藤
TEL:03-6436-5525 E-mail:irpr@imjp.co.jp
クレイトン・クリステンセンが提唱した「イノベーション理論」は、企業の「盛者必衰の理」を鮮やかに描きました。しかし、この理論は滅亡を回避するための「新たな成長機会の見つけ方」については何も教えてくれませんでした。それを補完するのが『ジョブ理論(JTBD: Jobs To Be Done)』です。ジョブ理論では「人は何らかの『ジョブ』を 処理するために製品や サービスを『雇う』」と考えます。例えば、人は「穴を開ける」ために「ドリル」を、「A地点からB地点に移動する」ために「車」を、「思い出を残す」ために「カメラ」を雇う──のです。
『ジョブ理論』で、最も有名なのは「ミルクシェイク」の逸話でしょう。売上を上げる秘訣は「粘度」を上げることでした。人々は「通勤の暇つぶし」のためにミルクシェイクを雇っていたので、粘度を上げた方が長持ちするからです。
もしかすると、「また新たなバズワーズが登場しただけではないのか?」と感じる人がいるかもしれません。
しかし、ジョブ理論には既存の製品カテゴリを「破壊」する力があります。ジョブのレンズを通して見るとマーガリンはオリーブ油と、ホテルは友人宅のリビングルームと、会計ソフトは鉛筆と「競合」するのです。一般にデザイン思考は「0 to 1」の製品開発を指向していますが、ジョブ理論は既存製品に「新たな成長機会(同時に脅威でもある)」を提供してくれます。
実はイノベーションの初期において、組織(特にスタートアップ)は「ジョブ指向」です。クリステンセンも本書の中で「成功しているスタートアップ企業の多くは、初めから四分の一インチの穴を売っている」と書いています。ところが、その後、様々なニーズを満たそうとして製品を肥大化、複雑化させてしまいます。そんな時にジョブは「イノベーションの北極星」となってくれます。「顧客は何を片付けたくて我々を雇ったんだ?」と問いかけることで、製品をシンプルに保つことができるからです。
ミルクシェイクから数えると、構築に20年かかったというジョブ理論。提唱者がクリステンセンであるということも相まって、今後、日本でも「ジョブ」はビジネスの共通言語になるかもしれません。
当セミナーでは、このジョブ理論を扱っている書籍『UXリサーチの道具箱』を用いて、座学とワークショップを行い、理解を深めます。エンジニア、デザイナ、プロダクトマネージャーなど幅広い業種で役立つ内容です。
お土産に、『UXリサーチの道具箱 - 第7章 ジョブ理論』の抜き刷り付き!ぜひ帰り道でお読みください。 『ジョブ理論』『UXリサーチの道具箱』については読んでいてもいなくとも構いません。概要を知りたい方は以下のスライドを一読ください。
ジョブ理論 - XP祭り2017 from Tarumoto Tetsuya
https://www.slideshare.net/barrelbook/x2017
前回のセミナーの様子。今回は30分時間を追加した「特別編」となります。
開催概要
日時 2018年5月18日(金)14:00-16:30(13:00開場)
会場 株式会社DMM.com
〒106-6224 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー
DMMグループ総合受付24階
https://dmm-corp.com/company/com/
定員 30名
主催 株式会社アイ・エム・ジェイ Service Design lab.(https://servicedesign.imjp.co.jp/)
会場協力 株式会社DMM.com
対象 「ジョブ理論」について知りたい・興味のある方
費用 参加チケット(1人分):7,000円
参加ペアチケット(2人分):10,000円
レポーターチケット※:無料
※自社・個人ブログにて参加レポートを書いてくださることが参加条件となります。お申込後、詳細についてお知らせするために事前にご連絡させていただく可能性がございます。
講師紹介
樽本 徹也(たるもと てつや)
利用品質ラボ代表。UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザー調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はプロのコンサルタントとして、ウェブサイトからスマホアプリまで幅広い製品/サービスの企画開発に携わっている。寄稿や講演も多数。著書は『アジャイル・ユーザビリティ』 、 『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)』、『UXリサーチの道具箱』(いずれもオーム社刊)など。公式サイトは『人机交互論』
『UXリサーチの道具箱 ―イノベーションのための質的調査・分析』
人間中心設計、デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発、etc...。イノベーション創出のためのアプローチは様々ですが、すべては「ユーザニーズ」を把握することから始まります。表面的なユーザの「声」ではなく、「真」のユーザニーズを探り、それを分析して可視化する──それが『ユーザ調査』の役割です。ユーザ調査とは「何が欲しいか」をヒアリングすることではありません。また、アンケート調査やグループインタビューを実施して「購入意向」を推定することでもありません。人類学に由来するユニークなテクニックを用いて私たち自身の「物事の見方」を変えることです。本書は、日本ではまだ馴染みの薄い、このユーザ調査の基本テクニックを紹介する入門書です。ユーザインタビュー、データ分析、ペルソナ、シナリオ、ジャーニーマップ、ジョブ理論、キャンバスというUXリサーチャ必携の「7つ道具」を著者の豊富な実務経験に基づいて解説します。エンジニア、デザイナ、プロダクトマネージャ、起業家など、革新的な製品やサービスの企画・開発に携わる幅広い職種で役立つ内容です。
お申込みについて
以下のサイトよりお申し込みください。
https://peatix.com/event/373671/view
受付でご本人様確認が必要となるため、下記の<個人情報の取扱いについて>にご同意頂ける場合は、申し込み時のアンケートで同意するにチェックをお願いいたします。
<個人情報の取扱いについて>
・本アンケートで取得した個人情報は、株式会社アイ・エム・ジェイ(以下、「当社」という)の個人情報保護方針に基づき適正に管理いたします。
・ご記入頂きました情報(個人情報含む)は、ご本人へのご連絡、参加費用の受け取り確認を目的に利用いたします。
・詳細は下記プライバシーポリシーをご参照ください。
株式会社アイ・エム・ジェイ
個人情報管理責任者 経営戦略本部管掌役員
プライバシーポリシー (https://www.imjp.co.jp/privacypolicy/)
株式会社アイ・エム・ジェイについて(https://www.imjp.co.jp/)
デジタルマーケティング領域において、戦略策定、集客・分析(データ解析・効果検証等)からウェブインテグレーション事業における豊富な知見・実績を強みに「ストラテジープランニング」「アナリティクス」「クリエイティブ」「エグゼキューション」という様々なソリューションをワンストップで提供し「デジタルの力で生活者の体験を豊かにする」という企業ミッションの実現に取り組んでいます。
2016年にはアクセンチュア インタラクティブのグループに加わり、共同で掲げたスローガン「REINVENTING THE EXPERIENCE」のもと、生活者・企業・社会における体験価値を再定義・再創造・再発明し、それぞれの“体験”を次のステージへとアップグレードしていくことを目指します。
セミナーに関するお問い合わせ先
株式会社アイ・エム・ジェイ
Service Design lab.
TEL:03-6436-5534 E-mail:info-ux@imjp.co.jp
報道機関からのお問い合わせ先
株式会社アイ・エム・ジェイ
コーポレートサービス本部 広報Unit 加藤
TEL:03-6436-5525 E-mail:irpr@imjp.co.jp