Bluetooth SIG、方向検知機能の追加を発表
[19/01/29]
提供元:DreamNews
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〜 位置情報サービス向け機能を強化〜
Bluetooth Special Interest Group(本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、Bluetooth(R)による位置情報サービスの性能を大幅に向上させる新しい方向検知機能を米国時間2019年1月28日に発表したことを、日本時間2019年1月29日に発表します。この機能は、Bluetoothデバイスに信号発信の方向を認識させることで、方向認識機能を持った近接通信ソリューションや、センチメートル単位の精度で位置を特定できる測位システムを開発できるようになります。
Bluetoothによる位置情報サービスソリューションは、一般的に「近接通信ソリューション」と「測位システム」の2種類に分けられます。
現在の近接通信ソリューションは、Bluetoothを利用して2つのデバイスの接近とデバイス間の距離を検知するものです。具体的には紛失防止タグ等の探し物発見ソリューションや、販促目的に使用される近接ビーコン等のPOI(Point Of Interest)ソリューションが挙げられます。方向検知機能が追加されたことにより、デバイス位置方向に関する機能も搭載できます。例えば探し物発見ソリューションの場合であれば、紛失防止タグが近くにあることに加え、どの方向にあるかも知らせてくれるため、利便性が大きく向上します。
測位システムは、Bluetoothを利用してデバイスの位置を特定するものです。資産追跡に使用されるようなリアルタイム位置情報システム(RTLS)や、建物内の道案内等に使用される屋内測位システム(IPS)があります。現在Bluetoothによる測位システムはメートル単位の精度でデバイスの位置を特定できますが、新しい方向検知機能を追加すれば、位置精度をセンチメートル単位まで高めることができます。
位置測位システムを提供するQuuppaの共同創設者でありチーフカスタマーオフィサーのFabio Belloni氏は次のように述べています。「Bluetoothは位置情報サービスで最も選ばれる技術となっています。ビジネスを推進する中で、正確な位置情報を必要とする様々なお客様に対し、強固で信頼性の高いソリューションを構築できるからです。Bluetooth方向検知に関する標準的なアプローチを示した今回の発表は、当社やパートナー企業、お客様にとっても、新たなる機会拡大を約束します」。
Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクター、Mark Powellは「位置情報サービスはBluetooth技術の最も急成長しているソリューション分野のひとつであり、2022年までに年間製品数は4億を超えると予測されています。新技術の発表により大きく弾みを付け、Bluetoothコミュニティは今後も市場のニーズに応えながら、位置情報サービス市場をさらに発展させる方法を模索します。そしてイノベーションの推進と世界中のユーザーの技術的利便性を追求します」とコメントしています。
ABI Researchのシニアアナリスト、Andrew Zignani氏は次のように述べています。「2010年にBluetooth Low Energyが登場して以来、Bluetoothを活用した低コストで強力な位置情報サービスソリューションが、コンシューマー、リテール、ヘルスケア、公共施設、製造等の様々な用途向けで幅広く開発できるようになりました。新しい方向検知機能で、Bluetoothは位置情報産業の進化しつづける多様なニーズにさらに対応できるようになります。そしてこれまで以上に柔軟で幅広く、将来にわたり使用できる実装を実現させていくでしょう。また、既存市場の位置情報サービスにおけるBluetoothの採用を一段と加速させると共に、新たな応用の可能性や、用途においても新たなビジネスチャンスを切り拓くでしょう」。
方向検知機能は、本日リリースされたBluetoothコア仕様バージョン5.1に含まれており、こちらから入手できます。
[ https://www.bluetooth.com/specifications/bluetooth-core-specification?utm_campaign=location-services&utm_source=press-release&utm_medium=link&utm_content=direction-finding-press-release ]
また、Bluetooth製品の認証に使用されるBluetooth SIGツールであるLaunch Studioも、本機能に対応するアップデート版が提供される予定です。
詳細については、位置情報サービスメディアキットをご参照ください。
https://www.bluetooth.com/media/location-services?utm_campaign=location-services&utm_source=press-release&utm_medium=link&utm_content=direction-finding-press-release
Bluetooth(R) 無線技術について
毎年40億近くの製品が出荷されるBluetooth(R)技術は、シンプルでセキュアな無線接続のグローバル規格です。1998年の設立以来、BluetoothのコミュニティはBluetoothの機能拡大に取り組み続け、世界中でイノベーションを推し進め、新市場を創り出し、通信の定義を塗り替えてきました。今日Bluetoothは、オーディオストリーミング、データ転送、位置情報サービス、大規模デバイスネットワーク等、様々なソリューション分野で開発者に選ばれる無線技術となっています。詳細については、bluetooth.com を参照ください。
Bluetooth SIGについて
1998年に設立されたBluetooth SIGは、Bluetooth(R)技術を管理する非営利の業界団体です。34,000社を超えるメンバー企業のサポートにより、Bluetooth SIGは、技術を普及させる最新の改良された仕様と、世界規模の製品認証プログラムを通じたグローバルな相互運用性を実現します。また、技術に対する認知、理解を促すことでBluetooth技術の採用数の増加とブランド向上を図ります。詳細については、bluetooth.com を参照ください。
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Bluetooth Special Interest Group(本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、Bluetooth(R)による位置情報サービスの性能を大幅に向上させる新しい方向検知機能を米国時間2019年1月28日に発表したことを、日本時間2019年1月29日に発表します。この機能は、Bluetoothデバイスに信号発信の方向を認識させることで、方向認識機能を持った近接通信ソリューションや、センチメートル単位の精度で位置を特定できる測位システムを開発できるようになります。
Bluetoothによる位置情報サービスソリューションは、一般的に「近接通信ソリューション」と「測位システム」の2種類に分けられます。
現在の近接通信ソリューションは、Bluetoothを利用して2つのデバイスの接近とデバイス間の距離を検知するものです。具体的には紛失防止タグ等の探し物発見ソリューションや、販促目的に使用される近接ビーコン等のPOI(Point Of Interest)ソリューションが挙げられます。方向検知機能が追加されたことにより、デバイス位置方向に関する機能も搭載できます。例えば探し物発見ソリューションの場合であれば、紛失防止タグが近くにあることに加え、どの方向にあるかも知らせてくれるため、利便性が大きく向上します。
測位システムは、Bluetoothを利用してデバイスの位置を特定するものです。資産追跡に使用されるようなリアルタイム位置情報システム(RTLS)や、建物内の道案内等に使用される屋内測位システム(IPS)があります。現在Bluetoothによる測位システムはメートル単位の精度でデバイスの位置を特定できますが、新しい方向検知機能を追加すれば、位置精度をセンチメートル単位まで高めることができます。
位置測位システムを提供するQuuppaの共同創設者でありチーフカスタマーオフィサーのFabio Belloni氏は次のように述べています。「Bluetoothは位置情報サービスで最も選ばれる技術となっています。ビジネスを推進する中で、正確な位置情報を必要とする様々なお客様に対し、強固で信頼性の高いソリューションを構築できるからです。Bluetooth方向検知に関する標準的なアプローチを示した今回の発表は、当社やパートナー企業、お客様にとっても、新たなる機会拡大を約束します」。
Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクター、Mark Powellは「位置情報サービスはBluetooth技術の最も急成長しているソリューション分野のひとつであり、2022年までに年間製品数は4億を超えると予測されています。新技術の発表により大きく弾みを付け、Bluetoothコミュニティは今後も市場のニーズに応えながら、位置情報サービス市場をさらに発展させる方法を模索します。そしてイノベーションの推進と世界中のユーザーの技術的利便性を追求します」とコメントしています。
ABI Researchのシニアアナリスト、Andrew Zignani氏は次のように述べています。「2010年にBluetooth Low Energyが登場して以来、Bluetoothを活用した低コストで強力な位置情報サービスソリューションが、コンシューマー、リテール、ヘルスケア、公共施設、製造等の様々な用途向けで幅広く開発できるようになりました。新しい方向検知機能で、Bluetoothは位置情報産業の進化しつづける多様なニーズにさらに対応できるようになります。そしてこれまで以上に柔軟で幅広く、将来にわたり使用できる実装を実現させていくでしょう。また、既存市場の位置情報サービスにおけるBluetoothの採用を一段と加速させると共に、新たな応用の可能性や、用途においても新たなビジネスチャンスを切り拓くでしょう」。
方向検知機能は、本日リリースされたBluetoothコア仕様バージョン5.1に含まれており、こちらから入手できます。
[ https://www.bluetooth.com/specifications/bluetooth-core-specification?utm_campaign=location-services&utm_source=press-release&utm_medium=link&utm_content=direction-finding-press-release ]
また、Bluetooth製品の認証に使用されるBluetooth SIGツールであるLaunch Studioも、本機能に対応するアップデート版が提供される予定です。
詳細については、位置情報サービスメディアキットをご参照ください。
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Bluetooth(R) 無線技術について
毎年40億近くの製品が出荷されるBluetooth(R)技術は、シンプルでセキュアな無線接続のグローバル規格です。1998年の設立以来、BluetoothのコミュニティはBluetoothの機能拡大に取り組み続け、世界中でイノベーションを推し進め、新市場を創り出し、通信の定義を塗り替えてきました。今日Bluetoothは、オーディオストリーミング、データ転送、位置情報サービス、大規模デバイスネットワーク等、様々なソリューション分野で開発者に選ばれる無線技術となっています。詳細については、bluetooth.com を参照ください。
Bluetooth SIGについて
1998年に設立されたBluetooth SIGは、Bluetooth(R)技術を管理する非営利の業界団体です。34,000社を超えるメンバー企業のサポートにより、Bluetooth SIGは、技術を普及させる最新の改良された仕様と、世界規模の製品認証プログラムを通じたグローバルな相互運用性を実現します。また、技術に対する認知、理解を促すことでBluetooth技術の採用数の増加とブランド向上を図ります。詳細については、bluetooth.com を参照ください。
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