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2030年日本の太陽光発電導入量150GWを実現するための行動計画 (PV150行動計画)を提言

太陽光発電事業に関するコンサルティング業務を行う株式会社資源総合システム(本社:東京都中央区、代表取締役:一木修)は、2030年日本の太陽光発電導入量150GWを実現するための行動計画として、2019年2月25日に「主力電源となる太陽光発電の今後の基軸−太陽光社会の到来を目指して−」を発表いたしました。

昨年、日本が目指すべき新たな2030年の太陽光発電導入目標量を「150GW」とし、太陽光発電産業の発展像を示した「PV150」を発表しましたが、この度、その続編として、PV150の実現に向けた行動計画を提言したものです。
2018年7月に閣議決定された第5次エネルギー基本計画においては、太陽光発電を含む再生可能エネルギーは「主力電源化を目指す」と明記され、これを含む2030年のエネルギーミックスの実現に取り組むことが確認されました。一方、日本の太陽光発電の導入量は着実に増加し2018年末に累積55.5GW(推定値)に達し、2030年のエネルギーミックスにおける太陽光発電導入量64GWが2020年初頭にも達成される見通しとなっています。

昨今の状況を踏まえて2030年までの太陽光発電の導入と需要の動向を精査した結果、2030年には家庭や地域社会での商業活動などでの民生用電力として80GW、大規模産業や大型業務分野などでの大規模電力需要として60GW、新分野での需要が10GW、合計150GWの太陽光発電が利用されるとの見通しを得、昨年発表のPV150が実現される可能性が高まったと認識しています。



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000189983&id=bodyimage1


PV150を現実的な目標として掲げ「主力発電としての責任を担う太陽光発電」に挑戦すべき時であると考えますが、同時に、FIT制度開始以来の太陽光発電の急増によって顕在化した問題の解決を始めとし、制度、産業構造、産業競争力、技術開発、電力利用、社会環境等、多角的に取り組むべき課題が多くあります。

本提言では、これらを乗り越えてPV150を実現するための取組みとして、基軸となる8つの行動計画を提案しました。産業サイド、政策サイド、導入サイドが一体となって参画することを基本とし、(1)経済合理性、(2)太陽光発電業界の主体的行動、(3)新たなビジネスモデル、(4)技術開発、(5)施策展開、(6)国家目標とインセンティブ、(7)電力ビジネス環境、(8)導入・利活用サイドからのアプローチの8項目で構成されます。



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000189983&id=bodyimage2

これらの行動の当事者は、太陽電池・システム・サービスを提供する供給産業であり、太陽電池・システム・ソフトの技術水準を革新する技術開発セクターであり、国家戦略に整合した利用環境を提供する政府であり、電力系統の管理・運用セクションであり、需要家サイドに立って太陽光発電電力を効果的に活用するためのプラットフォーム等を提供する需要産業であり、住民や企業による太陽光発電導入を支援しつつ、地産地消と環境保全を担保する地域社会です。これら関係者がベクトルを合わせ、PV150の実現に向け総力を挙げて取り組むことを提唱します。

2030年は12年先のことです。2006年と2018年の12年間の太陽光発電の発展をふり返ると、世界の生産量は年間1.5GWから100GWへと大幅に拡大しました。太陽電池の生産拠点は、日本・米国・欧州から中国・台湾・マレーシア・韓国に移動し、業界トップ企業1社の生産規模は、年間100MWから10GWにまで拡大しました。12年前にはあり得ないと思われたことが、現実のものとなっています。今後の12年間でも想定を超えた変化が起こりるうると思われ、市場の力と世界の潮流ベースでの成長に軸足を置くとPV150が現実のものとなる可能性は十分あると考えます。
弊社は、PV150が、化石エネルギーからのエネルギー転換を促進し、地産地消を通した持続可能な地域社会の構築を促し、柔軟で強靭な電力需給システム実現につながることを期待するものです。

PV150行動計画のエグゼクティブ・サマリーは、こちらからご覧頂けます。
https://www.rts-pv.com/uploads/2019/02/rts_PV150_action_plan_summary.pdf

PV150行動計画の全文は、弊社ウェブサイトからダウンロード頂けます。
https://www.rts-pv.com/downloads/


弊社は2019年2月27日(水)〜3月1日(金)、東京ビッグサイトで開催されるスマートエネルギーWeek 2019内、第12回 国際太陽電池展(PV EXPO 2019)(主催:リード エグジビション ジャパン(株))に出展いたします。
2月28日(木)13:00 〜 14:30に開催される太陽電池展 特別講演【PV-S2】2030年に向けた太陽光発電事業展望(受講無料/事前申込制)におきましては、弊社代表取締役の一木が「主力電源として新たな発展と挑戦を迎える太陽光発電システム」と題し、講演を行います。PV150行動計画についても説明する予定です。詳細はスマートエネルギーWeek 2019のウェブサイトをご覧下さい。
https://reed-speaker.jp/Conference/201902/sew/detail/?id=PV-S2


【スマートエネルギーWeek 2019 第12回 国際太陽電池展】
名称:スマートエネルギーWeek 2019 第12回 国際太陽電池展(PV EXPO 2019)
日時:2019年2月27日(水)〜3月1日(金)10時00分〜18時00分(最終日17時00分)
会場:東京ビッグサイト
出展ブース:E8-1
http://www.pvexpo.jp/

【株式会社資源総合システムについて】
株式会社資源総合システムは、日本国内唯一の太陽光発電専門シンクタンク・コンサルティング企業として、35年以上にわたって培ってきた太陽光発電に関する経験と知見をもとに、関連情報の発信と、お客様の太陽光発電事業化支援及び事業の強化・支援を行っており、国内外に対して太陽光発電に関する各種レポート等も発刊しております。「太陽光発電」を石油代替エネルギーから基幹エネルギーの一つに発展させるために、その本格普及の実現と太陽光発電産業の更なる成長に貢献しております。そして、お客様のビジネスに価値ある各種サービスを提供し続けるため、今後も全社一丸となって取り組んで参ります。

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社資源総合システム(担当:鈴木)
Tel:03-3551-6345
e-mail:info@rts-pv.com
URL:http://www.rts-pv.com/
〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-19-2 キューアス八丁堀 第一ビル4階

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