マツダ、“攻め”と“守り”のITを両立する次世代標準フレームワークの一部として 10年先を見据えた新帳票基盤を構築 〜コアとなるプラットフォームに「SPA IS」「SPA」「RDE」を採用〜
[19/05/28]
提供元:DreamNews
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ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 潤)は、大手自動車メーカーのマツダ株式会社(以下、マツダ)が、「SPA Integration Service(以下、SPA IS)」「SPA」「Report Director Enterprise(以下、RDE)」を採用し、帳票基盤を刷新したことを、本日お知らせします。
【マツダについて】
マツダは、革新的な技術・デザインを備え「走る歓び」にあふれた商品をお届けすることで、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指している自動車メーカーです。
【背景】
マツダの情報システム部門では、経営計画の実現を支える“攻め” のITとして、モバイル、IoT、AIといった最新技術を活用したビジネス変革へのチャレンジを行う一方で、“守り” のIT の領域に目を向けてみると、過去30〜40年にわたって積み重ねてきたメインフレーム系システムや分散系システムなど、大規模なレガシーシステムのライフサイクル対応に多大なリソースを費やしているのが実情でした。
そこでマツダが着手したのが、“攻め”と“守り”のITを両立させる次世代標準フレームワークの一括整備でした。アプリケーションごとに個別実装していた機能のうち、共通性の高い処理パターンを規格化・部品化し、この標準フレームワークから提供することにより、すべてのプロジェクトで組み合わせて利用できるようにするというもので、新帳票基盤もまた標準フレームワークの一部として位置づけ、アプリケーションと同様に「作る」から「選ぶ」へとスタイルを転換したカタログ選択型開発を推進していくという方針を策定しました。
【導入効果】
マツダは、前述の方針の下、2017年9月より新帳票基盤の再構築プロジェクトを本格的にスタートしました。この新たな帳票基盤のコアとなるツールとして導入したのが「SPA IS」です。複数の拠点や業務システムに点在する帳票ツールを統合管理し、各アプリケーションシステムから共通インターフェイスによって連携されてくる帳票データからPDFファイル、Excelファイル出力をはじめ、SPAによる電子帳票保管や配布、「RDE」によりプリンターへのダイレクト印刷を可能としています。各帳票系ツールの管理画面や操作画面を「SPA IS」で提供する画面に統一することで、運用負荷を削減すると共にユーザーの利便性を向上させました。また、上位のアプリケーションシステムから「SPA IS」へ一度リクエストするだけで、各帳票エンジンによる帳票作成、印刷、帳票保管などのプロセスが「SPA IS」により統合管理されるため、アプリケーションシステムの帳票に関する開発や改修の工数削減につながっています。
【今後について】
新帳票基盤への統合および活用に関する取り組みは、今後もさまざまな業務システムへの適用・拡大を控えています。今回構築した新帳票基盤は10年先を見据えて構築しており、今後もマツダの標準プラットフォームとして利用シーンを拡大する予定です。その先では、電子データ保管機能の向上、海外拠点のユーザーを含めた帳票設計やデータ抽出におけるオペレーション環境の改善、ワークフロー連携およびペーパーレスの推進、スマートデバイスへの対応など機能面での拡張も見据えており、「SPA IS」を最大限に活用することで、新帳票基盤のさらなる進化を図っていく計画です。
■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=248
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
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