Nutanix Enterprise Cloud OS、 衛星管制システムの基盤としてスカパーJSATが採用
[19/06/13]
提供元:DreamNews
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衛星とサーバーの拡張性を高めて寿命ギャップを埋め、柔軟な拡張と安定運用を実現
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、アジア最大の17機の通信衛星を保有し宇宙事業を展開するスカパーJSAT株式会社 (住所: 東京都港区、代表取締役 執行役員社長: 米倉 英一、以下スカパーJSAT) の衛星管制システムの基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。
スカパーJSATは、通信衛星を用いた衛星放送サービス「スカパー!」や各種の衛星通信サービスを20年以上提供しており、近年は低軌道衛星向け地上局サービスの受注や他社の保有する衛星の運用受託など、さまざまな事業を展開しています。管理対象となる衛星が増えるなか、東日本大震災の際に衛星通信の耐災害性が改めて見直されたことを契機に、自社で運用可能な環境づくりに向けて新たに管制SEチームを新設しました。
2014年頃に、これまで運用してきた基盤を見直し、はじめて仮想化に取り組みました。当時課題になっていたのが、管制システムのハードウェアの寿命と衛星の寿命のギャップでした。5年ほどで寿命を迎えるIT機器と違い、衛星の寿命は15年以上。管制システムも同様に使い続けるには、サーバーを定期的に更改する必要があります。更改時における様々な課題に対して柔軟に対応できるよう仮想化に取り組むことになりました。
まず、小規模な3層アーキテクチャー構成の仮想基盤を導入しました。しかし、ストレージがシングル構成でレプリケーションが行われておらず、ストレージコントローラの障害対応時にシステム停止を余儀なくされるなど運用上の課題が顕在化していました。また、今後の衛星打ち上げの計画や新たな衛星運用受託案件の獲得なども考慮すると、柔軟にスケールアウトできる環境が求められていました。同時に、不安定だったバックアップの見直しをはじめ、重複排除や圧縮機能でディスク容量を最小限に抑えることができる環境構築を検討することになりました。
そこで目に留まったのがNutanix Enterprise Cloud OSでした。「スケールアウトしやすく、アップグレードや更改も容易に行え、障害時でも可能な限り冗長性が維持される点に魅力を感じました。なかでもNutanixはHCI市場を切り開いてきたベンダーであり、豊富な実績に基づく市場評価の高さが大きな魅力でした。Nutanixの管理ツールであるPrismが洗練されている点も高く評価しました」と担当者は語ります。
導入効果
現在、衛星管制システムや軌道解析ソフトウェア、地上アンテナ・RFに関する管制の仕組みなどがワークロードとして稼働しています。Nutanixの分散ストレージの環境によって、これまで課題だった可用性や拡張性に対して最適な形で環境づくりが実装できています。「ITインフラ全体を少人数で内製対応している我々のようなユーザー部門にとって、ストレージの複雑な構成やサイロ化を意識する必要が無くなったのは大きなメリットです」と現在の環境を評価しています。なお、以前の環境では不安定だったバックアップですが、安定して運用ができています。
今回Nutanixでの衛星運用実績ができたことで、ビジネスニーズに応じた展開がしやすくなっています。衛星運用受託サービスを提案していく際にも、システム構築から運用までを柔軟かつリーズナブルに提供できるインフラが構築できました。コストを抑えた最適な提案ができる環境が整備でき、衛星運用をサービスとして展開していく準備を整えることができたのは大きな効果です。仮想環境およびNutanix Enterprise Cloud OSの環境に移行したことで、サーバーメンテナンスの負担と10本を超えるラックスペースを削減することに成功しました。管理部門から電気使用量が激減したという報告があるほど、目に見えて削減できています。また、Nutanixが持つ圧縮機能によってデータ容量も50%削減しました。
今後の展望
ZabbixなどIT系の監視システムやActive Directoryなどの認証系システムなど、現在は異なるセンターで運用しているシステムをNutanix内に取り込んでいくことが検討されており、顧客に提供するサービスも随時Nutanixに集約していく計画です。ファイルサーバーとして利用できるNutanix Filesの活用も検討しています。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
https://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/Nutanix_Case_Study_SKY_Perfect_JSAT.pdf
(以上)
スカパーJSAT株式会社について
放送と通信融合のトップランナーとして、アジア最大の17機の衛星を保有する、衛星多チャンネル放送と衛星通信を提供している国内唯一の事業会社です。加入者数約300万を誇る衛星多チャンネル放送プラットフォーム「スカパー!」を通じて多種多様なエンタテインメントをお届けし、衛星通信サービスにおいては、日本・アジア・オセアニア・ロシア・中東・ハワイ・北米をカバーし、「社会の安心・安全」を支えています。
会社公式サイトURL:https://www.sptvjsat.com/
宇宙事業サイトURL:https://www.jsat.net/jp/index.html
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。Nutanix Enterprise Cloud OSのプラットフォームは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
(C) 2019 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix、Nutanixのロゴマーク、すべての製品名ならびにサービス名は米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標、あるいは出願中の商標です。本リリースに記載されているその他すべてのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。
配信元企業:ニュータニックス・ジャパン合同会社
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ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、アジア最大の17機の通信衛星を保有し宇宙事業を展開するスカパーJSAT株式会社 (住所: 東京都港区、代表取締役 執行役員社長: 米倉 英一、以下スカパーJSAT) の衛星管制システムの基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。
スカパーJSATは、通信衛星を用いた衛星放送サービス「スカパー!」や各種の衛星通信サービスを20年以上提供しており、近年は低軌道衛星向け地上局サービスの受注や他社の保有する衛星の運用受託など、さまざまな事業を展開しています。管理対象となる衛星が増えるなか、東日本大震災の際に衛星通信の耐災害性が改めて見直されたことを契機に、自社で運用可能な環境づくりに向けて新たに管制SEチームを新設しました。
2014年頃に、これまで運用してきた基盤を見直し、はじめて仮想化に取り組みました。当時課題になっていたのが、管制システムのハードウェアの寿命と衛星の寿命のギャップでした。5年ほどで寿命を迎えるIT機器と違い、衛星の寿命は15年以上。管制システムも同様に使い続けるには、サーバーを定期的に更改する必要があります。更改時における様々な課題に対して柔軟に対応できるよう仮想化に取り組むことになりました。
まず、小規模な3層アーキテクチャー構成の仮想基盤を導入しました。しかし、ストレージがシングル構成でレプリケーションが行われておらず、ストレージコントローラの障害対応時にシステム停止を余儀なくされるなど運用上の課題が顕在化していました。また、今後の衛星打ち上げの計画や新たな衛星運用受託案件の獲得なども考慮すると、柔軟にスケールアウトできる環境が求められていました。同時に、不安定だったバックアップの見直しをはじめ、重複排除や圧縮機能でディスク容量を最小限に抑えることができる環境構築を検討することになりました。
そこで目に留まったのがNutanix Enterprise Cloud OSでした。「スケールアウトしやすく、アップグレードや更改も容易に行え、障害時でも可能な限り冗長性が維持される点に魅力を感じました。なかでもNutanixはHCI市場を切り開いてきたベンダーであり、豊富な実績に基づく市場評価の高さが大きな魅力でした。Nutanixの管理ツールであるPrismが洗練されている点も高く評価しました」と担当者は語ります。
導入効果
現在、衛星管制システムや軌道解析ソフトウェア、地上アンテナ・RFに関する管制の仕組みなどがワークロードとして稼働しています。Nutanixの分散ストレージの環境によって、これまで課題だった可用性や拡張性に対して最適な形で環境づくりが実装できています。「ITインフラ全体を少人数で内製対応している我々のようなユーザー部門にとって、ストレージの複雑な構成やサイロ化を意識する必要が無くなったのは大きなメリットです」と現在の環境を評価しています。なお、以前の環境では不安定だったバックアップですが、安定して運用ができています。
今回Nutanixでの衛星運用実績ができたことで、ビジネスニーズに応じた展開がしやすくなっています。衛星運用受託サービスを提案していく際にも、システム構築から運用までを柔軟かつリーズナブルに提供できるインフラが構築できました。コストを抑えた最適な提案ができる環境が整備でき、衛星運用をサービスとして展開していく準備を整えることができたのは大きな効果です。仮想環境およびNutanix Enterprise Cloud OSの環境に移行したことで、サーバーメンテナンスの負担と10本を超えるラックスペースを削減することに成功しました。管理部門から電気使用量が激減したという報告があるほど、目に見えて削減できています。また、Nutanixが持つ圧縮機能によってデータ容量も50%削減しました。
今後の展望
ZabbixなどIT系の監視システムやActive Directoryなどの認証系システムなど、現在は異なるセンターで運用しているシステムをNutanix内に取り込んでいくことが検討されており、顧客に提供するサービスも随時Nutanixに集約していく計画です。ファイルサーバーとして利用できるNutanix Filesの活用も検討しています。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
https://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/Nutanix_Case_Study_SKY_Perfect_JSAT.pdf
(以上)
スカパーJSAT株式会社について
放送と通信融合のトップランナーとして、アジア最大の17機の衛星を保有する、衛星多チャンネル放送と衛星通信を提供している国内唯一の事業会社です。加入者数約300万を誇る衛星多チャンネル放送プラットフォーム「スカパー!」を通じて多種多様なエンタテインメントをお届けし、衛星通信サービスにおいては、日本・アジア・オセアニア・ロシア・中東・ハワイ・北米をカバーし、「社会の安心・安全」を支えています。
会社公式サイトURL:https://www.sptvjsat.com/
宇宙事業サイトURL:https://www.jsat.net/jp/index.html
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。Nutanix Enterprise Cloud OSのプラットフォームは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
(C) 2019 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix、Nutanixのロゴマーク、すべての製品名ならびにサービス名は米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標、あるいは出願中の商標です。本リリースに記載されているその他すべてのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。
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