機能安全コンサルティングを行うFSマイクロ代表 桜井 厚の論文がIEEE信頼性学会に採択
[19/10/25]
提供元:DreamNews
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ISO 26262機能安全(注1)コンサルティングを提供するFSマイクロ株式会社(本社:名古屋市)代表取締役社長 桜井 厚の論文が、2019年10月19日、IEEE(注2)Reliability Society主催の国際学会である第66回RAMS(RAMS 2020:注3)に採択されました。RAMS 2020は、2020年1月27日から30日まで、アメリカ・カリフォルニア州パームスプリングスのマリオット・ルネッサンスにて開催予定です。
論文の題名は「Generic Equations for a Probabilistic Metric for Random Hardware Failures According to ISO 26262」です。邦題は「ISO 26262に準拠したランダムハードウェア故障の確率的メトリクスの一般式」であり、ランダムハードウェア故障の確率的メトリクス(PMHF:注4)を正確に評価することを可能にするものです。
2011年に車載電子機器における機能安全の国際規格であるISO 26262の初版が、また、2018年には改訂版が発効されました。この規格改訂版においてはPMHF式が変更されていますが、PMHF値の数学的な定義や、エレメント(注5)の前提条件が明確ではありませんでした。本論文ではこれらの点を明確にし、さらに規格に準拠した周期的な検査が行われるエレメントの不稼働確率式を初めて明らかにしました。これに基づき、一般的なサブシステム(注6)に関するPMHF式を新たに導出しました。本論文によりPMHF値を正確に評価できるため、広範な車載ECUにおいて、適正な安全設計を実施することが可能となります。また、緊急操作許容時間間隔(EOTTI:注7)に関する過剰な設計制約を軽減できるため、自動運転システムに代表される耐故障システム(注8)において、設計工期の短縮や製品コストの低減が可能となります。
【お問い合わせ先】
商号 FSマイクロ株式会社
代表者 桜井 厚
設立年月日 2013年8月21日
資本金 3,200万円
事業内容 ISO 26262車載電子機器の機能安全のコンサルティング及びセミナー
本店所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須4-1-57
電話 052-263-3099
メールアドレス info@fs-micro.com
URL http://fs-micro.com
【注釈】
注1:様々な安全方策を講じることにより、システムレベルでの安全性を高める考え方。ISO 26262は車載電気・電子機器を対象とする機能安全の国際規格
注2:アメリカ合衆国に本部を持つ、電気工学・電子工学技術に関する世界最大規模の学会
注3:The 66th Annual Reliability & Maintainability Symposium. IEEE Reliability Societyが毎年主催する、信頼性工学に関する世界最高レベルの国際学会 http://rams.org/
注4:Probabilistic Metric for Random Hardware Failures. 車載電気・電子システムにおいて、車両寿命間にシステムが不稼働となる確率を時間平均した、ハードウェアに関する設計目標値
注5:ISO 26262においては、システムを構成する機能の単位であり、ハードウェア部品やソフトウェア部品から構成される
注6:意図機能を司る主機能及びその安全を担保する安全機構の両方が修理可能である、それらのエレメントから構成されるサブシステム
注7:Emergency Operation Tolerant Time Interval. この期間内に修理するか代替処理に切り替えれば安全目標侵害が起こらない時間間隔
注8:故障した場合に直ちに機能を失うことなく、ある程度本来の機能を果たすことができるシステム
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000203882&id=bodyimage1】
配信元企業:FSマイクロ株式会社
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論文の題名は「Generic Equations for a Probabilistic Metric for Random Hardware Failures According to ISO 26262」です。邦題は「ISO 26262に準拠したランダムハードウェア故障の確率的メトリクスの一般式」であり、ランダムハードウェア故障の確率的メトリクス(PMHF:注4)を正確に評価することを可能にするものです。
2011年に車載電子機器における機能安全の国際規格であるISO 26262の初版が、また、2018年には改訂版が発効されました。この規格改訂版においてはPMHF式が変更されていますが、PMHF値の数学的な定義や、エレメント(注5)の前提条件が明確ではありませんでした。本論文ではこれらの点を明確にし、さらに規格に準拠した周期的な検査が行われるエレメントの不稼働確率式を初めて明らかにしました。これに基づき、一般的なサブシステム(注6)に関するPMHF式を新たに導出しました。本論文によりPMHF値を正確に評価できるため、広範な車載ECUにおいて、適正な安全設計を実施することが可能となります。また、緊急操作許容時間間隔(EOTTI:注7)に関する過剰な設計制約を軽減できるため、自動運転システムに代表される耐故障システム(注8)において、設計工期の短縮や製品コストの低減が可能となります。
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代表者 桜井 厚
設立年月日 2013年8月21日
資本金 3,200万円
事業内容 ISO 26262車載電子機器の機能安全のコンサルティング及びセミナー
本店所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須4-1-57
電話 052-263-3099
メールアドレス info@fs-micro.com
URL http://fs-micro.com
【注釈】
注1:様々な安全方策を講じることにより、システムレベルでの安全性を高める考え方。ISO 26262は車載電気・電子機器を対象とする機能安全の国際規格
注2:アメリカ合衆国に本部を持つ、電気工学・電子工学技術に関する世界最大規模の学会
注3:The 66th Annual Reliability & Maintainability Symposium. IEEE Reliability Societyが毎年主催する、信頼性工学に関する世界最高レベルの国際学会 http://rams.org/
注4:Probabilistic Metric for Random Hardware Failures. 車載電気・電子システムにおいて、車両寿命間にシステムが不稼働となる確率を時間平均した、ハードウェアに関する設計目標値
注5:ISO 26262においては、システムを構成する機能の単位であり、ハードウェア部品やソフトウェア部品から構成される
注6:意図機能を司る主機能及びその安全を担保する安全機構の両方が修理可能である、それらのエレメントから構成されるサブシステム
注7:Emergency Operation Tolerant Time Interval. この期間内に修理するか代替処理に切り替えれば安全目標侵害が起こらない時間間隔
注8:故障した場合に直ちに機能を失うことなく、ある程度本来の機能を果たすことができるシステム
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