多根総合病院、Nutanix導入で運営リスクを軽減
[19/12/12]
提供元:DreamNews
提供元:DreamNews
災害拠点病院がソフトウェアの活用を通じて重要サービスを安定運用し、システム回復力を強化
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、多根総合病院(住所:大阪府大阪市西区、院長:丹羽 英記)のインフラ基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。
大阪府で民間病院唯一の災害拠点病院として、多根総合病院は年間8,500件以上の救急搬送を受け入れています。また、超高齢社会に備えて、手術施設、高精度放射線治療センター、眼科専門病院、後方支援病院、訪問看護、介護老人福祉施設など総合的なヘルスケアサービスも提供しています。地域医療で中心的な役割を果たす総合病院として、常にシステムの安定稼働を優先してきましたが、課題にも直面していました。
まず、技術的な不具合やアップグレードによる計画外のシステム停止は、病院では致命的な結果を招く可能性があります。すでにアップデートや拡張時にはさまざまな制限が発生しており、耐久年数や長年にわたって追加された非標準コンポーネントの数を考慮すると、止まる可能性がないとは言い切れない状況でした。
つぎに、従来のシステムでは効率性と生産性に課題がありました。これまでの複雑なインフラには、有効期間、サポート契約、OSが異なるさまざまなハードウェアが含まれており、部門ごとにメンテナンス、サポート、バックアップを行うケースもあったため、作業の重複が生じていました。その一方で、システム全体のアップグレードや拡張時には、横断的に計画と調整を取る必要があり、技術的、人的、資金的な要件も非常に高いものでした。
そして、将来を見据えた病院経営の指針を打ち出すため、現場の情報やデータを活用する必要性が高まっていました。これまでの複雑な分散環境では、部署ごとに日常業務の管理はできても、システム全体から洞察を得て、戦略的な企画立案に活用できるようなデータを提供することはできませんでした。このため、同病院ではデータを一元的に集約して管理すべきだという機運が高まっていました。
比較検討したパブリッククラウドサービスでは、インフラが止まった際の対応やコストに懸念が残ったため、最終的にHCIソリューションのNutanix Enterprise Cloud OSの導入を決断しました。Nutanixはこれらすべての課題を1つのシンプルなプラットフォームで解決し、ITチームはサービスを中断することなくソフトウェアを導入することができています。
仮想化によって、Nutanixは物理サーバー数の削減にも貢献し、結果としてエネルギー消費量・環境負荷の低減を実現しています。さらに自動化の促進とリソース削減により、生産性と効率性が向上しました。これにより達成されたコスト削減は、医療現場のサービス向上への還元にもつながっています。
多根総合病院のような地域にとって重要な医療機関では、サービスの安定運用も不可欠です。医療、供給、物流、人員配置など重要なシステムを24時間365日休むことなく稼働する必要があります。現在、救急医療記録 (EMR)を取る扱いオーダリングシステムをはじめ、あらゆる業務基盤がNutanix上で稼働しています。具体的には、看護業務支援システム、分析用のデータウェアハウス(DWH)、医事会計や診断・会計など各種待受表示、麻酔記録、感染管理、勤怠管理、臨床・病理検査の部門システムなどが含まれています。
さらに、システムの拡張性とコスト抑制が重要な要件でした。Nutanixは必要に応じて増設できるライセンスモデルを提供しているため、ユーザーは中核となるシステムを予算に合わせ、好きなタイミングで拡張し、効率性や生産性といった価値を向上し続けることが可能です。また、これは予算策定のしやすさにもつながっており、入れ替えタイミングで大規模な予算を確保する必要がないため、経営へのインパクトも最小限で済んでいます。
社会医療法人きつこう会法人本部にて企画部や情報システム部、物流管理室を統括し、同病院では経営改善担当 院長補佐を務める直江 幸範氏は「サーバー管理をPrismだけで行うことができるため業務がシンプルになりました。ハードウェアの問題も発生しないため、管理業務が大幅に軽減し、空いた時間を付加価値の高い業務に振り分けることができるようになりました。現場の情報を把握することで、経営的な視点で医療現場の運用にアドバイスができる『攻めのIT』が可能になりました」と述べています。
現在は、多根総合病院、多根脳神経リハビリテーション病院、多根クリニックがNutanix上で統合されており、数年後に保守切れが発生するタイミングで、多根記念眼科病院や多根第二病院、介護老人保健施設なども全てNutanix環境に移行する計画です。今後、医療用画像管理システムであるPACSもNutanix上の基盤で動かすなど、業務基盤のさらなる統合を進め、医療現場の運用改善や経営戦略に蓄積しているデータの活用をさらに促進していく方針です。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
https://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/Nutanix_Case_Study_Tane-Hospital.pdf
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
(C) 2019 Nutanix, Inc. All rights reserved. NutanixおよびNutanixのロゴマークは米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標、あるいは出願中の商標です。本リリースに記載されているその他すべてのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。
配信元企業:ニュータニックス・ジャパン合同会社
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、多根総合病院(住所:大阪府大阪市西区、院長:丹羽 英記)のインフラ基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。
大阪府で民間病院唯一の災害拠点病院として、多根総合病院は年間8,500件以上の救急搬送を受け入れています。また、超高齢社会に備えて、手術施設、高精度放射線治療センター、眼科専門病院、後方支援病院、訪問看護、介護老人福祉施設など総合的なヘルスケアサービスも提供しています。地域医療で中心的な役割を果たす総合病院として、常にシステムの安定稼働を優先してきましたが、課題にも直面していました。
まず、技術的な不具合やアップグレードによる計画外のシステム停止は、病院では致命的な結果を招く可能性があります。すでにアップデートや拡張時にはさまざまな制限が発生しており、耐久年数や長年にわたって追加された非標準コンポーネントの数を考慮すると、止まる可能性がないとは言い切れない状況でした。
つぎに、従来のシステムでは効率性と生産性に課題がありました。これまでの複雑なインフラには、有効期間、サポート契約、OSが異なるさまざまなハードウェアが含まれており、部門ごとにメンテナンス、サポート、バックアップを行うケースもあったため、作業の重複が生じていました。その一方で、システム全体のアップグレードや拡張時には、横断的に計画と調整を取る必要があり、技術的、人的、資金的な要件も非常に高いものでした。
そして、将来を見据えた病院経営の指針を打ち出すため、現場の情報やデータを活用する必要性が高まっていました。これまでの複雑な分散環境では、部署ごとに日常業務の管理はできても、システム全体から洞察を得て、戦略的な企画立案に活用できるようなデータを提供することはできませんでした。このため、同病院ではデータを一元的に集約して管理すべきだという機運が高まっていました。
比較検討したパブリッククラウドサービスでは、インフラが止まった際の対応やコストに懸念が残ったため、最終的にHCIソリューションのNutanix Enterprise Cloud OSの導入を決断しました。Nutanixはこれらすべての課題を1つのシンプルなプラットフォームで解決し、ITチームはサービスを中断することなくソフトウェアを導入することができています。
仮想化によって、Nutanixは物理サーバー数の削減にも貢献し、結果としてエネルギー消費量・環境負荷の低減を実現しています。さらに自動化の促進とリソース削減により、生産性と効率性が向上しました。これにより達成されたコスト削減は、医療現場のサービス向上への還元にもつながっています。
多根総合病院のような地域にとって重要な医療機関では、サービスの安定運用も不可欠です。医療、供給、物流、人員配置など重要なシステムを24時間365日休むことなく稼働する必要があります。現在、救急医療記録 (EMR)を取る扱いオーダリングシステムをはじめ、あらゆる業務基盤がNutanix上で稼働しています。具体的には、看護業務支援システム、分析用のデータウェアハウス(DWH)、医事会計や診断・会計など各種待受表示、麻酔記録、感染管理、勤怠管理、臨床・病理検査の部門システムなどが含まれています。
さらに、システムの拡張性とコスト抑制が重要な要件でした。Nutanixは必要に応じて増設できるライセンスモデルを提供しているため、ユーザーは中核となるシステムを予算に合わせ、好きなタイミングで拡張し、効率性や生産性といった価値を向上し続けることが可能です。また、これは予算策定のしやすさにもつながっており、入れ替えタイミングで大規模な予算を確保する必要がないため、経営へのインパクトも最小限で済んでいます。
社会医療法人きつこう会法人本部にて企画部や情報システム部、物流管理室を統括し、同病院では経営改善担当 院長補佐を務める直江 幸範氏は「サーバー管理をPrismだけで行うことができるため業務がシンプルになりました。ハードウェアの問題も発生しないため、管理業務が大幅に軽減し、空いた時間を付加価値の高い業務に振り分けることができるようになりました。現場の情報を把握することで、経営的な視点で医療現場の運用にアドバイスができる『攻めのIT』が可能になりました」と述べています。
現在は、多根総合病院、多根脳神経リハビリテーション病院、多根クリニックがNutanix上で統合されており、数年後に保守切れが発生するタイミングで、多根記念眼科病院や多根第二病院、介護老人保健施設なども全てNutanix環境に移行する計画です。今後、医療用画像管理システムであるPACSもNutanix上の基盤で動かすなど、業務基盤のさらなる統合を進め、医療現場の運用改善や経営戦略に蓄積しているデータの活用をさらに促進していく方針です。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
https://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/Nutanix_Case_Study_Tane-Hospital.pdf
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
(C) 2019 Nutanix, Inc. All rights reserved. NutanixおよびNutanixのロゴマークは米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標、あるいは出願中の商標です。本リリースに記載されているその他すべてのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。
配信元企業:ニュータニックス・ジャパン合同会社
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ