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【ひま部 × 東京大学】株式会社ナナメウエ、東京大学矢谷研究室とインターネットコミュニティにおける18歳未満のユーザーに関するトラブルリスク軽減に向けた共同研究調査の成果報告

株式会社ナナメウエ(本社 東京都港区赤坂 代表取締役 石濵嵩博)と、東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻矢谷研究室(代表 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻 矢谷浩司 )は、共同で若年層SNSユーザーの安全・安心な利用を促すインタフェースデザインの大規模な定量調査研究の成果についての研究結果を2020年3月6日発表した事をご報告します。


矢谷研究室がSNSユーザーの安全・安心な利用を促すために、行動経済学で知られているナッジ(人々が自発的に望ましい行動を選択するように促す仕掛けや手法)を利用したインタフェースデザインの検証を2019年12月末まで株式会社ナナメウエが運営していたコミュニティアプリケーション「ひま部」にて若年層ユーザーに向けアンケートを実施し、のべ29,000件を超える調査データーを収集し分析を実施をしました。

調査の結果ナッジの存在がリスクの高い行動を避けるのに有用となり得ることを確認しました。また、「55%の人は(SNSで知り合った人と1対1で)会わないそうだよ」といった否定文のナッジを提示された時の方が、肯定文のナッジを提示された場合より、リスクの高い選択肢を実験参加者が避ける傾向があることが明らかになりました


本研究成果は行動経済学の知見を取り入れながら、大規模な定量調査を通じて得られたデータを統計的手法により綿密に分析し、SNSの安全な利用におけるインタフェースデザインの重要性とその指針を明確にするものであり、SNSを運営する会社や団体にとって有益な知見となることが期待されます。


矢谷研究室は(インタラクティブ・インテリジェント・システム・ラボ)は、主にヒューマン・コンピュータ・インタラクションやユビキタス・コンピューティングに関する様々な研究を行っており、ユーザーの知的な生産性を飛躍させるアプリケーション、ユーザーの行動や健康状態をセンシングする技術とその応用、ユーザーにとって使いやすい、親しみやすいセキュリティ、プライバシー保護のインタフェース設計など、幅広い研究を通して、人々の知的活動・健康的生活・安全な社会活動を支援し、人々のQOL(quality of life)を向上させることをミッションとしております。


株式会社ナナメウエでは「すべての人に居場所を作り、世界から孤独を無くす」を実現するために、ソーシャルネットワークの安全性向上のための研究、及びソーシャルネットワークと幸福についての研究を各機関と共同で今後も行ってまいります。

また株式会社ナナメウエは青少年ネット利用環境整備協議会の一員として、同協議会の活動内容である、児童被害防止およびインターネット利用環境の整備に関する研究と実践に取り組んでいます。


論文に関する発表の詳細: https://www.t.u-tokyo.ac.jp/foe/press/setnws_202003061126246287401367.html



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000211193&id=bodyimage1



配信元企業:株式会社ナナメウエ
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