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TPCマーケティングリサーチ株式会社、2020年 ロングライフ惣菜市場について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、ロングライフ惣菜の市場について調査を実施、その結果を発表した。

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2019年度のロングライフ惣菜は、過去最大の市場規模に成長。
消費税率の変更を背景にプレミアム商品の浸透が進んでいる。

2019 年度のプレミックス市場は、前年度比4.2%増の2,473億5,000万円となった。同年度は消費税率の変更に伴って外食からユーザーが流出し、中食のニーズが増加。これに伴ってCVSのPBが大きく伸長し、過去最高の売上高を記録している。
対して、メーカーのNBではメニューによって明暗が分かれたものの、プレミアム感の強いハンバーグや高齢者向けの野菜煮物などが好調。これらの商品は簡便性に加え、品質に対する値頃感が評価されて利用を拡大している。
こうした市場成長が続く中、2020年度は新型コロナ感染症の流行によって一時的に内食へとニーズが流れることになり、全体の売上が伸び悩む見通し。特に量販店やCVSでは客足が遠のき、年度前半の売上が大きく減少するとみられる。一方、自宅待機の長期化に伴う“家事疲れ”などが、新しいニーズを掘り起こす契機となり、簡便性の高いロングライフ惣菜が再評価される動きに繋がっている。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000225087&id=bodyimage2




種類別シェアでは単身・シニアニーズに対応した商品が伸長。
企業別では販路の広いセブン&アイ・ホールディングスがトップに。

2019年度の種類別売上高をみると、ハンバーグ、サラダチキン、野菜煮物などが全体のボリュームゾーンを構成している。これらの商品は近年拡大するシニア層や単身世帯に向けて内容量や品質、簡便性を変更することでシェアを拡大した。
サラダチキンは前年度比8.7%増で好調に推移。同品目はこの数年で大手食肉メーカーの参入と新商品投入が加速し、定番商品となっている。
一方、煮豆は糖質に対するネガティブなイメージが普及したこと、甘い味付けに対する苦手意識が拡大したことで苦戦。参入各社では惣菜から水煮などの素材へと注力商材をシフトしつつある。
企業別の売上高をみると、セブン&アイ・ホールディングスが全体の4分の1近くを占める形でトップとなった。同社グループは主にCVS事業でシニア層のニーズを取り込む商品政策や出店を進め、PB商品の利用拡大に成功している。
また、NBでは日本ハムや伊藤ハム、プリマハムなどが前年度から好調な推移をみせている。これらのメーカーはプレミアム感の強い商品政策を進め、外食から流出したユーザーのプチ贅沢志向を取り込んでいる。
2020年度は、CVSや量販店の客足が減少するため、PBの売上が大きく減少すると見通し。特に年度前半は内食ニーズの拡大によって生鮮食品との競合が起こり、多くの企業がマイナス推移になるとみられる。各社ではロングライフ惣菜の強みである簡便性ニーズを深掘りし、調理シーンでのメニュー利用など、新しい利用価値を発信していくことで市場活性化に繋げようとしている。

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【調査要覧】
<調査対象企業>
フジッコ、ヤマザキ、カネハツ食品、イチビキ、日本ハム、プリマハム、伊藤ハム、丸大食品、
はごろもフーズ、紀文食品、セブン&アイ・ホールディングス、ファミリーマート、ローソン、
日本アクセス …など62社

<調査対象範囲>
店販・通販問わず市販されているチルド・常温の惣菜で賞味期限が1週間以上のものについて調査を行い、下記の21種類について分析を行った(※日配惣菜を除く)
(1)野菜煮物 (2)煮豆 (3)焼魚・煮魚 (4)豚角煮 (5)焼き鳥 (6)和風汁物 (7)和風その他(肉惣菜)
(8)和風その他(魚惣菜) (9)和風その他(野菜・豆腐・卵) (10)ハンバーグ (11)ミートボール (12)サラダ
(13)カレー類 (14)サラダチキン (15)洋風スープ (16)洋風その他(肉惣菜) (17)洋風その他(魚惣菜)
(18)洋風その他(野菜・卵) (19)中華惣菜 (20)韓国惣菜 (21)アジアスープ

<調査期間>
2020年8月〜2020年10月

<資料名>
「2020年 ロングライフ惣菜の市場分析調査」
―コロナショックで停滞する中食市場 “家事疲れ”で簡便性ニーズが再評価―
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr110210545
発刊日:2020年10月26日   頒価:99,000円(税抜)

【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪府大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110

【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358



配信元企業:TPCマーケティングリサーチ株式会社
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