黛敏郎のバレエ「かぐや姫」による3つの小曲のピアノ楽譜が全音から発売
[21/02/09]
提供元:DreamNews
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スリーシェルズの西耕一が楽譜を再発見して出版につなげた黛敏郎のバレエ「かぐや姫」による3つの小曲のピアノ楽譜が全音楽譜から2021年2月15日に発売されることを2月9日に発表します。
【バレエ『かぐや姫』による3つの小曲/石の花瓶の踊り、金の枝の踊り、鳳凰の踊り】について
この作品は、1948年に来日して多くの舞踊家を育てた舞踊家のジェーン・バロウが、黛敏郎に依頼して作曲されたバレエ音楽「かぐや姫」から3つのシーンをピアノ作品として独立させたものである。この頃の日本バレエ界では、黛の師匠である伊福部昭や、東京音楽学校の先輩である芥川也寸志など名だたる作曲家がバレエ音楽を担当し話題作を次々に発表していた頃であり、多くの傑作バレエ音楽が生まれていた。
作曲の経緯としては、1948年秋頃に黛に作曲の依頼打診がされ、台本を読み込んで作曲が進められたものの、バレエはなんらかの理由で上演されず、ピアノスケッチだけが残されていた。その後の情報としては、1951年1月28日にNHKのラジオ放送にて《金の枝の踊り》だけがピアノ作品として放送初演され、楽譜もこの1曲のみが全音ピースとして出版されていた。その他の部分は知られずに居たが、1949年11月号(第4号)の『上野』(東京音楽学校関係者によるエッセイや作品を掲載した非売品の文集冊子)の楽譜付録に、《石の花瓶の踊り》《金の枝の踊り》《鳳凰の踊り》の3つが、自筆のガリ版刷りで添付されていたことから近年の研究によって発見されたため、出版となった。
『竹取物語』のなかで、かぐや姫に求婚を迫る男たちに結婚の条件として、かぐや姫が出した難題。その難題にちなむシーンにつけられた踊りの音楽です。日本的情緒をフランス音楽的書法とジャズ的な感覚も取り入れて、洒脱なセンスで作曲されています。3つのシーンをまとめたことで、コンサートで演奏しても聴きごたえのある作品となっています。
楽譜は、全国の書店、楽器店などで2月15日から取り扱い開始されます。
商品名:黛敏郎/バレエ「かぐや姫」による3つの小曲(178421/ピアノのための)
出版社:全音楽譜出版社
ジャンル名:ピアノ教本・曲集
定価:1,650円(税込)
サイズ:菊倍
ページ数:16
ISBNコード:9784111784219
JANコード:4511005107527
初版日:2021年2月15日
詳細は、全音楽譜出版社へ。
https://shop.zen-on.co.jp/p/178421
黛敏郎 Toshiro MAYUZUMI
1929年(昭和4年)2月20日、横浜生まれ。
東京音楽学校(東京藝術大学)で橋本國彦、池内友次郎、伊福部昭等に師事。1948年(昭和23年)に作曲した「拾個の独奏楽器の為のディヴェルティメント」により才能を認められる。1950年(昭和25年)作曲の「スフェノグラム」は、翌年のISCM国際現代音楽祭に入選して海外でも知られるようになる。1951年(昭和26年)パリ・コンセルヴァトワールへ留学、トニー・オーバン等に学ぶ。フランスから帰国後、ミュージック・コンクレートや日本初の電子音楽を手がけた。1953年(昭和28年)芥川也寸志、團伊玖磨と「3人の会」を結成。また、吉田秀和等と「二十世紀音楽研究所」を設立。雅楽・声明をはじめ、日本の伝統音楽にも造詣を深める一方、交響曲、バレエ、オペラ、映画音楽等の大作を発表した。1964年(昭和39年)より、テレビ番組「題名のない音楽会」の企画、出演。東京藝術大学講師、茶道「裏千家淡交会」顧問、評議員。「日本作曲家協議会」会長、「日本著作権協会」会長などを歴任した。
「涅槃交響曲」(1958)で第7回尾高賞、「BUGAKU」で第15回尾高賞を受賞。主な作品に「ルンバ・ラプソディ」(1948)、「饗宴」(1954)、「曼荼羅交響曲」(1960)、「シロフォン小協奏曲」(1965)、オペラ「金閣寺」(1976)、「KOJIKI」(1993)、バレエ「The KABUKI」(1986)「M」(1993)他がある。ピアノ曲は、「前奏曲」「金の枝の踊り」「天地創造」などがある。ISCM入選(昭和31、32、38年)。毎日映画コンクール音楽賞(昭和25、32、38、40年)。毎日演劇賞(昭和33年)。ブルーリボン賞(昭和40年)。仏教伝道文化賞(昭和50年)。紫綬褒章(昭和61年)。1997年(平成9年)4月10日逝去。
関連URL
西耕一
Twitter https://twitter.com/johakyu_
スリーシェルズ http://www.3s-cd.net/
■本件や所属・関連アーティストに関するお問い合わせは下記までお願い致します。
株式会社スリーシェルズ
〒111-0052 東京都台東区柳橋1丁目4-4 ツイントラスビル8階
TEL:070-5464-5060
http://www.3s-cd.net/
メール jcacon@gmail.com
担当 西
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【バレエ『かぐや姫』による3つの小曲/石の花瓶の踊り、金の枝の踊り、鳳凰の踊り】について
この作品は、1948年に来日して多くの舞踊家を育てた舞踊家のジェーン・バロウが、黛敏郎に依頼して作曲されたバレエ音楽「かぐや姫」から3つのシーンをピアノ作品として独立させたものである。この頃の日本バレエ界では、黛の師匠である伊福部昭や、東京音楽学校の先輩である芥川也寸志など名だたる作曲家がバレエ音楽を担当し話題作を次々に発表していた頃であり、多くの傑作バレエ音楽が生まれていた。
作曲の経緯としては、1948年秋頃に黛に作曲の依頼打診がされ、台本を読み込んで作曲が進められたものの、バレエはなんらかの理由で上演されず、ピアノスケッチだけが残されていた。その後の情報としては、1951年1月28日にNHKのラジオ放送にて《金の枝の踊り》だけがピアノ作品として放送初演され、楽譜もこの1曲のみが全音ピースとして出版されていた。その他の部分は知られずに居たが、1949年11月号(第4号)の『上野』(東京音楽学校関係者によるエッセイや作品を掲載した非売品の文集冊子)の楽譜付録に、《石の花瓶の踊り》《金の枝の踊り》《鳳凰の踊り》の3つが、自筆のガリ版刷りで添付されていたことから近年の研究によって発見されたため、出版となった。
『竹取物語』のなかで、かぐや姫に求婚を迫る男たちに結婚の条件として、かぐや姫が出した難題。その難題にちなむシーンにつけられた踊りの音楽です。日本的情緒をフランス音楽的書法とジャズ的な感覚も取り入れて、洒脱なセンスで作曲されています。3つのシーンをまとめたことで、コンサートで演奏しても聴きごたえのある作品となっています。
楽譜は、全国の書店、楽器店などで2月15日から取り扱い開始されます。
商品名:黛敏郎/バレエ「かぐや姫」による3つの小曲(178421/ピアノのための)
出版社:全音楽譜出版社
ジャンル名:ピアノ教本・曲集
定価:1,650円(税込)
サイズ:菊倍
ページ数:16
ISBNコード:9784111784219
JANコード:4511005107527
初版日:2021年2月15日
詳細は、全音楽譜出版社へ。
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黛敏郎 Toshiro MAYUZUMI
1929年(昭和4年)2月20日、横浜生まれ。
東京音楽学校(東京藝術大学)で橋本國彦、池内友次郎、伊福部昭等に師事。1948年(昭和23年)に作曲した「拾個の独奏楽器の為のディヴェルティメント」により才能を認められる。1950年(昭和25年)作曲の「スフェノグラム」は、翌年のISCM国際現代音楽祭に入選して海外でも知られるようになる。1951年(昭和26年)パリ・コンセルヴァトワールへ留学、トニー・オーバン等に学ぶ。フランスから帰国後、ミュージック・コンクレートや日本初の電子音楽を手がけた。1953年(昭和28年)芥川也寸志、團伊玖磨と「3人の会」を結成。また、吉田秀和等と「二十世紀音楽研究所」を設立。雅楽・声明をはじめ、日本の伝統音楽にも造詣を深める一方、交響曲、バレエ、オペラ、映画音楽等の大作を発表した。1964年(昭和39年)より、テレビ番組「題名のない音楽会」の企画、出演。東京藝術大学講師、茶道「裏千家淡交会」顧問、評議員。「日本作曲家協議会」会長、「日本著作権協会」会長などを歴任した。
「涅槃交響曲」(1958)で第7回尾高賞、「BUGAKU」で第15回尾高賞を受賞。主な作品に「ルンバ・ラプソディ」(1948)、「饗宴」(1954)、「曼荼羅交響曲」(1960)、「シロフォン小協奏曲」(1965)、オペラ「金閣寺」(1976)、「KOJIKI」(1993)、バレエ「The KABUKI」(1986)「M」(1993)他がある。ピアノ曲は、「前奏曲」「金の枝の踊り」「天地創造」などがある。ISCM入選(昭和31、32、38年)。毎日映画コンクール音楽賞(昭和25、32、38、40年)。毎日演劇賞(昭和33年)。ブルーリボン賞(昭和40年)。仏教伝道文化賞(昭和50年)。紫綬褒章(昭和61年)。1997年(平成9年)4月10日逝去。
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西耕一
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〒111-0052 東京都台東区柳橋1丁目4-4 ツイントラスビル8階
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担当 西
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