オーストラリアのゲノム解析におけるリーダー、Cloudianの導入で研究を加速
[21/07/02]
提供元:DreamNews
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AGRFはS3互換のオブジェクトストレージを活用し、重要な臨床研究プロジェクトのデータ管理を簡素化
クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ブライアン・バーンズ、以下クラウディアン)は、本社Cloudian Inc.(米国カリフォルニア州、以下Cloudian)が現地時間2021年6月21日、オーストラリアのゲノム研究施設 AGRF(Australian Genome Research Facility)がCloudianのS3互換オブジェクトストレージソリューションの導入を発表したことをお知らせいたします。これによりAGRFは、重要な時期に急速に増加するゲノムシーケンスデータを、より効率的かつ低コストで管理および保管できるようになりました。
生物医学、臨床、農業、環境の各分野で世界トップクラスのゲノム技術を支えるAGRFは、オーストラリア全土に施設を保有し、世界中で15,000以上の顧客を抱えています。ワクチン開発における研究者の支援から下水のウイルス検査にいたるまで、COVID-19の重要な研究において中心的役割を果たしてきました。また、オーストラリアの絶滅危惧種のゲノム配列を決定し、保護活動の支援でも知られています。
AGRFは週あたり10テラバイト(TB)以上のデータを処理しています。これは、ハッブル宇宙望遠鏡の1年分のデータに相当します。このデータは世界で最重要な研究に不可欠なため、AGRFは最小限のコストでデータを簡単に管理、保護、アクセスできるストレージシステムを必要としています。
AGRFのICTマネージャーであるDouglas Morrison氏はこのように述べています。「私たちは、あらゆる意味でのデータを扱う組織です。患者1人のゲノムをマッピングするのに100〜125ギガベースが必要となり、特定の腫瘍サンプルを解析する場合はその3倍にもなります。これが1,500人ほどの患者になると、データは膨大になります。」
「臨床クライアントの中には、特にがん診断などで、治療方針の決定に緊急性が求められる場合があります。私たちは現在、より迅速な意思決定を可能にするために、ターンアラウンドタイムを大幅に短縮するプロジェクトに取り組んでいます。そしてこのような迅速なプロセスの実現は、データをいかに早く処理できるかにかかっています。」
AGRFは当初、週に16時間かけ、手作業でテープの出し入れを行うテープバックアップシステムを採用していました。この時間のかかるプロセスは、少人数のITチームに大きな負担となり、運用業務に影響を及ぼし始めていました。
「バックアップに多くの時間を費やしていたため、問題が発生した際、いつもサポートできるわけではありませんでした。」とMorrison氏は述べています。「さらに、プロジェクト用にバックアップデータを取得する必要がある場合は、バックアップテープを探して復元するのに時間がかかっていました。」
AGRFは、データ量の増加に伴い、より優れたソリューションが必要であることを認識しました。テープシステムやパブリッククラウドなどの選択肢を評価した結果、拡張性、管理のしやすさ、費用対効果の良さから、Cloudian HyperStore(R)オブジェクトストレージソリューションを選択しました。
「Cloudianは、テープ管理やデータアクセスに手間や時間をかけることなく、将来の成長ニーズに対応するスケーラブルな容量を提供してくれます。」とMorrison氏は述べています。「さらに、Cloudianの HyperStoreソリューションは、パブリッククラウドストレージの半分のコストであり、これは非営利団体であるAGRFにとって、とても重要な点でした。」
AGRFは、CloudianのHyperFileソフトウェアを使用してデータをHyperStoreに移動し、合計容量が1.8ペタバイトのHyperStoreアプライアンスを導入しました。Cloudianソリューションの採用で、大手シーケンスプロバイダーに多大なメリットがもたらされました。
Cloudianの導入により、AGRFは急成長する応用市場や商業診断業界での実績を増やしています。今後のプロジェクトとしては、HyperStoreを活用して、猛毒で知られるオーストラリアのハコクラゲのゲノムをマッピングし、改良型の解毒剤や治療補助剤の開発を支援します。
「この1年で、新型コロナウイルスのパンデミックと闘う取り組みにおいて、ゲノム配列解析とマッピングの重要性はさらに明らかになっています。」と、Cloudianのオーストラリア/ニュージーランドおよびオセアニア地域担当ディレクターのJames Wrightは述べています。「この業界は世界中の医療の進歩に貢献し、ウイルスに打ち勝つための重要な“鍵”となっています。」
「業界におけるAGRFの主導的な役割を反映して、強化されたストレージインフラを活用し、より優れた、より速い研究結果を達成し、継続的なイノベーションを可能にします。そして最終的に人々の生活を向上へと導きます。」
Cloudianについて
Cloudianは、最も広く導入されているオブジェクトストレージの独立ベンダーです。 ネイティブS3 APIにより、データセンターにパブリッククラウドストレージの拡張性と柔軟性をもたらすと同時に、ランサムウェア保護を提供し、従来のSAN / NASおよびパブリッククラウドと比較しTCOを60%以上削減します。地理的に分散されたアーキテクチャにより、ユーザーは単一のプラットフォームから、オンプレミスとクラウドのサイト間でオブジェクトとファイルのデータを管理および保護することが可能になります。Cloudianは、ソフトウェアまたはアプライアンスとして利用可能で、従来のアプリケーションとコンテナ化されたアプリケーションをサポートします。詳しくはhttps://cloudian.com/jp/をご覧ください。
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クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ブライアン・バーンズ、以下クラウディアン)は、本社Cloudian Inc.(米国カリフォルニア州、以下Cloudian)が現地時間2021年6月21日、オーストラリアのゲノム研究施設 AGRF(Australian Genome Research Facility)がCloudianのS3互換オブジェクトストレージソリューションの導入を発表したことをお知らせいたします。これによりAGRFは、重要な時期に急速に増加するゲノムシーケンスデータを、より効率的かつ低コストで管理および保管できるようになりました。
生物医学、臨床、農業、環境の各分野で世界トップクラスのゲノム技術を支えるAGRFは、オーストラリア全土に施設を保有し、世界中で15,000以上の顧客を抱えています。ワクチン開発における研究者の支援から下水のウイルス検査にいたるまで、COVID-19の重要な研究において中心的役割を果たしてきました。また、オーストラリアの絶滅危惧種のゲノム配列を決定し、保護活動の支援でも知られています。
AGRFは週あたり10テラバイト(TB)以上のデータを処理しています。これは、ハッブル宇宙望遠鏡の1年分のデータに相当します。このデータは世界で最重要な研究に不可欠なため、AGRFは最小限のコストでデータを簡単に管理、保護、アクセスできるストレージシステムを必要としています。
AGRFのICTマネージャーであるDouglas Morrison氏はこのように述べています。「私たちは、あらゆる意味でのデータを扱う組織です。患者1人のゲノムをマッピングするのに100〜125ギガベースが必要となり、特定の腫瘍サンプルを解析する場合はその3倍にもなります。これが1,500人ほどの患者になると、データは膨大になります。」
「臨床クライアントの中には、特にがん診断などで、治療方針の決定に緊急性が求められる場合があります。私たちは現在、より迅速な意思決定を可能にするために、ターンアラウンドタイムを大幅に短縮するプロジェクトに取り組んでいます。そしてこのような迅速なプロセスの実現は、データをいかに早く処理できるかにかかっています。」
AGRFは当初、週に16時間かけ、手作業でテープの出し入れを行うテープバックアップシステムを採用していました。この時間のかかるプロセスは、少人数のITチームに大きな負担となり、運用業務に影響を及ぼし始めていました。
「バックアップに多くの時間を費やしていたため、問題が発生した際、いつもサポートできるわけではありませんでした。」とMorrison氏は述べています。「さらに、プロジェクト用にバックアップデータを取得する必要がある場合は、バックアップテープを探して復元するのに時間がかかっていました。」
AGRFは、データ量の増加に伴い、より優れたソリューションが必要であることを認識しました。テープシステムやパブリッククラウドなどの選択肢を評価した結果、拡張性、管理のしやすさ、費用対効果の良さから、Cloudian HyperStore(R)オブジェクトストレージソリューションを選択しました。
「Cloudianは、テープ管理やデータアクセスに手間や時間をかけることなく、将来の成長ニーズに対応するスケーラブルな容量を提供してくれます。」とMorrison氏は述べています。「さらに、Cloudianの HyperStoreソリューションは、パブリッククラウドストレージの半分のコストであり、これは非営利団体であるAGRFにとって、とても重要な点でした。」
AGRFは、CloudianのHyperFileソフトウェアを使用してデータをHyperStoreに移動し、合計容量が1.8ペタバイトのHyperStoreアプライアンスを導入しました。Cloudianソリューションの採用で、大手シーケンスプロバイダーに多大なメリットがもたらされました。
Cloudianの導入により、AGRFは急成長する応用市場や商業診断業界での実績を増やしています。今後のプロジェクトとしては、HyperStoreを活用して、猛毒で知られるオーストラリアのハコクラゲのゲノムをマッピングし、改良型の解毒剤や治療補助剤の開発を支援します。
「この1年で、新型コロナウイルスのパンデミックと闘う取り組みにおいて、ゲノム配列解析とマッピングの重要性はさらに明らかになっています。」と、Cloudianのオーストラリア/ニュージーランドおよびオセアニア地域担当ディレクターのJames Wrightは述べています。「この業界は世界中の医療の進歩に貢献し、ウイルスに打ち勝つための重要な“鍵”となっています。」
「業界におけるAGRFの主導的な役割を反映して、強化されたストレージインフラを活用し、より優れた、より速い研究結果を達成し、継続的なイノベーションを可能にします。そして最終的に人々の生活を向上へと導きます。」
Cloudianについて
Cloudianは、最も広く導入されているオブジェクトストレージの独立ベンダーです。 ネイティブS3 APIにより、データセンターにパブリッククラウドストレージの拡張性と柔軟性をもたらすと同時に、ランサムウェア保護を提供し、従来のSAN / NASおよびパブリッククラウドと比較しTCOを60%以上削減します。地理的に分散されたアーキテクチャにより、ユーザーは単一のプラットフォームから、オンプレミスとクラウドのサイト間でオブジェクトとファイルのデータを管理および保護することが可能になります。Cloudianは、ソフトウェアまたはアプライアンスとして利用可能で、従来のアプリケーションとコンテナ化されたアプリケーションをサポートします。詳しくはhttps://cloudian.com/jp/をご覧ください。
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