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減災・防災IoTデバイス「ミテテル・傾斜計2」 神奈川県逗子市での実証実験開始のお知らせ

アイ・サイナップ株式会社(東京都港区、代表取締役社長 江藤潔、以下「アイ・サイナップ」)と高幸建設株式会社(神奈川県逗子市、代表表取締役 岡川直、以下「高幸建設」)は共同で、アイ・サイナップが開発した防災IoTデバイス「ミテテル・傾斜計2」を神奈川県逗子市の実証実験へ提供します。実証実験は2021年10月下旬から開始され、従来の「ミテテル・傾斜計」に搭載されている加速度センサーにより傾斜を測定すると同時に、実験的に土中水分センサーを搭載して地盤の土中水分量を測定します。土中水分量と地滑りや土砂崩れとの関係を研究し、土砂災害の予兆検知が可能であるかどうかを検証します。

「ミテテル・傾斜計2」は、国内で増加する気象災害に備えてアイ・サイナップにより開発された防災IoTデバイスです。従来の「ミテテル・傾斜計」は加速度センサーのみを搭載しているため、傾斜角度に変化が生じた後に通知を発信する仕組みでした。本格的に崩れる前の微妙な変化も検知できるため警報として使用できるものの、傾斜が変化する前に知りたいという顧客からの要望がありました。今回の実証実験では土中水分センサーを追加して土中水分量の変化と傾きのデータを取得することで、地質や地形により土中水分量と土砂災害との関係を研究し、土中水分量の変化による事前通知の有効性を検証します。得られたデータは大学や研究機関にも提供されます。

今回の実証実験は逗子市の土砂災害時に復旧工事を担う高幸建設が、近年の逗子市における土砂災害の増加を懸念し、アイ・サイナップに働きかけて実現しました。高幸建設は設置費用の負担と設置工事を行います。

<ミテテル・傾斜計2について>
アイ・サイナップ株式会社が2021年9月10日に販売開始した傾斜測定IoT機器。山の斜面などに設置した場合、設置時の角度を0度として、3次元の加速度センサーにより0度から180度までの傾きを検知します。管理者は離れた場所からクラウドシステム上で「ミテテル・傾斜計2」の状態を確認できるほか、傾きがあらかじめ設定した閾値を超えた場合は携帯メール等によるプッシュ通知もあり、非常時にどこにいても異常を見逃さない体制を構築できます。初期型のミテテル・傾斜計と比べると通信方式にLTE-Mを採用して過疎地や山間部などで繋がりやすく改良され、さらに本体を親機と子機に分けて、Wi-Fi通信で子機の情報を親機で集約し一括送信するという方式を採用することで通信費の削減を図りました。

<アイ・サイナップ株式会社について>
2001 年11 月設立。IoT(センサーと通信)とAI(機械学習)の高い技術力を活かしたハードウェア・ソフトウェアの総合開発企業。
所在地 東京都港区元麻布2-2-9-101
公式サイト http://www.ai-cynap.com/

<高幸建設株式会社について>
1966年10月設立。逗子市でインフラ整備やがけ崩れなどの災害発生時に復旧工事を担う。
所在地 神奈川県逗子市桜山4丁目7番5号
公式サイト http://takako-kensetsu.co.jp/

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000246731&id=bodyimage1

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配信元企業:アイ・サイナップ株式会社
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