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彼の死は江戸幕府滅亡を早めたのか? 『阿部正弘―挙国体制で黒船来航に立ち向かった老中』(著者:後藤敦史)10月28日発売。

戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『阿部正弘―挙国体制で黒船来航に立ち向かった老中』(著者:後藤敦史)を2022年10月28日に発売いたします。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000268854&id=bodyimage1

幕末の動乱のはじまりとして一般的にイメージされるのは、嘉永6年(1853)のペリー来航だと思われます。本書の主人公・阿部正弘は、このとき老中首座として幕政を主導し、未曾有の国難への対処に苦悩しました。こうした苦悩がたたったのか、阿部はペリー来航からわずか4年後に39歳の若さで病死してしまいます。
そのため、「阿部が長く生きていれば、幕府崩壊は防げた」とか、逆に、「阿部の政策が幕府崩壊を早めた」ともいわれ、正反対の評価がなされています。また、彼はペリー来航の頃より開国論者であったともされています。しかし、こうしたさまざまな阿部への評価は、明治時代に形づくられ現代まで伝わってきたものであり、それが阿部の実際の人物像であるとはいえません。
そこで本書では、そんな阿部正弘について、関連する同時代の史料を丹念に分析し、当該期幕府の外交に関する研究成果などを盛り込むことで、客観的で等身大の阿部正弘の人物像を描き出しています。また、幕末初期に活躍した阿部正弘とその政権について考えることで、幕末という時代の特質にも迫っています。対外関係が緊張状況にある現在の情勢下においてこそおすすめしたい1冊です。

【目次】
序 章 幕末の動乱と阿部正弘
第一章 老中首座への道
第二章 政権の安定に向けて――弘化期
第三章 開国前夜の正弘政権――嘉永期
第四章 黒船来航――嘉永五・六年
第五章 条約締結と「臥薪嘗胆」――安政元年
第六章 開国への転換のために――安政二・三年
終 章 正弘の死――安政四年

【商品情報】
書名:『阿部正弘―挙国体制で黒船来航に立ち向かった老中』(戎光祥選書ソレイユ011)
著者:後藤敦史
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-86403-454-8
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/658/

【著者紹介】
後藤敦史(ごとう・あつし)
1982年生まれ。現在、京都橘大学文学部准教授。
主な業績に『開国期徳川幕府の政治と外交』(有志舎、2015年)、『忘れられた黒船―アメリカ北太平洋戦略と日本開国』(講談社、2017年)、『幕末の大阪湾と台場―海防に沸き立つ列島社会』(共編著、戎光祥出版、2018年)などがある。

【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/



配信元企業:戎光祥出版株式会社
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