『産後ケアホテルの利用実態調査 〜ママたちが利用しない理由とは〜』株式会社コズレ、「産後ケアホテルの利用実態」に関する調査レポートを本日発表
[24/03/29]
提供元:DreamNews
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子育て情報メディア「コズレマガジン」を運営する株式会社コズレ(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大希、以下コズレ)は、2023年6月〜7月に実施した「産後ケアホテルの利用実態」に関する調査について結果をまとめ、その一部を本日2024年3月29日に公表いたします。
1.はじめに
近年、核家族化や晩婚化等の理由により、妊娠や出産、産後の育児において、自分の親などの身近な人の助けが十分に得られないママが増えていることが課題になっている。
国はこの課題に対応するため、妊娠期から子育て期にかけての切れ目のない支援のひとつとして「産後ケア事業」を行ってきた。これまで、ママが産後ケアを受けるには所得制限や条件が設けられていたが、こども家庭庁により利用要件を撤廃する動きがある(※1)。
産後ケアの重要性や関心が高まる中、注目されているのが「産後ケアホテル」だ。最近ではビジネスホテルの一室を活用した「産後ケアプラン」を提供しているホテルも増えつつある。助産師や保育士等が24時間常駐しており、専門家のサポートを受けながら授乳や沐浴の方法などを習得できる。また、産後の身体のケアもしてくれる。栄養バランスのとれた食事の提供や睡眠時間の確保からスパでのリラクゼーションまで、サービス内容は多岐に渡る。
本レポートでは、そんな産後ケアホテルの認知度や利用実態について報告する。
(参考)※1 厚生労働省 産後ケア事業(妊娠・出産包括支援事業の一部)
https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001046316.pdf
2.調査概要
調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:妊娠中および生後のお子さまをもつ女性
調査期間:2023年6月19日(月)〜2023年7月6日(木)
有効回答者数:1,338名(末子妊娠中598名、生後のお子さま(末子)をもつ女性740名)
3.調査結果要約
・生後の子(末子)を持つママ「産後ケアホテルの認知率は約70%、利用は2%弱」
・利用者「第一子出産時。半数以上が妊娠中に検討を開始し、生後2ヶ月以内に利用」
・利用理由は「母体の回復」と「補助の後押し」
・非利用理由は「利用料金が高い」「近くに産後ケアホテルがない」
・産後ケアホテルを知らないママほど、他の産後ケアや育児制度を活用できていない
・妊娠中のママ「産後ケアホテルに最も求めるのは良質な睡眠の確保」
4. 結果・考察
(1) 生後ママ「産後ケアホテルの認知は約7割、利用はわずか2%弱」
生後のお子さま(末子)をもつ女性(n=740)に、産後ケアホテルを知っているか、宿泊利用したことがあるかを聞いたところ、「知っており、宿泊したことがある」が1.76%、「知っているが、宿泊したことはない」が68.78%、「知らない」が29.46%となった。利用率はわずか2%弱であった。
図1 産後ケアホテルの認知と宿泊利用(SA、生後の子をもつ女性 n=740)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage1】
(2) 利用者「第一子出産時。半数以上が妊娠中に検討を開始し、生後2ヶ月以内に利用」
現状、本調査においても被験者のうち実際に「産後ケアホテル」を利用したことのある女性は13名に留まった。その利用実態を聞いたところ、次のような結果となったので、参考までにご紹介したい(図2)。
図2 産後ケアホテル利用対象、検討開始時期、利用時期(SA、産後ケアホテル利用女性 n=13)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage2】
初めての育児に不安を抱えるママたちが退院後すぐに利用することで、母体の回復と、プロのサポートを受けながら育児をスタートするのを望んでいることがわかる。
(3) 利用理由は「母体の回復」と「補助の後押し」
さらに利用者へ「産後ケアホテルを利用した理由」と「産後ケアホテルを利用した一番の理由」をそれぞれ聞いた。その結果、「産後ケアホテルを利用した理由」は「自治体の補助を受けられたから(53.85%)」「実母や義母に頼れなかったから(38.46%)」「リラックスするため(38.46%)」が主な理由として挙げられ、なかでも「自治体の補助」は利用を大きく後押ししていることがわかった(図3)。
続いて、前問で選択した理由のうち「産後ケアホテルを利用した一番の理由」では、「リラックスするため(23.08%)」「産後の体をメンテナンスするため(23.08%)」が上位に挙げられ、産後の母体を回復することを非常に重視していることがわかった。
図3 産後ケアホテルの利用理由(MA/SA、産後ケアホテル利用女性 n=13)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage3】
(4) 非利用理由は「利用料金が高い」
一方で、「知っているが、利用したことはない(n=509)」と回答した被験者に「産後ケアホテル」を利用しなかった理由を聞いたところ、「利用料金が高いから(42.44%)」が理由として最上位にあげられた(図4)。
図4 産後ケアホテルを利用しなかった理由(MA、産後ケアホテル非利用女性 n=509)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage4】
続きはこちら(https://cozre.co.jp/blog/11614)
【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。
出典:「産後ケアホテルの利用実態に関する調査(株式会社コズレ)」
https://cozre.co.jp/blog/11614
(子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/)
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/)
【子育てマーケティング研究所について】
株式会社コズレの社内シンクタンク「子育てマーケティング研究所」は、100万人以上の独自のママパパ調査パネルを保有し、累計550万以上の回答を蓄積・分析することを通じて、多くのクライアント様のマーケティング活動の支援に携わらせていただいております。また、子育て世代をターゲットとする企業のマーケティング担当者向けの定期的なセミナーの開催や、調査レポートの発表をしております。
【株式会社コズレについて】
株式会社コズレは“子育ての喜びをもっと大きく!”を経営理念とし、「情報を求めるママパパ」に「適切なコンテンツ」をお届けする、子育て情報マッチングプラットフォーム「cozreマガジン」(https://feature.cozre.jp/)を運営しています。
「cozreマガジン」は、妊娠中から小学生低学年の子どもを持つ20代〜40代のママパパを中心にご利用いただき、個人情報のご登録は世帯情報登録100万件、親子情報登録200万人を超えて急速に拡大中です。
この会員の属性情報と行動履歴情報を集積した国内最大級の「子育てビッグデータ」を活用し、クライアント様に対して各種マーケティングソリューションのご提供や新商品開発のご支援をしております。
<企業概要>
名称 :株式会社コズレ/Cozre Inc.
所在地 :東京都千代田区神田錦町2-2-1 WeWork
設立 :2013年7月1日
会社HP :https://www.cozre.co.jp/
代表取締役 :松本 大希
事業内容 :インターネットメディア事業
子育て情報マッチングプラットフォーム「cozreマガジン」
(https://feature.cozre.jp/)
受賞歴 :新日本有限責任監査法人
「EY Innovative Startup 2018」Child Rearing部門
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社コズレ 担当:早川
TEL:03-6265-6877 Mail: pr@cozre.co.jp
配信元企業:株式会社コズレ
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1.はじめに
近年、核家族化や晩婚化等の理由により、妊娠や出産、産後の育児において、自分の親などの身近な人の助けが十分に得られないママが増えていることが課題になっている。
国はこの課題に対応するため、妊娠期から子育て期にかけての切れ目のない支援のひとつとして「産後ケア事業」を行ってきた。これまで、ママが産後ケアを受けるには所得制限や条件が設けられていたが、こども家庭庁により利用要件を撤廃する動きがある(※1)。
産後ケアの重要性や関心が高まる中、注目されているのが「産後ケアホテル」だ。最近ではビジネスホテルの一室を活用した「産後ケアプラン」を提供しているホテルも増えつつある。助産師や保育士等が24時間常駐しており、専門家のサポートを受けながら授乳や沐浴の方法などを習得できる。また、産後の身体のケアもしてくれる。栄養バランスのとれた食事の提供や睡眠時間の確保からスパでのリラクゼーションまで、サービス内容は多岐に渡る。
本レポートでは、そんな産後ケアホテルの認知度や利用実態について報告する。
(参考)※1 厚生労働省 産後ケア事業(妊娠・出産包括支援事業の一部)
https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001046316.pdf
2.調査概要
調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:妊娠中および生後のお子さまをもつ女性
調査期間:2023年6月19日(月)〜2023年7月6日(木)
有効回答者数:1,338名(末子妊娠中598名、生後のお子さま(末子)をもつ女性740名)
3.調査結果要約
・生後の子(末子)を持つママ「産後ケアホテルの認知率は約70%、利用は2%弱」
・利用者「第一子出産時。半数以上が妊娠中に検討を開始し、生後2ヶ月以内に利用」
・利用理由は「母体の回復」と「補助の後押し」
・非利用理由は「利用料金が高い」「近くに産後ケアホテルがない」
・産後ケアホテルを知らないママほど、他の産後ケアや育児制度を活用できていない
・妊娠中のママ「産後ケアホテルに最も求めるのは良質な睡眠の確保」
4. 結果・考察
(1) 生後ママ「産後ケアホテルの認知は約7割、利用はわずか2%弱」
生後のお子さま(末子)をもつ女性(n=740)に、産後ケアホテルを知っているか、宿泊利用したことがあるかを聞いたところ、「知っており、宿泊したことがある」が1.76%、「知っているが、宿泊したことはない」が68.78%、「知らない」が29.46%となった。利用率はわずか2%弱であった。
図1 産後ケアホテルの認知と宿泊利用(SA、生後の子をもつ女性 n=740)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage1】
(2) 利用者「第一子出産時。半数以上が妊娠中に検討を開始し、生後2ヶ月以内に利用」
現状、本調査においても被験者のうち実際に「産後ケアホテル」を利用したことのある女性は13名に留まった。その利用実態を聞いたところ、次のような結果となったので、参考までにご紹介したい(図2)。
図2 産後ケアホテル利用対象、検討開始時期、利用時期(SA、産後ケアホテル利用女性 n=13)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage2】
初めての育児に不安を抱えるママたちが退院後すぐに利用することで、母体の回復と、プロのサポートを受けながら育児をスタートするのを望んでいることがわかる。
(3) 利用理由は「母体の回復」と「補助の後押し」
さらに利用者へ「産後ケアホテルを利用した理由」と「産後ケアホテルを利用した一番の理由」をそれぞれ聞いた。その結果、「産後ケアホテルを利用した理由」は「自治体の補助を受けられたから(53.85%)」「実母や義母に頼れなかったから(38.46%)」「リラックスするため(38.46%)」が主な理由として挙げられ、なかでも「自治体の補助」は利用を大きく後押ししていることがわかった(図3)。
続いて、前問で選択した理由のうち「産後ケアホテルを利用した一番の理由」では、「リラックスするため(23.08%)」「産後の体をメンテナンスするため(23.08%)」が上位に挙げられ、産後の母体を回復することを非常に重視していることがわかった。
図3 産後ケアホテルの利用理由(MA/SA、産後ケアホテル利用女性 n=13)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage3】
(4) 非利用理由は「利用料金が高い」
一方で、「知っているが、利用したことはない(n=509)」と回答した被験者に「産後ケアホテル」を利用しなかった理由を聞いたところ、「利用料金が高いから(42.44%)」が理由として最上位にあげられた(図4)。
図4 産後ケアホテルを利用しなかった理由(MA、産後ケアホテル非利用女性 n=509)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296154&id=bodyimage4】
続きはこちら(https://cozre.co.jp/blog/11614)
【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。
出典:「産後ケアホテルの利用実態に関する調査(株式会社コズレ)」
https://cozre.co.jp/blog/11614
(子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/)
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/)
【子育てマーケティング研究所について】
株式会社コズレの社内シンクタンク「子育てマーケティング研究所」は、100万人以上の独自のママパパ調査パネルを保有し、累計550万以上の回答を蓄積・分析することを通じて、多くのクライアント様のマーケティング活動の支援に携わらせていただいております。また、子育て世代をターゲットとする企業のマーケティング担当者向けの定期的なセミナーの開催や、調査レポートの発表をしております。
【株式会社コズレについて】
株式会社コズレは“子育ての喜びをもっと大きく!”を経営理念とし、「情報を求めるママパパ」に「適切なコンテンツ」をお届けする、子育て情報マッチングプラットフォーム「cozreマガジン」(https://feature.cozre.jp/)を運営しています。
「cozreマガジン」は、妊娠中から小学生低学年の子どもを持つ20代〜40代のママパパを中心にご利用いただき、個人情報のご登録は世帯情報登録100万件、親子情報登録200万人を超えて急速に拡大中です。
この会員の属性情報と行動履歴情報を集積した国内最大級の「子育てビッグデータ」を活用し、クライアント様に対して各種マーケティングソリューションのご提供や新商品開発のご支援をしております。
<企業概要>
名称 :株式会社コズレ/Cozre Inc.
所在地 :東京都千代田区神田錦町2-2-1 WeWork
設立 :2013年7月1日
会社HP :https://www.cozre.co.jp/
代表取締役 :松本 大希
事業内容 :インターネットメディア事業
子育て情報マッチングプラットフォーム「cozreマガジン」
(https://feature.cozre.jp/)
受賞歴 :新日本有限責任監査法人
「EY Innovative Startup 2018」Child Rearing部門
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社コズレ 担当:早川
TEL:03-6265-6877 Mail: pr@cozre.co.jp
配信元企業:株式会社コズレ
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