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ams、チャイルドシート使用時感知システム向けICの量産を開始

助手席の乳幼児を検知することで、エアバッグの安全性向上を実現

ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は、チャイルドシート使用時検知システム用ASIC(特定用途向け集積回路)の量産体制に入ることを発表しました。本ASICは、自動車安全システムの主要サプライヤであるタカタ株式会社の着席者識別システムに採用されます。

CS3(チャイルドシート抑制システム)と名付けられたタカタの着席者識別システムは、助手席には大人が座っているのか、チャイルドシートが後ろ向きに取り付けられているのかを識別することができます。同システムは、チャイルドシートの取り付け状況を検出し、エアバッグの展開を抑制します。今後すべての乗用車では、新たな交通規制によって、このような安全機能を搭載することが義務付けられます。

CS3は、電界によりシート内の検出電極と着席者、車体との容量結合を効率的に測定するデバイスです。着席者の大きさと位置を信号応答の大きさと直接関連づけることで、子どもと大人を明確に識別することができます。CS3 ECUが着席者の状態をエアバッグコントロールユニットに伝えます。

amsのASICは、多くの診断機能のサポートにより、高精度の測定を行います。本ICは、車両内での携帯電話使用のような電磁波障害(EMC)の多い環境下で機能させることを目的として設計されています。

ams、車載ASIC担当製品マネージャ、トーマス・ミュラーのコメント:
「当社の安全性とEMCロバスト設計に関する長年の経験によって、顧客は要求の厳しいセーフティクリティカルなアプリケーションの設計が可能になります」

タカタ株式会社、着席者検知システム部門エンジニアリング責任者、ジェフ・ベネット氏のコメント:
「人のいのちを護るという使命のもと、パートナーであるamsとともに、コスト効率がよく、信頼性の高いソリューションを提供します」

タカタについて
会社名: タカタ株式会社
創業: 1933年
本社: 東京都港区赤坂2丁目12番31号
代表取締役社長: 高田重久
資本金: 41,862百万円(2011年3月時点)
売上高: 390,876百万円(2011年度3月期)
従業員数: 36,858人(2012年3月時点、連結)
グローバル生産工場数: 日本、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカに20カ国53工場(2012年3月時点)
事業内容: 自動車用シートベルト、エアバッグ、ステアリング、ホイール、インテリア、トリム、ファブリック、チャイルドシートシステムの製造販売


【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:amsジャパン株式会社
担当者名:清水美孝
TEL:03-5269-1038
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