注目集める“ロコモ”も、その認知率は25% 気になるコレステロールと体重、オススメ対策は“旬の野菜” コレステロール対策の味方は… ブロッコリー
トレンド総研では、20代後半〜40代の男女を対象に、「ロコモ」の現状の認知度を調べるとともに、その健康意識についてアンケート調査を実施しました。また、本調査において特に注目度の高かった「コレステロール」について、日本大学医学部の内科医、上野 高浩先生に取材を行いました。
昨年、2012年に厚生労働省が発表した「第2次健康日本21」でフォーカスされて以来、徐々に注目を高めている「ロコモティブシンドローム」。「ロコモ」とも略され、運動器症候群を指します。日本臨床整形外科学会によれば、「運動器の障害により、要介護になるリスクが高い状態」を意味し、「メタボリックシンドローム」、「認知症」と並び、健康寿命の短縮、寝たきりや要介護状態の3大要因の1つとされています。
政府では、2022年までの国民の認知度80%を目標にしている、この「ロコモ」ですが、これを機に国民の健康意識を向上させることが重要であると言えるでしょう。実際に「メタボ」の場合は、この言葉が市民権を得る中で、自身の体型を気にする人は増えました。この過程を通じて、国民の健康意識向上への寄与も大きかったように見受けられます。
そこで、今回、トレンド総研では、20代後半〜40代の男女を対象に、「ロコモ」の現状の認知度を調べるとともに、その健康意識についてアンケート調査を実施しました。また、本調査において特に注目度の高かった「コレステロール」について、日本大学医学部の内科医、上野 高浩先生に取材を行いました。本レポートでは、これらの結果についてまとめます。
■ レポート内容
1. ロコモから秋・冬の健康対策まで、男女500名にアンケート調査を実施
健康に対する意識・実態を明らかにするために、20代後半〜40代の男女500名を対象に、アンケート調査を実施。
2. 内科医・上野 高浩先生に、コレステロールと秋・冬の野菜についてインタビュー
野菜によるコレステロール対策のメカニズムは!? オススメの秋・冬の野菜を徹底分析
■1. ロコモから秋・冬の健康対策まで、男女500名にアンケート調査を実施
はじめに、働き盛りの20代後半〜40代の男女500名を対象に調査を実施しました。本調査は、はじめに、「ロコモティブシンドローム」に対する理解・認知を含めて、人々の健康意識について調べました。
◆ 2012年7月以降に急激な伸び、「ロコモティブシンドローム」の認知率は25%
はじめに、寝たきりや要介護状態の3大要因とされる、「ロコモ」、「メタボ」、「認知症」について、それぞれの認知率を調べました。その結果、「メタボ」と「認知症」がそれぞれ98%、99%であったのに対し、「ロコモ」の認知率は25%にとどまります。徐々にフォーカスされる機会が増えてきた「ロコモ」ですが、「メタボ」や「認知症」に比べれば、その認知率はまだまだ低いというのが、現状のようです。
次に、「ロコモ」の認知層に、「ロコモ」を知ったタイミングについて、聞きました。この質問に対しては、「2013年1月以降」という人が60%で、「2012年7月〜12月」という人が18%。両者を合わせれば、およそ8割にのぼります。昨年の7月というのは、厚生労働省が「第2次健康日本21」を発表したタイミングです。つまり、これ以降、「ロコモ」の認知が大きく伸びていることが分かります。一連の取り組みは、一定の成果をあげていると言えそうです。
しかし、メタボや認知症に比べれば、ロコモの認知率が著しく低いことも明白。今後、いかに認知を拡大していくかが重要であると言えるでしょう。そして、そのためには、人々の健康意識に訴えかけていくことが求められます。
◆ 気になる体重・コレステロールにオススメは“旬の野菜”、注目は「ほうれん草」、「ブロッコリー」、「ごぼう」
そこで、次に、人々の健康意識についても調べました。
まず、現在の健康状態についてたずねたところ、79%の人が「良好である」と回答しました。その一方で、「健康に対して、不安に感じることがない」という人は、わずかに、9%。たとえ健康な人であろうと、多少なりとも、健康への不安は抱えているようです。
それでは、人々が健康を気にする際に、気になるポイントはどういった点なのでしょうか。「自身の身体の健康状態を考えた際に、気になるポイントは何ですか?」と、複数回答で質問しました。この質問に対しては、「体重」(42%)、「コレステロール値」(40%)が僅差のトップ2に並び、次に「視力」(28%)が続きました。
この上位2項目である、「体重」と「コレステロール値」は、これからの秋〜冬の季節はより注意をするべき項目であると言えるでしょう。美味しいものが多い、味覚の秋。そして、冬は太りやすい季節だとよく言われます。また、コレステロールと運動には、強い関係があると言われますが、徐々に寒くなってくる季節、運動するのは、普段よりも辛くもなるでしょう。では、こうした季節には、どのような健康対策がオススメだと言えるでしょうか。それを探るために、健康対策に関するいくつかの質問を行いました。
まず、「行いたいと思う、健康対策」を複数回答形式で答えてもらいました。この質問に対して、「十分な睡眠」(98%)、「規則的な生活」(98%)、「バランスの良い食事」(97%)といった項目については、ほとんどの人が行いたいとしました。しかし、その一方で、同様に、「行いたいと思うのに実践できていない、健康対策」についても聞いたところ、「定期的な運動」(65%)、「バランスの良い食事」(61%)、「規則的な生活」(59%)といった具合に、実践できていない健康対策をあげる人も、少なくありません。
そこで、「続けやすいと思う健康対策は何ですか?」と聞いたところ、33%が選んだ「バランスの良い食事」が最多。 しかし、この「バランスの良い食事」についても、「実践できていない」と答えている人が多く、実際に健康対策を実践するためには、それなりの努力や工夫が必要であると言えるかもしれません。
そこで、秋・冬の体重、コレステロール値に対するオススメの健康対策として、トレンド総研では、旬の野菜にフォーカス。栄養豊富な旬の野菜を、美味しく食べる。それで健康対策ができるのであれば、言うことはありません。ちなみに、「健康に良さそうだと思う、秋・冬の野菜」を聞くと、「ほうれん草」(68%)、「ブロッコリー」(42%)、「ごぼう」(37%)という3つの野菜がトップ3となりました。 これらの秋・冬に旬を迎える野菜を、バランス良く食べることで、上手に健康対策を行えるのではないでしょうか。
■2. 内科医・上野 高浩先生に、コレステロールと秋・冬の野菜についてインタビュー
◆ 悪玉コレステロールのリスクとは!? LDLコレステロール値と動脈硬化、心筋梗塞・脳梗塞
◆ コレステロール対策には運動と食事、そのポイントとは!?
◆ 野菜とコレステロール、そのメカニズムを徹底解説!
◆ オススメの“ブロッコリー”、そのコレステロール抑制のメカニズムは!?
上野 高浩 (うえの たかひろ)
−医師・日本大学医学部 内科学系 腎臓高血圧内分泌内科学分野 高血圧内分泌代謝研究室 室長−
日本大学医学部 腎臓高血圧内分泌内科
URL:http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/nephendo/Metab.html
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トレンド総研 http://www.trendsoken.com/
担当:川浦 真吾(かわうら しんご) TEL:03-5774-8871 / FAX:03-5774-8872 / mail:info@trendsoken.com
昨年、2012年に厚生労働省が発表した「第2次健康日本21」でフォーカスされて以来、徐々に注目を高めている「ロコモティブシンドローム」。「ロコモ」とも略され、運動器症候群を指します。日本臨床整形外科学会によれば、「運動器の障害により、要介護になるリスクが高い状態」を意味し、「メタボリックシンドローム」、「認知症」と並び、健康寿命の短縮、寝たきりや要介護状態の3大要因の1つとされています。
政府では、2022年までの国民の認知度80%を目標にしている、この「ロコモ」ですが、これを機に国民の健康意識を向上させることが重要であると言えるでしょう。実際に「メタボ」の場合は、この言葉が市民権を得る中で、自身の体型を気にする人は増えました。この過程を通じて、国民の健康意識向上への寄与も大きかったように見受けられます。
そこで、今回、トレンド総研では、20代後半〜40代の男女を対象に、「ロコモ」の現状の認知度を調べるとともに、その健康意識についてアンケート調査を実施しました。また、本調査において特に注目度の高かった「コレステロール」について、日本大学医学部の内科医、上野 高浩先生に取材を行いました。本レポートでは、これらの結果についてまとめます。
■ レポート内容
1. ロコモから秋・冬の健康対策まで、男女500名にアンケート調査を実施
健康に対する意識・実態を明らかにするために、20代後半〜40代の男女500名を対象に、アンケート調査を実施。
2. 内科医・上野 高浩先生に、コレステロールと秋・冬の野菜についてインタビュー
野菜によるコレステロール対策のメカニズムは!? オススメの秋・冬の野菜を徹底分析
■1. ロコモから秋・冬の健康対策まで、男女500名にアンケート調査を実施
はじめに、働き盛りの20代後半〜40代の男女500名を対象に調査を実施しました。本調査は、はじめに、「ロコモティブシンドローム」に対する理解・認知を含めて、人々の健康意識について調べました。
◆ 2012年7月以降に急激な伸び、「ロコモティブシンドローム」の認知率は25%
はじめに、寝たきりや要介護状態の3大要因とされる、「ロコモ」、「メタボ」、「認知症」について、それぞれの認知率を調べました。その結果、「メタボ」と「認知症」がそれぞれ98%、99%であったのに対し、「ロコモ」の認知率は25%にとどまります。徐々にフォーカスされる機会が増えてきた「ロコモ」ですが、「メタボ」や「認知症」に比べれば、その認知率はまだまだ低いというのが、現状のようです。
次に、「ロコモ」の認知層に、「ロコモ」を知ったタイミングについて、聞きました。この質問に対しては、「2013年1月以降」という人が60%で、「2012年7月〜12月」という人が18%。両者を合わせれば、およそ8割にのぼります。昨年の7月というのは、厚生労働省が「第2次健康日本21」を発表したタイミングです。つまり、これ以降、「ロコモ」の認知が大きく伸びていることが分かります。一連の取り組みは、一定の成果をあげていると言えそうです。
しかし、メタボや認知症に比べれば、ロコモの認知率が著しく低いことも明白。今後、いかに認知を拡大していくかが重要であると言えるでしょう。そして、そのためには、人々の健康意識に訴えかけていくことが求められます。
◆ 気になる体重・コレステロールにオススメは“旬の野菜”、注目は「ほうれん草」、「ブロッコリー」、「ごぼう」
そこで、次に、人々の健康意識についても調べました。
まず、現在の健康状態についてたずねたところ、79%の人が「良好である」と回答しました。その一方で、「健康に対して、不安に感じることがない」という人は、わずかに、9%。たとえ健康な人であろうと、多少なりとも、健康への不安は抱えているようです。
それでは、人々が健康を気にする際に、気になるポイントはどういった点なのでしょうか。「自身の身体の健康状態を考えた際に、気になるポイントは何ですか?」と、複数回答で質問しました。この質問に対しては、「体重」(42%)、「コレステロール値」(40%)が僅差のトップ2に並び、次に「視力」(28%)が続きました。
この上位2項目である、「体重」と「コレステロール値」は、これからの秋〜冬の季節はより注意をするべき項目であると言えるでしょう。美味しいものが多い、味覚の秋。そして、冬は太りやすい季節だとよく言われます。また、コレステロールと運動には、強い関係があると言われますが、徐々に寒くなってくる季節、運動するのは、普段よりも辛くもなるでしょう。では、こうした季節には、どのような健康対策がオススメだと言えるでしょうか。それを探るために、健康対策に関するいくつかの質問を行いました。
まず、「行いたいと思う、健康対策」を複数回答形式で答えてもらいました。この質問に対して、「十分な睡眠」(98%)、「規則的な生活」(98%)、「バランスの良い食事」(97%)といった項目については、ほとんどの人が行いたいとしました。しかし、その一方で、同様に、「行いたいと思うのに実践できていない、健康対策」についても聞いたところ、「定期的な運動」(65%)、「バランスの良い食事」(61%)、「規則的な生活」(59%)といった具合に、実践できていない健康対策をあげる人も、少なくありません。
そこで、「続けやすいと思う健康対策は何ですか?」と聞いたところ、33%が選んだ「バランスの良い食事」が最多。 しかし、この「バランスの良い食事」についても、「実践できていない」と答えている人が多く、実際に健康対策を実践するためには、それなりの努力や工夫が必要であると言えるかもしれません。
そこで、秋・冬の体重、コレステロール値に対するオススメの健康対策として、トレンド総研では、旬の野菜にフォーカス。栄養豊富な旬の野菜を、美味しく食べる。それで健康対策ができるのであれば、言うことはありません。ちなみに、「健康に良さそうだと思う、秋・冬の野菜」を聞くと、「ほうれん草」(68%)、「ブロッコリー」(42%)、「ごぼう」(37%)という3つの野菜がトップ3となりました。 これらの秋・冬に旬を迎える野菜を、バランス良く食べることで、上手に健康対策を行えるのではないでしょうか。
■2. 内科医・上野 高浩先生に、コレステロールと秋・冬の野菜についてインタビュー
◆ 悪玉コレステロールのリスクとは!? LDLコレステロール値と動脈硬化、心筋梗塞・脳梗塞
◆ コレステロール対策には運動と食事、そのポイントとは!?
◆ 野菜とコレステロール、そのメカニズムを徹底解説!
◆ オススメの“ブロッコリー”、そのコレステロール抑制のメカニズムは!?
上野 高浩 (うえの たかひろ)
−医師・日本大学医学部 内科学系 腎臓高血圧内分泌内科学分野 高血圧内分泌代謝研究室 室長−
日本大学医学部 腎臓高血圧内分泌内科
URL:http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/nephendo/Metab.html
■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください■
トレンド総研 http://www.trendsoken.com/
担当:川浦 真吾(かわうら しんご) TEL:03-5774-8871 / FAX:03-5774-8872 / mail:info@trendsoken.com