オフィスビルエネルギー消費量及びコスト調査(2014年9月まで)〜エネルギー消費量はやや減少、単価の上昇傾向がやや鈍化、コストは減少傾向に〜
ザイマックス不動産総合研究所は、首都圏オフィスビルを対象に、「オフィスビルエネルギー消費量及びコスト」を継続的に調査しており、本年9月には、2010年1月から2014年6月までの結果を発表した。今回は、さらに2014年9月までのオフィスビルエネルギー消費量及びコストについて調査した結果を公表する。
ザイマックス不動産総合研究所は、首都圏オフィスビルを対象に、「オフィスビルエネルギー消費量及びコスト」を継続的に調査しており、本年9月には、2010年1月から2014年6月までの結果を発表した。今回は、さらに2014年9月までのオフィスビルエネルギー消費量及びコストについて調査した結果を公表する。
※本リリース末尾に月次データを掲載(2009年4月〜2014年9月)
◎2014年9月時点での調査結果(図表1)
■エネルギー消費量:震災後継続した水準からやや減少、2010年比17%減
■エネルギー単価:2010年半ばからの上昇傾向がやや鈍化、同45%上昇
■エネルギーコスト:消費量と単価の推移が変化した結果、上昇後やや減少し、同20%上昇
【図表1】エネルギー消費量・単価・コストの過去12ヵ月平均値の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph.png
※各月の数値は単月値ではなく、12ヵ月前〜当月までの1年間の平均値を示す
※2010年12月時点の数値を100として指数化
※エネルギー消費量は、単位を MJ(一次エネルギー量)に換算
※消費量、コストは単位面積あたりの数値を算出し、指数化
※3つの指標の関係は、コスト=単価×消費量
◎夏季(毎年7月〜9月)のエネルギー消費量・単価・コストの推移
【図表2】エネルギー消費量(MJ/m2・月)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph_02.png
【図表3】エネルギー単価(円/MJ)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph_03.png
【図表4】エネルギーコスト(円/m2・月)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph_04.png
図表2は消費量の推移を示している。震災前である2010年夏季と比べ、震災以降は21%減・20%減・20%減と同程度の水準を推移してきたが、2014年夏季は25%減と大きく減少した。首都圏の平均気温は特に8月・9月で2013年度より大きく下回っており、空調負荷が軽減している可能性がある。
図表3は単価の推移を示している。震災以前より上昇傾向は変わらないが、2010年夏季から2013年夏季への伸び方に比べ、この1年の上昇幅は小さかった事が分かる。
図表4はコストの推移を示している。エネルギー消費量・単価の変動の結果として、2011年以降継続してきた上昇傾向が止まり、2010年夏季比10%増にとどまった。
◎調査概要
■調査期間・対象
期間:2009年4月〜2014年9月(66ヶ月)
対象:ザイマックスグループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータが得られた約100棟
■算出方法
各月のエネルギー消費量・エネルギー単価・エネルギーコストの算出方法は以下の通り
(1) ビル毎に電気・ガス・熱・油類の消費量及び支払金額(税抜)を集計
(2) (1)の各エネルギー消費量をMJ(一次エネルギー量)に換算し、合計する(換算係数は下記を使用)
・電気:9.76MJ/kWh
・都市ガス:45MJ/m3
・冷水・温水・蒸気:1.36MJ/MJ
・直接蒸気:2.68MJ/kg
・A重油:39.1MJ/L
(3) A:エネルギー消費量(MJ / m2・月)⇒(2)で求めた消費量合計を、空室を除いた延床面積で除す
B:エネルギー単価(円 / MJ)⇒(1)で求めた支払金額合計を、(2)で求めた消費量合計で除す
C:エネルギーコスト(円 / m2・月)⇒(1)で求めた支払金額合計を、空室を除いた延床面積で除す
(4) (3)で求めたA・B・Cそれぞれについて、調査対象の平均値を求める
■備考
・本データの「月」はエネルギー供給会社の検針作業上の月で、ビル毎・供給会社毎に異なる
・本調査では、継続性・正確性を期すため、空室を除いた延床面積を用いている
※前回調査は2014年9月19日付けニュースリリース
「オフィスビルエネルギー消費量及びコスト調査(2014年6月まで)」を参照
http://www.xymax.co.jp/report/pdf/140919_02.pdf
※本リリースの英語、中国語、韓国語版をザイマックスのホームページにて公開
英語 http://www.xymax.co.jp/english/index.html
中国語 http://www.xymax.co.jp/cn/index.html
韓国語 http://www.xymax.co.jp/ko/index.html
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社ザイマックス
担当者名:吉田泰基
TEL:03-5544-6600
Email:hi-yoshida@xymax.co.jp
ザイマックス不動産総合研究所は、首都圏オフィスビルを対象に、「オフィスビルエネルギー消費量及びコスト」を継続的に調査しており、本年9月には、2010年1月から2014年6月までの結果を発表した。今回は、さらに2014年9月までのオフィスビルエネルギー消費量及びコストについて調査した結果を公表する。
※本リリース末尾に月次データを掲載(2009年4月〜2014年9月)
◎2014年9月時点での調査結果(図表1)
■エネルギー消費量:震災後継続した水準からやや減少、2010年比17%減
■エネルギー単価:2010年半ばからの上昇傾向がやや鈍化、同45%上昇
■エネルギーコスト:消費量と単価の推移が変化した結果、上昇後やや減少し、同20%上昇
【図表1】エネルギー消費量・単価・コストの過去12ヵ月平均値の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph.png
※各月の数値は単月値ではなく、12ヵ月前〜当月までの1年間の平均値を示す
※2010年12月時点の数値を100として指数化
※エネルギー消費量は、単位を MJ(一次エネルギー量)に換算
※消費量、コストは単位面積あたりの数値を算出し、指数化
※3つの指標の関係は、コスト=単価×消費量
◎夏季(毎年7月〜9月)のエネルギー消費量・単価・コストの推移
【図表2】エネルギー消費量(MJ/m2・月)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph_02.png
【図表3】エネルギー単価(円/MJ)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph_03.png
【図表4】エネルギーコスト(円/m2・月)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2014_12_01_04/img-graph_04.png
図表2は消費量の推移を示している。震災前である2010年夏季と比べ、震災以降は21%減・20%減・20%減と同程度の水準を推移してきたが、2014年夏季は25%減と大きく減少した。首都圏の平均気温は特に8月・9月で2013年度より大きく下回っており、空調負荷が軽減している可能性がある。
図表3は単価の推移を示している。震災以前より上昇傾向は変わらないが、2010年夏季から2013年夏季への伸び方に比べ、この1年の上昇幅は小さかった事が分かる。
図表4はコストの推移を示している。エネルギー消費量・単価の変動の結果として、2011年以降継続してきた上昇傾向が止まり、2010年夏季比10%増にとどまった。
◎調査概要
■調査期間・対象
期間:2009年4月〜2014年9月(66ヶ月)
対象:ザイマックスグループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータが得られた約100棟
■算出方法
各月のエネルギー消費量・エネルギー単価・エネルギーコストの算出方法は以下の通り
(1) ビル毎に電気・ガス・熱・油類の消費量及び支払金額(税抜)を集計
(2) (1)の各エネルギー消費量をMJ(一次エネルギー量)に換算し、合計する(換算係数は下記を使用)
・電気:9.76MJ/kWh
・都市ガス:45MJ/m3
・冷水・温水・蒸気:1.36MJ/MJ
・直接蒸気:2.68MJ/kg
・A重油:39.1MJ/L
(3) A:エネルギー消費量(MJ / m2・月)⇒(2)で求めた消費量合計を、空室を除いた延床面積で除す
B:エネルギー単価(円 / MJ)⇒(1)で求めた支払金額合計を、(2)で求めた消費量合計で除す
C:エネルギーコスト(円 / m2・月)⇒(1)で求めた支払金額合計を、空室を除いた延床面積で除す
(4) (3)で求めたA・B・Cそれぞれについて、調査対象の平均値を求める
■備考
・本データの「月」はエネルギー供給会社の検針作業上の月で、ビル毎・供給会社毎に異なる
・本調査では、継続性・正確性を期すため、空室を除いた延床面積を用いている
※前回調査は2014年9月19日付けニュースリリース
「オフィスビルエネルギー消費量及びコスト調査(2014年6月まで)」を参照
http://www.xymax.co.jp/report/pdf/140919_02.pdf
※本リリースの英語、中国語、韓国語版をザイマックスのホームページにて公開
英語 http://www.xymax.co.jp/english/index.html
中国語 http://www.xymax.co.jp/cn/index.html
韓国語 http://www.xymax.co.jp/ko/index.html
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社ザイマックス
担当者名:吉田泰基
TEL:03-5544-6600
Email:hi-yoshida@xymax.co.jp