2015年トレンド予測レポート「注目の“スマートトラベル”」 早期割引が“カギ”! 旅行上級者の旅行術が明らかに 〜2015年GWのオススメスポットは!?〜
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研では、2015年の旅行トレンドとして、“スマートトラベル”をテーマに調査を行ってまいります。第1弾となる今回は “スマートトラベル”の実態を明らかにしつつ、2015年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランを紹介してまいります。
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区、URL:http://www.trendsoken.com/)では、2015年の旅行トレンドとして、“スマートトラベル”をテーマに調査を行ってまいります。その第1弾となるのが、今回の「2015年のゴールデンウィークの旅行」に関するレポートです。
2015年には、ゴールデンウィークの5月2日(土)〜5月6日(水)、シルバーウィークの9月19日(土)〜9月23日(水)と、2回の5連休があります。2020年の東京五輪に向けて国内観光業が盛り上がり始める中で、旅行関連の話題へ注目が集まることは間違いありません。また、旅行関連のサービスの拡がりにも注目をしたいところです。スマートフォンにより、誰もがGPSやSNSをどこでも利用することができるようになり、今後も画期的なサービスが次々と展開されていくことが期待されます。
そこで、トレンド総研では、「様々なサービスを利用して、賢く、自分らしく、お得に旅行をする」ということを“スマートトラベル”と定義。今回は “スマートトラベル”の実態を明らかにしつつ、こうした“スマートトラベル”を意識した上で、2015年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランを紹介してまいります。
■ レポート内容
1. 初心者との違いとは!? 旅行上級者の旅行術に迫る、アンケート調査を実施
旅行の“上級者”と“初心者”に調査を実施。2015年のゴールデンウィークの旅行についても明らかになりました。
2. 旅行作家・吉田 友和氏に聞く、お得な旅行術とGWのオススメスポット
旅行作家である吉田氏のオススメの旅行術や、今年のGWのオススメの旅行先について聞きました。
3. 大手航空会社・ANAの吉田 剛氏に聞く、“スマートトラベル”のコツ
ANA マーケットコミュニケーション部の吉田氏に、今年のGWの旅行について聞きました。
■ 1. 初心者との違いとは!? 旅行上級者の旅行術に迫る、アンケート調査を実施
今回、“スマートトラベル”の実態に迫るべく実施したのが、「“スマートトラベル”に関する調査(GW編)」です。本調査では、旅行上級者と旅行初心者における旅行術の違いについて調べました。事前調査において「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がある」と回答した人を旅行上級者として、“スマートトラベル”を実施する彼ら、旅行上級者たちと、それ以外の旅行初心者との旅行に対する意識や考え方の違いを探りました。
[調査概要]
調査名:スマートトラベルに関する調査(GW編)
調査対象:20代〜40代の会社員500名 ※性別・年代別に均等割り付け
・旅行上級者(=「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がある」という人):250名
・旅行初心者(=「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がない」という人):250名
調査期間:2015年2月16日(月)〜2015年2月19日(木)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
◆ 旅行上級者と初心者の差は“節約術”! 最大のポイントは「自宅から目的地までの交通費」の早期割引
はじめに、「国内旅行においてこだわりたいポイント」を複数回答形式で聞きました。この質問に対して多かった上位3つの回答は、上級者も初心者も同じく、「旅行先での食事」(54%)、「宿泊先の充実度」(50%)、「旅行先でのエンターテイメント」(29%)でした。やはり、上級者、初心者に関わらず、旅行では旅先での時間をどのように過ごすかが重要視されているようです。
一方で、上級者と初心者で大きな差が見られたのが、「旅行での節約ポイント」です。「旅行の費用の中で節約しているものは?」とたずねたところ、初心者で最も多かったのは「宿泊費」(上級者:71%、初心者:62%)だったの対して、上級者で最も多かったのは、「自宅から目的地までの交通費」(上級者:79%、初心者:57%)。また、上級者と初心者で節約している人の割合の差が最大だったのも、この回答です。上級者と初心者で大きな差が現れた“節約術”。特に、「自宅から目的地までの交通費」をいかに節約するかが、旅行上級者への第一歩となると言えるかもしれません。
こうした上級者と初心者の節約術の差を生んでいる1つの理由は、旅行の計画を立てるタイミングです。目的地や移動手段など、旅行における様々な要素について、その計画を立てるタイミングを聞いたところ、「旅行の少し前に余裕をもって決める」という人の割合は、いずれの項目についても、上級者が初心者を30ポイント程度上回る結果となりました。航空券や新幹線のチケットには、前もって予約をすることで適用される早期割引のサービスがあります。前もって旅行の計画を立てることにより、「自宅から目的地までの交通費」を賢く節約するのが、旅行上級者の旅行術の1つだと言えるでしょう。
◆ 2015年GWの旅行トレンドに迫る、旅行上級者のオススメスポットも明らかに!
次に、今年のゴールデンウィークの旅行について聞きました。
まず、旅行上級者に、「今年のゴールデンウィークに行きたいところ」を自由回答形式でたずねました。地域別に希望する人が多かった旅行先をまとめると、以下のような結果となりました。
[2015年のゴールデンウィークの人気スポット]
<北海道地方> 札幌市、函館市
<東北地方 奥入瀬渓流(青森県)、仙台市(宮城県)
<関東地方> 東京ディズニーランド(千葉県)、草津温泉(群馬県)
<中部地方> 金沢・兼六園、名古屋市(愛知県)
<近畿地方> ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)、京都市(京都府)
<中国地方> 尾道市(広島県)、出雲大社(島根県)
<四国地方> 小豆島(香川県)、道後温泉(愛媛県)
<九州・沖縄地方> 宮古島(沖縄県)、ハウステンボス(長崎県)
北陸新幹線の開通で注目を集めている北陸地方はもちろん、北海道から沖縄まで各地の人気スポットがピックアップされました。今年のゴールデンウィークにおける国内旅行の盛り上がりを予感させる結果と言えそうです。
また、ゴールデンウィークに「旅行に行くつもりがある」という旅行上級者に聞いたところ、「すでに具体的な計画を立てたり、交通手段や宿泊先の予約をとり始めたりしている」という人は70%にのぼります。今回のアンケート調査を実施したのは、2015年の2月下旬です。ゴールデンウィークの2ヶ月以上前になりますが、上級者の多くはゴールデンウィークの旅行に向けて動き出しているそうです。
さらに、こうして早めに旅行の準備をしている理由をたずねてみると、「席が取れず、GWの最終日に立って電車に乗るなんて経験は二度としたくないから。(東京都・男性26歳)」など、悲惨な経験談からの学びの声もあがりました。また、ゆとりをもって旅行を楽しみたいという意見とともに、「早く予約すれば航空券代が安くなるから。(東京都・男性40歳)」といった回答が多数見られました。初心者の人たちが「なかなか調べる時間がとれない。(東京都・女性47歳)」というように、旅行の準備が後回しになってしまっている中、上級者は、早め早めに旅行の準備をしているというギャップが明らかになりました。
今回の調査では、“スマートトラベル”を実施する旅行上級者に、その旅行術について聞きました。その結果、“スマートトラベル”のポイントの1つとして見えてきたのは、上手な節約術でした。特に、早めに旅行の計画を立てることにより、早期割引を活用して、「自宅から目的地までの交通費」を節約する人が多く見られたのが特徴的でした。
■ 2. 旅行作家・吉田 友和氏に聞く、お得な旅行術とGWのオススメスポット
こうした“スマートトラベル”の実態について、より詳しく知るために、旅行作家の吉田 友和氏に取材を依頼。「様々なサービスを利用して、賢く、自分らしく、お得に旅行をする」ために、旅行において気をつけるべきポイントをうかがいました。
◆ “スマートトラベル”にオススメ、お得で賢い節約術を紹介
Q. 旅行を賢く楽しむためのオススメの方法をご紹介下さい。
ゴールデンウィークの旅行は、どこも混雑してしまうのが悩みの種ですよね。直前で予約しようとしても空きがなかったなんてことがないように、前もって準備することが大切です。アンケート調査でも明確な差が出たそうですが、特に、交通手段は予約が埋まってくる頃には料金も高くなってしまうので、注意しなければなりません。航空券や新幹線のチケットは、目的地さえ決めてしまえば予約できるはずです。旅行に行くことを決めたのであれば、大まかな目的地だけ先に決めてしまい、その移動手段だけ押さえてしまうというのが良いでしょう。
一方で、直前の方が安くなるというサービスもあります。宿泊予約サイトなどで、当日に空いているホテルを予約すれば、普段よりずっと安い料金で宿泊することも可能です。私の経験上、良い条件のものは、お昼過ぎくらいからあがってきて、15時頃までには埋まってしまうということが多いように感じます。当日までに宿泊先が決まらないというのは不安という人もいるかもしれませんが、とてもお得な条件のものも多いので、旅先でお昼を食べた後に一度宿泊予約サイトをチェックしてみるというのも良いでしょう。
また、旅行先のアクティビティの際のチケットなども、コンビニエンスストアで購入することで割引が適用されることもあります。周囲のスポットをチェックする意味でも、一度利用してみるのも良いかもしれません。
◆ 2015年のオススメ旅行プランは… 「周遊型」&「未来の世界遺産」
Q. 今年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランをお教え下さい。
今年のゴールデンウィークは5連休ということもあり、比較的に長めの旅行をすることもできます。複数の目的地を回るような、周遊型の旅行も良いかもしれません。はじめは飛行機で福岡県に行き、九州を巡った後、長崎県や鹿児島県から戻ってくるといった旅行も可能でしょう。
ただ、ゴールデンウィークはどうしても混雑するところが多いので、自分がどんな旅行をしたいのか考えながら目的地を選ぶ必要があります。ゆっくり休みたいのに、混雑した観光地に行くのでは本末転倒です。ゴールデンウィークにも、穴場スポットはあるので、そうしたところを探してみるのも良いのではないでしょうか。数年前、私も山形県酒田市のとある島を訪れましたが、ゴールデンウィークでもゆったりとのんびり過ごすことができました。
また、今年2015年に世界遺産の登録を目指している「明治日本の産業革命遺産‐九州・山口及び関連地域」や、2016年の世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」や東京都上野公園内の「国立西洋美術館本館」などは、今後人気が高まりそうなスポットです。富士山や富岡製糸工場も世界遺産登録の話題が取りあげられた途端に多くの人が訪れだしました。そうなる前に、これらの未来の世界遺産候補スポットを観光しておくというのも良いかもしれません。
◆ 吉田 友和 (よしだ ともかず)
−旅行作家−
1976年千葉県生まれ。旅行作家。
妻の松岡絵里と旅先からリアルタイムに更新し続けて話題になった旅行記サイトを書籍化した、
『世界一周デートトモ&エリの 607日間ハネムーン』(TOKIMEKIパブリッシング)でデビュー。
これまでに世界90カ国以上を訪問し、現在もほぼ毎月海外へ出かけている。
近刊に『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)など。
雑誌等への寄稿および記事監修のほか、編集者として旅行ガイドの制作も手がける。
旅行作家★吉田友和 Official Web
URL:http://www.tomotrip.net/
■ 3. 大手航空会社・ANAの吉田 剛氏に聞く、“スマートトラベル”のコツ
今回の調査で再三“スマートトラベル”のコツとしてあげられたのが、早期割引を活用した「自宅から目的地までの交通費」の節約術です。そこで、航空券の早期割引のサービス「旅割」を展開する大手航空会社ANAに取材を依頼。マーケットコミュニケーション部の吉田 剛氏にお話をうかがいました。
◆ “スマートトラベル”のポイント、交通手段の早期割引サービス「旅割」をANA吉田氏が紹介
Q. 航空券の早期割引についてお教え下さい。
ANAが展開する「旅割」では、お申し込みの期日に合わせて5つの早期割引をご提供しています。最もお得な「旅割75」では、ご搭乗日の75日前までに航空券を予約・購入いただくと適用されます。また、そんな前から旅行の予定は決められないという人には、予約日に合わせて、「旅割60」、「旅割45」、「旅割28」、「旅割21」をそれぞれご利用いただければと思います。なお、「旅割」は約半年前から航空券の購入が可能です。賢くお得に旅行をするという“スマートトラベル”を実践したい方は、早め早めに旅行の計画を立てるのが良いかもしれませんね。
また、今年2015年のゴールデンウィークに注目の旅行スタイルとして、周遊型の旅行が注目を集めそうということですが、その時も「旅割」はオススメです。周遊型の旅行の際は、現地での移動手段が不可欠になります。その時に便利なのが航空機とレンタカーの組み合わせ。「旅割」では、21日前までに予約いただくとお得なレンタカープランも用意しています。
◆ 人気の国内旅行のポイントは余裕をもったスケジュール、吉田氏オススメのGW旅行プランも
Q. 今年2015年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランをお教え下さい。
例えば、北陸新幹線が開通したこともあり、北陸地方に注目が集まっていますが、ANAでも、北陸地方は小松空港(石川県)、富山きときと空港(富山県)、のと里山空港(石川県)と3路線就航しています。旅割でお得にご利用いただけますし、その他にも、予約変更可能な航空券であればこれらの3空港は相互利用(マルチエアポート)が可能となります。北陸地方をぐるっとまわる周遊型の旅行にもオススメです。
その他にも、北海道、大阪、福岡、沖縄のいずれも、昨年よりも航空券の予約状況は好調です。今年は円安ということもあり、国内旅行の人気が根強いですね。一方で、混雑も予想されるので、注意しなければなりません。交通機関も混んでしまいますので、直前に準備するよりも、前もって準備を進めることが大事でしょう。
旅割航空券ANA国内線
URL:http://www.ana.co.jp/dom/fare/tabiwari/
■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください■
トレンド総研(http://www.trendsoken.com/)
担当:川浦 真吾(かわうら しんご)
TEL:03-5774-8871
FAX:03-5774-8872
mail:info@trendsoken.com
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区、URL:http://www.trendsoken.com/)では、2015年の旅行トレンドとして、“スマートトラベル”をテーマに調査を行ってまいります。その第1弾となるのが、今回の「2015年のゴールデンウィークの旅行」に関するレポートです。
2015年には、ゴールデンウィークの5月2日(土)〜5月6日(水)、シルバーウィークの9月19日(土)〜9月23日(水)と、2回の5連休があります。2020年の東京五輪に向けて国内観光業が盛り上がり始める中で、旅行関連の話題へ注目が集まることは間違いありません。また、旅行関連のサービスの拡がりにも注目をしたいところです。スマートフォンにより、誰もがGPSやSNSをどこでも利用することができるようになり、今後も画期的なサービスが次々と展開されていくことが期待されます。
そこで、トレンド総研では、「様々なサービスを利用して、賢く、自分らしく、お得に旅行をする」ということを“スマートトラベル”と定義。今回は “スマートトラベル”の実態を明らかにしつつ、こうした“スマートトラベル”を意識した上で、2015年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランを紹介してまいります。
■ レポート内容
1. 初心者との違いとは!? 旅行上級者の旅行術に迫る、アンケート調査を実施
旅行の“上級者”と“初心者”に調査を実施。2015年のゴールデンウィークの旅行についても明らかになりました。
2. 旅行作家・吉田 友和氏に聞く、お得な旅行術とGWのオススメスポット
旅行作家である吉田氏のオススメの旅行術や、今年のGWのオススメの旅行先について聞きました。
3. 大手航空会社・ANAの吉田 剛氏に聞く、“スマートトラベル”のコツ
ANA マーケットコミュニケーション部の吉田氏に、今年のGWの旅行について聞きました。
■ 1. 初心者との違いとは!? 旅行上級者の旅行術に迫る、アンケート調査を実施
今回、“スマートトラベル”の実態に迫るべく実施したのが、「“スマートトラベル”に関する調査(GW編)」です。本調査では、旅行上級者と旅行初心者における旅行術の違いについて調べました。事前調査において「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がある」と回答した人を旅行上級者として、“スマートトラベル”を実施する彼ら、旅行上級者たちと、それ以外の旅行初心者との旅行に対する意識や考え方の違いを探りました。
[調査概要]
調査名:スマートトラベルに関する調査(GW編)
調査対象:20代〜40代の会社員500名 ※性別・年代別に均等割り付け
・旅行上級者(=「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がある」という人):250名
・旅行初心者(=「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がない」という人):250名
調査期間:2015年2月16日(月)〜2015年2月19日(木)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
◆ 旅行上級者と初心者の差は“節約術”! 最大のポイントは「自宅から目的地までの交通費」の早期割引
はじめに、「国内旅行においてこだわりたいポイント」を複数回答形式で聞きました。この質問に対して多かった上位3つの回答は、上級者も初心者も同じく、「旅行先での食事」(54%)、「宿泊先の充実度」(50%)、「旅行先でのエンターテイメント」(29%)でした。やはり、上級者、初心者に関わらず、旅行では旅先での時間をどのように過ごすかが重要視されているようです。
一方で、上級者と初心者で大きな差が見られたのが、「旅行での節約ポイント」です。「旅行の費用の中で節約しているものは?」とたずねたところ、初心者で最も多かったのは「宿泊費」(上級者:71%、初心者:62%)だったの対して、上級者で最も多かったのは、「自宅から目的地までの交通費」(上級者:79%、初心者:57%)。また、上級者と初心者で節約している人の割合の差が最大だったのも、この回答です。上級者と初心者で大きな差が現れた“節約術”。特に、「自宅から目的地までの交通費」をいかに節約するかが、旅行上級者への第一歩となると言えるかもしれません。
こうした上級者と初心者の節約術の差を生んでいる1つの理由は、旅行の計画を立てるタイミングです。目的地や移動手段など、旅行における様々な要素について、その計画を立てるタイミングを聞いたところ、「旅行の少し前に余裕をもって決める」という人の割合は、いずれの項目についても、上級者が初心者を30ポイント程度上回る結果となりました。航空券や新幹線のチケットには、前もって予約をすることで適用される早期割引のサービスがあります。前もって旅行の計画を立てることにより、「自宅から目的地までの交通費」を賢く節約するのが、旅行上級者の旅行術の1つだと言えるでしょう。
◆ 2015年GWの旅行トレンドに迫る、旅行上級者のオススメスポットも明らかに!
次に、今年のゴールデンウィークの旅行について聞きました。
まず、旅行上級者に、「今年のゴールデンウィークに行きたいところ」を自由回答形式でたずねました。地域別に希望する人が多かった旅行先をまとめると、以下のような結果となりました。
[2015年のゴールデンウィークの人気スポット]
<北海道地方> 札幌市、函館市
<東北地方 奥入瀬渓流(青森県)、仙台市(宮城県)
<関東地方> 東京ディズニーランド(千葉県)、草津温泉(群馬県)
<中部地方> 金沢・兼六園、名古屋市(愛知県)
<近畿地方> ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)、京都市(京都府)
<中国地方> 尾道市(広島県)、出雲大社(島根県)
<四国地方> 小豆島(香川県)、道後温泉(愛媛県)
<九州・沖縄地方> 宮古島(沖縄県)、ハウステンボス(長崎県)
北陸新幹線の開通で注目を集めている北陸地方はもちろん、北海道から沖縄まで各地の人気スポットがピックアップされました。今年のゴールデンウィークにおける国内旅行の盛り上がりを予感させる結果と言えそうです。
また、ゴールデンウィークに「旅行に行くつもりがある」という旅行上級者に聞いたところ、「すでに具体的な計画を立てたり、交通手段や宿泊先の予約をとり始めたりしている」という人は70%にのぼります。今回のアンケート調査を実施したのは、2015年の2月下旬です。ゴールデンウィークの2ヶ月以上前になりますが、上級者の多くはゴールデンウィークの旅行に向けて動き出しているそうです。
さらに、こうして早めに旅行の準備をしている理由をたずねてみると、「席が取れず、GWの最終日に立って電車に乗るなんて経験は二度としたくないから。(東京都・男性26歳)」など、悲惨な経験談からの学びの声もあがりました。また、ゆとりをもって旅行を楽しみたいという意見とともに、「早く予約すれば航空券代が安くなるから。(東京都・男性40歳)」といった回答が多数見られました。初心者の人たちが「なかなか調べる時間がとれない。(東京都・女性47歳)」というように、旅行の準備が後回しになってしまっている中、上級者は、早め早めに旅行の準備をしているというギャップが明らかになりました。
今回の調査では、“スマートトラベル”を実施する旅行上級者に、その旅行術について聞きました。その結果、“スマートトラベル”のポイントの1つとして見えてきたのは、上手な節約術でした。特に、早めに旅行の計画を立てることにより、早期割引を活用して、「自宅から目的地までの交通費」を節約する人が多く見られたのが特徴的でした。
■ 2. 旅行作家・吉田 友和氏に聞く、お得な旅行術とGWのオススメスポット
こうした“スマートトラベル”の実態について、より詳しく知るために、旅行作家の吉田 友和氏に取材を依頼。「様々なサービスを利用して、賢く、自分らしく、お得に旅行をする」ために、旅行において気をつけるべきポイントをうかがいました。
◆ “スマートトラベル”にオススメ、お得で賢い節約術を紹介
Q. 旅行を賢く楽しむためのオススメの方法をご紹介下さい。
ゴールデンウィークの旅行は、どこも混雑してしまうのが悩みの種ですよね。直前で予約しようとしても空きがなかったなんてことがないように、前もって準備することが大切です。アンケート調査でも明確な差が出たそうですが、特に、交通手段は予約が埋まってくる頃には料金も高くなってしまうので、注意しなければなりません。航空券や新幹線のチケットは、目的地さえ決めてしまえば予約できるはずです。旅行に行くことを決めたのであれば、大まかな目的地だけ先に決めてしまい、その移動手段だけ押さえてしまうというのが良いでしょう。
一方で、直前の方が安くなるというサービスもあります。宿泊予約サイトなどで、当日に空いているホテルを予約すれば、普段よりずっと安い料金で宿泊することも可能です。私の経験上、良い条件のものは、お昼過ぎくらいからあがってきて、15時頃までには埋まってしまうということが多いように感じます。当日までに宿泊先が決まらないというのは不安という人もいるかもしれませんが、とてもお得な条件のものも多いので、旅先でお昼を食べた後に一度宿泊予約サイトをチェックしてみるというのも良いでしょう。
また、旅行先のアクティビティの際のチケットなども、コンビニエンスストアで購入することで割引が適用されることもあります。周囲のスポットをチェックする意味でも、一度利用してみるのも良いかもしれません。
◆ 2015年のオススメ旅行プランは… 「周遊型」&「未来の世界遺産」
Q. 今年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランをお教え下さい。
今年のゴールデンウィークは5連休ということもあり、比較的に長めの旅行をすることもできます。複数の目的地を回るような、周遊型の旅行も良いかもしれません。はじめは飛行機で福岡県に行き、九州を巡った後、長崎県や鹿児島県から戻ってくるといった旅行も可能でしょう。
ただ、ゴールデンウィークはどうしても混雑するところが多いので、自分がどんな旅行をしたいのか考えながら目的地を選ぶ必要があります。ゆっくり休みたいのに、混雑した観光地に行くのでは本末転倒です。ゴールデンウィークにも、穴場スポットはあるので、そうしたところを探してみるのも良いのではないでしょうか。数年前、私も山形県酒田市のとある島を訪れましたが、ゴールデンウィークでもゆったりとのんびり過ごすことができました。
また、今年2015年に世界遺産の登録を目指している「明治日本の産業革命遺産‐九州・山口及び関連地域」や、2016年の世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」や東京都上野公園内の「国立西洋美術館本館」などは、今後人気が高まりそうなスポットです。富士山や富岡製糸工場も世界遺産登録の話題が取りあげられた途端に多くの人が訪れだしました。そうなる前に、これらの未来の世界遺産候補スポットを観光しておくというのも良いかもしれません。
◆ 吉田 友和 (よしだ ともかず)
−旅行作家−
1976年千葉県生まれ。旅行作家。
妻の松岡絵里と旅先からリアルタイムに更新し続けて話題になった旅行記サイトを書籍化した、
『世界一周デートトモ&エリの 607日間ハネムーン』(TOKIMEKIパブリッシング)でデビュー。
これまでに世界90カ国以上を訪問し、現在もほぼ毎月海外へ出かけている。
近刊に『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)など。
雑誌等への寄稿および記事監修のほか、編集者として旅行ガイドの制作も手がける。
旅行作家★吉田友和 Official Web
URL:http://www.tomotrip.net/
■ 3. 大手航空会社・ANAの吉田 剛氏に聞く、“スマートトラベル”のコツ
今回の調査で再三“スマートトラベル”のコツとしてあげられたのが、早期割引を活用した「自宅から目的地までの交通費」の節約術です。そこで、航空券の早期割引のサービス「旅割」を展開する大手航空会社ANAに取材を依頼。マーケットコミュニケーション部の吉田 剛氏にお話をうかがいました。
◆ “スマートトラベル”のポイント、交通手段の早期割引サービス「旅割」をANA吉田氏が紹介
Q. 航空券の早期割引についてお教え下さい。
ANAが展開する「旅割」では、お申し込みの期日に合わせて5つの早期割引をご提供しています。最もお得な「旅割75」では、ご搭乗日の75日前までに航空券を予約・購入いただくと適用されます。また、そんな前から旅行の予定は決められないという人には、予約日に合わせて、「旅割60」、「旅割45」、「旅割28」、「旅割21」をそれぞれご利用いただければと思います。なお、「旅割」は約半年前から航空券の購入が可能です。賢くお得に旅行をするという“スマートトラベル”を実践したい方は、早め早めに旅行の計画を立てるのが良いかもしれませんね。
また、今年2015年のゴールデンウィークに注目の旅行スタイルとして、周遊型の旅行が注目を集めそうということですが、その時も「旅割」はオススメです。周遊型の旅行の際は、現地での移動手段が不可欠になります。その時に便利なのが航空機とレンタカーの組み合わせ。「旅割」では、21日前までに予約いただくとお得なレンタカープランも用意しています。
◆ 人気の国内旅行のポイントは余裕をもったスケジュール、吉田氏オススメのGW旅行プランも
Q. 今年2015年のゴールデンウィークにオススメの旅行プランをお教え下さい。
例えば、北陸新幹線が開通したこともあり、北陸地方に注目が集まっていますが、ANAでも、北陸地方は小松空港(石川県)、富山きときと空港(富山県)、のと里山空港(石川県)と3路線就航しています。旅割でお得にご利用いただけますし、その他にも、予約変更可能な航空券であればこれらの3空港は相互利用(マルチエアポート)が可能となります。北陸地方をぐるっとまわる周遊型の旅行にもオススメです。
その他にも、北海道、大阪、福岡、沖縄のいずれも、昨年よりも航空券の予約状況は好調です。今年は円安ということもあり、国内旅行の人気が根強いですね。一方で、混雑も予想されるので、注意しなければなりません。交通機関も混んでしまいますので、直前に準備するよりも、前もって準備を進めることが大事でしょう。
旅割航空券ANA国内線
URL:http://www.ana.co.jp/dom/fare/tabiwari/
■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください■
トレンド総研(http://www.trendsoken.com/)
担当:川浦 真吾(かわうら しんご)
TEL:03-5774-8871
FAX:03-5774-8872
mail:info@trendsoken.com