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今や電話はインフラじゃない。IPアプリケーションだ。「進化したFUNAI G-LEX 8月1日にベータ公開」

船井電機グループの株式会社ユーエフネットは8月1日、インターネット電話サービスのFunai G-LEXの次世代サービス(ベータ・バージョン)を一般公開します。「着信プロファイル機能」「複数番号管理機能」「IAX2対応」など、電話をIPアプリケーションとして活用できるサービスです。
船井電機グループのIPネットワーク企業、株式会社ユーエフネット
(本社:東京都千代田区 代表取締役:古賀勢一)は8月1日、イン
ターネット電話サービスのFunai G-LEXの次世代サービス(ベータ・
バージョン)を一般に公開します。最近注目度の高まっているオープ
ンソースのIP PBX:Asterisk(*1)(アスタリスク)との親和性と、個
人用コミュニケーション・ツールとしての機能強化を図ったもので、
ベータ・バージョンとはいえ実用的なレベルになっています。

公開するベータ・バージョンでは、「着信プロファイル機能」「複数
番号管理機能」「留守番サービスの携帯電話対応」「Asterisk用IAX2
(*2)対応」の4つがフィーチャーされています。いずれも、電話をIP
アプリケーションとして活用しようとするもので、ユーザーはWEBで
提供される自分専用のマイページにログインして、いつでもどこから
でも自分用のサービス設定変更ができます。

ユーエフネットは当面、次世代サービスを旧来の G-LEXサービスと並
存させたまま、同等の料金体系で商用運用し、年内には全ユーザーを
次世代サービスへ移行する予定です。また、「SIPプラットフォー
ム」というコンセプトのもと、親会社の船井電機と協力し、電話と
WEBアプリケーションを融合させた特徴あるサービスを開発していき
ます。



4つの大きな飛躍

1. SOHOに最適 着呼シナリオが簡単に組める着信プロファイル

3つのプロファイルに独立した着信シナリオを設定し、着信したコー
ルの発信者番号別、時間別に着信シナリオを振り分けて実行すること
ができます。
SOHOでの利用シーンを例にすると、月曜日から金曜までの営業時間帯
はすべての着信をオフィスの電話で受け、営業時間外は留守番セン
ターでメッセージを録音させ、声メール(*3)で受け取る基本設定をし
ます。しかし、重要なお客様やトラブル対応中のお客様に限っては、
優先順位の高い着信プロファイルに電話番号を登録し、かかってくる
電話は、営業時間帯を問わず、常に担当者の携帯電話に着信させるよ
うにできます。この設定はWEBのマイページを使ってすぐに変更がで
きるので、特別対応の必要がなくなれば、いつでもどこからでも解除
することができます。お客様に案内する電話番号は、ひとつだけでか
まいませんので、担当者の個人的な携帯電話番号を公開する必要もあ
りません。


2. 用途に応じた使い分け ひとりで複数050番号

ひとつのアカウントで複数のG-LEX番号、050番号が取得/管理できる
ようになりました。すべての番号はWEBのマイページで一括管理がで
き、G-LEX番号は無料で、050番号は1番号525円の月額基本料金でいく
つでも追加することができます。(通話料は別途かかります。)
ある番号は通話用に、ある番号は携帯への転送専用に、ある番号は声
メール専用にという使い分けができるようになりました。


3. 携帯で留守録メッセージを簡単再生 お知らせメール

G-LEXの留守番サービス(留守録ページ)でメッセージを預かると、
指定した携帯電話のメールに「お知らせメール」が届くサービスで
す。メッセージを聞きたい場合、お知らせメールに記されたURLをク
リックすると、G-LEXから携帯に電話がかかり、指定のメッセージを
再生します。


4. Asteriskユーザー待望 IAX2で050IP電話ゲートウェイ

Asteriskユーザー待望、ファイヤーウォール/NAT(*4)越えに極めて
強い、IAX2プロトコルでの接続に対応しました。これによりAsterisk
IP PBXを導入したユーザーが050のIP電話を利用したいとき、最も安
価に接続できる手段となりました。。
オープンソースのAsteriskは先進的なユーザーの間で導入がすすんで
いますが、キャリアとの接続のためには高額な認定ゲートウェイの購
入が必須であり、また、SIPによる上流との接続にはNATやファイアー
ウォールとの相性の問題がでやすく、それが普及の妨げになってまし
た。G-LEXがIAX2に対応したことで、ファイアウォール/NATの内側
に、簡単に050の発着信が可能なAsterisk環境を構築することができ
ます。



Funai G-LEXとは

Funai G-LEXは昨年の6月から開始された、「インターネット電話+
WEBアプリケーション」のサービスです。ユーザーはWEBからの簡単な
手続きで基本サービスを無料で利用することができます。有料の050
番号IP電話へのゲートウェイも、同じくWEBからの手続きで即時利用
可能です。(050 1番号につき、初期費用1050円、月額基本料金525
円)




「SIPプラットフォーム」というコンセプト

船井電機グループの一員であるユーエフネットは、IP電話を支える中
核技術であるSIPをベースに、様々な機器やシステムをN対Nで接続す
るためのネットワーク・プラットフォームとしてG-LEXを位置づけて
います。このプラットフォーム上に、電話やWEBをインターフェース
とした様々なアプリケーション・サービス、コンテンツ・サービスを
展開し、船井電機と協調してデジタル家電を接続させていこうと計画
しています。目指すところは、「安いだけのIP電話」の殻をやぶっ
た、個人用のマルチ・コミュニケーション・ツールの提供です。
今回公開した次世代のG-LEXは、従来のアーキテクチャーを大幅に強
化し、文字通りプラットフォームとしての拡張性と柔軟性を高めまし
た。



*1 Asterisk:
米degium社のMark Spencerが中心となって開発しているオー
プン・ソースのIP-PBXサーバ・ソフトウェア。
*2 IAX2:
"Inter Asterisk eXchange version 2"の略で、Asteriskサー
バー同士を局間接続するために開発されたプロトコル。ポート番
号4569に、信号制御と通話の両方のパケットを流すため、ファイ
アーウォールへの設定やNATでの透過性に優れている。最近では
IAX2対応のIP電話機やアダプターなども発売されているが国内で
は入手が困難。
*3 声メール
G-LEX留守番センターで預かったメッセージを、音声ファイル
として電子メールで届けるG-LEXの標準サービスです。
*4 NAT
Network Address Translationの略で、ひとつのグローバルIP
アドレスを多数のローカルIPアドレスで共有するためのIPアドレス
変換技術。SIP端末をローカルIP環境に設置する場合、IPパケット
内のアドレスと、SIPメッセージ内のIPアドレスに不一致が生じる
ことがあり、それがSIPのNAT越え問題として広く認識されている。




プレス関係者用テスト・アカウント

プレス関係者の皆様には、2007年8月31日まで無料でご利用いただけ
る、テスト用アカウントをご用意しております。記事のご執筆に必要
な場合、下記担当までお申し付けください。また、Funai G-LEXの今
後のロードマップについても個別の取材に応じておりますので、ぜひ
お声をおかけください。


【株式会社ユーエフネットについて】
  会社名: 株式会社ユーエフネット
  代表取締役社長: 古賀 勢一
  所在地: 東京都千代田区神田小川町1-7 小川町メセナビル4F
  設 立: 平成14年5月22日
  資本金: 39,500,000円(平成19年8月現在)
  URL: http://www.ufnet.jp/


【本リリースに関するお問合せ】
  株式会社ユーエフネット 事業開発室 服部
  TEL: 050-5526-1021
  e-mail:global@ufnet.jp
  web:http:join.g-lex.net/g2/index.html

  本リリースのPDF版(図入り):
  http://join.g-lex.net/images/press_20070801.pdf

《関連URL》
http://join.g-lex.net/g2/index.html
http://join.g-lex.net/images/press_20070801.pdf
http://www.ufnet.jp/
http://www2.g-lex.net/
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