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2020年東京オリンピック・パラリンピック大会のホストタウンの舞鶴市、本市初オリンピックメダリストが“友情の証”に銀と銅のメダルで作った「友情のメダル」を展示!

「日本遺産」に認定された旧海軍ゆかりのまち・舞鶴市は、このほど、2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会のホストタウンに登録されました。本市は、80年前の第11回オリンピック競技大会(1936年ベルリン大会)の男子棒高跳びで銅メダルを獲得した本市初のオリンピックメダリスト・大江季雄選手が、永遠のライバルであり、同競技で銀メダルを獲得した日本人選手との“友情の証”に、銀メダルと銅メダルを半分に割ってつなぎ合わせて作った、世界に一つだけの「友情のメダル」を常設展示しています。4年後、海外の選手団を迎える本市は、「友情のメダル」を通じて《オリンピックのあるべき姿》と《メダルの色よりも大切なものがある》ことを理解し、ホストタウンとしての心構えを市民にアピールしてまいります。

平成28年7月29日
舞 鶴 市
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2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会
舞鶴市が「ホストタウン」に登録されました!
本市出身 1936年ベルリン大会オリンピアン 棒高跳の大江季雄選手
「友情のメダル」から学ぶ“オリンピックのあるべき姿”
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 京都府北部の日本海に面する舞鶴市(市長:多々見良三)は、
本年(平成28年)6月14日(火)、「2020年東京オリンピック
競技大会・東京パラリンピック競技大会」(以下、「大会」)に
参加するために来日する、中央アジアのウズベキスタン共和国
(以下、「ウズベキスタン」)のレスリング選手団や関係者と
市民の交流を図る「ホストタウン」に登録されました。
 本市は大会が開催される2020年に向けて、国内の競技団体や
友好団体等と連携しながら、ウズベキスタンのレスリングチームの
事前合宿の誘致活動を進めていきます。
 また市民にウズベキスタンを知っていただくため、小中学生
向けに舞鶴とウズベキスタンの関係を伝える副読本を作成し、
国際交流学習を実施するほか、学校給食でウズベキスタン料理を
提供、日本人オリンピアンからオリンピックの体験談を聞く
講演会などを計画しています。

〜舞鶴市出身オリンピアンの「友情のメダル」から学ぶ
 オリンピックのあるべき姿〜
 オリンピック憲章の「オリンピズムの根本原則」によると、
「オリンピック精神は友情、連携そしてフェアプレーに基づく
相互理解が必須である」としています。
 本市出身で、第11回オリンピック競技大会(1936年ベルリン
大会)陸上競技の棒高跳で銅メダルを獲得した大江季雄(おおえ・
すえお)選手と好敵手の西田修平(にしだ・しゅうへい、和歌山県
出身)選手の“友情の証”である「友情のメダル」は、80年近い
時空を越えて《オリンピックのあるべき姿》と《メダルの色よりも
大切なものがある》ことを静かに語っているようです。
 本市は、舞鶴赤れんがパーク内の赤れんが2号棟(舞鶴市政
記念館)に常設展示している大江選手の「友情のメダル」(複製)
を、海外の選手団を迎え、交流を図る「ホストタウン」としての
心構えの一つとして、市民にアピールしていく考えです。

[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMzNjMyNCMxNjcwMTAjMzYzMjRfZVJMeXVHU2NTdS5qcGc.jpg ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMzNjMyNCMxNjcwMTAjMzYzMjRfZmxUS2FtWVJmVy5KUEc.JPG ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMzNjMyNCMxNjcwMTAjMzYzMjRfcW9kbWt1VXNsRS5KUEc.JPG ]

〜「友情のメダル」の誕生秘話〜
 昭和11(1936)年8月5日に行われた第11回オリンピック競技
大会(1936年ベルリン大会)の男子棒高跳決勝は、日没を
過ぎて肌寒い雨模様の中、本市出身の大江季雄選手、宿命の
ライバルの西田修平選手、アメリカのアル・メドウス選手の
3選手の争いになりました。
 5時間にわたる激闘の末、メドウス選手だけが高さ4m35cmを
成功して優勝を決め、大江選手と西田選手の記録は共に4m25cm
で並びました。両選手は、長時間にわたる激闘の疲労のために
「日本人同士で争うことはない」と、2位・3位の順位決定戦を
辞退しました。
 同記録の場合、現在は試技数で順位を決めますが、当時は競技を
続けて順位を決定しなければなりませんでした。順位決定を辞退
した同記録の両選手は、試技数に関係なく二人とも銀メダルのはず
でしたが、日本側は4m25cmを1回目でクリアした西田選手を
2位、2回目で越えた大江選手を3位と届け出て、これが公式記録と
なりました。
 翌日の表彰式で、2位の西田選手は「次の東京大会で頑張って
ほしい」という激励の気持ちから、大江選手を2位の表彰台に上げ、
自らは3位に立って銅メダルを受け取りました。
 ベルリンから帰国した後、二人は晴れの舞台で同じ記録を出した
“記憶”と“友情の証”を残すために、銅と銀のメダルを半分に割って
つなぎ合わせた、世界に一つだけの「友情のメダル」を作りました。
 旧制舞鶴中学校(京都府立西舞鶴高等学校)から慶應義塾大学に
進学した大江選手と西田選手の出会いは、昭和7(1932)年4月の
第8回関東選手権大会でした。早稲田大学の西田選手は、在学中の
同年7月に開幕した第10回オリンピック競技大会(1932年ロサン
ゼルス大会)に出場し、銀メダルを獲得するなど、棒高跳のエキス
パートとして知られていました。二人は切磋琢磨する宿命の
ライバルでありながら、大学の垣根を越えて兄弟のような親しさが
生まれていました。
 1936年ベルリン大会の後、大江選手は東京で開催予定の第12回
オリンピック競技大会をめざし、昭和12(1937)年9月の第10回
日本インターカレッジで4m35の日本記録を樹立。昭和33
(1958)年に破られるまでの21年間、日本記録保持者でした。
 しかし、大江選手が金メダル獲得を夢見た第12回オリンピック
競技大会(1940年東京大会)は、昭和13(1938)年、第二次世界
大戦のために中止が決定。大江選手は昭和14(1939)年に陸軍に
召集され、昭和16(1941)年12月、フィリピンのルソン島で戦死。
27年間の短い生涯を閉じました。
 戦後、大江選手と西田選手の「友情のメダル」にまつわる話は、
小学校の教科書で紹介され、全国に広く知られるようになりました。
 現在、大江選手の「友情のメダル」(左半分が銀メダル、
右半分が銅メダル)は秩父宮記念スポーツ博物館(国立競技場改築
工事に伴い、現在長期休館中)に収蔵されており、西田選手の「
友情のメダル」(左半分が銅メダル、右半分が銀メダル)は、
平成17(2005)年、母校の早稲田大学に寄贈されました。
 舞鶴赤れんがパーク内の赤れんが2号棟(舞鶴市政記念館)2階に
設置されている「郷土のオリンピックメダリスト 大江季雄」
コーナーには、「友情のメダル」のレプリカのほか、大江選手が
ベルリン大会で使用したポールも展示しています。


※参考1:「ホストタウン制度」とは‥‥
 「ホストタウン制度」は、政府が大会の開催に向けて参加国と
地域住民の様々な交流を通じ、スポーツ、文化、経済等を含めた
地域活性化を目指し、全国の自治体を登録する制度です。
 本市が申請した第二次登録では、全国から申請があった83件の
うち、本市を含む47件の登録が決定しました。

※参考2:舞鶴市の紹介
 舞鶴市は、縄文時代から交易の要所として繁栄し、明治34
(1901)年の舞鶴鎮守府(旧海軍の統括機関)の開庁以来、
日本海側で唯一の軍港都市として発展してきました。
 市内は、戦国武将・細川幽斎が築いた田辺城の城下町として古い
町並みが残る「西地区」。平成28(2016)年度「日本遺産」に
認定された旧海軍ゆかりの「赤れんが倉庫群」などの近代化遺産が
数多く残る「東地区」を中心に形成されています。
 現在、市内沿岸部には海上自衛隊舞鶴地方総監部、第八管区海上
保安本部が設置され、海上自衛隊と海上保安庁の拠点が同一の市に
設置されている全国で唯一の市です。
 また、舞鶴は戦後13年間にわたり、引揚者約66万人を迎え
入れた「引き揚げのまち」でもあります。平成27(2015)年
10月、市営の舞鶴引揚記念館が所蔵するシベリア抑留と引き揚げに
関する資料570点が、「ユネスコ世界記憶遺産」に登録されました。

人口:83,508人(平成28年7月1日現在推計人口)
面積:342.39k?
市長:多々見良三(たたみ・りょうぞう)

[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMzNjMyNCMxNjcwMTAjMzYzMjRfcW1mend3SlJiSC5qcGc.jpg ]

【一般のお客様からのお問い合わせ先】
舞鶴市 観光商業課
住所:〒625-8555 京都府舞鶴市字北吸1044番地
電話:0773-66-1024(直通)
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