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世界NO.1の高速性を持つ光コム形状測定器に寸法解析ソフトウェアを新たに搭載。インダストリー4.0時代に必要な高速測定を実現。

2016年にリリースした光コム形状測定器。その後、自動車分野、鋳鍛造分野における利用が拡大しておりますが、ご要望に合わせて寸法解析ソフトウェアを追加、このたびリリースにこぎつけました。製造業では、これまで接触式測定器により何時間もかけて品質検査を行っています。光コム形状測定器と今回の新寸法解析ソフトにより、数分から10分程度でこれまでと同様の検査ができるようになります。非接触分野では世界NO.1の測定速度・測定範囲(※光コム調べ)により、インダストリー4.0時代にふさわしい高速測定を実現します。

▼光コム形状測定器とは
 ノーベルテック(※2005年ノーベル物理学賞)の光コムレーザーを形状測定器に応用している世界で唯一(※株式会社光コム調べ)の測定器。また、その測定器の高速性は2?秒(1秒間に50万発)で形状測定向けでは世界NO.1の速さ(※株式会社光コム調べ)を誇る。2016年4月に形状測定器としてリリースし、2016年10月には自動車メーカーで採用が始まっている。さらに、2017年前半には大手自動車メーカーにおける生産ラインでの活用が決定済。新世代の測定方法として、注目を浴びている。(※”非接触測定”などの検索順位上位に表示される)
http://www.optocomb.com/ncp/


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=oPosphZWjBQ ]


▼株式会社光コムについて
 東京工業大学の研究室からスタートし、2002年に株式会社としてスピンアウト。研究室時代から光コムレーザーの研究開発・応用に携わってきた。そもそもOptical Combという英名をもとに”光コム”という日本語名を発案したのが弊社会長興梠であり、本分野の世界的な第一人者の一人である。インダストリー4.0分野におけるグローバルプレーヤーになりえる日本発のモノづくりベンチャーとして、大手ベンチャーキャピタル数社から出資を受け事業拡大中。


▼今回の製品リリースのポイント
 寸法解析のソフトウェアを光コム形状測定器に搭載。既存の非接触測定器とは異なり、視野の広さを備えているため、非接触による広範囲な寸法解析が実現した。これにより、自動車部品を切らずに測定できるようになり、大幅な業務効率化が可能となる。
※ソフトウェアの詳細はこちら
http://www.optocomb.com/industry/i4-08/

 具体的には既存の非接触測定器は、ミクロン精度での測定は2〜3センチ四方が限界であった。通常の自動車部品は数十センチサイズであるため、部品を切って測定することが多い。或いは、接触式の形状測定器で部品全体を測定する方法もあるが、測定点数に限界があり、また1時間〜数時間の測定時間を要するのが実態である。
 光コム形状測定器の場合、その高速性を活かし、1秒回に50万点を一気にスキャンすることが可能。そして寸法解析機能が搭載されたことにより、1時間を要していた自動車部品の測定から解析までが数分で完了することになる。


▼光コム形状測定器がインダストリー4.0実現に向けて評価されている理由
 これまで、自動車を中心とした製造業において、検査とは抜き取り検査を意味しており、全数検査は実現できていない。しかしながら、インダストリー4.0時代においては、全数検査を高速に実現し、すべての製造情報をデジタルデータで保存、ビッグデータとして活用していくことが模索されている。実際に、大手自動車メーカー、部品メーカー、航空宇宙メーカーでは、2016年度からそのための予算取りが始まっており、今後数年で一気に具体化が進ムと思われる。
 しかしながら、これまでの非接触測定器は、レーザーであれば外乱光の影響(西日、蛍光灯)を受けたり、カメラ方式では反射に弱かったりと、生産現場で活用できない問題点があった。今、全数検査のためにはこれらの外乱光の影響を受けずに高速かつミクロン精度での測定が求められている。光コムは、現時点では世界で唯一、これらの条件を満たすレーザーとして評価されつつある。
 そもそも、全数がデータ化されていないとビッグデータさえ存在しないわけで、ディープラーニングの活用には至らない。光コムレーザーは、これらの強みを活かし、インダストリー4.0時代における”目”として世界の製造業の発展に貢献することを目指している。

※詳細は、以下ホワイトペーパーをご覧ください。
http://www.optocomb.com/industry/i4-07/


▼ビッグデータ化に向けた取り組みのご紹介
 光コム形状測定器で測定したデータは、膨大なデータである。しかも、毎日何万点も測定するため、その測定スピードが超高速。結果的に、ビッグデータの保存スピード、保存方法も世界最速が求められている。この課題は、世界中の製造業がインダストリー4.0の実現のために直面している課題である。そこで、株式会社光コムは、FlyData, Inc(米国)と提携し、品質検査向けのクラウドプラットフォームを構築中である。
 FlyData社は、クラウドにデータを保存する並列処理の仕組みで優位性を持つアメリカのベンチャー。世界最速の光コム形状測定器と、高速並列処理のFlyDataにより、インダストリー4.0時代に相応しいリアルタイム処理が可能となる。 世界中の製造業がこの高速処理を必要とする時代に入っており、両社の取り組みはそのニーズを具体化できる唯一のソリューションであると考えている。

※株式会社光コムとFlyDataの取り組みについての詳細はこちら
http://www.optocomb.com/20161007/
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