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保有する天然甘味料「レバウディオサイドM」の特許で全面的に勝訴。欧州特許庁への第三者の異議申し立てを審理の末7月30日に棄却、欧州での特許の成立をあらためて確認

砂糖の代替甘味料として注目される天然甘味料「レバウディオサイドM」の特許について、欧州でも強い効力があると認められたものです。物質特許であるため、どのような製造方法・製品であってもレバウディオサイドMが含まれる限り、特許の対象に入ることが認められました。

1971年に世界で初めてステビア甘味料を商品化、業界のパイオニアである守田化学工業株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:守田豊重)は2018年7月30日、保有する天然甘味料レバウディオサイドMの特許につき、欧州特許庁(ドイツ・ミュンヘン)において全面勝訴しました。同特許について他社からの異議申し立てを受けて口頭審理が行われ、審判官が異議申し立て全質問を棄却したものです。


▼ 守田化学工業株式会社|公式サイト:http://www.morita-kagaku-kogyo.co.jp/main/html/??


■守田化学工業のライセンスなしに販売できないことを欧州でも再確認


「レバウディオサイドM」は物質の特許であり、どのような製造方法、使用方法でも「レバウディオサイドM」が存在する限り、守田化学工業の特許に抵触するという強力な内容です。すでに日本、米国で特許が認められ、今回、ヨーロッパでの特許成立を受けたのに対し、第三者によって異議申し立てがなされました。特許を認めずに商品化したいと考えての申し立てとみられますが、ヨーロッパ特許庁において口頭審理が行われました。


審理の結果、申し立ては棄却。当社の全面的な勝訴となりました。このことで、特許が成立している国や地域では、守田化学工業からのライセンスを受けていない企業の商品は一切販売できないことが再確認されました。


■砂糖の約600倍の甘み、すでに米国・アジアで特許を取得


「レバウディオサイドM」は砂糖の約600倍の甘味を有し、砂糖の代替甘味料として世界で注目される天然甘味料です。従来の天然甘味料と比較して甘味料独特の後味や違和感がなく、低糖質の商品や低カロリーの商品をよりおいしくすることが期待され、今後は砂糖の代替え品としてさらなる需要が見込まれます。


「レバウディオサイドM」は、ステビアに含まれる天然成分を研究する中で発見されました。すでに日本、米国、欧州(EU)、マレーシア、韓国等で特許を取得、世界市場を見据えています。


守田化学工業は1971年に世界で初めて植物由来のステビア甘味料の工業化に成功。現在、世界的に使用されているステビア甘味料「レバウディオサイドA」高含有品は当社の品質改良技術によるものです。


今回の勝訴によって、守田化学工業の持つ特許の強さがあらためて示されたと言えるでしょう。今後は元の特許の分割出願をすることで、レバウディオサイドMの用途および他の新規ステビオール配糖体特許の取得を目指しています。さらに新たに新規ステビオール配糖体の組み合わせの特許を含めた周辺特許も出願中です。すでに国際特許に切り替えて、日本、米国、カナダ、オセアニア、欧州、極東・東南アジアへの出願もしています。


特許の出願だけでなく、今年5月には世界のグローバル企業の一つである米国のイングレディオン社(本社:イリノイ州)にライセンス提供をしました。今後はこのような形も含めて、日本で生まれた天然甘味料を世界スタンダードへと育てていく考えです。


【守田化学工業株式会社について】

本社:〒577-0002 大阪府東大阪市稲田上町1-19-18

代表者:代表取締役社長 守田 豊重

設立:1960年1月

電話番号:06-6744-8877

URL:http://www.morita-kagaku-kogyo.co.jp/main/html/

事業内容:

・ステビア甘味料・甘草甘味料・合成甘味料の製造・販売

・甘味料・食品添加物の製造・販売
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