-幻の赤穂緞通展- 2008年3月26日より京都にて開催
2008年3月26日から31日まで、京都 三条 文椿ビルヂングにて、今後実物を目にすることは困難になるであろう古緞通や、現在僅かながら生産されている新作緞通、古緞通をリノベーションして作られた小物など集め、赤穂緞通の真意に触れていただける、これまで試みられることの無かった展示販売会を開催します。
-幻の赤穂緞通展- 2008年3月26日より京都にて開催
京都三条 文椿ビルヂング「Tsubaki-labo」にて、
2008年3月26日(水)より31日(月)まで 『幻の「赤穂緞通」展』 を開催致します。
今回、京都で開催する展示会は、今後実物を目にすることは困難になるであろう古緞通や、現在僅かながら生産されている新作緞通、一畳緞通としては修復が出来なくなった古緞通をリノベーションして作られた小物など集め、赤穂緞通の真意に触れていただける、これまで試みられることの無かった展示販売会となります。
幻の赤穂緞通展
■会期 2008年 3月26日(水)〜3月31日(月) 営業時間:11:00〜20:00
■会場 椿-tsubaki labo-KYOTO(文椿ビルヂング1F)
住所:京都市中京区三条通烏丸西入る御倉町79 文椿ビルヂング1F 【MAP】
(地下鉄 烏丸御池駅から徒歩3分)
電話:075-255-4743
URL:文椿ビルヂング→http://www.fumitsubaki.com/
椿-tsubaki labo-KYOTO→http://www.sunaba.tv/tsubaki
主催:幻の「赤穂緞通」展プロジェクト/工房ひぐらし・つづれや・有限会社すなば
■たった1人の女性の思いが生み出した 赤穂緞通
展示会キャンペーンサイト01.jpg
幻の緞通といわれる赤穂緞通は、鍋島緞通(佐賀県)、堺緞通(大阪府)と並び、日本三大緞通と呼ばれています。
赤穂緞通は、赤穂郡中村(現赤穂市中広)に生まれた「児島なか」という女性によって、明治の初め頃考案されました。
児島なかは讃岐国の高松を訪れた際に出会った中国緞通に魅せられ、以後独自で緞通の技術・研究を重ね、26年もの歳月をかけて生産・営業化にこぎつけることに成功しました。「なか」の努力と研究で発展した赤穂緞通は、塩田の作業に従事する女性の労働力が豊富にある赤穂において大きく発展することになります。
しかし戦後の機械の大量生産などの影響により、作業のほとんどが手作業であった赤穂緞通は姿を消すことになりました。現在は、赤穂市が「織方技法講習会」を実施、その修了生により伝統工芸としての保存および技術の伝承を目的に織り続けられています。
■目の当たりにした作品から 織り子のストーリーが見えてくる
究極の手作業と評される「赤穂緞通」。その所以は、手作業のみで行われる念入りな「摘み」にあります。赤穂緞通の摘みは「筋摘み・地摘み・仕上げ摘み」と三段階に分けられます。それぞれ「握り鋏」のみで行われますが、この作業は「腰折れ鋏」と呼ばれる普通の握り鋏の刃部を反らせたもので仕上げられます。織り子は、ことの他この鋏を大切にし、他人には触らせません。こうして念入りな「摘み」が行われた「赤穂緞通」は同じ柄(パターン)で作られていても、織り子の正確や気質、作品に対する思いが明確に表れ、織り子によって全く作品のイメージが変わってきます。
■暮らしの中にある赤穂緞通
東洋の魅力を存分に表現された「赤穂段通」。暮らしの中で美しさをたたえつつ、道具として場に存在しています。
その柄は100年の時を越え、今なおモダンであり、和・洋を問わず、時には空間を引締め、また時には柔らかく演出しています。木綿のパイルに素足で一歩踏み出すと、柔らかに足を押し返し、手織り独特の温もりが伝わっています。
京都三条 文椿ビルヂング「Tsubaki-labo」にて、
2008年3月26日(水)より31日(月)まで 『幻の「赤穂緞通」展』 を開催致します。
今回、京都で開催する展示会は、今後実物を目にすることは困難になるであろう古緞通や、現在僅かながら生産されている新作緞通、一畳緞通としては修復が出来なくなった古緞通をリノベーションして作られた小物など集め、赤穂緞通の真意に触れていただける、これまで試みられることの無かった展示販売会となります。
幻の赤穂緞通展
■会期 2008年 3月26日(水)〜3月31日(月) 営業時間:11:00〜20:00
■会場 椿-tsubaki labo-KYOTO(文椿ビルヂング1F)
住所:京都市中京区三条通烏丸西入る御倉町79 文椿ビルヂング1F 【MAP】
(地下鉄 烏丸御池駅から徒歩3分)
電話:075-255-4743
URL:文椿ビルヂング→http://www.fumitsubaki.com/
椿-tsubaki labo-KYOTO→http://www.sunaba.tv/tsubaki
主催:幻の「赤穂緞通」展プロジェクト/工房ひぐらし・つづれや・有限会社すなば
■たった1人の女性の思いが生み出した 赤穂緞通
展示会キャンペーンサイト01.jpg
幻の緞通といわれる赤穂緞通は、鍋島緞通(佐賀県)、堺緞通(大阪府)と並び、日本三大緞通と呼ばれています。
赤穂緞通は、赤穂郡中村(現赤穂市中広)に生まれた「児島なか」という女性によって、明治の初め頃考案されました。
児島なかは讃岐国の高松を訪れた際に出会った中国緞通に魅せられ、以後独自で緞通の技術・研究を重ね、26年もの歳月をかけて生産・営業化にこぎつけることに成功しました。「なか」の努力と研究で発展した赤穂緞通は、塩田の作業に従事する女性の労働力が豊富にある赤穂において大きく発展することになります。
しかし戦後の機械の大量生産などの影響により、作業のほとんどが手作業であった赤穂緞通は姿を消すことになりました。現在は、赤穂市が「織方技法講習会」を実施、その修了生により伝統工芸としての保存および技術の伝承を目的に織り続けられています。
■目の当たりにした作品から 織り子のストーリーが見えてくる
究極の手作業と評される「赤穂緞通」。その所以は、手作業のみで行われる念入りな「摘み」にあります。赤穂緞通の摘みは「筋摘み・地摘み・仕上げ摘み」と三段階に分けられます。それぞれ「握り鋏」のみで行われますが、この作業は「腰折れ鋏」と呼ばれる普通の握り鋏の刃部を反らせたもので仕上げられます。織り子は、ことの他この鋏を大切にし、他人には触らせません。こうして念入りな「摘み」が行われた「赤穂緞通」は同じ柄(パターン)で作られていても、織り子の正確や気質、作品に対する思いが明確に表れ、織り子によって全く作品のイメージが変わってきます。
■暮らしの中にある赤穂緞通
東洋の魅力を存分に表現された「赤穂段通」。暮らしの中で美しさをたたえつつ、道具として場に存在しています。
その柄は100年の時を越え、今なおモダンであり、和・洋を問わず、時には空間を引締め、また時には柔らかく演出しています。木綿のパイルに素足で一歩踏み出すと、柔らかに足を押し返し、手織り独特の温もりが伝わっています。