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「慶應卒の名医に聞く!」BRBメディカルセミナーシリーズ第2弾は、『知っておきたい!脳卒中と認知症のマメ知識』をテーマに開催。知る、知らないが生死の分かれ目。必見のセミナーダイジェストをご紹介!

現在、脳卒中はがん、心疾患に次ぐわが国の死亡原因第3位。BRBメディカルサロンでは高齢化社会で身近な問題である脳卒中と認知症に着目したセミナーを開催。万が一に備え知っておきたい情報が満載です。
去る3月27日(木)のBRBメディカルセミナーでは、脳血管疾患のエキスパートとして著名な慶應義塾大学医学部教授 医学教育統轄センター センター長の天野 隆弘(あまの たかひろ)先生を講師にお迎えし『知っておきたい!脳卒中と認知症のマメ知識』をテーマにセミナーを開催致しました。天野先生は豊富な臨床経験をもとに、「脳卒中」と「認知症」についての症状や治療例を最新医療情報も交えてご講演下さいました。「脳卒中」の死亡率は1970年代から低下していますが、高齢化社会の到来により、近年患者数は増加傾向にあります。万が一という時の判断が重要な「脳卒中」について、更に「脳卒中」と密接な関係が指摘されている「認知症」についてのセミナーダイジェストをここにご紹介します。


<脳卒中(脳血管疾患)について>

【脳卒中とは】

「脳卒中」とは広く使われている言葉で「脳血管疾患」の事を言います。脳卒中の日本国内における死亡率は、がん、心疾患に次いで第3位と高く、日本で年間約12万人が亡くなっています(厚生労働省:平成18年人口動態調査より)。脳卒中の種類は大きく分けて2種類あり、1つは「脳出血(脳血管から出血する)」と「くも膜下出血(脳の表面にある動脈瘤が破れ出血する)」です。2つ目は「脳梗塞(血管が詰まりその先の脳が虚血状態になる)」です。近年、「脳出血」での死亡率及び患者数は共に減少していますが、脳梗塞は増加傾向にあります。

脳卒中の症状は突然始まります。激しい頭痛、麻痺(手足に力が入らない)、言葉のもつれ、言葉がしゃべれない等が瞬間的から数時間、半日に及ぶ場合もあります。脳卒中の判断目安として、左または右半身に麻痺などの症状が出ます。

脳卒中のリスクファクターとして最も危険なものが、高血圧(高血圧性脳出血)で脳出血の原因の90%を占めます。その為、高血圧を抑える事が脳卒中を防ぐ事に繋がると言えます。その他薬剤(ワーファリン等)や出血しやすい病気等もリスクとしてあげられます。


【脳梗塞とは】

「脳梗塞」は原因により3種類に分類されます。1つは「脳血栓」(アテローム血栓性脳梗塞)で、脳の血管がその場で詰まった場合を言います。2つ目は「脳塞栓」(心原性脳塞栓:心臓から血栓が移動した場合)で、別の場所から血液の塊が送られ脳血管が詰まった場合を言います。3つ目は「ラクナ梗塞」で、5〜15mm程度の小さな血管が詰まった場合を言います。

脳梗塞のリスクファクターは、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、アルコールの多飲、喫煙、肥満、脳卒中の既往があげられます。また、これらのリスクが複数重なるほど危険度も増します。脳梗塞では、その発症前に「一過性脳虚血発作」という症状が出るケースがあります。これは脳の血流が低下する事で、一時的に脳の神経障害が起こるもので、普通1時間以内(5〜10分)で症状が消えます。しかし、これは脳梗塞の前触れである危険なサインです。このような発作が一度でも起こったら、直ちに神経内科を受診される事をお勧めします。


【脳卒中への対応と期待の新薬t-PA(ティーピーエー)】

突然の頭痛や麻痺等の症状で脳卒中だと思ったら、1分を争い救急車を要請する事が最も重要です!これは、処置に要する時間が命に関わる危険があり、また迅速な処置が予後にも大きく影響する為です。

近年日本でも処方が可能になった「t-PA」という新薬があり期待されています。これは、脳梗塞に用いられる薬で、脳にある血栓を分解し、血液の流れを促す効果があります。しかし、その処方には制限があり、発症から3時間以内に使わなければなりません。また認定を受けた医師のみ使用が認められ、その医師がいない病院ではt-PAを用いた治療は出来ません。実際3時間という短い時間に、脳卒中患者で治療を開始出来ている人は全体の約7%と少ないのが現状です。

万が一の時、まず救急車を要請し、t-PAが使える大きな病院へ搬送してもらって下さい。


<認知症について>

【認知症とは】

認知症は、物忘れがひどくなった事で断定出来る病気ではありません。脳の神経細胞が減少する老化によって誰にでも起こりうる物忘れは「良性健忘」と言われ、これに対し認知症による物忘れは「悪性健忘」として区別されています。認知症による悪性健忘は、半年、1年、また年々経る度に、物忘れがひどくなる傾向があります。また、以前出来た仕事が出来ない、ミスが多い、度々約束を忘れる、また忘れた自覚がない、もの取られ妄想がある等の特徴があげられます。認知症の場合、その悪性健忘(記憶障害)に加えて失語(言語障害)、失行(運動機能は正常でも運動を遂行出来ない)、失認(感覚機能は正常でも対象の認識等が出来ない)、遂行機能障害(計画、組織立て等が出来ない)等が起こります。以上の理由により社会的、職業的能力に障害が起こり、かつて出来ていた事が出来なくなります。認知症の多くは、その原因により「アルツハイマー病」と「脳血管性認知症」に分類されます。

【認知症:アルツハイマー病とは】

「アルツハイマー病」は脳の海馬等が萎縮し記憶障害が起こる疾患です。原因は未だ明らかになっていません。
診断基準は細かく、以下が例としてあげられます。認知症がある、以前より知的レベルが低下、緩徐に発症し次第に進行、認知症の他の原因やせん妄、精神疾患(うつ病、精神分裂病)を否定できる等です。具体的な検査方法は、認知症検査(長谷川式簡易痴呆スケール等)、CT・MRI、SPECT(PET)等を行います。
症状としては、認知症の症状である記憶・見当識障害があります。また、周辺症状として、被害妄想、不穏、興奮、徘徊、失禁、昼夜逆転、乱暴等が引き起こされます。最近では、アルツハイマー病の予備軍として「MCI(軽度認知障害)」を診断するようになりました。MCIは「良性健忘」と「悪性健忘」の中間レベルの症状です。

現在、アルツハイマー病では「塩酸ドネペジル(アリセプト)」が唯一の薬です。これは、脳の伝達物質を壊す過程を抑える効果があります。アルツハイマー病は病期が進むつれ障害の度合いも強くなる為、症状に合わせ薬の量を調整します。その他、被害妄想等の周辺症状に対しては向精神薬等を処方します。


【認知症:脳血管性認知症とは】

「脳血管性認知症」は脳卒中で障害のあった脳の働きが悪くなり、それが原因で引き起こされる認知症です。アルツハイマー病が緩徐に発症し次第に進行するのに対し、脳血管性認知症は脳卒中の発症に伴って急激に悪化し、脳卒中を治療後多少の改善見られるのが特徴です。脳血管性認知症では、脳卒中の危険因子を治療し進行を防ぐ事が重要です。つまり、脳卒中の危険因子への対応は、認知症(脳血管性認知症)の予防にも繋がるのです。


【認知症への対応】

「認知症」は周辺にいる人々の配慮ある対応が大切です。認知症患者の間違いをいちいち直さない事や、多めに見て患者がすぐ忘れる事を利用し対応する。また、本人が興味を示すものを勧め、夕方や夜間に騒ぎ不穏状態になる場合は電気をつけて部屋を明るくする等の対応を心がけると良いでしょう。


BRBメディカルセミナーは、予定が決まり次第、随時弊社ホームページに掲載いたしますので、ご興味のある方は是非ご確認ください。

※記事の文責はBRBメディカルサロンにあります。


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