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売上を上げる「絵本」を企画・制作。
企業理念、使命、商品価値など目に見えない会社の魅力を伝える「絵本」。株式会社ワークでは、売上アップ、社員のモチベーション向上、優秀な人材の採用など、目的に合った「絵本」を制作する新サービスを開始した。
会社の絵本は、企業理念や、価値観、ビジョン、ミッションなど、目に見えないものを表現する本。文章で伝えても社員になかなか浸透しないなら「いっそ絵本にしてしまいましょう」と、ユニークな絵本制作サービスを開始したのが、株式会社ワーク（東京都千代田区）だ。
ところで、絵本なら目に見えないものが伝わるのか。たとえばイソップ童話。アリとキリギリス、ウサギとカメ、北風と太陽、金の斧、嘘をつく子供などなど。どれも「教訓」が入っている。物語を楽しく読んでいるうちに、「さぼっていたら将来自分が困ることになるんだ」とか、「嘘ばかりついていると真実を言っても信じてもらえなくなるんだ」といった教訓が素直に心の中に入ってくる。この作用を利用して、社員に理念や価値観やビジョンを伝える。左脳ではなく右脳に訴え、心にしみこませるのだ。
例えば「商品の価値」を絵本にする。すると、自分たちがお客様に提供している価値を社員が深く認識する。それが顧客に適確に伝わるので、売上が上がる。
例えば「会社の使命」を絵本にする。すると、社員が自分の仕事のヤリガイに気づき、モチベーション高く仕事に臨むので、売上が上がる。
例えば「会社の社風」を絵本にする。それを採用の応募者に配る。他社との差別化につながり、ハイパフォーマー人材が採用できるので、売上が上がる。
同社が手がけた絵本の一例として、株式会社セプテーニ・ホールディングスの「Septeni Way」（2006年2月発刊）が挙げられる。制作のいきさつはこうだ。
創業11年目に上場を果たし、17期目には売上250億円を突破。今なお快進撃を続けるセプテーニ・ホールディングス。社是「ひねらんかい」をはじめ、「100人の商人（あきんど）戦略」「1・10・100・1000の法則」など、ユニークなカルチャーが存在する魅力的な会社だ。数字の「7」にこだわる七村会長は、売上100億円を突破した14期目（←7の倍数）に、こう考えた。「これまでは、強い会社になることを目指してきた。これからは強く偉大な会社になるための戦略が必要だ」と。そこで、7つの約束を考案。社員に発表したのだ。7つの約束とは、「Speed」「Stretch」「Partnership」「Fair and Open」「Originality」「Passion」「Free and Rule」。社員一人ひとりが、どう考え、どう行動すればいいか、の指針が明らかになった。これをもっともっと社内に浸透させるために、絵本「Septeni Way」を発刊することに。クマのディッパー君が活躍する7つの童話。物語の途中で、「さて、このあと主人公のディッパー君はどうしたでしょう」と質問して、読者に考えさせる工夫が盛り込まれているあたりは、さすがに「ひねられて」いる。
採用に使用した例としては、マイウェイ技研株式会社の「地球にちょっぴりいいことを」（2008年3月発刊）がある。会社の魅力を学生にPRして、欲しい人材を確保するために制作した。
「地球にちょっぴりいいことを」をテーマに、パワーエレクトロニクスの技術開発を行っているマイウェイ技研。高度な技術で省エネルギー化に貢献しているだけでなく、太陽光発電や風力発電といった新エネルギーの開発も手がけ、地球や社会に役立つ技術を提供している。「社員を大切にしたい」と考える楊（ヤン）社長は、社員が魅力的な人間に育つようにと、さまざまな教育制度を整えた。そんな素敵な会社に、社員全員が誇りを持っているのだが、これを新しく採用する人材にどう伝えるかが悩みのタネ。「知名度ではどうしても大手に負けてしまう。会社の中身には自信があるんだけど」。そこで、楊社長が考えたのが、絵本形式のコンセプトブック。自分たちが手がけている開発は環境に優しい技術であり、とてもヤリガイのある仕事だということ、最先端の技術を身に付けれられるうえに人間的にも成長できること、などを訴えた。新卒採用の内定者に手渡しすることで、彼らの入社意識が高まるだけでなく、ご両親への説得材料にもなって、優秀な人材を確保することに成功した事例だ。
株式会社ワークでは、このように「絵本」の効能を利用して、企業を進化させるサービスを提供。また、「絵本」を作る過程を、経営革新や社員教育に利用する提案も行っている。価格は、ページ数や紙質、形状にもよるが、1000部印刷して200〜600万円。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ワーク
担当：長尾・酒井
TEL：03-3261-1444
《関連URL》
http://www.work21.co.jp/img/naiteifollow_ehon.pdf
ところで、絵本なら目に見えないものが伝わるのか。たとえばイソップ童話。アリとキリギリス、ウサギとカメ、北風と太陽、金の斧、嘘をつく子供などなど。どれも「教訓」が入っている。物語を楽しく読んでいるうちに、「さぼっていたら将来自分が困ることになるんだ」とか、「嘘ばかりついていると真実を言っても信じてもらえなくなるんだ」といった教訓が素直に心の中に入ってくる。この作用を利用して、社員に理念や価値観やビジョンを伝える。左脳ではなく右脳に訴え、心にしみこませるのだ。
例えば「商品の価値」を絵本にする。すると、自分たちがお客様に提供している価値を社員が深く認識する。それが顧客に適確に伝わるので、売上が上がる。
例えば「会社の使命」を絵本にする。すると、社員が自分の仕事のヤリガイに気づき、モチベーション高く仕事に臨むので、売上が上がる。
例えば「会社の社風」を絵本にする。それを採用の応募者に配る。他社との差別化につながり、ハイパフォーマー人材が採用できるので、売上が上がる。
同社が手がけた絵本の一例として、株式会社セプテーニ・ホールディングスの「Septeni Way」（2006年2月発刊）が挙げられる。制作のいきさつはこうだ。
創業11年目に上場を果たし、17期目には売上250億円を突破。今なお快進撃を続けるセプテーニ・ホールディングス。社是「ひねらんかい」をはじめ、「100人の商人（あきんど）戦略」「1・10・100・1000の法則」など、ユニークなカルチャーが存在する魅力的な会社だ。数字の「7」にこだわる七村会長は、売上100億円を突破した14期目（←7の倍数）に、こう考えた。「これまでは、強い会社になることを目指してきた。これからは強く偉大な会社になるための戦略が必要だ」と。そこで、7つの約束を考案。社員に発表したのだ。7つの約束とは、「Speed」「Stretch」「Partnership」「Fair and Open」「Originality」「Passion」「Free and Rule」。社員一人ひとりが、どう考え、どう行動すればいいか、の指針が明らかになった。これをもっともっと社内に浸透させるために、絵本「Septeni Way」を発刊することに。クマのディッパー君が活躍する7つの童話。物語の途中で、「さて、このあと主人公のディッパー君はどうしたでしょう」と質問して、読者に考えさせる工夫が盛り込まれているあたりは、さすがに「ひねられて」いる。
採用に使用した例としては、マイウェイ技研株式会社の「地球にちょっぴりいいことを」（2008年3月発刊）がある。会社の魅力を学生にPRして、欲しい人材を確保するために制作した。
「地球にちょっぴりいいことを」をテーマに、パワーエレクトロニクスの技術開発を行っているマイウェイ技研。高度な技術で省エネルギー化に貢献しているだけでなく、太陽光発電や風力発電といった新エネルギーの開発も手がけ、地球や社会に役立つ技術を提供している。「社員を大切にしたい」と考える楊（ヤン）社長は、社員が魅力的な人間に育つようにと、さまざまな教育制度を整えた。そんな素敵な会社に、社員全員が誇りを持っているのだが、これを新しく採用する人材にどう伝えるかが悩みのタネ。「知名度ではどうしても大手に負けてしまう。会社の中身には自信があるんだけど」。そこで、楊社長が考えたのが、絵本形式のコンセプトブック。自分たちが手がけている開発は環境に優しい技術であり、とてもヤリガイのある仕事だということ、最先端の技術を身に付けれられるうえに人間的にも成長できること、などを訴えた。新卒採用の内定者に手渡しすることで、彼らの入社意識が高まるだけでなく、ご両親への説得材料にもなって、優秀な人材を確保することに成功した事例だ。
株式会社ワークでは、このように「絵本」の効能を利用して、企業を進化させるサービスを提供。また、「絵本」を作る過程を、経営革新や社員教育に利用する提案も行っている。価格は、ページ数や紙質、形状にもよるが、1000部印刷して200〜600万円。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ワーク
担当：長尾・酒井
TEL：03-3261-1444
《関連URL》
http://www.work21.co.jp/img/naiteifollow_ehon.pdf
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