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シュロス法による側弯症治療の専門書の普及版、3月10日発売。側弯症治療に携わる方にお届けしたい必携の書

タイトルは『シュロス法による側弯症治療 普及版〜エクサイズと呼吸テクニックで脊柱の弯曲と捻れを矯正する〜』で、2015年6月発刊の『シュロス法による側弯症治療』の普及版です。価格は4,600円とお求めやすくしました。豊富な写真と図表でシュロス法を実践し、応用できるように解説しています。

ヨーガ、理学療法、作業療法、東洋医学の専門書から生活を豊かにするビジュアル本までを幅広く扱う出版社、株式会社ガイアブックス(本社:東京都港区赤坂)は3月10日(水)、『シュロス法による側弯症治療 普及版〜エクサイズと呼吸テクニックで脊柱の弯曲と捻れを矯正する〜』を発売しました。シュロス法の三次元的側弯症治療の基本書で、専門家であるシュロスセラピストだけでなく、側弯症治療に携わる全ての療法士に利用いただきたい書籍です。理学療法士を目指す学生や、彼らを教える講師の方にもお勧めできます。

▼シュロス法による側弯症治療 普及版 エクサイズと呼吸テクニックで脊柱の弯曲と捻れを矯正する:http://www.gaiajapan.co.jp/books/physiotherapy/ptot/5731/


■成功例の治療経過やシュロス法の歴史的な成り立ちも紹介

『シュロス法による側弯症治療 普及版〜エクサイズと呼吸テクニックで脊柱の弯曲と捻れを矯正する〜』は、重度の側弯症にも有効とされるシュロス法の三次元的側弯症治療の実践的専門書で、2015年6月発刊の『シュロス法による側弯症治療』の普及版です。

『シュロス法による側弯症治療』を刊行した2015年頃は、このジャンルに関する専門書において日本語で読めるものは皆無と言っていい状況でした。そのため、多くの医療従事者をはじめ、この症状に悩む方々に受け入れていただきました。このたび版を重ねる上で、臨床の現場でも使い勝手を良くするため、持ち運びが便利な並製およびPUR製本で開きやすさを実現。価格も4,600円(税別)とお求めやすくなりました。

シュロス法は、弯曲し捻れた脊柱をまっすぐにするためのさまざまなエクササイズと特別な呼吸テクニックを組み合わせ、個別のケースに適した修正運動を患者自ら行うものです。

側弯症の解消は手術以外にないとの考えが一般的です。この考えが我が国で保存療法の研究が進まない一因となっていました。本書では数多くの症例を検討し、有効な装具の着用と運動を繰り返し、経過を観察することで確認できた治療の効果を詳細に解き明かしています。側弯症は手術をしなくても改善できることを伝えている点で、側弯症治療に携わる多くの療法士に光を与えるものと言っていいでしょう。

また、豊富な写真と図表でシュロス法を実践し、応用できるように解説。最新のエビデンスに基づく、側弯症の診断所見や根拠などの基礎知識から運動の方針と提案まで、幅広い知識と技術が習得可能です。成功例の治療経過やシュロス法の歴史的な成り立ちも紹介し、歴史と現在、原理と最新治療から包括的にシュロス法をお伝えします。


■1910年代に膨大な症例検討の末に確立されたシュロス法

シュロス法は1910年代に自身も側弯症患者であったカタリーナ・シュロス氏によって、膨大な量の症例検討の末に確立されました。

カタリーナの娘であり、本書の著者であるクリスタ・シュロス氏はその手法をさらに進化させ、1973年に三次元側弯症治療に関する最初の研究論文を提出。それまでパラメディカル分野に追いやられていたシュロス法の治療原理は、これにより側弯症治療の専門家や臨床家によって認められことになりました。

この治療における先進国であるドイツでは、シュロス法は保存的治療運動として最も認められた方法です。保険も適用されており、社会的な信頼を得ていると言っていいでしょう。日本でも、監修者である中村尚人氏を中心に、国内の側彎症治療へ向けた勉強会などに活用されています。


■『シュロス法による側弯症治療 普及版〜エクサイズと呼吸テクニックで脊柱の弯曲と捻れを矯正する〜』概要

著者:クリスタ・レーネルト・シュロス、ペートラ・グレブル
日本語版監修:中村尚人
訳:吉水淳子
ページ数:240
判型:B5変型(271×197×13mm)、並製、オールカラー
重量:720g
本体価格:4,600円(税別)

<著者>
クリスタ・レーネルト・シュロス(Christa Lehnert-Schroth)
1924年マイセン出身。約50年にわたり理学療法士として側弯症治療にあたる。母親が開発した呼吸整形外科システム・シュロス法により、多くの治療成果を上げた。1961年から1995年まで、医師らの協力の下、バート・ゾーベルンハイムのカタリーナ・シュロス病院の院長を務める。理学療法士や医師向けの多数の講演、論文、講習、映像メディア、また患者の自宅訓練のためのレコードなどで、シュロス法の三次元的側弯症治療を実演。多くの患者をサポートした。

ペートラ・グレブル(PetraGrobl)
修士・医学博士。1968年オーストリア・グラーツ出身。1986年から1991年までカール・フランツェンス大学(グラーツ)でスポーツ科学を学んだ後、理学療法士の専門教育を修了。2002年から、主に脊柱の生体力学および側弯症の機能的背景を研究している。あらゆる年齢の側弯症患者の理学療法の基礎としてシュロス法を考察し、ヨアネウム応用科学大学(グラーツ)で、エビデンスに基づく背景的知識と併せてシュロス法の概念を教授するとともに、多くの側弯症患者の治療を行っている。若者の身体の理解や意識の育成が課題であると考え、『スポーツ科学的および理学療法的な側弯症治療におけるコンピューターゲームを活用した治療的アプローチ』により、2012年に博士号(自然科学)を取得。側弯症治療で成果を上げるには、基礎的な生体力学理解、正確な運動の蓄積、患者のコンプライアンスの教育体制が不可欠と考察し、本書の改訂に協力した。

<監修>
中村尚人(なかむら・なおと)
理学療法士、シュロスセラピスト。株式会社P3代表取締役。エボリューションウォーキング(R)、ファンクショナルローラーピラティス(R)考案者。1999年に理学療法士取得後、慈恵医科大学附属第三病院・柏病院、永生クリニック・老人保健施設マイウェイ四ツ谷にて臨床。2011年に八王子にスタジオ「TAKTEIGHT」を立ち上げる。予防医学の実現のため、2013年に株式会社P3を設立。日々臨床を行う傍ら、ヨーガやピラティスの指導も行う。著書『「そる」だけでやせる腹筋革命』(飛鳥新社)他多数。監修・翻訳書に『最新 ピラーティスアナトミィ』(ガイアブックス)など。

<訳>
吉水淳子(よしみず・じゅんこ)
奈良女子大学文学部社会学科哲学専攻を卒業後、大阪府立大学大学院綜合科研究学科文化学専攻を修了。医薬翻訳者として、独語および英語の翻訳を手掛ける。訳書に『クラニオセイクラル・オステオパシー』、『エビデンスに基づく高齢者の作業療法』、『筋膜ディストーションモデル』、『医療におけるヨーガ原理と実践』(いずれもガイアブックス)など。


【株式会社ガイアブックスについて】
本社:〒107-0052 東京都港区赤坂1-1 細川ビル
設立:1977年3月
電話番号:03-5549-2361(代表)
URL:http://www.gaiajapan.co.jp
事業内容:
・翻訳本、自然療法関連書籍、理学療法・作業療法・リハビリテーション関連書籍の発刊ほか


【一般の方向けのお問い合わせ先】
企業名:株式会社ガイアブックス
担当者名:栗原
TEL:03-5549-2361(代表)
Email: utakamu@sunchoh.co.jp
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