日本ラーメン協会 武内伸副理事長逝去のお知らせ
かねてから病気療養中であった武内伸(たけうちしん)日本ラーメン協会(東京・目黒 理事長:千葉憲二)副理事長は、2008年7月13日、11時33分、肝硬変により北里大学東病院(相模原市)において逝去いたしました。享年48歳でした。ここに生前のご厚誼に感謝し、謹んでお知らせいたします。
武内氏は1960年福岡県生まれ。高校二年生の時に東京
ラーメンの超有名店「春木屋」(東京都)を食べその味
に衝撃を受けた事をきっかけに積極的にラーメンの食べ
歩きを始め、その感想や評価を詳細に記録するようにな
りました。そのラーメンの食べ歩きと研究はその後全
国のラーメン店に及び、1992年にはTV東京「TVチャ
ンピオン 第二回ラーメン王選手権」に出場、優勝を勝
ち取り「第二代ラーメン王」に輝きました。
その後は一般会社員でありながら、「ラーメンの専門家」
としてマスコミでのコメント・執筆などを依頼され、
「ラーメン評論家」の草分けとなりました。他の料理ジャ
ンルでは、おおむね食専門のライターや研究家が評論家的
活動を行うのに対し、食べ手による食べ手視点の評価は斬
新で好評を持って迎えられました。
そんな武内氏の夢は「ラーメンの城を造ること」でしたが、
1995年3月にオープンした「新横浜ラーメン博物館」は
まさにそのラーメンの城。その登場に衝撃を受け、同年
12月には勤務先の会社を退職し、新横浜ラーメン博物館
に入社。主に広報担当として活躍。各種メディアに「ラー
博の顔」として出演する傍ら、全国のラーメン文化の調査・
研究・紹介に尽力。「ラーメンの語り部」「業界のスポーク
スマン」として、ラー博のみならず業界全体の発展振興に
全力を注ぎました。
2003年2月に新横浜ラーメン博物館を退職後、「有限会社
ラーメン総合研究所」を設立。独自色を強めた評論家活動と
共に、ラーメンに関わる番組企画、漫画原作、講演などにも
幅広く活躍。携帯情報サイト「超らーめんナビ」内のガイド
役「達人」の一人としても親しまれてきました。
2007年10月には「日本ラーメン協会設立準備委員会」の会
長に就任し、ラーメン店、ラーメン周辺産業、マスコミや評
論家など、多方面への太いパイプを駆使しながら「日本ラー
メン協会」設立に奔走しました。その後2008年3月「日本
ラーメン協会」設立と同時に副理事長に選任され、現在に至
ります。
病状については、肝機能障害を2006年頃より発症、その後
入退院を繰り返し、病状は一進一退ながら徐々に回復傾向に
ありました。2008年春頃より、腰痛を併発してからは第一
線の活動は自粛していましたが、体調の好転につれて少しず
つ仕事を再開しはじめた直後の突然の訃報であり、関係者一
同深い悲しみと同時に突然の出来事に呆然としている状況で
す。
武内氏は、食べ手の立場から深くラーメンを愛し、ラーメン
に関わる全ての人々の幸せを願っていました。「私はラーメ
ンを語り、ラーメンを広める事で収入を得てラーメンを食べ
させてもらっている。まさにラーメン様には足を向けて眠れ
ない。」と常々語っていました。有名になった「ラーメンは
鶏ガラ、豚ガラ、人柄」と言う言葉も武内氏発案のものであ
ります。当協会にとってもその理念と人格は太い支柱の一本
であり、いよいよ本格的な活動期に入ろうと言うこの時期に、
その柱を喪ってしまった事は誠に残念としか言いようがあり
ません。
今後は武内氏の残した信念と、願ってやまなかったラーメンの
発展振興、そしてよりおいしく楽しいラーメンを、より大勢の
お客様に食べていただける環境を目指して関係者一同一層邁進
していく所存です。
葬儀告別式
通 夜 7月15日(火)19:00〜20:00
告別式 7月16日(水)14:00〜15:00
会 場 相模斎場
神奈川県相模原市古淵3-33-21
Tel:042-746-1114
日本ラーメン協会は、武内伸副理事長の生前の功績を称える
とともに、哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
■お問い合わせ先■
日本ラーメン協会 事務局
TEL:03-3490-3973
FAX:03-3490-9864
info@ramen-kyokai.jp
ラーメンの超有名店「春木屋」(東京都)を食べその味
に衝撃を受けた事をきっかけに積極的にラーメンの食べ
歩きを始め、その感想や評価を詳細に記録するようにな
りました。そのラーメンの食べ歩きと研究はその後全
国のラーメン店に及び、1992年にはTV東京「TVチャ
ンピオン 第二回ラーメン王選手権」に出場、優勝を勝
ち取り「第二代ラーメン王」に輝きました。
その後は一般会社員でありながら、「ラーメンの専門家」
としてマスコミでのコメント・執筆などを依頼され、
「ラーメン評論家」の草分けとなりました。他の料理ジャ
ンルでは、おおむね食専門のライターや研究家が評論家的
活動を行うのに対し、食べ手による食べ手視点の評価は斬
新で好評を持って迎えられました。
そんな武内氏の夢は「ラーメンの城を造ること」でしたが、
1995年3月にオープンした「新横浜ラーメン博物館」は
まさにそのラーメンの城。その登場に衝撃を受け、同年
12月には勤務先の会社を退職し、新横浜ラーメン博物館
に入社。主に広報担当として活躍。各種メディアに「ラー
博の顔」として出演する傍ら、全国のラーメン文化の調査・
研究・紹介に尽力。「ラーメンの語り部」「業界のスポーク
スマン」として、ラー博のみならず業界全体の発展振興に
全力を注ぎました。
2003年2月に新横浜ラーメン博物館を退職後、「有限会社
ラーメン総合研究所」を設立。独自色を強めた評論家活動と
共に、ラーメンに関わる番組企画、漫画原作、講演などにも
幅広く活躍。携帯情報サイト「超らーめんナビ」内のガイド
役「達人」の一人としても親しまれてきました。
2007年10月には「日本ラーメン協会設立準備委員会」の会
長に就任し、ラーメン店、ラーメン周辺産業、マスコミや評
論家など、多方面への太いパイプを駆使しながら「日本ラー
メン協会」設立に奔走しました。その後2008年3月「日本
ラーメン協会」設立と同時に副理事長に選任され、現在に至
ります。
病状については、肝機能障害を2006年頃より発症、その後
入退院を繰り返し、病状は一進一退ながら徐々に回復傾向に
ありました。2008年春頃より、腰痛を併発してからは第一
線の活動は自粛していましたが、体調の好転につれて少しず
つ仕事を再開しはじめた直後の突然の訃報であり、関係者一
同深い悲しみと同時に突然の出来事に呆然としている状況で
す。
武内氏は、食べ手の立場から深くラーメンを愛し、ラーメン
に関わる全ての人々の幸せを願っていました。「私はラーメ
ンを語り、ラーメンを広める事で収入を得てラーメンを食べ
させてもらっている。まさにラーメン様には足を向けて眠れ
ない。」と常々語っていました。有名になった「ラーメンは
鶏ガラ、豚ガラ、人柄」と言う言葉も武内氏発案のものであ
ります。当協会にとってもその理念と人格は太い支柱の一本
であり、いよいよ本格的な活動期に入ろうと言うこの時期に、
その柱を喪ってしまった事は誠に残念としか言いようがあり
ません。
今後は武内氏の残した信念と、願ってやまなかったラーメンの
発展振興、そしてよりおいしく楽しいラーメンを、より大勢の
お客様に食べていただける環境を目指して関係者一同一層邁進
していく所存です。
葬儀告別式
通 夜 7月15日(火)19:00〜20:00
告別式 7月16日(水)14:00〜15:00
会 場 相模斎場
神奈川県相模原市古淵3-33-21
Tel:042-746-1114
日本ラーメン協会は、武内伸副理事長の生前の功績を称える
とともに、哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
■お問い合わせ先■
日本ラーメン協会 事務局
TEL:03-3490-3973
FAX:03-3490-9864
info@ramen-kyokai.jp