何もしなければ地主の9割はダマされる?【書籍発売『地主のための資産防衛術』】
株式会社幻冬舎は『地主のための資産防衛術』(芝田泰明 著)を6月23日に発売しました。本書は土地を持つ地主に向けて、ダマされないための方法が著者の実体験を踏まえて記されています。
◆同族企業は借金だらけ?
地主は土地を持ち、そこにアパートや貸しビル、マンションなどを建てて不動産所得を得て悠々自適な生活をしている人といったイメージがあります。しかし地主は、何と9割が、不動産会社、銀行、証券会社、各種の専門家などにダマされ、カモにされてしまう現状があるようです。何より著者自身がそうした状況を目の当たりにしてきました。
著者は父親の死をきっかけに、叔父が創業した同族企業の経営を任されますが、その惨状はひどいものでした。企業には約7億円の借金があり、著者の実家である本家の土地と家も取られかねない状況でした。その原因は叔父の放漫経営にあり、長い付き合いのある税理士法人もまったく機能していませんでした。著者はセミナーなどへ足を運び自ら専門家を選び直し、8年かけて会社の再建に成功します。その間には親族を相手取った泥沼の裁判も繰り広げました。そこで「同じような悩みを持つ地主がいるに違いない」と考えたことが本書の執筆動機となっています。
◆地主から地主業へ
著者は地主と地主業を区別します。両者の大きな違いは主体的に動いているか否かです。地主は戦略なし、業者任せの存在で、一定の利益はありますが先細りしてゆきます。対する地主業は戦略を持ち、専門家を自らコントロールし収益の拡大を目指します。「何もしなければ地主はそれを食い物にしようとする魑魅魍魎に囲まれる」と記す著者の言葉は、強く意識すべきでしょう。
◆一年目の地主業に必要なもの
それでは意識的な地主業を目指すにあたり、まずやるべきことは何があるでしょうか。本書では以下のポイントが紹介されています。
・税金対策のため今すぐ法人化
・親の代から顧問になっている弁護士、税理士、不動産会社などを確認(まず専門家を疑う態度も必要)
・銀行と話をする場合は支店長、副支店長を指名(地主は扱う金額が違う)
・複数意見を取り入れて先を見定める
・読書やセミナー参加などのインプットも必要。(勉強は身を滅ぼす)
こうして見ると、今すぐにできる内容が多いとわかるでしょう。さらに本書には各種経営管理表のフォーマットも巻末に掲載されていますので、自ら行動を起こすことも難しくありません。まず、目指すべきものは他人任せからの脱却です。
◆「最悪のケース」を体験した著者の経験に裏付けされた一冊
著者の芝田泰明(しばた やすあき)さんは地主専門の相続や事業継承、不動産支援コンサルティングなどを手がける株式会社芝田久右衛門の代表取締役を務める人物です。著者は自らの体験を「最悪のケース」と捉える通り、苦労に裏付けされたリアリティのある言葉が本書には溢れています。
【書籍情報】
『地主のための資産防衛術』(2021年6月23日発売)
?1430(税込)
Amazonページ短縮URL: http://urx.blue/qwVT
◆同族企業は借金だらけ?
地主は土地を持ち、そこにアパートや貸しビル、マンションなどを建てて不動産所得を得て悠々自適な生活をしている人といったイメージがあります。しかし地主は、何と9割が、不動産会社、銀行、証券会社、各種の専門家などにダマされ、カモにされてしまう現状があるようです。何より著者自身がそうした状況を目の当たりにしてきました。
著者は父親の死をきっかけに、叔父が創業した同族企業の経営を任されますが、その惨状はひどいものでした。企業には約7億円の借金があり、著者の実家である本家の土地と家も取られかねない状況でした。その原因は叔父の放漫経営にあり、長い付き合いのある税理士法人もまったく機能していませんでした。著者はセミナーなどへ足を運び自ら専門家を選び直し、8年かけて会社の再建に成功します。その間には親族を相手取った泥沼の裁判も繰り広げました。そこで「同じような悩みを持つ地主がいるに違いない」と考えたことが本書の執筆動機となっています。
◆地主から地主業へ
著者は地主と地主業を区別します。両者の大きな違いは主体的に動いているか否かです。地主は戦略なし、業者任せの存在で、一定の利益はありますが先細りしてゆきます。対する地主業は戦略を持ち、専門家を自らコントロールし収益の拡大を目指します。「何もしなければ地主はそれを食い物にしようとする魑魅魍魎に囲まれる」と記す著者の言葉は、強く意識すべきでしょう。
◆一年目の地主業に必要なもの
それでは意識的な地主業を目指すにあたり、まずやるべきことは何があるでしょうか。本書では以下のポイントが紹介されています。
・税金対策のため今すぐ法人化
・親の代から顧問になっている弁護士、税理士、不動産会社などを確認(まず専門家を疑う態度も必要)
・銀行と話をする場合は支店長、副支店長を指名(地主は扱う金額が違う)
・複数意見を取り入れて先を見定める
・読書やセミナー参加などのインプットも必要。(勉強は身を滅ぼす)
こうして見ると、今すぐにできる内容が多いとわかるでしょう。さらに本書には各種経営管理表のフォーマットも巻末に掲載されていますので、自ら行動を起こすことも難しくありません。まず、目指すべきものは他人任せからの脱却です。
◆「最悪のケース」を体験した著者の経験に裏付けされた一冊
著者の芝田泰明(しばた やすあき)さんは地主専門の相続や事業継承、不動産支援コンサルティングなどを手がける株式会社芝田久右衛門の代表取締役を務める人物です。著者は自らの体験を「最悪のケース」と捉える通り、苦労に裏付けされたリアリティのある言葉が本書には溢れています。
【書籍情報】
『地主のための資産防衛術』(2021年6月23日発売)
?1430(税込)
Amazonページ短縮URL: http://urx.blue/qwVT