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『博物館網走監獄 自然ふれあいプログラム 自然体験フィールド ニポポの森』に着手

今年開館25周年を迎えた博物館網走監獄(北海道網走市呼人1-1・財団法人網走監獄保存財団運営)は記念事業の一環として博物館に隣接した所有する森林を活用し、「自然体験ふれあいプログラム」に着手することとなった。
事業は東京農業大学オホーツクキャンパスと受託研究契約を締結し、『博・学連携』で進める。
報道機関各位

今年開館25周年を迎えた博物館網走監獄(北海道網走市呼人1-1・
財団法人網走監獄保存財団運営)は記念事業の一環として博物館に
隣接した所有する森林を活用し、「自然体験ふれあいプログラム」
に着手することとなった。事業は東京農業大学オホーツクキャンパス
と受託研究契約を締結し、『博・学連携』で進める。

東農大からは、
東農大・オホーツクキャンパス動物資源管理学研究室 横濱道成教授
(生物産業学部長)、植物資源保全学研究室 鈴木悌司教授、
東農大・本校より 自然環境保全研究室 麻生恵教授、
地球環境科学部造園科学科 木村悦之講師が 本プログラムに参加、
大学と博物館のノウハウを活用し、プログラム参加者が自ら体験し、
考え、行動する環境教育の参加協働型プログラムだ。

予め完成した自然公園を利用してもらうだけでなく、今ある森を
守り育て、地域の自然と触れ合うことで網走の地域を知り、歴史や
文化を学び、環境を考えることを目的としている。

活動拠点として博物館が所有する網走国定公園内大曲河畔の
森林5万平方メートルを提供、「ニポポの森」と名づけた。

「ニポポ」はアイヌ民族の言葉で「小さな木のこども」を意味し、
昔からどんな願いもかなえてくれると信じられていた。
その意匠を生かした木彫人形は、網走刑務所の作業製品として網走
を代表する観光土産品となっていることもあり、今回この森を守り
育てるシンボルとしてニポポの名前をつけた。

9月6日には第1回「ニポポの森づくりワークショップ」を開催、
東農大、博物館、地元観光関係者など15名が参加し、現地視察を
行い意見交換会を開催した。今後は10月25、26日の両日に
「第2回ワークショップ」を開催し、現地のフィールドマップ作り、
下草刈りと検討会を開催する予定だ。

事業の着手にあたり、博物館を運営する財団の酒井忠理事長は、
「当館は貴重な網走刑務所建造物の保存公開を主にする歴史博物館と
して歩んできたが、豊かなオホーツクの自然環境の中に立地する屋外
型博物館としての側面を生かし、環境教育に対しても今後は積極的に
取り組みを進めてまいりたい。かつて、網走監獄と呼ばれた網走刑務
所は囚人たちの力で、原始の森を切り開いて網走の歴史を作った。
今、博物館網走監獄は、森を育てることで新しい歴史作りをしたい。
この森が天都山地区の新しい魅力の一つとして、当館入館者の確保だけ
でなく網走観光の厳しい現状を打破するきっかけとなればと願います。」
と述べている。

「森づくり」の状況について博物館ではHP内に新たに9月25日より
『ニポポの森』ブログをリンク、最新の情報、過程を公開していく。

ニポポの森ブログURL:
http://nipopo-no-mori.kangoku.jp/blogs/

【この件についての詳細など報道関係の窓口】

財団法人網走監獄保存財団/博物館 網走監獄
事務局  施設管理(担当部長) 配島 淳
     電話 0152-45-2411 FAX 0152-45-2338
Email: kanri@kangoku.jp
公式hp:www.kangoku.jp
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