物件情報を公開することなく借り手を探せる「さかさま不動産」で14軒目の成約〜廃材を新たな価値に変える素材デザイナーの挑戦〜
株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co )が運営する、物件を借りて挑戦したいことがある人の想いを可視化して貸主を募集するサービス「さかさま不動産」にて、廃材を新たな価値に変える素材デザイナーの挑戦が、愛知県名古屋市の物件とマッチングしました。
2040年には空き家率40%超
少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています。国土交通省「空き家等に関する所有者アンケート」によると、売却・賃貸等の情報提供を一切行わないという家主が30%超、情報公開はしたくないものの、70%以上がまちづくりのための利活用であれば検討するというデータも出ています。
※出典 平成29年2月国土交通省「空き家等に関する所有者アンケート」(https://www.mlit.go.jp/common/001205491.pdf)
?さかさま不動産の狙い
さかさま不動産は、物件情報が並ぶ従来の不動産システムとは逆で、借りたい人の情報が並ぶウェブサイト。借り手の人物像を開示にすることで、流通に乗っていない空き家の発掘や空き家を介した関係構築を狙う実証実験として2020年に開始させました。現在サイト上には「スタイリストの秘密基地」「気軽に演劇が出来る劇場をつくりたい」などの夢や想いが綴られています。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyOTcyMDcjNzQ1NThfUkZ1WVJIekhiSy5KUEc.JPG ]
?アップサイクルの考え方や可能性を感じるアトリエへ
今回成約したのは、廃材を新たな価値に変える素材デザイナー村上結輝さん(23歳)の挑戦。コロナ禍を機に大量生産大量消費の中で暮らしていた生活を見直すようになり、芸術大学の卒業制作でバナナ皮からレザー素材を開発。卒業後も廃材を活用した素材開発などに注力する中、廃材を使った素材開発拠点を探していました。
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クリエイターの支援物件とマッチング
マッチングした物件は、On-Coが管理する築50年2DKのマンション1室(名古屋市中区丸の内3丁目)。物件をコミュニティ醸成やまちづくりの場として捉えているOn-Coは、本マンションを住民が緩やかに繋がれる仕組みで運営。若手クリエイター支援として、無料で貸し出す部屋も設けており、さかさま不動産に掲載された村上氏の記事を見てアプローチした上、マッチングに至りました。
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結果的に事業加速と採用へ
On-Coは2021年冬頃から、ゴミに対しての価値観を換えるアップサイクル開発拠点「上回転研究所」オープンに向けて準備をしており、村上氏の入居によって本格稼働を実現。双方の活動が加速しました。
また取組みを通して共鳴したことで、村上氏はOn-Coに入社。コーヒーかすと牛乳から作る「カフェオレベース」や、廃棄石膏ボードを利活用した「resecco」などの新たな素材を展開しつつ、廃棄物を軸にクリエイターと企業が集まる場づくりが進んでいます。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyOTcyMDcjNzQ1NThfUlZTdll2WXdqdS5wbmc.png ]
金銭以外の価値が空き家を流通させる
これまで本サービスを通して夢が実現したのは、書店(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)開業など計14軒の挑戦です。
物件の詳細情報を、不特定多数に晒すことなく借り手を探すことが出来るさかさま不動産。最近では「文化的な活用であれば貸したい」などの「誰にでも貸したいと思っているわけではない」という想いを持つ物件オーナーからの問合せが増えています。また貸すつもりはなかった物件オーナーも、借り手の魅力を訴求する”さかさま”の仕組みが刺激となり、借り手の事業を応援する流れや、地域の活性化への波及効果も生む事例も出ています。
空き家を介在させて新しい価値を増やす
さかさま不動産の発想のベースは、代表陣が約10年間数軒の空き家を挑戦の場として利活用する中、”君たちなら貸したい”と応援してくれる大家と出会い、支えられたこと。今後も不動産を通して、金銭以外の価値を創出し合う借主と貸主の新たな関係性構築をサポートし、空き家問題の解決にむけて新たな価値を創造できるよう努めて参ります。
株式会社On-Coとは
代表:水谷岳史/藤田恭兵
創業:2019年3月
所在地:三重県桑名市西別所1375
ミッションは、関わる人々の主体性を上げて挑戦が溢れる面白い世の中をつくること。「さかさま不動産」 や海の課題を知り活動する人を増やす「丘漁師組合」、社会との相互理解を促す「ローカルPRカレッジ」などを展開している。
さかさま不動産サイト:https://sakasama-fudosan.com/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyOTcyMDcjMjk3MjA3XzYzODA1NWU0MjU4MGM1MmFjOTFiMmIwMjExNjZiNDU4LnBuZw.png ]
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2040年には空き家率40%超
少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています。国土交通省「空き家等に関する所有者アンケート」によると、売却・賃貸等の情報提供を一切行わないという家主が30%超、情報公開はしたくないものの、70%以上がまちづくりのための利活用であれば検討するというデータも出ています。
※出典 平成29年2月国土交通省「空き家等に関する所有者アンケート」(https://www.mlit.go.jp/common/001205491.pdf)
?さかさま不動産の狙い
さかさま不動産は、物件情報が並ぶ従来の不動産システムとは逆で、借りたい人の情報が並ぶウェブサイト。借り手の人物像を開示にすることで、流通に乗っていない空き家の発掘や空き家を介した関係構築を狙う実証実験として2020年に開始させました。現在サイト上には「スタイリストの秘密基地」「気軽に演劇が出来る劇場をつくりたい」などの夢や想いが綴られています。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyOTcyMDcjNzQ1NThfUkZ1WVJIekhiSy5KUEc.JPG ]
?アップサイクルの考え方や可能性を感じるアトリエへ
今回成約したのは、廃材を新たな価値に変える素材デザイナー村上結輝さん(23歳)の挑戦。コロナ禍を機に大量生産大量消費の中で暮らしていた生活を見直すようになり、芸術大学の卒業制作でバナナ皮からレザー素材を開発。卒業後も廃材を活用した素材開発などに注力する中、廃材を使った素材開発拠点を探していました。
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クリエイターの支援物件とマッチング
マッチングした物件は、On-Coが管理する築50年2DKのマンション1室(名古屋市中区丸の内3丁目)。物件をコミュニティ醸成やまちづくりの場として捉えているOn-Coは、本マンションを住民が緩やかに繋がれる仕組みで運営。若手クリエイター支援として、無料で貸し出す部屋も設けており、さかさま不動産に掲載された村上氏の記事を見てアプローチした上、マッチングに至りました。
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結果的に事業加速と採用へ
On-Coは2021年冬頃から、ゴミに対しての価値観を換えるアップサイクル開発拠点「上回転研究所」オープンに向けて準備をしており、村上氏の入居によって本格稼働を実現。双方の活動が加速しました。
また取組みを通して共鳴したことで、村上氏はOn-Coに入社。コーヒーかすと牛乳から作る「カフェオレベース」や、廃棄石膏ボードを利活用した「resecco」などの新たな素材を展開しつつ、廃棄物を軸にクリエイターと企業が集まる場づくりが進んでいます。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyOTcyMDcjNzQ1NThfUlZTdll2WXdqdS5wbmc.png ]
金銭以外の価値が空き家を流通させる
これまで本サービスを通して夢が実現したのは、書店(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)開業など計14軒の挑戦です。
物件の詳細情報を、不特定多数に晒すことなく借り手を探すことが出来るさかさま不動産。最近では「文化的な活用であれば貸したい」などの「誰にでも貸したいと思っているわけではない」という想いを持つ物件オーナーからの問合せが増えています。また貸すつもりはなかった物件オーナーも、借り手の魅力を訴求する”さかさま”の仕組みが刺激となり、借り手の事業を応援する流れや、地域の活性化への波及効果も生む事例も出ています。
空き家を介在させて新しい価値を増やす
さかさま不動産の発想のベースは、代表陣が約10年間数軒の空き家を挑戦の場として利活用する中、”君たちなら貸したい”と応援してくれる大家と出会い、支えられたこと。今後も不動産を通して、金銭以外の価値を創出し合う借主と貸主の新たな関係性構築をサポートし、空き家問題の解決にむけて新たな価値を創造できるよう努めて参ります。
株式会社On-Coとは
代表:水谷岳史/藤田恭兵
創業:2019年3月
所在地:三重県桑名市西別所1375
ミッションは、関わる人々の主体性を上げて挑戦が溢れる面白い世の中をつくること。「さかさま不動産」 や海の課題を知り活動する人を増やす「丘漁師組合」、社会との相互理解を促す「ローカルPRカレッジ」などを展開している。
さかさま不動産サイト:https://sakasama-fudosan.com/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyOTcyMDcjMjk3MjA3XzYzODA1NWU0MjU4MGM1MmFjOTFiMmIwMjExNjZiNDU4LnBuZw.png ]
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