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『学校における新型インフルエンザ対策ガイドライン』ウエブ公開

必ず襲ってくるパンデミックのリスクを最小限に抑えるためには、教育現場での対策が不可欠である。その際の国や地方公共団体が準備しているガイドラインをベースに、具体的に学校現場でどう対応すべきかという視点とともに具体的行動計画をまとめた。新型インフルエンザパンデミックから子どもたちを守るガイドライン。
報道機関各位
プレスリリース

2008年10月31日

田辺大蔵

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『学校における新型インフルエンザ対策ガイドライン』ウエブ公開

http://homepage3.nifty.com/sank/jyouhou/BIRDFLU/index2.html

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田辺大蔵は、『学校における新型インフルエンザ対策ガイドライン』をウエブ上で公開したことを発表する。

今回 発表する『学校における新型インフルエンザ対策ガイドライン』は、次のとおりである。

■製品・サービス詳細
 新型インフルエンザにおける国の中心的役割を果たすとともに、現在も精力的に啓蒙活動を行っている外岡立人のブログで、「岡山県の高等学校の田辺先生が、これまた素晴らしい『学校におけるガイドライン』をまとめられた。本として刊行されると良いと思っているが、とりあえずPDF版で紹介しておく。教育関係者にはぜひ参考にしてほしい一冊となる。(外岡のブログ日記「徒然日記」(2008/09/29))」と紹介された。
 また外岡からの私信においても、「田辺先生の示している対策は、これまでのパンデミック・インフルエンザに対する中心的考え方、さらに国のガイドライン、鹿児島県教育委員会のガイドラインを参考にしながら、独断的発想による暴走がなく、非常に綺麗な内容で出来上がっていると思います。ぼく自身も参考になるポイントが多々あります。(08/09/29私信)」とあることからも内容的には一定以上の水準を維持していることが伺える。

■特徴
 新型インフルエンザ関連図書は多数出版されており、近年出版数を増加させている。関連図書は大きく以下の五つに分類される。1.公衆衛生学・免疫学的観点に立つもの(医学系)、2.スペインインフルエンザ等の検証的観点に立つもの(歴史系)、3.現在の世界の動きを中心にまとめ危機意識を啓蒙するもの(時事系)、4.小説仕立てでスリリングな展開をシミュレーションするもの(小説系)、5.ウイルスの恐怖を啓蒙し、対策を伝授するもの(ハウツウ・マニュアル系)である。特に5.のマニュアル系の出版物が、他のインフルエンザ解説本よりも購入者が多いように見うけられる。これは内容的に基礎知識のない医学・公衆衛生学的なもは敬遠され、どう行動したらよいかという対策本が求められているためであろう。
 その対策本の中でも、感染拡大の温床となると想定されている学校に特化した形で本著作物は書かれている。新型インフルエンザ発生時に最も被害が集中し、蔓延を拡大する温床となる学校の対策ガイドラインは、前述の岡田晴恵のものを除いては皆無である。しかし岡田との差別は次の通りである。
1.岡田の著作は、一般人、特に保護者等に対して意識的に執筆されており、啓発的意義はあるものの、最も問題を抱える学校現場においては使用しにくい。
2.本著作物は、学校自体が具体的に行動しやすいように、法的根拠ならびに国・地方自治体という公的機関が公にしている資料を整備することによって記述している。
3.本著作物の執筆者は、渦中の学校現場に身を置き、大学院と現場で危機管理を学んだ者が現場で使いやすい対策マニュアル(ガイドライン)を作成した。
の3点である。

■サービス開始の予定時期
すでにウエブ上で公開中

【経緯】
 今年3月に元小樽保健所所長の外岡立人の運営する新型インフルエンザに関するブログで掲載されている「一般市民のための新型インフルエンザガイドライン」の中で、「教育現場における新型インフルエンザ対策について」の提言を私は行った。その後も、教育現場に身を置くものとして、何か具体的なことをしなくてはいけないという使命感のようなものがあったが、ようやく今夏休みを利用して意を決して、原稿を書き上げた。

【執筆の背景】
 新型インフルエンザが発生した場合、教育現場は集団感染の温床となりやすく、同時に家庭・地域に感染拡大を引き起こす場となりうる。事実20世紀初頭のスペイン風邪において、軍隊と学校が集団感染と感染拡大に甚大な影響を及ぼしたと記録されている。
 現在、国や各都道府県は警鐘は鳴らすものの、それは具体性に欠け、市民レベルの動きがなかなか見えてこない。昨年から今年にかけて多くの企業が発生時における事業計画に着手した。しかし感染拡大と温床となる学校現場においては、話題にすら上っていない。
 そこで岡田晴恵は『新型インフルエンザの学校対策』を出版した。しかし内容的には、一般人、特に保護者等に対して意識されており、啓発的意義はあるものの、最も問題を抱える学校現場においては使用しにくい。

【内容】
 できるだけ現場で使えるようできるだけ法的根拠ならびに国・地方自治体という公的機関が公にしている資料を整備することで、議論にとどまらず、より行動に移しやすくした。
 作成にあたっては、鳥インフルエンザ等に関する関係省庁対策会議の「新型インフルエンザ対策行動計画(平成17年12月)」、文部科学省新型インフルエンザ対策本部の「フェーズ4以降の新型インフルエンザ対策に関する文部科学省行動計画(平成18年9月)」、小樽市保健所の「一般市民のための新型インフルエンザガイドライン(平成20年4月)」鹿児島県保健福祉部の「鹿児島県学校等における新型インフルエンザガイドライン(平成19年12月)」をベースに、各フェーズ段階における教育現場での具体的行動を想定し、検証を試みた。
 また医学的・公衆衛生学的側面から元小樽保健所所長の外岡立人に、教育法的・学校危機管理的側面から元岡山大学大学院教授で現国士舘大学教授の北神正行に目を通してもらい、指導を受けた。
 現在、外岡の主宰するブログ「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」で紹介されている。


【本件の連絡先】
岡山県立和気閑谷高等学校教諭 田辺大蔵
Tel:0869−93−1188 
FAX:0869−93−1010
e-mail:daizou_tanabe@pref.okayama.jp
URL:http://homepage3.nifty.com/sank/jyouhou/BIRDFLU/index2.html
〒709-0422
岡山県和気郡和気町尺所15
岡山県立和気閑谷高等学校

                                以 上
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