紀ノ国屋がエコ意識を高める新エコロジーバッグ発売
紀ノ国屋は旗艦店・インターナショナル(港区北青山)とe-shopにて、ペットボトルリサイクルの再生ポリエステル生地に食物残渣の草木染を施し、オロビアンコ(伊)がデザインした新エコロジーバッグ「オロビアンコ・リンピダシリーズ」を発売。再生ポリエステルに食物残渣利用の草木染を施したのは、世界初の試み。
紀ノ国屋(経営:株式会社紀ノ国屋、本社:東京都港区、代表取締役社長:増井?太郎)は、2008年11月5日の新インターナショナル(青山店)営業開始にあわせ、ペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル生地に食物残渣を使った草木染を施し、オロビアンコ(イタリア)を率いるジャコモ・ヴァレンティーニ氏がデザインを担当した新エコロジーバッグ「オロビアンコ・リンピダシリーズ」を発売いたしました。再生ポリエステルに食物残渣利用の草木染を施したのは、世界初の試みです。
環境意識の高まりから、ポリエステル繊維製品やペットボトルを回収し、再生ポリエステルとしてリサイクルするシステムが登場しています。紀ノ国屋はかねてよりエコロジーバッグの普及に尽力してまいりましたが、環境保護を一歩進めるために、再生ポリエステルでつくられた生地を使った新しいエコロジーバッグを開発。11月5日グランドオープンの新・紀ノ国屋インターナショナル(青山店)、およびe-shop KINOKUNIYAにて発売いたしました。
[製品紹介]
染色に食物残渣を利用した「草木染」を実現
本バッグには3色のバリエーションをご用意しています。その染色にあたっては、株式会社シオンテック(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:菱川恵佑)と共同で、紀ノ国屋フードセンター等で発生する食物残渣を利用した草木染に挑戦。パン作りに使うホップ、巨峰の皮、コーヒー滓を再利用し、落ち着いた色調の3色のエコロジーバッグを開発することに成功しました。
再生ポリエステル生地に食物残渣を使った草木染を実現したのは、世界初です。ごく少量の化学染料とタンパク質を使って、草木染料を繊維上に固定することに成功し「草木おぼろ染」と名付けました。品質には多少のムラがありますが、素材も染色原料も染色方法もエコな新バッグです。それだけでなく、バッグのデザインは、本製品の試みに共鳴したオロビアンコ(イタリア)のジャコモ・ヴァレンティーニ氏が担当。斬新で清潔感があり、実用性も高く、とても洒落たバッグに仕上がっています。
草木おぼろ染の新エコロジーバッグは、11月5日より、紀ノ国屋インターナショナルおよびe-shop KINOKUNIYAエコロジーバッグコーナーで限定発売しています(紀ノ国屋の他店舗では販売いたしません)。
■紀ノ国屋インターナショナル(2008年11月5日グランドオープン)
港区北青山3-11-7 AOビル B1F
■e-shop KINOKUNIYAエコロジーバッグコーナー
URL: http://www.super-kinokuniya.jp/eshop/ecobag/
[オロビアンコ・リンピダの特長]
■ポリエステル繊維やペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル生地を採用。
■再生ポリエステルに食物残渣を使った草木染で染色(世界初)。染色原料には紀ノ国屋フードセンターなどで発生する食物残渣を再利用。人間が経口摂取する食品の残渣を利用しているので、非常に安全性の高い染色仕上がりとなっています。
■デザインはオロビアンコ(イタリア)を率いるジャコモ・ヴァレンティーニ氏が担当。斬新で清潔感あふれるデザインです。
■小さく折り畳んで、いつも持ち歩ける実用性の高いデザインとなっています。
■サイズはS(W190×H370×D90mm)、M(W280×H550×D110mm)、L(W380×H700×D280mm)の3種類
■色はコーヒー滓由来のカフェ・エスプレッソ、ホップ由来のパンネ・ビッラ、巨峰由来のウヴァ・キョホウの3色。
■名称の「リンピダ」(limpida)とは、「きれいな」を意味するイタリア語です。
[開発の背景]
1995年(平成7年)10月、東京都が実施した「マイバッグ キャンペーン」に応じる形で開発したのが、紀ノ国屋最初のエコロジーバッグ(写真右)でした。以来、このバッグは高い評価をいただき、ロングセラーを続けています。
それから13年が経過したいま、地球温暖化問題を背景に環境保護意識はますます活発となり、ペットボトルなどの資源ゴミの回収とリサイクルが進んでいます。そこで紀ノ国屋が着目したのが、ポリエステル繊維製品やペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル生地です。
たんに再生ポリエステル生地を採用するだけでなく、さらに徹底してエコロジーにこだわるために、染色の工程から見直し、紀ノ国屋の食物残渣を使った草木染に株式会社シオンテックと挑戦しました。これにより、食物残渣のリサイクルと製品の安全性の確保の二つを同時に実現しました。食物残渣はもとが「食品」の品質であるため、その染料においても安全性を確保しやすいのです。
ポリエステルは水をはじくため、通常の染色では化学染料を用います。本製品では、シオンテックの高分子化学技術で、生地と食物由来染料をタンパク質で結びつけ、染色しています。もちろん、染色工程での排水管理にいたるまで、環境を汚さない最大限の配慮をしています。
材料とした食物残渣は、コーヒー滓、パン作りに用いるホップ、そして巨峰で、バッグはそれぞれブラウン(商品名カフェ・エスプレッソ)、ベージュ(同パンネ・ビッラ)、パープル(同ウヴァ・キョホウ)の3色となっています。
また、再生ポリエステルと草木染を組み合わせた今回の紀ノ国屋の試みに対して、オロビアンコ(イタリア)の社長兼デザイナーであるジャコモ・ヴァレンティーニ氏が強い関心をもち、自らデザインを担当。エコ素材を使った新エコロジーバッグにふさわしいデザインとなりました。
[新・紀ノ国屋インターナショナルについて]
1953年(昭和28年)、青山の果物商・紀ノ国屋の二代目社長・増井徳男は、アメリカで生まれた新しい販売方式=セルフサービス方式を学び、店舗を日本初のセルフサービス方式スーパーマーケットへとリニューアルしました。
対面販売と異なり、セルフサービス方式では、食材が直接語りかけてくる楽しい空間をご提供できます。店内をご覧いただくうちに、メニューを思いつく空間です。以来、インストアベーカリーを開設したり(1956年)、外国フェアを日本で初めて開催したり(1963年)、フランスからナチュラルチーズを輸入(1964年)するなど、新しい試みに挑戦し続けてまいりました。
2004年、再開発にあたり仮店舗での営業となっておりましたが、2008年11月5日、再びこの地に戻って、グランドオープンいたしました。新しい紀ノ国屋インターナショナルは、建築されたばかりのAOビルの地下一階です。「原点回帰」を合言葉に、品揃えもPB商品も見直しをかけ、より充実した品揃えといたしました。今後も、上質な商品、サービスのご提供とともに食を通して日本、そして世界の食文化をご紹介していくことをめざします。
[参考資料]
■オロビアンコ
1996年ミラノ近郊に創業したイタリアのバッグファクトリー。こだわりぬいた素材選びと縫製技術、そしてデザインが数多くのファンを獲得している。積極的なコラボレーション活動でも知られるが、食品業界とのコラボレーションは、今回の紀ノ国屋のエコロジーバッグが初めて。
■株式会社シオンテック
高い染色技術で知られるラボラトリー。服飾だけでなく、自動車の内装をはじめ活躍分野は幅広い。世界のマーケットで闘える技術をもつ。
■紀ノ国屋のイギリスパンとホップ
いまから約100年前、文明開化の時期に日本にもたらされた頃の食パン作りにおいては、ビール造りでおなじみのホップを利用した酵母で発酵させていました。戦後、この作り方に再度挑戦し、ホップ種による食パン造りを復活させたのが、紀ノ国屋のイギリスパンです。1950年の発売以来、イギリスパンは当社を代表する食事パンとしてベストセラーを続けています。ホップ種ならではの香りと小麦の味が生きた、コクのある味わいのパンです。
■マスコミの方のお問合せ先
株式会社紀ノ国屋総務部広報担当
TEL: (042) 575-1116
(受付時間10:00〜17:00)
■お客様のお問い合わせ先
株式会社紀ノ国屋e-shop担当
TEL. (0422) 28-0030
(受付時間 10:00〜17:00)
株式会社紀ノ国屋概要
本社所在地:東京都港区北青山3-11-7
代表:代表取締役社長 増井 ?太郎
創業:明治43年(1910年)
創立:昭和23年(1948年)
資本金:1億円
事業内容:食品小売業・食品製造業
関連会社:株式会社紀ノ国屋フードセンター
株式会社紀ノ国屋ライフサポート
環境意識の高まりから、ポリエステル繊維製品やペットボトルを回収し、再生ポリエステルとしてリサイクルするシステムが登場しています。紀ノ国屋はかねてよりエコロジーバッグの普及に尽力してまいりましたが、環境保護を一歩進めるために、再生ポリエステルでつくられた生地を使った新しいエコロジーバッグを開発。11月5日グランドオープンの新・紀ノ国屋インターナショナル(青山店)、およびe-shop KINOKUNIYAにて発売いたしました。
[製品紹介]
染色に食物残渣を利用した「草木染」を実現
本バッグには3色のバリエーションをご用意しています。その染色にあたっては、株式会社シオンテック(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:菱川恵佑)と共同で、紀ノ国屋フードセンター等で発生する食物残渣を利用した草木染に挑戦。パン作りに使うホップ、巨峰の皮、コーヒー滓を再利用し、落ち着いた色調の3色のエコロジーバッグを開発することに成功しました。
再生ポリエステル生地に食物残渣を使った草木染を実現したのは、世界初です。ごく少量の化学染料とタンパク質を使って、草木染料を繊維上に固定することに成功し「草木おぼろ染」と名付けました。品質には多少のムラがありますが、素材も染色原料も染色方法もエコな新バッグです。それだけでなく、バッグのデザインは、本製品の試みに共鳴したオロビアンコ(イタリア)のジャコモ・ヴァレンティーニ氏が担当。斬新で清潔感があり、実用性も高く、とても洒落たバッグに仕上がっています。
草木おぼろ染の新エコロジーバッグは、11月5日より、紀ノ国屋インターナショナルおよびe-shop KINOKUNIYAエコロジーバッグコーナーで限定発売しています(紀ノ国屋の他店舗では販売いたしません)。
■紀ノ国屋インターナショナル(2008年11月5日グランドオープン)
港区北青山3-11-7 AOビル B1F
■e-shop KINOKUNIYAエコロジーバッグコーナー
URL: http://www.super-kinokuniya.jp/eshop/ecobag/
[オロビアンコ・リンピダの特長]
■ポリエステル繊維やペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル生地を採用。
■再生ポリエステルに食物残渣を使った草木染で染色(世界初)。染色原料には紀ノ国屋フードセンターなどで発生する食物残渣を再利用。人間が経口摂取する食品の残渣を利用しているので、非常に安全性の高い染色仕上がりとなっています。
■デザインはオロビアンコ(イタリア)を率いるジャコモ・ヴァレンティーニ氏が担当。斬新で清潔感あふれるデザインです。
■小さく折り畳んで、いつも持ち歩ける実用性の高いデザインとなっています。
■サイズはS(W190×H370×D90mm)、M(W280×H550×D110mm)、L(W380×H700×D280mm)の3種類
■色はコーヒー滓由来のカフェ・エスプレッソ、ホップ由来のパンネ・ビッラ、巨峰由来のウヴァ・キョホウの3色。
■名称の「リンピダ」(limpida)とは、「きれいな」を意味するイタリア語です。
[開発の背景]
1995年(平成7年)10月、東京都が実施した「マイバッグ キャンペーン」に応じる形で開発したのが、紀ノ国屋最初のエコロジーバッグ(写真右)でした。以来、このバッグは高い評価をいただき、ロングセラーを続けています。
それから13年が経過したいま、地球温暖化問題を背景に環境保護意識はますます活発となり、ペットボトルなどの資源ゴミの回収とリサイクルが進んでいます。そこで紀ノ国屋が着目したのが、ポリエステル繊維製品やペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル生地です。
たんに再生ポリエステル生地を採用するだけでなく、さらに徹底してエコロジーにこだわるために、染色の工程から見直し、紀ノ国屋の食物残渣を使った草木染に株式会社シオンテックと挑戦しました。これにより、食物残渣のリサイクルと製品の安全性の確保の二つを同時に実現しました。食物残渣はもとが「食品」の品質であるため、その染料においても安全性を確保しやすいのです。
ポリエステルは水をはじくため、通常の染色では化学染料を用います。本製品では、シオンテックの高分子化学技術で、生地と食物由来染料をタンパク質で結びつけ、染色しています。もちろん、染色工程での排水管理にいたるまで、環境を汚さない最大限の配慮をしています。
材料とした食物残渣は、コーヒー滓、パン作りに用いるホップ、そして巨峰で、バッグはそれぞれブラウン(商品名カフェ・エスプレッソ)、ベージュ(同パンネ・ビッラ)、パープル(同ウヴァ・キョホウ)の3色となっています。
また、再生ポリエステルと草木染を組み合わせた今回の紀ノ国屋の試みに対して、オロビアンコ(イタリア)の社長兼デザイナーであるジャコモ・ヴァレンティーニ氏が強い関心をもち、自らデザインを担当。エコ素材を使った新エコロジーバッグにふさわしいデザインとなりました。
[新・紀ノ国屋インターナショナルについて]
1953年(昭和28年)、青山の果物商・紀ノ国屋の二代目社長・増井徳男は、アメリカで生まれた新しい販売方式=セルフサービス方式を学び、店舗を日本初のセルフサービス方式スーパーマーケットへとリニューアルしました。
対面販売と異なり、セルフサービス方式では、食材が直接語りかけてくる楽しい空間をご提供できます。店内をご覧いただくうちに、メニューを思いつく空間です。以来、インストアベーカリーを開設したり(1956年)、外国フェアを日本で初めて開催したり(1963年)、フランスからナチュラルチーズを輸入(1964年)するなど、新しい試みに挑戦し続けてまいりました。
2004年、再開発にあたり仮店舗での営業となっておりましたが、2008年11月5日、再びこの地に戻って、グランドオープンいたしました。新しい紀ノ国屋インターナショナルは、建築されたばかりのAOビルの地下一階です。「原点回帰」を合言葉に、品揃えもPB商品も見直しをかけ、より充実した品揃えといたしました。今後も、上質な商品、サービスのご提供とともに食を通して日本、そして世界の食文化をご紹介していくことをめざします。
[参考資料]
■オロビアンコ
1996年ミラノ近郊に創業したイタリアのバッグファクトリー。こだわりぬいた素材選びと縫製技術、そしてデザインが数多くのファンを獲得している。積極的なコラボレーション活動でも知られるが、食品業界とのコラボレーションは、今回の紀ノ国屋のエコロジーバッグが初めて。
■株式会社シオンテック
高い染色技術で知られるラボラトリー。服飾だけでなく、自動車の内装をはじめ活躍分野は幅広い。世界のマーケットで闘える技術をもつ。
■紀ノ国屋のイギリスパンとホップ
いまから約100年前、文明開化の時期に日本にもたらされた頃の食パン作りにおいては、ビール造りでおなじみのホップを利用した酵母で発酵させていました。戦後、この作り方に再度挑戦し、ホップ種による食パン造りを復活させたのが、紀ノ国屋のイギリスパンです。1950年の発売以来、イギリスパンは当社を代表する食事パンとしてベストセラーを続けています。ホップ種ならではの香りと小麦の味が生きた、コクのある味わいのパンです。
■マスコミの方のお問合せ先
株式会社紀ノ国屋総務部広報担当
TEL: (042) 575-1116
(受付時間10:00〜17:00)
■お客様のお問い合わせ先
株式会社紀ノ国屋e-shop担当
TEL. (0422) 28-0030
(受付時間 10:00〜17:00)
株式会社紀ノ国屋概要
本社所在地:東京都港区北青山3-11-7
代表:代表取締役社長 増井 ?太郎
創業:明治43年(1910年)
創立:昭和23年(1948年)
資本金:1億円
事業内容:食品小売業・食品製造業
関連会社:株式会社紀ノ国屋フードセンター
株式会社紀ノ国屋ライフサポート