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同文舘出版株式会社は『時間とお金をかけずに欲しい人材を集める「SNS採用」』(小林大輔 著)を2月24日に発売しました。本書は組織の人材不足を解消する「SNS採用」のメソッドを紹介した本です。

◆採用の当たり前から外れる
企業の人材不足は深刻な問題であり、最悪の場合倒産にいたります。本書では採用の当たり前を乗り越える「ちょうどいい採用」としてSNSの活用が提唱されています。何より採用と言えばお金と時間がかかるものといった常識を覆すのがSNS採用です。

◆採用がうまくいかない理由は？
本書では採用のさまざまな採用の鉄則が取り上げられています。「中小企業と大企業は同じ戦い方をしてはいけない」「採用がうまくいかないのは会社に魅力がないわけではない」「固定観念が良い採用を拒む」といった要素はこの企業でも少なからず当てはまるものがあります。

◆SNS×自社サイトの必勝パターン
本書ではSNSサイトと自社サイトの効率的な組み合わせが良い採用に繋がるベストなパターンだと取り上げられています。そこで留意すべきポイントをいくつか取り上げます。
・日ごろから高品質の写真を撮影しておく（サイトの文章はほとんど読まれない。写真が重要）
・求人に特化した検索エンジンである「Indeed」（インディード）は重要
・データを収集し、結果を考察できる体制を作る（分析ツールの積極的活用を）
ネットを駆使すれば時間もお金もかけず、良い人材が自然と集まってくるのです。

◆成功例も多く紹介
本書では多くの著者自身の体験談も記されています。麻雀好きの人材を求めたところ100人を超える学生が集まり、雀荘で採用活動を行いました。これは遊びではなく、麻雀の打ち方から、その人の性格を見抜き採用活動につながりました。単なる話題作りばかりでなく、きちんと根拠のある採用活動も行えるのです。麻雀ばかりでなく社長の趣味を通して、そこから人間性を見抜くといったこともできるでしょう。もちろん著者自身、数多くの失敗企画もあるそうです。まずはいろいろとやってみることの重要性に気付かされます。

◆採用のスペシャリスト
著者の小林大輔（こばやしだいすけ)さんは、地域工務店のサポートを行う株式会社ＳＵＭＵＳ（スムーズ）の代表取締役社長を務める人物です。企業のブランディング作りやコンサルティング作りのスペシャリストであると言えます。採用は企業が「選ぶ」時代から、応募者に「選ばれる」時代となっており何より「選ばれる力」が重要だと著者は述べます。「中小企業は弱点ではない」「業界に誇りを」といった心強いメッセージを掲げる著者のメソッドに触れてみてはいかがでしょうか。

【書籍情報】　　
『時間とお金をかけずに欲しい人材を集める「SNS採用」』 (2023年2月24日発売)
?1870(税込)
Amazonページ短縮URL: https://onl.bz/TA9vPXV