鹿児島高専の科学コミュニケーション活動を鹿児島高専テクノクラブ技術研修会にて報告〜学生主体の出前授業、科学工作教室〜
鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市 校長:上田悦子 以下「鹿児島高専」)の一般教育科・池田昭大准教授が2024年3月8日の令和5年度第3回KTC(鹿児島高専テクノクラブ*)技術研修会において、科学コミュニケーション活動の報告を行いました。この活動は、鹿児島高専一般教育課・町泰樹准教授と学生の協力を得て行ったもので、科学のおもしろさや科学技術をめぐる課題を一般の人々に伝える活動です。本活動では科学のおもしろさを伝えるため、学生主体のオンライン出前授業と科学工作教室を実施しました。オンライン出前授業では、学生が講師を務め、離島地域の小学生に理科の授業を行いました。科学工作教室は鹿児島市立科学館にて子供たちに科学工作の楽しさを伝えました。
*鹿児島高専テクノクラブ(KTC)について
URL:https://kk-techno.org/
南九州地域の有志企業が、地域との連携強化を学校の理念の一つに掲げている本校と相図って、産学官交流組織「錦江湾テクノパーククラブ」(通称 KTC) が平成10年3月に設立されました。産学官の技術・研究交流と協働による人材教育を通じて、地方創生と地域活性化に資することを目的としています。平成28年4月から、名称を「鹿児島高専テクノクラブ」に変更し、104社(令和6年3月1日現在)の会員企業と、鹿児島県工業技術センター、かごしま産業支援センター、鹿児島市、霧島市等18の公的機関が特別会員として加入しており、会員企業によるセミナーや会員企業の技術支援のために技術交流会も開催しています。
<オンライン出前授業>
オンライン出前授業は、2023年9月から10月にかけて奄美大島の笠利小学校、手花部小学校、緑が丘小学校、節田小学校、屋仁小学校、佐仁小学校、与論島の茶花小学校、与論小学校の全8校に対して実施しました。授業を受けた児童は総勢154名となり、一大イベントとなりました。2校同時の授業も実施でき、オンラインのメリットを活かすことができました。出前授業のテーマは光や紫外線などの太陽からの電磁波とし、理科としての学びと共に、紫外線についての学習から、安心・安全な生活を送るための知識を得ることができる内容としました。また、小学生が興味を持てるよう身近な「光」に関する工作や観察を授業の中に取り入れました。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfbVNVT1FwTEl2TC5qcGc.jpg ]
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出前授業の前半は「太陽からの電磁波」、「光、紫外線」、「光の性質」、「紫外線」などについての講義を行いました。電磁波には様々なものがあり、波長の長さによって大きく性質が異なること。太陽から地球に届く電磁波は、X線、紫外線、光(可視光)、赤外線など様々なものがあること。人体に有害な電磁波のほとんどは地球の大気が吸収するが、紫外線の一部(UV-A)は地上に達することなどを学びました。また防災という観点から、太陽から届く電磁波の中でも、紫外線などは過度に浴びるとリスクがあるということも学びました。
出前授業の後半は工作を行いました。電磁波のうち、人の目にも見える光に関する工作として、「光の万華鏡」、「光のステンドグラス」のいずれかの工作を小学校毎に行いました。「光の万華鏡」は、分光シートと紙コップを使い万華鏡のような模様が見えます。「光のステンドグラス」は、偏光板にセロハン粘着テープを無数に重ねて貼りつけ、もう一枚の偏光板でセロハン粘着テープを貼り付けた面を挟むと、様々な色の光が見え、その間に薄いプラスチックの板に絵を描いたものを挟むと、ステンドグラスのような絵を作ることができます。児童たちは工作した「光の万華鏡」や「光のステンドグラス」で楽しそうに光を観察していました。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfZWNTTG5EUkhKTC5qcGc.jpg ]
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<科学工作教室>
科学コミュニケーション活動のもう一つは、2023年8月26日と2024年1月21日に鹿児島市立科学館にて「鹿児島高専科学工作教室」を実施しました。出前授業でも工作した「光の万華鏡」や「光のステンドグラス」に加え、「ストローロケット」、「しゅわしゅわ泡ロケット」など、子供たちが簡単に工作でき、楽しく遊べる物を作りました。鹿児島高専の学生は、子供たちに工作を教える立場としてイベントを実施し、1日で100人以上の子供達が参加しました。工作した物にも学生たちのアイデアを取り入れています。
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<ラジオ出演>
2023年9月5日には、あまみエフエム(77.7 MHz)の「ゆぶぃニングアワー (17:00-19:00)」に池田准教授と町准教授が出演しました。「夕方フレンド」のコーナーにて、奄美の小学校への出前授業についての紹介や、高専の紹介をしました。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfdWdoTGFCemd1Yi5qcGc.jpg ]
<活動について>
本活動の一部は公益財団法人 セコム科学技術振興財団 学術集会および科学技術振興事業助成の助成を受けて実施しました(実施担当者:一般教育科 池田昭大、町泰樹)。活動内容は2024年1月27日に第29回 高専シンポジウム in Nagaokaにおいても報告しました。
*指導教員
池田昭大 一般教育科 准教授/博士(理学)
教育研究分野 超高層大気物理学、工学教育
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfVnJwcFhiS3BmRy5qcGc.jpg ]
町泰樹 一般教育科 准教授/博士(学術)
教育研究分野 文化人類学、宗教学、民俗学
鹿児島高専について
所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1 ? ? ? ? ? ?
校長:上田 悦子
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfb3pPbWJoWk1NTS5KUEc.JPG ]
地域貢献の基本方針
?(1) 地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をもたらす活動を推進する。
?(2) 産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
?(3) 教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、地域社会との共生を図る。
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校総務課企画係
TEL:0995-42-9038
e-mail:kikaku@kagoshima-ct.ac.jp
*鹿児島高専テクノクラブ(KTC)について
URL:https://kk-techno.org/
南九州地域の有志企業が、地域との連携強化を学校の理念の一つに掲げている本校と相図って、産学官交流組織「錦江湾テクノパーククラブ」(通称 KTC) が平成10年3月に設立されました。産学官の技術・研究交流と協働による人材教育を通じて、地方創生と地域活性化に資することを目的としています。平成28年4月から、名称を「鹿児島高専テクノクラブ」に変更し、104社(令和6年3月1日現在)の会員企業と、鹿児島県工業技術センター、かごしま産業支援センター、鹿児島市、霧島市等18の公的機関が特別会員として加入しており、会員企業によるセミナーや会員企業の技術支援のために技術交流会も開催しています。
<オンライン出前授業>
オンライン出前授業は、2023年9月から10月にかけて奄美大島の笠利小学校、手花部小学校、緑が丘小学校、節田小学校、屋仁小学校、佐仁小学校、与論島の茶花小学校、与論小学校の全8校に対して実施しました。授業を受けた児童は総勢154名となり、一大イベントとなりました。2校同時の授業も実施でき、オンラインのメリットを活かすことができました。出前授業のテーマは光や紫外線などの太陽からの電磁波とし、理科としての学びと共に、紫外線についての学習から、安心・安全な生活を送るための知識を得ることができる内容としました。また、小学生が興味を持てるよう身近な「光」に関する工作や観察を授業の中に取り入れました。
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出前授業の前半は「太陽からの電磁波」、「光、紫外線」、「光の性質」、「紫外線」などについての講義を行いました。電磁波には様々なものがあり、波長の長さによって大きく性質が異なること。太陽から地球に届く電磁波は、X線、紫外線、光(可視光)、赤外線など様々なものがあること。人体に有害な電磁波のほとんどは地球の大気が吸収するが、紫外線の一部(UV-A)は地上に達することなどを学びました。また防災という観点から、太陽から届く電磁波の中でも、紫外線などは過度に浴びるとリスクがあるということも学びました。
出前授業の後半は工作を行いました。電磁波のうち、人の目にも見える光に関する工作として、「光の万華鏡」、「光のステンドグラス」のいずれかの工作を小学校毎に行いました。「光の万華鏡」は、分光シートと紙コップを使い万華鏡のような模様が見えます。「光のステンドグラス」は、偏光板にセロハン粘着テープを無数に重ねて貼りつけ、もう一枚の偏光板でセロハン粘着テープを貼り付けた面を挟むと、様々な色の光が見え、その間に薄いプラスチックの板に絵を描いたものを挟むと、ステンドグラスのような絵を作ることができます。児童たちは工作した「光の万華鏡」や「光のステンドグラス」で楽しそうに光を観察していました。
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<科学工作教室>
科学コミュニケーション活動のもう一つは、2023年8月26日と2024年1月21日に鹿児島市立科学館にて「鹿児島高専科学工作教室」を実施しました。出前授業でも工作した「光の万華鏡」や「光のステンドグラス」に加え、「ストローロケット」、「しゅわしゅわ泡ロケット」など、子供たちが簡単に工作でき、楽しく遊べる物を作りました。鹿児島高専の学生は、子供たちに工作を教える立場としてイベントを実施し、1日で100人以上の子供達が参加しました。工作した物にも学生たちのアイデアを取り入れています。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfcFRxcVdjVmFXYS5qcGc.jpg ]
<ラジオ出演>
2023年9月5日には、あまみエフエム(77.7 MHz)の「ゆぶぃニングアワー (17:00-19:00)」に池田准教授と町准教授が出演しました。「夕方フレンド」のコーナーにて、奄美の小学校への出前授業についての紹介や、高専の紹介をしました。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfdWdoTGFCemd1Yi5qcGc.jpg ]
<活動について>
本活動の一部は公益財団法人 セコム科学技術振興財団 学術集会および科学技術振興事業助成の助成を受けて実施しました(実施担当者:一般教育科 池田昭大、町泰樹)。活動内容は2024年1月27日に第29回 高専シンポジウム in Nagaokaにおいても報告しました。
*指導教員
池田昭大 一般教育科 准教授/博士(理学)
教育研究分野 超高層大気物理学、工学教育
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町泰樹 一般教育科 准教授/博士(学術)
教育研究分野 文化人類学、宗教学、民俗学
鹿児島高専について
所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1 ? ? ? ? ? ?
校長:上田 悦子
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0MjYjODAzOTRfb3pPbWJoWk1NTS5KUEc.JPG ]
地域貢献の基本方針
?(1) 地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をもたらす活動を推進する。
?(2) 産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
?(3) 教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、地域社会との共生を図る。
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校総務課企画係
TEL:0995-42-9038
e-mail:kikaku@kagoshima-ct.ac.jp