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CSR、GPS/Bluetooth/FMトランシーバを統合した小型のコンビネーション・チップを発表

CSR、GPS/Bluetooth/FMトランシーバを統合した小型のコンビネーション・チップを発表



CSR は本日、携帯電話機向けに設計された世界最小のGPSコンビネーションデバイス、BlueCore BC7830を発表しました。シリコン・サイズがわずか11mm-sqのBC7830は、GPS、Bluetooth v2.1+EDR、FM送受信テクノロジを搭載したデバイスで、シングルチップ上でBluetooth Low Engergyを完全にサポートします。これにより、CSRのConnectivity Centreは新たな段階に踏み出し、携帯電話機メーカーは1ドル未満のコストでGPS機能を追加できるようになります。

これまでにないレベルの統合は、複数の無線テクノロジをサポートするチップを特別に設計するCSRのSmart Integration戦略によって可能になりました。この革新的な設計手法に加え、CSRは、プロセスジオメトリノード向けの最小のシリコン無線設計を一貫して提供しています。その成果が、機能、サイズ、コストの面で絶えず進化する画期的なシリコンデバイスです。Bluetooth、FM、GPSを統合した競合デバイスは、当社のデバイスと比較して、シリコン面積が50%以上も広くなります。

CSRのConnectivity Centre戦略では、搭載率が高いBluetoothテクノロジを十分に活用し、付加価値の高い無線テクノロジをサブシステムに追加統合させることを目的としています。CSRの先駆的な技術により、異なる無線テクノロジ間でのリソース共有が可能になるだけでなく、無線テクノロジ間での最適な共存を保証するために他のオンチップ素子がどのように機能するのかを認識できるようになります。

BlueCore BC7830の独自の設計により、携帯電話機設計者は1ドル未満のコストで、製品にGPS機能を搭載することができます。このコストには、追加シリコンのコストだけでなく、必要な外部GPSコンポーネントの費用-GPSアンテナ、関連のフィルタリング部品、クロック部品-も含まれています。BlueCore BC783の登場により、製品開発メーカーは、これまで高額な費用がかかっていたミドルレンジの各種電話機にもGPSを搭載できるようになります。そのため、コンスーママーケット向けに開発された低コストGPSは、特にPush to Fixモードをベースにした位置情報サービスなどのホスティング機能を可能にします。道に迷ったときに、写真やムービーに地理タグをつけたり、Google Mapsを使用することは、GPS機能搭載の電話機に期待されるアプリケーションです。これらのアプリケーションは、CSRの低コストGPSソリューションによって、携帯電話機のまったく新しいセグメントで利用できるようになりました。LBSは、事業者にとって莫大な収益源を生み出すと予測されています。2013年までに世界中の年間収益は合計133億ドルに達する見通しです- ABI Research社。

CSR社、ハンドセット ビジネス ユニット担当SVP、Matthew Phillipsのコメント:
携帯電話機のコネクティビティの向上を分析した結果、携帯電話機市場においてBluetooth、FM、GPSの搭載率が非常に高いことが判明しました。CSRがこれら3種類の機能を業界最小のデバイスに統合したことで、携帯電話機メーカーは、コストと基板スペースを犠牲にすることなく自社製品に追加機能を搭載できるようになります。CSRのConnectivity Centreは、設計者が大幅に低い価格で製品機能の劇的な向上が実現可能な環境を整えるべく、努力を続けています

CSR社、ハンドセットビジネスユニットマーケティング担当VP、Raj Gaweraのコメント:
CMOSプロセスで無線チップを製造することは、半導体業界で最も困難とされている技術的課題です。このようなチップでは、回路がアナログであるため、ムーアの法則によってもたらされるメリットをしのぐほどのサイズ縮小が求められます。サイズを劇的に縮小し、その結果としてコストを削減する唯一の方法は、基本設計レベルで大胆な技術革新を成し遂げることです。当社は、Smart Integration戦略によってこれを実現しました。これに対し、競争相手の統合アプローチは優れているとは言えず、基本的にIP技術を切り貼りしたもので、設計上の革新性はほとんど見当たりません。その結果が、共存性に乏しい、かさばるデバイスとなるわけです。複数の無線テクノロジを統合することは、通常のシリコン統合とはわけが違います。複数の無線テクノロジを同じシリコン上に搭載することは困難で、劣化を伴わずに同時に機能することを安易に期待することはできません。一体となって機能するように特別に設計する必要があるのです。これこそ、技術革新の伝統を受け継ぐCSRが得意とする分野です

BlueCore BC7830は、次世代のBluetooth Low Energy規格を完全にサポートします。シリコン面積に関する影響が少なく、Bluetooth Low Engergyを既存のBluetoothチップに追加するコストはごくわずかであるため、このテクノロジは、これまでの無線テクノロジの中で最も迅速に取り入れられるものと期待されています。昨年7月にCSRが行った、Bluetooth Low Energyに対応する携帯電話機のデモは成功を収めました。アナリストは、このテクノロジを搭載するデバイスが2010年までに4億2,800を上回ると予測しています - ABI社。

   







【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com
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