SunGardのStream Credit MonitorによってDaiwa Securities Americaが多様な資産クラスにわたる現先取引のエクスポージャー管理を実現
ニューヨークを拠点とするDaiwa Securities America(アメリカ大和証券)は、SunGardのStream Credit Monitorの運用を開始しました。
ニューヨークを拠点とするDaiwa Securities America(アメリカ大和証券)は、SunGardのStream Credit Monitorの運用を開始しました。Stream Credit Monitorはさまざまな資産クラスに対応するリアルタイムのクレジットとマージンの監視ツールで、金融機関はこのソリューションを活用してポジションや市場の変化を迅速に予測・察知し、対応することができるようになります。DaiwaはこのStream Credit Monitorを、多資産/多通貨対応の証券取引処理ソリューションであるSunGardのPhase3と統合した形で使用し、商品先物、株式、確定利付証券に関する現先取引、すなわち、「レポ」ファイナンシング取引について、単一のプラットフォーム上で担保の管理と、取引相手のマージン(委託証拠金額)とエクスポージャー(取引与信額)の監視を実行することが可能になりました。
現在の金融危機においては、信用と流動性を確保することが難しくなっています。そのため、レポ取引に参加する金融機関は、レポ・ライフサイクル全体を通じて担保を効果的に管理し、カウンターパーティ・リスクを低減する能力を問われています。DaiwaはSunGardのStream Credit Monitorを活用することで、複数のシステムによって管理していたマージンや与信管理プロセスを単一のプラットフォーム上に統合し、リスクとエクスポージャー全体を総合的に見渡すことが可能となりました。
Daiwa Securities Americaのエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント兼最高執行責任者(COO)、Nicholas Rubino氏のコメントです。「SunGardのStream Credit Monitorは、複数の資産クラスを網羅した単一のアプリケーションです。当社のエクスポージャー全体を一度に表示してくれるほか、ストック・ローン業務や金利スワップ、トータル・リターン・スワップさえも考慮されているため、Stream Credit Monitorは私たちの収益に直結する効果をもたらしています。予測ができない市場の中で、状況を的確に見通す力が得られるので、すぐにエクスポージャーを認識できます。」
SunGardの共通サービス・アーキテクチャ(CSA)*を使用して開発されたStream Credit Monitorは、SunGardのPhase3と統合されています。Phase3は、従来からの日中および大引け後の株式信用取引の証拠金および信用取引口座を提供し、レポ取引および信用取引のデータをStream Credit Monitorシステムに供給します。Stream Credit Monitorは、取引相手方ごとに必要証拠金を計算し、Phase3上で処理された取引のレポ・マージン・エクスポージャーを監視し、個別のヘアカット率や経過利子、時価の計算をサポートすることで、レポ・マージンやエクスポージャーの金額を取引相手ごとに決定します。
SunGardの証券・決済事業部門のプレジデント、Gerry Murphyのコメントです。「今日の金融情勢の中で、金融機関が取引相手や市場の動きに迅速かつ的確に反応するためには、組織規模でリスクとエクスポージャーを綿密に監視・評価する能力は欠かすことのできないものです。Stream Credit Monitorは、従来にない商品の領域まで守備範囲を拡大した形で、マージンと信用のリアルタイム評価機能をクロスアセットで提供できるため、金融機関はリスクを総合的に監視し、抑制することが可能になります。」
* SunGard Financial Systemsは現在、コア・システムの主要機能の一部をコンポーネント化し、Infinityという新しいソフトウェア開発とオンデマンド・デリバリ環境を構築する、という先見性の高い取り組みを進めています。金融機関はInfinityを活用することでSunGardのコンポーネントを各機関独自のコンポーネントやサードパーティのコンポーネントと統合でき、カスタム・アプリケーションを開発して導入・展開することが可能となります。Infinityは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)開発フレームワークであるSunGardの共通サービス・アーキテクチャ(CSA)を使用して、ビジネス・プロセス管理(BPM)と仮想化されたSaaSインフラストラクチャを提供します。
Daiwa Securities Americaについて
Daiwa Securities America Inc.(DSA)は、ニューヨーク州法の下で設立された法人で、米国証券取引委員会(SEC)に登録された証券仲買/販売業者、商品先物取引委員会(CFTC)によって規制される商品先物取引業者(FCM)、米国政府発行有価証券の主要な取扱事業者です。Daiwa America Corporation(DAC)はデラウェア州法の下で設立された法人、DSAを100%所有しています。大和証券グループ(DSGI: Daiwa Securities Group Inc.)は、日本を拠点とする持株会社で、DACを100%所有しています。DSGIの1,730億ドルの運用資産残高(AUM)に支えられたDSAは、2008年3月の会計年度末の時点で約290億ドルのAUMを報告しています。SEC規則15c3の要件に即したDSAの総資本は、約3億6,400万ドルであり、純資本は1億7,300万ドルです。Daiwaは、米国証券取引委員会(SEC)、FINRA、NYSE Euronextに加盟しているほか、各地域のすべての証券取引所、シカゴ・オプション取引所、商品先物取引業者、証券保管振替機関(DTCC: Depository Trust Clearing Corp.)、固定利付債券清算機関(FICC: Fixed Income Clearing Corp.)、オプション清算機関(OCC: Options Clearing Corp.)、モーゲージ担保証券清算機関(MBSCC: Mortgage Backed Securities Clearing Corp.)、およびSIPCにも参加しています。Daiwaのグローバルな証券決済ネットワークは、25の地域市場とEuroclearで清算・決済業務を活発に展開しています。
Stream Credit Monitorについて
Stream Credit Monitorは、日中および大引け後のマージン(委託証拠金)計算ソリューションであり、価格変動と取引行為をトリガーとして反復動作することにより、高度なペアリング規則を利用して戦略ベースの取引の再計算を迅速に実行します。Stream Credit Monitorにより、金融機関は、必要額と余剰額をタイムリーかつ正確に評価することができるので、顧客へのサービスを向上させ、リスクを低減することが可能になります。Stream Credit Monitorは、自動化されたマージン・コール(追加証拠金差し入れ請求)とリスク解消の機能に加えて、ワークフロー・イベントの大規模な集合も提供しており、リスク・マネージャーはこれを使用して、エクスポージャーを計量化し、リスク解消ワークフローを容易に進めることができます。グローバル市場から連続的に供給されるデータフィードを使用して動作するStream Credit Monitorは、日中のマージンを計算し、全世界の主要な取引所のマージン評価規則をサポートし、ほとんどのトランザクション処理アプリケーションと連動することができます。
Phase3について
Phase3は、注文から清算・決済までを網羅するリアルタイムの証券取引処理システムであり、小口投資家/機関投資家向けブローカー・ディーラー、電子証券取引ネットワーク(ECN)、コルレス決済サービス会社を支援するソリューションです。Phase3を利用して証券処理を自動化することで手動操作による遅延とミスが減少し、膨大な量の取引にも効率的に対応することが可能になります。また、Phase3によって、株式、固定利付証券、ミューチュアルファンド、年金など、すべての証券タイプを単一のデータベースを使用して単一のプラットフォーム上で処理できるようになるので、証券取引の記録をすべて一元化できます。
SunGard(サンガード)社について
SunGardは世界有数のソフトウェア/ITサービス企業です。SunGardは、70か国以上に25,000以上の顧客を有し、その中には世界最大の金融サービス企業25社が含まれます。SunGardは金融機関、高等教育機関、公的機関にソフトウェアとプロセシング・ソリューションを提供する他、ディザスタ・リカバリ・サービス(障害復旧サービス)、IT運用管理サービス、情報可用性コンサルティング・サービス、事業継続管理ソフトウェアを提供します。
年間売上高が50億ドル超のSunGardは、Fortune 500で472位にランクされ、Forbesの非上場企業リストにおける最大の業務用ソフトウェア/サービス企業です。Datamonitor*の情報によると、SunGardは売上規模においてOracle 社、SAP社に続く第三位の業務アプリケーション・ソフトウェア・プロバイダーです。SunGard は『Continuity, Insurance & Risk』誌のサービス・プロバイダー・オブ・ザ・イヤーで、過去最多の5回選出されています。
詳細は: www.sungard.com/japan
* 2009年1月 Technology Vendors Financial Database Tracker, http://www.datamonitor.com
このリリースに関するお問合せ:
SunGardジャパン 広報担当
Tel:03-3237-7769
Email:info.japan@sungard.com
現在の金融危機においては、信用と流動性を確保することが難しくなっています。そのため、レポ取引に参加する金融機関は、レポ・ライフサイクル全体を通じて担保を効果的に管理し、カウンターパーティ・リスクを低減する能力を問われています。DaiwaはSunGardのStream Credit Monitorを活用することで、複数のシステムによって管理していたマージンや与信管理プロセスを単一のプラットフォーム上に統合し、リスクとエクスポージャー全体を総合的に見渡すことが可能となりました。
Daiwa Securities Americaのエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント兼最高執行責任者(COO)、Nicholas Rubino氏のコメントです。「SunGardのStream Credit Monitorは、複数の資産クラスを網羅した単一のアプリケーションです。当社のエクスポージャー全体を一度に表示してくれるほか、ストック・ローン業務や金利スワップ、トータル・リターン・スワップさえも考慮されているため、Stream Credit Monitorは私たちの収益に直結する効果をもたらしています。予測ができない市場の中で、状況を的確に見通す力が得られるので、すぐにエクスポージャーを認識できます。」
SunGardの共通サービス・アーキテクチャ(CSA)*を使用して開発されたStream Credit Monitorは、SunGardのPhase3と統合されています。Phase3は、従来からの日中および大引け後の株式信用取引の証拠金および信用取引口座を提供し、レポ取引および信用取引のデータをStream Credit Monitorシステムに供給します。Stream Credit Monitorは、取引相手方ごとに必要証拠金を計算し、Phase3上で処理された取引のレポ・マージン・エクスポージャーを監視し、個別のヘアカット率や経過利子、時価の計算をサポートすることで、レポ・マージンやエクスポージャーの金額を取引相手ごとに決定します。
SunGardの証券・決済事業部門のプレジデント、Gerry Murphyのコメントです。「今日の金融情勢の中で、金融機関が取引相手や市場の動きに迅速かつ的確に反応するためには、組織規模でリスクとエクスポージャーを綿密に監視・評価する能力は欠かすことのできないものです。Stream Credit Monitorは、従来にない商品の領域まで守備範囲を拡大した形で、マージンと信用のリアルタイム評価機能をクロスアセットで提供できるため、金融機関はリスクを総合的に監視し、抑制することが可能になります。」
* SunGard Financial Systemsは現在、コア・システムの主要機能の一部をコンポーネント化し、Infinityという新しいソフトウェア開発とオンデマンド・デリバリ環境を構築する、という先見性の高い取り組みを進めています。金融機関はInfinityを活用することでSunGardのコンポーネントを各機関独自のコンポーネントやサードパーティのコンポーネントと統合でき、カスタム・アプリケーションを開発して導入・展開することが可能となります。Infinityは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)開発フレームワークであるSunGardの共通サービス・アーキテクチャ(CSA)を使用して、ビジネス・プロセス管理(BPM)と仮想化されたSaaSインフラストラクチャを提供します。
Daiwa Securities Americaについて
Daiwa Securities America Inc.(DSA)は、ニューヨーク州法の下で設立された法人で、米国証券取引委員会(SEC)に登録された証券仲買/販売業者、商品先物取引委員会(CFTC)によって規制される商品先物取引業者(FCM)、米国政府発行有価証券の主要な取扱事業者です。Daiwa America Corporation(DAC)はデラウェア州法の下で設立された法人、DSAを100%所有しています。大和証券グループ(DSGI: Daiwa Securities Group Inc.)は、日本を拠点とする持株会社で、DACを100%所有しています。DSGIの1,730億ドルの運用資産残高(AUM)に支えられたDSAは、2008年3月の会計年度末の時点で約290億ドルのAUMを報告しています。SEC規則15c3の要件に即したDSAの総資本は、約3億6,400万ドルであり、純資本は1億7,300万ドルです。Daiwaは、米国証券取引委員会(SEC)、FINRA、NYSE Euronextに加盟しているほか、各地域のすべての証券取引所、シカゴ・オプション取引所、商品先物取引業者、証券保管振替機関(DTCC: Depository Trust Clearing Corp.)、固定利付債券清算機関(FICC: Fixed Income Clearing Corp.)、オプション清算機関(OCC: Options Clearing Corp.)、モーゲージ担保証券清算機関(MBSCC: Mortgage Backed Securities Clearing Corp.)、およびSIPCにも参加しています。Daiwaのグローバルな証券決済ネットワークは、25の地域市場とEuroclearで清算・決済業務を活発に展開しています。
Stream Credit Monitorについて
Stream Credit Monitorは、日中および大引け後のマージン(委託証拠金)計算ソリューションであり、価格変動と取引行為をトリガーとして反復動作することにより、高度なペアリング規則を利用して戦略ベースの取引の再計算を迅速に実行します。Stream Credit Monitorにより、金融機関は、必要額と余剰額をタイムリーかつ正確に評価することができるので、顧客へのサービスを向上させ、リスクを低減することが可能になります。Stream Credit Monitorは、自動化されたマージン・コール(追加証拠金差し入れ請求)とリスク解消の機能に加えて、ワークフロー・イベントの大規模な集合も提供しており、リスク・マネージャーはこれを使用して、エクスポージャーを計量化し、リスク解消ワークフローを容易に進めることができます。グローバル市場から連続的に供給されるデータフィードを使用して動作するStream Credit Monitorは、日中のマージンを計算し、全世界の主要な取引所のマージン評価規則をサポートし、ほとんどのトランザクション処理アプリケーションと連動することができます。
Phase3について
Phase3は、注文から清算・決済までを網羅するリアルタイムの証券取引処理システムであり、小口投資家/機関投資家向けブローカー・ディーラー、電子証券取引ネットワーク(ECN)、コルレス決済サービス会社を支援するソリューションです。Phase3を利用して証券処理を自動化することで手動操作による遅延とミスが減少し、膨大な量の取引にも効率的に対応することが可能になります。また、Phase3によって、株式、固定利付証券、ミューチュアルファンド、年金など、すべての証券タイプを単一のデータベースを使用して単一のプラットフォーム上で処理できるようになるので、証券取引の記録をすべて一元化できます。
SunGard(サンガード)社について
SunGardは世界有数のソフトウェア/ITサービス企業です。SunGardは、70か国以上に25,000以上の顧客を有し、その中には世界最大の金融サービス企業25社が含まれます。SunGardは金融機関、高等教育機関、公的機関にソフトウェアとプロセシング・ソリューションを提供する他、ディザスタ・リカバリ・サービス(障害復旧サービス)、IT運用管理サービス、情報可用性コンサルティング・サービス、事業継続管理ソフトウェアを提供します。
年間売上高が50億ドル超のSunGardは、Fortune 500で472位にランクされ、Forbesの非上場企業リストにおける最大の業務用ソフトウェア/サービス企業です。Datamonitor*の情報によると、SunGardは売上規模においてOracle 社、SAP社に続く第三位の業務アプリケーション・ソフトウェア・プロバイダーです。SunGard は『Continuity, Insurance & Risk』誌のサービス・プロバイダー・オブ・ザ・イヤーで、過去最多の5回選出されています。
詳細は: www.sungard.com/japan
* 2009年1月 Technology Vendors Financial Database Tracker, http://www.datamonitor.com
このリリースに関するお問合せ:
SunGardジャパン 広報担当
Tel:03-3237-7769
Email:info.japan@sungard.com