受験勉強の主流は塾通い+自宅学習 90%が参考書を利用、1冊じっくり派と複数冊利用派で意見は二分
株式会社トモノカイ(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:徳岡臣紀)は現役東大生を含む主要難関大生(以下、難関大生)に、「自身の大学受験」をテーマに勉強の開始時期や方法などについてアンケート調査を行なった。
≪調査概要≫
調査会社: 株式会社トモノカイ http://www.tomonokai.net/e/
調査方法: インターネットリサーチ(t-news)
媒体概要: 約1万4000人の現役大学生が登録するメールマガジン
(東大生約8000名、早稲田・慶應・一橋を含む主要難関大学生約6000名)
調査対象: t-newsに登録する現役大学生
回答数: 413人(男性:313人/女性:100人)
調査日時: 2009年5月14日〜2009年5月15日
調査項目:
大学受験を意識して勉強を始めたのはいつですか?
学校の授業以外ではどのように勉強していましたか?
参考書はどのように活用していましたか?
教材としてゲーム端末(DS・PSPなど)を利用することを、どう思いますか?
大学受験対策は高校2年生から
学習方法は予備校通いプラス、自宅での自主学習が主流
現役東大生252人を含む主要難関大生413人に、自身の大学受験に関していくつか質問をしてみた。
まず、大学受験を意識して勉強を始めた時期について聞いてみたところ、東大生・難関大生ともに、「高校2年生」が全体の35%で(東大生:34.9%、難関大生:25.4%)最も多く、続いて「高校3年の春」23.5%(東大生:24.2%、難関大生:22.4%)、「高校3年の夏」15.0%(東大生:15.9%、難関大生:13.7%)という結果だった。
次に学校の授業以外では、どのように勉強していたのか聞いてみた。その結果、東大生・難関大生ともに「予備校通い」と「自宅で自主学習」の2つを組み合わせる学習スタイルが主流だと分かった。ちなみに、予備校に通った学生からは、“同じ大学や目標を持った仲間と出会えて、一緒に頑張れた”、“ライバルがいる環境に居ることで、モチベーションを保てた”といった感想が多かった。
大学別で見ると、東大生は通信添削や学校の補習を利用した“自主学習型”が多く、予備校に通って受験勉強をした人が難関大生と比較して少なかった。
一方、同じく国立大学の一橋生は、東大同様に通信添削の利用者が多かったが、予備校に通っていた学生の割合が4大学中で最も多く、反対に自宅での自主学習が最も少ない結果となった。早稲田生・慶応生は表を参照。また、それぞれの勉強スタイルについて、良かった点と悪かった点については以下の通り。
【予備校(通塾型)】
良い点:「受験テクニックを効率よく身に付けられた」「強制的に勉強する時間が持てた」
悪い点:「通塾時間がもったいなかった」「宿題やテキストをこなすことで安心してしまった」
【予備校(通信型)】
良い点:「何度も繰り返して見られたのが良かった」
悪い点:「受け身の授業なので、気を抜いてしまう」
【学校の補習】
良い点:「自分の実力を知る先生が的確なアドバイスをしてくれた」
「学校の先生なので、気軽に質問できた」
悪い点:「多くの問題と触れあえず、不安になることもあった」
【通信添削】
良い点:「問題演習をする良い機会になる」
「指導が文字として残るので、間違えた箇所などを後々、有効に使える」
悪い点:「量が多く、こなせなくなり、提出できずに溜めてしまった」
【自宅での自主学習】
良い点:「自分のペースで進められる」
悪い点:「自己流の勉強方法に不安を感じることもあった」「さまざまな誘惑に負けてしまう」
≪大学受験を意識して勉強を始めたのはいつですか?≫
(東大生)
高校1年生……15.1% 高校2年生……34.9%
高校3年生の春……24.2% 高校3年生の夏……15.9%
高校3年生の秋……4.8% 高校3年生の秋……2.8% その他の時期……2.4%
(その他の難関大生)
高校1年生……11.8% 高校2年生……35.4%
高校3年生の春……22.4% 高校3年生の夏……13.7%
高校3年生の秋……8.7% 高校3年生の秋……2.5% その他の時期……5.6%
≪大学別・学校の授業以外では、どのように勉強していましたか?※複数回答可≫
(東大生)
予備校(通学型)……26.3.% 予備校(通信型)……3.0%
通信添削……18.0% 自宅での自主学習……36.6% 学内での補習……16.0%
(早稲田大生)
予備校(通学型)……33.3% 予備校(通信型)……2.9%
通信添削……11.6% 自宅での自主学習……39.1% 学内での補習……13.0%
(慶応義塾大生)
予備校(通学型)……36.4% 予備校(通信型)……5.1%
通信添削……11.0% 自宅での自主学習……35.6% 学内での補習……11.9%
(一橋大生)
予備校(通学型)……38.8% 予備校(通信型)……1.3%
通信添削……16.3% 自宅での自主学習……31.3% 学内での補習……12.5%
☆各回答をグラフで紹介したものはコチラ
http://ameblo.jp/t-news/entry-10270204599.html
9割の学生が大学受験に参考書を利用
続いて、参考書ついて質問してみた。結果、約9割の学生が参考書を受験勉強に使用しており、使い方としては「複数冊使った」が47.0%(東大:47.6%、難関大生:46.0%)で、「1冊をじっくり使った」の42.1%(東大:42.5%、難関大生:41.6%)をやや上回った。
反対に、参考書を「ほとんど使わなかった」、「まったく使わなかった」と回答した学生に使わなかった結果、どうだったかを聞いたところ、“塾のテキストや参考書に頼らず、学校の勉強に集中したことが自信につながった”、“参考書を鵜呑みにせず、(塾に通っていなかったので)周囲の意見にも流されずに済んだので、目標に集中できた”と、意外にも肯定的な意見が多かった。このことから、参考書を使用しなかった学生は予備校にも通っていなかった人が多かったことが分かる。参考書の活用方法について、良かった点と悪かった点は以下の通り。
【1冊じっくり使用】
良い点:「一冊を何度も解くことで、解法や基礎が定着した」
「“コレ!”と決めた参考書を繰り返し解くことで、自分の力を認識できた」
悪い点:「多くの問題と触れ合えなかった」
【複数冊を使用】
良い点:「メジャーな参考書をひと通り読むことで、傾向と対策が分かった」
「同じ分野内でも、複数の参考書を使うことで、さまざまな考えを取り入れられた」
悪い点:「それぞれ少しずつ手を付けたため、結局どの本も中途半端に終わってしまった」
≪参考書はどのように使っていましたか?≫
(東大生)
1冊をじっくり……42.5% 複数冊を使った……47.6%
ほとんど使わなかった……8.7% まったく使わなかった……1.2%
(その他の難関大生)
1冊をじっくり……41.6% 複数冊を使った……46.0%
ほとんど使わなかった……9.9% まったく使わなかった……2.5%
ゲーム端末の学習利用には消極的
TOIEC対策、英検対策、漢検定対策、脳トレ……、ニンテンドーDSが火付け役となり、いまや教材ソフトはゲームソフト売れ筋ランキングの常連である。実際に教材として利用する学校もあり、パソコンより手軽でなにより子どもに馴染み深い、といった点で、今後も導入する学校は増えそうだ。
では、大学生はゲーム端末の学習利用について、どのように考えているのだろうか。アンケートの結果、意外にも「不要」(東大生:31.7%、難関大生:28.0%)、「興味が無い」(東大生:24.2%、難関大生:15.5%)といった消極的な意見が半数を超えた。
利用したいという回答の多くは「英単語などの日常のチェック用に欲しい」34.1%(東大生:30.2%、難関大生:40.4%)という回答で、「センター試験対策に欲しい」といった人は、東大生・難関大生ともに10%以下だった。
≪教材としてのゲーム端末(ニンテンドーDS、PSPなど)利用について、どのようにお考えですか?≫
(東大生)
センター対策に欲しい……3.6% 英単語などのチェック用に欲しい……30.2%
なんとなく欲しい……10.3% 興味が無い……24.2% 不要……31.7%
(その他の難関大生)
センター対策に欲しい……7.5% 英単語などのチェック用に欲しい……40.4%
なんとなく欲しい……8.7% 興味が無い……15.5% 不要……28.0%
■メールマガジンt-news■
株式会社トモノカイが発行する現役大学生向けの求人メールマガジン。現役の東大生約8000名ほか、現役の早大・慶應生・一橋生など主要難関大生約6000名が登録する※。土日祝日を除く、毎日配信。現役難関大生向けのメールマガジンとしてはもっとも告知力が強く、レスポンスの早い媒体として認知されており、人材募集ほか各種告知・マーケティングなどに利用されている。※2008年12月現在の在籍数
【会社概要】
名 称:株式会社トモノカイ
所 在 地:東京都渋谷区渋谷2-22-14 新免ビル3階
代 表:徳岡 臣紀
企業サイト:http://www.tomonokai.net/e/
t-news登録サイト:http://www.tnews.jp/
家庭教師紹介サイト:http://www.tomonokai.net/
塾講師ステーション:http://www.juku.st/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社トモノカイ 担当:北野
E-mail:kitano@tomonokai.net
電 話:03-5766-2006(代)
調査会社: 株式会社トモノカイ http://www.tomonokai.net/e/
調査方法: インターネットリサーチ(t-news)
媒体概要: 約1万4000人の現役大学生が登録するメールマガジン
(東大生約8000名、早稲田・慶應・一橋を含む主要難関大学生約6000名)
調査対象: t-newsに登録する現役大学生
回答数: 413人(男性:313人/女性:100人)
調査日時: 2009年5月14日〜2009年5月15日
調査項目:
大学受験を意識して勉強を始めたのはいつですか?
学校の授業以外ではどのように勉強していましたか?
参考書はどのように活用していましたか?
教材としてゲーム端末(DS・PSPなど)を利用することを、どう思いますか?
大学受験対策は高校2年生から
学習方法は予備校通いプラス、自宅での自主学習が主流
現役東大生252人を含む主要難関大生413人に、自身の大学受験に関していくつか質問をしてみた。
まず、大学受験を意識して勉強を始めた時期について聞いてみたところ、東大生・難関大生ともに、「高校2年生」が全体の35%で(東大生:34.9%、難関大生:25.4%)最も多く、続いて「高校3年の春」23.5%(東大生:24.2%、難関大生:22.4%)、「高校3年の夏」15.0%(東大生:15.9%、難関大生:13.7%)という結果だった。
次に学校の授業以外では、どのように勉強していたのか聞いてみた。その結果、東大生・難関大生ともに「予備校通い」と「自宅で自主学習」の2つを組み合わせる学習スタイルが主流だと分かった。ちなみに、予備校に通った学生からは、“同じ大学や目標を持った仲間と出会えて、一緒に頑張れた”、“ライバルがいる環境に居ることで、モチベーションを保てた”といった感想が多かった。
大学別で見ると、東大生は通信添削や学校の補習を利用した“自主学習型”が多く、予備校に通って受験勉強をした人が難関大生と比較して少なかった。
一方、同じく国立大学の一橋生は、東大同様に通信添削の利用者が多かったが、予備校に通っていた学生の割合が4大学中で最も多く、反対に自宅での自主学習が最も少ない結果となった。早稲田生・慶応生は表を参照。また、それぞれの勉強スタイルについて、良かった点と悪かった点については以下の通り。
【予備校(通塾型)】
良い点:「受験テクニックを効率よく身に付けられた」「強制的に勉強する時間が持てた」
悪い点:「通塾時間がもったいなかった」「宿題やテキストをこなすことで安心してしまった」
【予備校(通信型)】
良い点:「何度も繰り返して見られたのが良かった」
悪い点:「受け身の授業なので、気を抜いてしまう」
【学校の補習】
良い点:「自分の実力を知る先生が的確なアドバイスをしてくれた」
「学校の先生なので、気軽に質問できた」
悪い点:「多くの問題と触れあえず、不安になることもあった」
【通信添削】
良い点:「問題演習をする良い機会になる」
「指導が文字として残るので、間違えた箇所などを後々、有効に使える」
悪い点:「量が多く、こなせなくなり、提出できずに溜めてしまった」
【自宅での自主学習】
良い点:「自分のペースで進められる」
悪い点:「自己流の勉強方法に不安を感じることもあった」「さまざまな誘惑に負けてしまう」
≪大学受験を意識して勉強を始めたのはいつですか?≫
(東大生)
高校1年生……15.1% 高校2年生……34.9%
高校3年生の春……24.2% 高校3年生の夏……15.9%
高校3年生の秋……4.8% 高校3年生の秋……2.8% その他の時期……2.4%
(その他の難関大生)
高校1年生……11.8% 高校2年生……35.4%
高校3年生の春……22.4% 高校3年生の夏……13.7%
高校3年生の秋……8.7% 高校3年生の秋……2.5% その他の時期……5.6%
≪大学別・学校の授業以外では、どのように勉強していましたか?※複数回答可≫
(東大生)
予備校(通学型)……26.3.% 予備校(通信型)……3.0%
通信添削……18.0% 自宅での自主学習……36.6% 学内での補習……16.0%
(早稲田大生)
予備校(通学型)……33.3% 予備校(通信型)……2.9%
通信添削……11.6% 自宅での自主学習……39.1% 学内での補習……13.0%
(慶応義塾大生)
予備校(通学型)……36.4% 予備校(通信型)……5.1%
通信添削……11.0% 自宅での自主学習……35.6% 学内での補習……11.9%
(一橋大生)
予備校(通学型)……38.8% 予備校(通信型)……1.3%
通信添削……16.3% 自宅での自主学習……31.3% 学内での補習……12.5%
☆各回答をグラフで紹介したものはコチラ
http://ameblo.jp/t-news/entry-10270204599.html
9割の学生が大学受験に参考書を利用
続いて、参考書ついて質問してみた。結果、約9割の学生が参考書を受験勉強に使用しており、使い方としては「複数冊使った」が47.0%(東大:47.6%、難関大生:46.0%)で、「1冊をじっくり使った」の42.1%(東大:42.5%、難関大生:41.6%)をやや上回った。
反対に、参考書を「ほとんど使わなかった」、「まったく使わなかった」と回答した学生に使わなかった結果、どうだったかを聞いたところ、“塾のテキストや参考書に頼らず、学校の勉強に集中したことが自信につながった”、“参考書を鵜呑みにせず、(塾に通っていなかったので)周囲の意見にも流されずに済んだので、目標に集中できた”と、意外にも肯定的な意見が多かった。このことから、参考書を使用しなかった学生は予備校にも通っていなかった人が多かったことが分かる。参考書の活用方法について、良かった点と悪かった点は以下の通り。
【1冊じっくり使用】
良い点:「一冊を何度も解くことで、解法や基礎が定着した」
「“コレ!”と決めた参考書を繰り返し解くことで、自分の力を認識できた」
悪い点:「多くの問題と触れ合えなかった」
【複数冊を使用】
良い点:「メジャーな参考書をひと通り読むことで、傾向と対策が分かった」
「同じ分野内でも、複数の参考書を使うことで、さまざまな考えを取り入れられた」
悪い点:「それぞれ少しずつ手を付けたため、結局どの本も中途半端に終わってしまった」
≪参考書はどのように使っていましたか?≫
(東大生)
1冊をじっくり……42.5% 複数冊を使った……47.6%
ほとんど使わなかった……8.7% まったく使わなかった……1.2%
(その他の難関大生)
1冊をじっくり……41.6% 複数冊を使った……46.0%
ほとんど使わなかった……9.9% まったく使わなかった……2.5%
ゲーム端末の学習利用には消極的
TOIEC対策、英検対策、漢検定対策、脳トレ……、ニンテンドーDSが火付け役となり、いまや教材ソフトはゲームソフト売れ筋ランキングの常連である。実際に教材として利用する学校もあり、パソコンより手軽でなにより子どもに馴染み深い、といった点で、今後も導入する学校は増えそうだ。
では、大学生はゲーム端末の学習利用について、どのように考えているのだろうか。アンケートの結果、意外にも「不要」(東大生:31.7%、難関大生:28.0%)、「興味が無い」(東大生:24.2%、難関大生:15.5%)といった消極的な意見が半数を超えた。
利用したいという回答の多くは「英単語などの日常のチェック用に欲しい」34.1%(東大生:30.2%、難関大生:40.4%)という回答で、「センター試験対策に欲しい」といった人は、東大生・難関大生ともに10%以下だった。
≪教材としてのゲーム端末(ニンテンドーDS、PSPなど)利用について、どのようにお考えですか?≫
(東大生)
センター対策に欲しい……3.6% 英単語などのチェック用に欲しい……30.2%
なんとなく欲しい……10.3% 興味が無い……24.2% 不要……31.7%
(その他の難関大生)
センター対策に欲しい……7.5% 英単語などのチェック用に欲しい……40.4%
なんとなく欲しい……8.7% 興味が無い……15.5% 不要……28.0%
■メールマガジンt-news■
株式会社トモノカイが発行する現役大学生向けの求人メールマガジン。現役の東大生約8000名ほか、現役の早大・慶應生・一橋生など主要難関大生約6000名が登録する※。土日祝日を除く、毎日配信。現役難関大生向けのメールマガジンとしてはもっとも告知力が強く、レスポンスの早い媒体として認知されており、人材募集ほか各種告知・マーケティングなどに利用されている。※2008年12月現在の在籍数
【会社概要】
名 称:株式会社トモノカイ
所 在 地:東京都渋谷区渋谷2-22-14 新免ビル3階
代 表:徳岡 臣紀
企業サイト:http://www.tomonokai.net/e/
t-news登録サイト:http://www.tnews.jp/
家庭教師紹介サイト:http://www.tomonokai.net/
塾講師ステーション:http://www.juku.st/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社トモノカイ 担当:北野
E-mail:kitano@tomonokai.net
電 話:03-5766-2006(代)