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-建設・不動産業界の皆様へ- 交通振動で生じる小規模建物の振動レベル測定の結果について

ジオテック株式会社 [本社:東京新宿区、代表取締役社長:中村義勝 ] は、小規模建築物を中心に実施した交通振動の調査結果をまとめました。交通振動に対する苦情を寄せている40棟の建物内部と地盤面の振動測定を実施した結果をまとめたものです。
報道関係者各位
2009年6月30日

ジオテック株式会社
〒161-0033  東京都新宿区下落合2-3-18 SKビル
TEL.03-5988-0711 FAX.03-5988-0721
URL:http://www.jiban.co.jp/

【1】はじめに
振動の発生源別の苦情の割合を調べてみると建設作業[62.9%]や工場[20.3%]を振動源とする苦情が多い。一方、道路交通や鉄道を振動源とする苦情も全体の1割程度を占めている。道路交通や鉄道を振動源とする振動は、発生した低周波の振動と建物が固有する揺れやすい周波数がマッチングした時に建物上層部で振動が増幅し、居住者からの苦情となることが多い。

【2】調査結果のまとめ
今回の報告は、首都圏を中心とする40か所で実施した振動測定の結果をまとめたものである。結果の特徴を簡単にまとめると以下のことが言える。
●木造3階建ての建物が多かった。
●振動測定の結果をまとめると、地盤面の振動が木造3階建の3階床面では、平均18.3dB程度増幅することが分かった。
●地形の違いで増幅量が異なる傾向があり、氾濫平野[比較的軟弱地盤]と自然堤防
[比較的良好な地盤]では5から10dBほど氾濫平野の方が増幅量は多いことが分かった。

【3】まとめ
個人差はあるが、人は55dBを超えると振動を感じはじめるといわれている。55dBは、地震の震度階で概ね震度1にあたる。震度2は、65dBから75dBであるから地盤から入力された振動が、3階床面で18.3dBに増幅しているのは、非常に揺れが大きくなっていることが分かる。
交通振動については、小規模住宅の分野では予測も難しく、購入者が入居後に障害を感じることが多く、対策が後手となることが多かった。ジオテックでは、今後も測定数を増やして、建築前に振動障害の発生の可能性を事前に把握し、多様な対策を提案できるようにしたい。なお、これらの調査結果は、本年8月の日本建築学会学術講演会にて発表する予定である。

※調査結果の詳細は下記お問い合わせ先まで


【本件に関するお問い合わせ先】

ジオテック株式会社
技術管理部 須々田幸治 ksusuda@jiban.co.jp
〒161-0033 東京都新宿区下落合2-3-18 SKビル
代表TEL.03-5988-0711 FAX.03-5988-0721
ジオテックは、1989年の創設以来、[住宅地盤に安心と安全を]テーマに地盤調査と
地盤改良工事を中心に事業活動をしてきた会社です。


《関連URL》
http://www.jiban.co.jp/
http://www.jiban.co.jp/TMD/TMD02.htm
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