イーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が最大600MHz動作の高性能ARM(R) Coretex(TM)-A8コア搭載「OMAP35x(TM)汎用アプリケーション・プロセッサ」をサポート
イーソル株式会社はARM(R) Cortex(TM)-A8を世界で初めて商用搭載したテキサス・インスツルメンツ社(以下TI社)の「OMAP35x(TM)汎用アプリケーション・プロセッサ」を、T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」がサポートしたことを発表します。
2009年7月14日
報道関係者各位
イーソル株式会社
最大600MHz動作の高性能ARM(R) Coretex(TM)-A8コア搭載
「OMAP35x(TM)汎用アプリケーション・プロセッサ」を
T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」がサポート
〜各種ポータブル機器向けに、高速・省メモリで高品質な
ソフトウェア開発を、効率的に実現〜
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、
以下イーソル)は、ARM(R) Cortex(TM)-A8を世界で初めて商用搭載
したテキサス・インスツルメンツ社(以下TI社)の「OMAP35x(TM)
汎用アプリケーション・プロセッサ」を、T-Kernelベースソフトウェア
プラットフォーム「eCROS」がサポートしたことを発表します。eCROS
を利用することで、ARM9(TM)コアの約4倍(※)の性能を持つ
Cortex-A8コアの高パフォーマンスとOMAP35xの優れたマルチメディア
機能と低消費電力性能を生かした組込み機器向けに、ARM9コア用の
ソフトウェア資産を再利用しながら、高速・省メモリで高品質なソフト
ウェアを短期間、低コストで開発できます。民生機器、産業機器、医療
機器など幅広い分野のポータブル機器に最適です。
eCROSは、T-Kernel拡張版「eT-Kernel」を中心に、開発ツール、各種
ミドルウェア、およびプロフェッショナルサービスから構成される組込み
システム向けソフトウェアプラットフォームです。OMAP35xが誇る
マルチメディア機能を利用するのに必要なグラフィック用ミドルウェア
や静止画/動画/音声コーデックも含まれています。eCROSの利用に
より、OMAP35xに必要なソフトウェアとポーティングやカスタマイズ、
サポートを含むプロフェッショナルサービスを一元的に入手できるため、
開発者はソフトウェアプラットフォーム構築にかかる作業とコストを
圧縮し、商品競争力を左右する上位のアプリケーション開発に専念でき
ます。OMAP35x内蔵コントローラをサポートするUSBスタックや
FATファイルシステム、SDメモリカード用ドライバ、グラフィック用
ミドルウェア、コーデックなどのミドルウェア提供のための環境を順次
整えて、さらに利便性を高めていきます。
今回eCROSが対応したOMAP35xは4つの製品のうち、最上位の
OMAP3530プロセッサです。Cortex-A8コアのほか、
TMS320C64x+(TM) DSPコア、OpenGL(R) ES 2.0準拠グラフィックス・
エンジン、マルチメディア機能を実現する各種コントローラが搭載されて
おり、特にHDビデオやイメージング、オーディオなどのマルチメディア
機能が強化されています。
イーソルは、ARM社およびTI社それぞれが運営する「ARM Connected
Community」と「TI DSPデベロッパー・ネットワーク」の主要なメンバー
として、両社と緊密に協業してきました。eCROSは、TMS320DM646x、
TMS320DM644x、TMS320DM3xなどのDaVinci(TM) デジタル・メディア・
プロセッサにも搭載されたARM9コアやARM11(TM)コアへの対応実績が
あります。これらの実績やノウハウをベースにし、両社との協業のもと、
Cortex-A8コア搭載OMAP35xを使うソフトウェア開発者を引き続き包括的
に支援します。
※ARM Cortex-A8 600MHz、ARM926 300MHz時の
V2.1 Dhrystone MIPS比です。
アーム株式会社 代表取締役社長 西嶋 貴史様のコメント
「イーソルのソフトウェアプラットフォームが、Cortex-A8コアをサポート
したことを歓迎します。これまでさまざまなARMコアをサポートし、さま
ざまなアプリケーションで実績を持つeCROSを利用することで、信頼性の
高い高機能システムを効率的に開発できるようになるでしょう。eCROSの
開発ツールには、ARM社製のRealView(R)コード生成ツールが標準的に
バンドルされます。イーソルは、MPCore(TM)マルチコアプロセッサを
サポートしたリアルタイムOSをいち早く開発し、マルチコアの分野でも
リーダーシップを発揮するなど、ARMの重要なパートナーの一社です。これ
からもビジネス面、テクニカル面において密な連携を継続していきます。」
Texas Instruments社 Application Processors & Floating Point DSP
ジェラルド アンドリュー様のコメント
「OMAP35xをサポートするイーソルの強力なソフトウェアプラット
フォームがリリースされたことを歓迎します。省メモリで高速なリアル
タイム性を持つOS環境をユーザにご提供できるようになりました。高性能、
低消費電力でマルチメディア機能に優れたOMAP35xを使ったシステム開発
には、ハードウェアの機能と性能を引き出す下層のソフトウェアプラット
フォームと、魅力的なアプリケーションが重要です。T-Kernelベースの
eCROSを利用することで、アプリケーションを効率的に開発するための環境
が整います。今後もイーソルには、DaVinciプロセッサを含むTI製アプリ
ケーションプロセッサやARMコアの経験とノウハウを生かし、OMAP35x+
向けソフトウェア開発者へのトータルな支援を期待しています。」
イーソル株式会社 常務取締役エンベデッドプロダクツ事業部長
上山 伸幸のコメント
「OMAP35xは、ARMコアの中で最も高い性能と電力効率を持つARMv7
アーキテクチャを初めて採用したCortex-A8コアと各種マルチメディア
機能が特長のアプリケーション・プロセッサです。OMAP35xの対象アプリ
ケーションは、グラフィックス描画やHDビデオ処理など、膨大な量のソフト
ウェア開発が必要ですが、eCROSを活用することでソフトウェアプラット
フォーム構築にかかる開発者の負担を軽減できるため、開発コストと時間を
短縮できます。また、OMAP35xとeCROSの組み合わせにより、μITRON、
ARM9コアベースのソフトウェア資産を活用することができるので、さらに
効率的な開発が実現できます。今後も、TI社、ARM社との協業の元、
Cortex-A9を含むARMコアやTI製組込みプロセッサを利用するソフトウェア
開発者を包括的にバックアップします。」
■補足資料
【eT-Kernelについて】
eT-Kernelは、イーソルがこれまでμITRONで培ってきたノウハウと技術をもと
にして、T-Engineフォーラムが配布するオープンソースのT-Kernelに性能面・
機能面で改良・拡張を加えたT-Kernelの拡張版です。
▽eT-Kernel詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
【イーソル株式会社と「eCROS」について】
イーソル株式会社は1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、及び
流通・物流業界で実績を重ねてきました。イーソルは、「Inside Solution」
をブランドスローガンに、ユビキタス社会を内側から支える技術者集団と
して、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫した
サービス、トータルソリューションを提供します。
エンベデッドプロダクツ事業部は、組込みシステム開発向けに、ソフト
ウェアプラットフォーム『eCROS』をご提供しています。開発環境としては、
「eBinder」を用意しています。またミドルウェアには、幅広いラインアップ
を揃えています。
日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの
販売活動を広げています。
*OMAP、OMAP35x+、TMS320C64x+、DaVinciは、テキサス・インス
ツルメンツの商標です。
* ARMはARM社の登録商標です。ARM9、ARM11、Cortex、MPCore、
RealViewはARM社の商標です。
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、
PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eCROS、eT-Kernel、PrUSBは、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称
であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
■ 本リリースに関するお問い合わせ先
イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 村上
Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361
e-mail : ep-inq@esol.co.jp
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/
報道関係者各位
イーソル株式会社
最大600MHz動作の高性能ARM(R) Coretex(TM)-A8コア搭載
「OMAP35x(TM)汎用アプリケーション・プロセッサ」を
T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」がサポート
〜各種ポータブル機器向けに、高速・省メモリで高品質な
ソフトウェア開発を、効率的に実現〜
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、
以下イーソル)は、ARM(R) Cortex(TM)-A8を世界で初めて商用搭載
したテキサス・インスツルメンツ社(以下TI社)の「OMAP35x(TM)
汎用アプリケーション・プロセッサ」を、T-Kernelベースソフトウェア
プラットフォーム「eCROS」がサポートしたことを発表します。eCROS
を利用することで、ARM9(TM)コアの約4倍(※)の性能を持つ
Cortex-A8コアの高パフォーマンスとOMAP35xの優れたマルチメディア
機能と低消費電力性能を生かした組込み機器向けに、ARM9コア用の
ソフトウェア資産を再利用しながら、高速・省メモリで高品質なソフト
ウェアを短期間、低コストで開発できます。民生機器、産業機器、医療
機器など幅広い分野のポータブル機器に最適です。
eCROSは、T-Kernel拡張版「eT-Kernel」を中心に、開発ツール、各種
ミドルウェア、およびプロフェッショナルサービスから構成される組込み
システム向けソフトウェアプラットフォームです。OMAP35xが誇る
マルチメディア機能を利用するのに必要なグラフィック用ミドルウェア
や静止画/動画/音声コーデックも含まれています。eCROSの利用に
より、OMAP35xに必要なソフトウェアとポーティングやカスタマイズ、
サポートを含むプロフェッショナルサービスを一元的に入手できるため、
開発者はソフトウェアプラットフォーム構築にかかる作業とコストを
圧縮し、商品競争力を左右する上位のアプリケーション開発に専念でき
ます。OMAP35x内蔵コントローラをサポートするUSBスタックや
FATファイルシステム、SDメモリカード用ドライバ、グラフィック用
ミドルウェア、コーデックなどのミドルウェア提供のための環境を順次
整えて、さらに利便性を高めていきます。
今回eCROSが対応したOMAP35xは4つの製品のうち、最上位の
OMAP3530プロセッサです。Cortex-A8コアのほか、
TMS320C64x+(TM) DSPコア、OpenGL(R) ES 2.0準拠グラフィックス・
エンジン、マルチメディア機能を実現する各種コントローラが搭載されて
おり、特にHDビデオやイメージング、オーディオなどのマルチメディア
機能が強化されています。
イーソルは、ARM社およびTI社それぞれが運営する「ARM Connected
Community」と「TI DSPデベロッパー・ネットワーク」の主要なメンバー
として、両社と緊密に協業してきました。eCROSは、TMS320DM646x、
TMS320DM644x、TMS320DM3xなどのDaVinci(TM) デジタル・メディア・
プロセッサにも搭載されたARM9コアやARM11(TM)コアへの対応実績が
あります。これらの実績やノウハウをベースにし、両社との協業のもと、
Cortex-A8コア搭載OMAP35xを使うソフトウェア開発者を引き続き包括的
に支援します。
※ARM Cortex-A8 600MHz、ARM926 300MHz時の
V2.1 Dhrystone MIPS比です。
アーム株式会社 代表取締役社長 西嶋 貴史様のコメント
「イーソルのソフトウェアプラットフォームが、Cortex-A8コアをサポート
したことを歓迎します。これまでさまざまなARMコアをサポートし、さま
ざまなアプリケーションで実績を持つeCROSを利用することで、信頼性の
高い高機能システムを効率的に開発できるようになるでしょう。eCROSの
開発ツールには、ARM社製のRealView(R)コード生成ツールが標準的に
バンドルされます。イーソルは、MPCore(TM)マルチコアプロセッサを
サポートしたリアルタイムOSをいち早く開発し、マルチコアの分野でも
リーダーシップを発揮するなど、ARMの重要なパートナーの一社です。これ
からもビジネス面、テクニカル面において密な連携を継続していきます。」
Texas Instruments社 Application Processors & Floating Point DSP
ジェラルド アンドリュー様のコメント
「OMAP35xをサポートするイーソルの強力なソフトウェアプラット
フォームがリリースされたことを歓迎します。省メモリで高速なリアル
タイム性を持つOS環境をユーザにご提供できるようになりました。高性能、
低消費電力でマルチメディア機能に優れたOMAP35xを使ったシステム開発
には、ハードウェアの機能と性能を引き出す下層のソフトウェアプラット
フォームと、魅力的なアプリケーションが重要です。T-Kernelベースの
eCROSを利用することで、アプリケーションを効率的に開発するための環境
が整います。今後もイーソルには、DaVinciプロセッサを含むTI製アプリ
ケーションプロセッサやARMコアの経験とノウハウを生かし、OMAP35x+
向けソフトウェア開発者へのトータルな支援を期待しています。」
イーソル株式会社 常務取締役エンベデッドプロダクツ事業部長
上山 伸幸のコメント
「OMAP35xは、ARMコアの中で最も高い性能と電力効率を持つARMv7
アーキテクチャを初めて採用したCortex-A8コアと各種マルチメディア
機能が特長のアプリケーション・プロセッサです。OMAP35xの対象アプリ
ケーションは、グラフィックス描画やHDビデオ処理など、膨大な量のソフト
ウェア開発が必要ですが、eCROSを活用することでソフトウェアプラット
フォーム構築にかかる開発者の負担を軽減できるため、開発コストと時間を
短縮できます。また、OMAP35xとeCROSの組み合わせにより、μITRON、
ARM9コアベースのソフトウェア資産を活用することができるので、さらに
効率的な開発が実現できます。今後も、TI社、ARM社との協業の元、
Cortex-A9を含むARMコアやTI製組込みプロセッサを利用するソフトウェア
開発者を包括的にバックアップします。」
■補足資料
【eT-Kernelについて】
eT-Kernelは、イーソルがこれまでμITRONで培ってきたノウハウと技術をもと
にして、T-Engineフォーラムが配布するオープンソースのT-Kernelに性能面・
機能面で改良・拡張を加えたT-Kernelの拡張版です。
▽eT-Kernel詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
【イーソル株式会社と「eCROS」について】
イーソル株式会社は1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、及び
流通・物流業界で実績を重ねてきました。イーソルは、「Inside Solution」
をブランドスローガンに、ユビキタス社会を内側から支える技術者集団と
して、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫した
サービス、トータルソリューションを提供します。
エンベデッドプロダクツ事業部は、組込みシステム開発向けに、ソフト
ウェアプラットフォーム『eCROS』をご提供しています。開発環境としては、
「eBinder」を用意しています。またミドルウェアには、幅広いラインアップ
を揃えています。
日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの
販売活動を広げています。
*OMAP、OMAP35x+、TMS320C64x+、DaVinciは、テキサス・インス
ツルメンツの商標です。
* ARMはARM社の登録商標です。ARM9、ARM11、Cortex、MPCore、
RealViewはARM社の商標です。
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、
PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eCROS、eT-Kernel、PrUSBは、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称
であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
■ 本リリースに関するお問い合わせ先
イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 村上
Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361
e-mail : ep-inq@esol.co.jp
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/