不況下にあって国産キャンピングカーの販売好調! すそ野広がる日本のキャンピングカーライフ
日本RV協会のアンケート調査による08年のキャンピングカー販売台数が公表されました。消費者の“自動車離れ”が進んだにもかかわらず、キャンピングカーの販売台数はほとんど減少していないという結果が。このデータから「不況に強いキャンピングカー」の実態が見えてきました。ファンのすそ野は確実に広がっています。
報道関係者 各位
プレスリリース
2009年9月14日
日本RV協会
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不況下にあって国産キャンピングカーの販売好調!
すそ野広がる日本のキャンピングカーライフ
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不況に強い「キャンピングカー」
日本RV協会(JRVA)が発行する「キャンピングカー白書」を制作するための08年度におけるキャンピングカー販売台数が公開されました。この数値は、日本RV協会の会員事業者によるアンケート調査に基づくもので、いわば日本のキャンピングカーの動向を知らせる最も信頼度の高いデータとなります。
それによると、世界的金融不安や原油価格の高騰による消費者の“自動車離れ”が進んだ07年から08年にかけての調査であったにもかかわらず、キャンピングカーの販売台数は、ほとんど減少していないことが判明しました。
同協会のデータによれば、一昨年(2007年)に出荷および輸入した新車キャンピングカーの総台数は4,705台。また昨年(2008年)に出荷および輸入した新車の総台数は4,570台。この2つの数値を比較すると、キャンピングカー販売の前年比は約3%減。ただしこれは、景気後退のあおりを受けて、販売不振を続けてきた乗用車が、08年度の3月において前年同月比31.5%などという激しい落ち込みを示したことに比べると、極めて軽微。
「不況に強いキャンピングカー」を印象づける結果となりました。
日本RV協会が発表したデータをもう少し詳しく見ると、販売数が顕著に下がったのは輸入キャンピングカーで、07年度の482台から、08年度は286台に減少しました。なかでも輸入トラベルトレーラーの出荷台数が前年度よりも153台少ない241台にとどまり、輸入車不振の一因となっています。(※1)
しかし、輸入車の販売が減少したのは、車両サイズや排ガス規制などの法規制が絡んで日本に導入しづらい車種が増えたことが要因となったもので、消費者の購買欲の減退を意味したものではありません。また、トラベルトレーラーの販売減少は、「ETC使用における1,000円乗り放題」からトレーラーが除外されてしまったという逆風も考慮しなければならないでしょう。
国産キャンピングカーの販売台数は過去4年間で最高に
このような輸入キャンピングカーの販売不振があったにもかかわらず、国産キャンピングカーの販売は好調で、この不況下にありながら07年度を61台上回り、4,284台を記録。同協会が統計を取り始めた過去4年間のうち最高の出荷台数を記録しました。(※2)
内訳を見ると、キャブシャシーの上にシェル架装する、いわゆるキャブコンが857台。ワンボックスカーなどの内装を改造するバンコンが1,738台。また、キャンピング車登録となる8ナンバー以外のRV車両が1,199台。
このなかには、人気の軽自動車キャンピングカーも含まれていますが、軽ベースの車両のみを取り出すと、07年度の441台から796台と飛躍的に販売台数を伸ばしました。(※3)
軽自動車キャンピングカーは、日本の狭い道でもストレスなく走行でき、駐車スペースもみつけやすく、予算的にもリーズナブルなことから、近年人気が高まっています。
今回の調査で大きく浮上してきた「8ナンバー以外の車両」というのは、いわゆるキャンピングカーの構造要件(法律的にキャンピングカーとして登録できる規格)を満たす必要のないクルマのことで、シンク(流し)の設定や就寝スペースなどの規格にとらわれない車両を意味します。
近年、キャンピングカーの使用目的をキャンプだけに限定せずに、広い意味での「旅行用車両(旅ぐるま)」として使う傾向が顕著になり、同調査の結果は、キャンピングカーが観光旅行や、釣り、温泉場めぐりなどといった幅広い使われ方をするようになったことを物語っています。
※1_添付資料 図表1 輸入キャンピングカー 輸入台数
※2_添付資料 図表2 国産出荷台数(軽ベース車を含む)
※3_添付資料 図表3 軽ベースの出荷台数
[日本RV協会]
人と車と自然が一体となった豊かで潤いのある「くるま旅」を提唱し、キャンピングカーライフを日本に根付いた文化として育成・発展させるためにさまざまな活動を行っています。
[本件に関するお問い合わせは]
日本RV協会 (担当)矢久保
TEL 042-720-7911 FAX 042-720-7251
URL http://www.jrva.com/
プレスリリース
2009年9月14日
日本RV協会
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不況下にあって国産キャンピングカーの販売好調!
すそ野広がる日本のキャンピングカーライフ
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不況に強い「キャンピングカー」
日本RV協会(JRVA)が発行する「キャンピングカー白書」を制作するための08年度におけるキャンピングカー販売台数が公開されました。この数値は、日本RV協会の会員事業者によるアンケート調査に基づくもので、いわば日本のキャンピングカーの動向を知らせる最も信頼度の高いデータとなります。
それによると、世界的金融不安や原油価格の高騰による消費者の“自動車離れ”が進んだ07年から08年にかけての調査であったにもかかわらず、キャンピングカーの販売台数は、ほとんど減少していないことが判明しました。
同協会のデータによれば、一昨年(2007年)に出荷および輸入した新車キャンピングカーの総台数は4,705台。また昨年(2008年)に出荷および輸入した新車の総台数は4,570台。この2つの数値を比較すると、キャンピングカー販売の前年比は約3%減。ただしこれは、景気後退のあおりを受けて、販売不振を続けてきた乗用車が、08年度の3月において前年同月比31.5%などという激しい落ち込みを示したことに比べると、極めて軽微。
「不況に強いキャンピングカー」を印象づける結果となりました。
日本RV協会が発表したデータをもう少し詳しく見ると、販売数が顕著に下がったのは輸入キャンピングカーで、07年度の482台から、08年度は286台に減少しました。なかでも輸入トラベルトレーラーの出荷台数が前年度よりも153台少ない241台にとどまり、輸入車不振の一因となっています。(※1)
しかし、輸入車の販売が減少したのは、車両サイズや排ガス規制などの法規制が絡んで日本に導入しづらい車種が増えたことが要因となったもので、消費者の購買欲の減退を意味したものではありません。また、トラベルトレーラーの販売減少は、「ETC使用における1,000円乗り放題」からトレーラーが除外されてしまったという逆風も考慮しなければならないでしょう。
国産キャンピングカーの販売台数は過去4年間で最高に
このような輸入キャンピングカーの販売不振があったにもかかわらず、国産キャンピングカーの販売は好調で、この不況下にありながら07年度を61台上回り、4,284台を記録。同協会が統計を取り始めた過去4年間のうち最高の出荷台数を記録しました。(※2)
内訳を見ると、キャブシャシーの上にシェル架装する、いわゆるキャブコンが857台。ワンボックスカーなどの内装を改造するバンコンが1,738台。また、キャンピング車登録となる8ナンバー以外のRV車両が1,199台。
このなかには、人気の軽自動車キャンピングカーも含まれていますが、軽ベースの車両のみを取り出すと、07年度の441台から796台と飛躍的に販売台数を伸ばしました。(※3)
軽自動車キャンピングカーは、日本の狭い道でもストレスなく走行でき、駐車スペースもみつけやすく、予算的にもリーズナブルなことから、近年人気が高まっています。
今回の調査で大きく浮上してきた「8ナンバー以外の車両」というのは、いわゆるキャンピングカーの構造要件(法律的にキャンピングカーとして登録できる規格)を満たす必要のないクルマのことで、シンク(流し)の設定や就寝スペースなどの規格にとらわれない車両を意味します。
近年、キャンピングカーの使用目的をキャンプだけに限定せずに、広い意味での「旅行用車両(旅ぐるま)」として使う傾向が顕著になり、同調査の結果は、キャンピングカーが観光旅行や、釣り、温泉場めぐりなどといった幅広い使われ方をするようになったことを物語っています。
※1_添付資料 図表1 輸入キャンピングカー 輸入台数
※2_添付資料 図表2 国産出荷台数(軽ベース車を含む)
※3_添付資料 図表3 軽ベースの出荷台数
[日本RV協会]
人と車と自然が一体となった豊かで潤いのある「くるま旅」を提唱し、キャンピングカーライフを日本に根付いた文化として育成・発展させるためにさまざまな活動を行っています。
[本件に関するお問い合わせは]
日本RV協会 (担当)矢久保
TEL 042-720-7911 FAX 042-720-7251
URL http://www.jrva.com/